2012/05/31 - 2012/05/31
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TAKEおじさん
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新緑の龍王峡を訪れた。
知人のNさんご夫婦を誘って、龍王峡を日帰りで訪れた。
天気予報は生憎の曇りだったが、現地に着いてみると晴れ間が出てきて絶好のハイキング日和りと成った。
龍王峡を流れる鬼怒川は最近の雨で水量も多く、木々の新緑も太陽の光で目に眩しく、新鮮な山歩きとなった。
日光方面はよく行くが、鬼怒川方面は初めてだった。鬼怒川方面は、温泉だけでなく、日光に負けずに自然を楽しめるところだった。
龍王峡は、今から2200万年もの昔、海底火山の活動によって噴出した火山岩が、鬼怒川の流れによって侵食されて出来た。龍がのたうつ姿を思わせる景観が、川治温泉と鬼怒川温泉の間、約3キロに渡って続く。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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龍王峡到着
Nさんご夫婦の越谷から、車で2時間足らず、11:40に龍王峡の駐車場に到着する。
天気予報は曇りだったが、現地に着いたら青空が広がっていた。
誰が、晴れ男か晴れ女か?
これで、ハイキングに行く気分になる。 -
お茶屋さんでおにぎり調達
ハイキングの準備もして来なかったので、お茶屋さんでおにぎりを作ってもらった。「わらく茶屋」のご主人は気さくな方でお茶のサービスなどもしてくれた。
客も少なく、原発事故の影響でまだ客足は戻っていないようだ。
帰りにはお土産を買った。 -
ハイキング スタート
入り口に案内図がある。
龍王峡は、2,200年前の海底火山活動で噴出した火山岩が、鬼怒川の流れで侵食されたものだが、噴出した岩石の違いで色が異なっている。
出発の龍王峡入り口から1,7Kmの白岩半島までは、3つのゾーンに分かれている。
順番に、流紋岩主体の白龍峡、凝灰岩主体の青龍峡、安山岩主体の紫龍峡。 -
急な勾配を降りていく
入り口から、すぐに九十九折(つづらおり)の急な坂道を降りていく。
この先、4キロ余りの川治温泉駅まで目指し、余裕が有ればその先の川治湯元駅まで行くことにした。 -
すぐに滝が
ゴウゴウと流れの速い滝が見えてきた。
新緑が目に眩しく輝き、鬼怒川の青い急な流れ、真っ白な水流の滝
山歩きのスタート。 -
虹見の滝
晴れた日には陽光に輝き美しい虹を架けるといわれる。
最近の雨で水量も多くゴウゴウと音を立てて迫力があった。 -
虹が見えた
虹は?
見えた。太陽の光に7色の虹がかかっていた!!
さすがは虹見の滝。 -
虹見の滝の上から
野沢からの清流が鬼怒川に流れ落ちている。
この先が、虹見の滝となる。 -
虹見橋
鬼怒川にかかる虹見橋。この橋から虹見の滝がよく見える。 -
虹見橋から下流
虹見の滝を見る。鬼怒川の下流方面。 -
虹見橋から上流を
絶景。
まさに龍がのた打ち回っているように渓谷が続く。
鬼怒川の流れはエメラルドグリーン。 -
山道を進む
虹見橋を渡って、鬼怒川の西側の山道を歩いていく。
新緑の木漏れ日の中を歩いていくのは気持ちが良い。 -
渓谷は白龍峡
龍王峡の初めは白の白龍峡だ。
本当に岩が白いのがよく分かる。 -
モリアオガエル(森青蛙)
ケロケロとうるさい。カエルの鳴き声が沼のほうからする。
看板を見るとモリアオガエルと聞いたことが無いカエル。
説明を見ると大きな卵の塊を樹上に産卵するそうだ。そこから孵化してオタマジャクシが1匹ずつ水中に落ちるという。
5〜6月が繁殖期だそうで、さて・・・・ -
沼の畔の樹上に
なにやら白い塊が見える。
これが、モリアオガエルの卵かな? -
これが卵塊
これが、モリアオガエルの卵の塊。
説明の通り、大きい。 -
大きい
15センチ以上はある。
ケロケロ泣き声がうるさいのは、多くのオスがメスを呼んでいるのだそうだ。1匹のメスに数匹のオスが群がり、卵塊が形成されて1,2週間で孵化する。
カエルも探したが見つからなかった。
後日、福島・川内村でのモリアオガエル産卵の記事が出ていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120611-OYT1T01074.htm -
岸壁は白い
さらに山道を歩いていく。
木の陰から見える対岸の壁は、白龍峡なので白い。 -
名も無い滝がいくつも
シャー、シャーと滝の流れる音が絶えない。
水かさが増して、ところどころ滝となって壁から流れ落ちてくる。 -
カキツバタの群生
アヤメかと思ったらカキツバタ。
「いずれがアヤメかカキツバタ」というから分かりにくい。 -
アップで
花弁の弁元に白い目型模様があるのが特徴。
アヤメは網目状の模様に成っている。 -
今度はアヤメの群生
少し先を行くと、今度はアヤメ。 -
アヤメには蝶が
花から花へ、たくさん密を吸っていた。 -
クロアゲハ?
