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「だんじり」で有名な岸和田は古くからの城下町ですが、大阪のベットタウンとして都市化が進む中、旧街道沿いに古くからのまちなみが残っています。そして最近は小篠ファミリーを題材にしたNHK朝の連続ドラマ「カーネーション」の舞台となったことでも知られています。<br />大阪から南海電車に乗って出かけ、まち歩きをしました。

大阪府・岸和田★ドラマ「カーネーション」の舞台となった祭都の城下町を歩く

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2012/05/17 - 2012/05/17

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ころっつ

ころっつさん

「だんじり」で有名な岸和田は古くからの城下町ですが、大阪のベットタウンとして都市化が進む中、旧街道沿いに古くからのまちなみが残っています。そして最近は小篠ファミリーを題材にしたNHK朝の連続ドラマ「カーネーション」の舞台となったことでも知られています。
大阪から南海電車に乗って出かけ、まち歩きをしました。

同行者
一人旅
交通手段
私鉄
  • 今日はわけあって1年に1回の大阪・難波スイスホテルでの宿泊。そのホテル直下にある南海電車のなんば駅から出かけます。(写真は帰りに撮ったので夕方になっていますが…)

    今日はわけあって1年に1回の大阪・難波スイスホテルでの宿泊。そのホテル直下にある南海電車のなんば駅から出かけます。(写真は帰りに撮ったので夕方になっていますが…)

  • せっかくなので、南海の有料特急で優雅に行こうと考え、直近の関空特急ラピートに乗りました。ラピートは専用改札口のある9番線から出発します。

    せっかくなので、南海の有料特急で優雅に行こうと考え、直近の関空特急ラピートに乗りました。ラピートは専用改札口のある9番線から出発します。

  • 鉄仮面の愛称で知られるラピート。関空へ向かう人のほか、なんばから郊外に向かう買いもの帰りの客も乗っています。岸和田までは22分間の旅。

    鉄仮面の愛称で知られるラピート。関空へ向かう人のほか、なんばから郊外に向かう買いもの帰りの客も乗っています。岸和田までは22分間の旅。

  • 岸和田で普通列車に乗り換え、南へひと駅の蛸地蔵駅で下車します。蛸地蔵駅は、レトロな西洋風の駅舎です。あとで知ったのですが、戦国時代の岸和田合戦をあらわしたステンドグラスが駅舎にはあるそうです。

    岸和田で普通列車に乗り換え、南へひと駅の蛸地蔵駅で下車します。蛸地蔵駅は、レトロな西洋風の駅舎です。あとで知ったのですが、戦国時代の岸和田合戦をあらわしたステンドグラスが駅舎にはあるそうです。

  • 蛸地蔵駅から岸和田城まで歩いていきます。城の近くには、「五風荘」というかつて紡績事業で栄華をきわめた岸和田地元財閥の屋敷と庭園があり、今は「がんこ」チェーンの料理屋として活用されています。

    蛸地蔵駅から岸和田城まで歩いていきます。城の近くには、「五風荘」というかつて紡績事業で栄華をきわめた岸和田地元財閥の屋敷と庭園があり、今は「がんこ」チェーンの料理屋として活用されています。

  • 岸和田のシンボルは岸和田城です。南北朝時代から大阪・堺と紀州を結ぶ街道に位置する岸和田には城が築かれていたようですが、江戸時代には紀伊藩の抑えとして岡部氏が入城し、明治維新まで統治しました。

    岸和田のシンボルは岸和田城です。南北朝時代から大阪・堺と紀州を結ぶ街道に位置する岸和田には城が築かれていたようですが、江戸時代には紀伊藩の抑えとして岡部氏が入城し、明治維新まで統治しました。