模様が無く尾も短いのでクロアゲハと思われる。 -
クリンソウ(九輪草)の群生が
今度はクリンソウが群生していた。
花の付き方が、仏閣の屋根にある「九輪」に似ているのでクリンソウ。
高さ50センチにもなり、サクラソウ科の中で最も大型。 -
アップで
クリンソウの野生の群生は珍しいようだ。
龍王峡の駅に写真が展示されていたのでこの花の名前が分かった。 -
ここでも滝
ここの岸壁からも滝のように水が流れ落ちている。 -
ムササビ橋に到着
コースタイムは30分のところ、あちらこちらに寄り道したので50分かかった。
この橋からの眺めも絶景のはず。
鬼怒川の東側に渡る。 -
ムササビ橋から下流
なるほど素晴らしい景観だ。遠くに、虹見橋も見える。 -
ムササビ橋から上流
細い切り立った岸壁が続く。
この先は青龍峡で、岸壁が青くなっていく。 -
橋の下は
エメラルドグリーン。 -
お昼ごはん
橋を渡ったところにある「むささび茶屋」で昼食。
入り口の茶屋で作ってもらったオニギリは出来立てで旨かった。
山でのご飯はやはりオニギリである。
ビールはこのあとの行程もあり程ほどに。 -
ミズバショウは終わっていた
茶屋の近くのミズバヨウはさすがに終わっていた。
まだ、行程は4分の1。30分余り休んで出発する。 -
大観
上流に向かって、渓谷はどんどん狭くなっていく。さまざまな表情の岩々が広がり、渓谷の美しさを増していく。
青龍峡に入っていく。 -
ヘビだ!!
山道の手すりにヘビ。
カエルがすきなシマヘビの様だ。突然現れて驚かされた。 -
川幅が狭く流れが速い
すごい勢いで水が流れていた。 -
五光岩
侵食の作用で岩の下部がぽっかり穴が空いている。
岩面が五色に見えるとの由来でこの名前が付いた。
ただし、説明板には穴の中の水が5色に輝くと記されていた。
さて・・・・ -
柱状節理(ちょうじょうせつり)
簡単に言えば、柱のような岩の裂け目。
マグマが冷却されるときに収縮して出来るそうだ。 -
兎はね(とはね)
川幅が4mくらいと狭く、兎が飛べるほどなのでこう呼ばれている。
兎って、4メートルも飛ぶのか。
この辺りは、青龍峡の終わり近く、緑色凝灰岩の分布している処で、岩肌は青く成ってきている。 -
かめ穴
昔、河底だったころに岩のやわらかい部分が
堅い石によって削られて穴になった。 -
ここから紫龍峡
安山岩で岩は緑紫になる。 -
岩の色が違う
初めは白かった岩は、青から紫に変わってきている。 -
河原に降りる
なんとか河原に降りられるところが有ったので降りてみる。
水の流れを間近に感じられて気持ちが良い。
龍王峡のハイキングコースは河原に降りられるところが無いのが残念である。降りられるポイントをいくつか整備してくれればとも思う。 -
川治第二発電所
上流にある小網(こあみ)ダムから水を取り入れる発電所で、昭和33年6月に運転開始した。最大2,400kWの発電を行う。
小さい発電所だが今や貴重な電源。 -
浜小橋
このつり橋はだいぶ老朽化していて、中央の木の部分があちらこちら剥がれてきている。大丈夫かな?
鬼怒川の西側に戻る。 -
両端の網目から下を覗く
壊れそうなので結構スリルがあった。 -
舗装された道を行く
ここからは逆川林道の舗装された道を行く。 -
藤を発見
道路の所々に藤の花が落ちていた。
気をつけて歩いていたら、野生の藤の花を発見した。
藤棚では十分に見てきたが、野生の藤の花は嬉しい。 -
アップで
-
トンネルを3つ越える
逆川林道のトンネルを3つ通っていく。
ゴールは近い。歩き始めて3時間、このころになると、川治温泉駅で終わりにして、川治湯元までのハイキングはあきらめる。 -
道端に春女苑 (はるじょおん))
雑草だが可愛い。
イルカの歌にある。
はるじょおん ひめじょおん〜野生の花〜 -
アップで
可愛い花。 -
小さな鯉のぼりが連なっていた
5月最終日。 -
小網ダム到着
川治温泉駅前の小網ダムにようやく到着する。
帰りの電車の時間の7分前だった。 -
小さなダムだが
激しく水を放流していた。 -
駅から見た小網ダム
-
川治温泉駅到着
龍王峡駅とは1駅先である。この1駅に、途中休憩やら休みを取って、渓谷を3時間半かかって到達した。
温泉街は、もう1駅先の川治湯元駅。そこまで行きたかったが次回の楽しみに。 -
駅のプラットホ−ムには キリの花
桐箪笥でお馴染みのキリの花。
この桐はまだ小さいか。 -
アップで
下向きに淡い紫色のラッパの花をつける。 -
東武電車 浅草行きで戻る
川治温泉から浅草まで直行で行ける。
浅草のスカイツリーと鬼怒川・川治温泉をセットにしたツアーが出来て、川治温泉にも波及効果が有るようだ。
スカイツリーを見て温泉か。
龍王峡駅に戻り、車で帰宅。
龍王峡は、思いのほか天気にも恵まれ、渓谷の自然美や自然の花も見られ、楽しいハイキングになった。
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