  • 岸和田城の別名は「千亀利(ちきり)城」。中に入ります。

    岸和田城の別名は「千亀利(ちきり)城」。中に入ります。

  • 城郭内には岸和田城の歴史が描かれた看板が設置されています。

    城郭内には岸和田城の歴史が描かれた看板が設置されています。

  • 往時の天守は江戸時代の後期に焼失したので、現在の天守は戦後に復興されたものです。

    往時の天守は江戸時代の後期に焼失したので、現在の天守は戦後に復興されたものです。

  • そして天守前の敷地には、昭和を代表する造園師・重森三玲の設計による石組を持つ枯山水庭園「八陣の庭」が整備されています。<br />

    そして天守前の敷地には、昭和を代表する造園師・重森三玲の設計による石組を持つ枯山水庭園「八陣の庭」が整備されています。

  • 八陣の庭と復興天守。天守閣の内部は見学し、天守から泉州の海も眺めることができるのですが、すでに16時までの入場時間を過ぎており、入ることはできませんでした。

    八陣の庭と復興天守。天守閣の内部は見学し、天守から泉州の海も眺めることができるのですが、すでに16時までの入場時間を過ぎており、入ることはできませんでした。

  • 天守を下から見上げます。

    天守を下から見上げます。

  • 破風が印象的な天守です。

    破風が印象的な天守です。

  • 近代的な「八陣の庭」は、岸和田城天守の復興に先立ち整備されたもので、その後復興される天守からの眺めを想定し、造園されたものです。それにしても平日のせいなのか訪れる人はほとんどいません。

    近代的な「八陣の庭」は、岸和田城天守の復興に先立ち整備されたもので、その後復興される天守からの眺めを想定し、造園されたものです。それにしても平日のせいなのか訪れる人はほとんどいません。

  • 「八陣の庭」は、砂庭式枯山水庭園で、諸葛孔明の八陣法をテーマにしたもので、中央の大将と先端の天・地・風・雲・鳥・蛇・龍・虎の8つの陣にそれぞれのモチーフにした石組が置かれています。<br />う〜ん、よくはわかりません…。

    「八陣の庭」は、砂庭式枯山水庭園で、諸葛孔明の八陣法をテーマにしたもので、中央の大将と先端の天・地・風・雲・鳥・蛇・龍・虎の8つの陣にそれぞれのモチーフにした石組が置かれています。
    う〜ん、よくはわかりません…。

  • 石組がそれぞれの陣のイメージをあらわしています。

    石組がそれぞれの陣のイメージをあらわしています。

  • 美しく模様がつけられている白砂。天守に登ると全容が見学できるのですが…残念です。

    美しく模様がつけられている白砂。天守に登ると全容が見学できるのですが…残念です。

  • 堀の水面に映る城影。

    堀の水面に映る城影。

  • 夕方になり堀端では羽を休める鳥の姿も。

    夕方になり堀端では羽を休める鳥の姿も。

  • 岸和田城から海側に向かっていくと昔ながらのまちなみが残っています。

    岸和田城から海側に向かっていくと昔ながらのまちなみが残っています。

  • そして岸和田といえば…そうだんじりです。岸和田城近くにあり、秋に開催される豪快なだんじり祭りの様子や山車が展示されている「岸和田だんじり会館」ですが、すでに閉館時間となっていたため、内部の見学はできませんでした。

    そして岸和田といえば…そうだんじりです。岸和田城近くにあり、秋に開催される豪快なだんじり祭りの様子や山車が展示されている「岸和田だんじり会館」ですが、すでに閉館時間となっていたため、内部の見学はできませんでした。

  • 岸和田城のすぐ西側の県道をさらに一本西に向かうと大阪と和歌山を結ぶ旧紀州街道が通っています。<br />岸和田市街地方面に北上して、まちなみ歩きを楽しみます。

    岸和田城のすぐ西側の県道をさらに一本西に向かうと大阪と和歌山を結ぶ旧紀州街道が通っています。
    岸和田市街地方面に北上して、まちなみ歩きを楽しみます。

  • 紀州街道沿いにあるだんじりの収納庫。

    紀州街道沿いにあるだんじりの収納庫。

  • 岸和田城のすぐ近く本町の紀州街道沿いには昔ながらの町家が建ち並んでいます。

    岸和田城のすぐ近く本町の紀州街道沿いには昔ながらの町家が建ち並んでいます。

  • 虫籠窓と土壁の町家が歴史を感じさせます。

    虫籠窓と土壁の町家が歴史を感じさせます。

  • 本町は岸和田城下町の経済の中心となったエリアで、その中には町家を活用し、観光情報を発信するまちづくり館もあります。

    本町は岸和田城下町の経済の中心となったエリアで、その中には町家を活用し、観光情報を発信するまちづくり館もあります。

  • まちなみ保存に昔から取り組まれていたため、国の伝建地区にもひけをとらない、予想以上の素晴らしいまちなみが残っています。

    まちなみ保存に昔から取り組まれていたため、国の伝建地区にもひけをとらない、予想以上の素晴らしいまちなみが残っています。

  • こちらは吉田松陰が滞在し、岸和田藩士と語り合ったという久住家住宅。

    こちらは吉田松陰が滞在し、岸和田藩士と語り合ったという久住家住宅。

  • 楼門がある円城寺の界隈。

    楼門がある円城寺の界隈。

  • 市役所に建つ紀州街道を示す道標。まっすぐに伸びる街道。

    市役所に建つ紀州街道を示す道標。まっすぐに伸びる街道。

  • 岸和田は城下町の発展とともに、茶の湯が盛んになったことから古くからの和菓子屋も多く、洋菓子も含めたスイーツ巡りが楽しめる町としても知られています。<br />こちらは紀州街道沿いにある江戸時代に創業の小山梅花堂です。

    岸和田は城下町の発展とともに、茶の湯が盛んになったことから古くからの和菓子屋も多く、洋菓子も含めたスイーツ巡りが楽しめる町としても知られています。
    こちらは紀州街道沿いにある江戸時代に創業の小山梅花堂です。

  • 提灯屋…だんじり祭りの山車に欠かせないのが多くの長提灯を取り扱う店舗です。

    提灯屋…だんじり祭りの山車に欠かせないのが多くの長提灯を取り扱う店舗です。

  • 昔ながらのレトロな雰囲気を持つ書店も残っています。

    昔ながらのレトロな雰囲気を持つ書店も残っています。

  • 大正時代に建築された旧四十三銀行の花崗岩づくりの洋風建物。現在は信用金庫として利用されています。明治時代に入り、岸和田は紡績産業やレンガ産業で繁栄したことから、この時代に建築されたモダンな建築物も点在しています。

    大正時代に建築された旧四十三銀行の花崗岩づくりの洋風建物。現在は信用金庫として利用されています。明治時代に入り、岸和田は紡績産業やレンガ産業で繁栄したことから、この時代に建築されたモダンな建築物も点在しています。

  • 欄干橋は、岸和田城の外堀を成していた古城川に架かる紀州街道の橋です。しかし、この狭い紀州街道を結構なスピードで飛ばす和泉ナンバーの車が多いので、歩行には注意が必要でした。

    欄干橋は、岸和田城の外堀を成していた古城川に架かる紀州街道の橋です。しかし、この狭い紀州街道を結構なスピードで飛ばす和泉ナンバーの車が多いので、歩行には注意が必要でした。

  • 岸和田旧市街地に近づいてきましたが、黒壁の町家が点在しています。

    岸和田旧市街地に近づいてきましたが、黒壁の町家が点在しています。

  • かじやまち商店街の入り口近くには、レトロな岸和田中央会館が建っています。

    かじやまち商店街の入り口近くには、レトロな岸和田中央会館が建っています。

  • 長い弧状のうだつを持つ家。

    長い弧状のうだつを持つ家。

  • 小さな路地のかじやまち商店街。NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」のロケ現場としても使われました。

    小さな路地のかじやまち商店街。NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」のロケ現場としても使われました。

  • かじやまち商店街は、岸和田の中心・南海岸和田駅から続く商店街の一角ですが、他の地方都市と同じように人はあまり歩いていませんでした。

    かじやまち商店街は、岸和田の中心・南海岸和田駅から続く商店街の一角ですが、他の地方都市と同じように人はあまり歩いていませんでした。

  • 「カーネーション」は、昨年度の下半期にNHKで放送されたデザイナーコシノ三姉妹を育て上げた母親の生涯をテーマに描いたドラマで、実際に家族が暮らしたここ岸和田を舞台に撮影されたものです。<br />私自身は見てませんが、結構な視聴率をかせぎだした人気ドラマだったようです。

    「カーネーション」は、昨年度の下半期にNHKで放送されたデザイナーコシノ三姉妹を育て上げた母親の生涯をテーマに描いたドラマで、実際に家族が暮らしたここ岸和田を舞台に撮影されたものです。
    私自身は見てませんが、結構な視聴率をかせぎだした人気ドラマだったようです。

  • だんじりの町だけに商店街には「鳴物商」のお店もあります。

    だんじりの町だけに商店街には「鳴物商」のお店もあります。

  • かじやまちでのドラマ「カーネーション」の撮影の様子が写真にして飾られていました。

    かじやまちでのドラマ「カーネーション」の撮影の様子が写真にして飾られていました。

  • カーネーションの幟が掲げられた商店街。商店街の中には、カーネーションのテーマ曲が流れ、おしゃれなカフェなどもあります。

    カーネーションの幟が掲げられた商店街。商店街の中には、カーネーションのテーマ曲が流れ、おしゃれなカフェなどもあります。

  • なぜかカエルとドラえもんの石像が軒先にあったり…。

    なぜかカエルとドラえもんの石像が軒先にあったり…。

  • かじやまち商店街を抜けて寺町筋に。城下町の面影を残す寺町筋には、その名の通りいくつかのお寺が立ち並んでいます。

    かじやまち商店街を抜けて寺町筋に。城下町の面影を残す寺町筋には、その名の通りいくつかのお寺が立ち並んでいます。

  • 寺町筋は石畳風の舗装に更新されており、電柱もなく、大阪の下町とはおもえない静けさでした。

    寺町筋は石畳風の舗装に更新されており、電柱もなく、大阪の下町とはおもえない静けさでした。

  • 寺町筋を抜け、南海岸和田駅へと続く商店街のアーケードがあらわれます。岸和田城をイメージするイラストが描かれています。

    寺町筋を抜け、南海岸和田駅へと続く商店街のアーケードがあらわれます。岸和田城をイメージするイラストが描かれています。

  • アーケード街の中には、コシノ三姉妹の生家・コシノ洋裁店があり、内部に入ることができます。

    アーケード街の中には、コシノ三姉妹の生家・コシノ洋裁店があり、内部に入ることができます。

  • 洋裁コシノの正面。

    洋裁コシノの正面。

  • 中には行ってみると、NHKドラマ「カーネーション」のポスターが貼られていました。

    中には行ってみると、NHKドラマ「カーネーション」のポスターが貼られていました。

  • 1階はグッズやお土産物を販売するコーナーが設けられており、2階には昔ながらの写真が展示されているギャラリーとなっています。

    1階はグッズやお土産物を販売するコーナーが設けられており、2階には昔ながらの写真が展示されているギャラリーとなっています。

  • 2階の奥の部屋には実際に使われていたミシンなどが置かれ、洋裁店の当時の様子が再現されています。

    2階の奥の部屋には実際に使われていたミシンなどが置かれ、洋裁店の当時の様子が再現されています。

  • コシノ三姉妹が育った当時の写真がたくさん展示されています。

    コシノ三姉妹が育った当時の写真がたくさん展示されています。

  • 洋裁コシノの2階からみた景色。向かいにはNHKギャラリーがオープンしています。

    洋裁コシノの2階からみた景色。向かいにはNHKギャラリーがオープンしています。

  • カーネーションと岸和田城をアピールする暖簾がかかる商店街にあるお茶屋さん。店頭には急須がたくさん並べられています。

    カーネーションと岸和田城をアピールする暖簾がかかる商店街にあるお茶屋さん。店頭には急須がたくさん並べられています。

  • 駅前の商店街アーケード駅側の入口には、連続ドラマ「カーネーション」をイメージしたイラストが掲げられています。

    駅前の商店街アーケード駅側の入口には、連続ドラマ「カーネーション」をイメージしたイラストが掲げられています。

  • まち歩きの終点は、近代的な造りの南海岸和田駅です。

    まち歩きの終点は、近代的な造りの南海岸和田駅です。

  • ちょうどホームに駆け上がると特急ラピートが入ってきたので、ホームにある自動販売機で急いで特急券を購入し、飛び乗りました。デザイン重視の丸い窓が特徴の車両ですが、関空からの乗客が少ないのが気がかりです。

    ちょうどホームに駆け上がると特急ラピートが入ってきたので、ホームにある自動販売機で急いで特急券を購入し、飛び乗りました。デザイン重視の丸い窓が特徴の車両ですが、関空からの乗客が少ないのが気がかりです。

  • そして1年に1度宿泊するスイスホテルからの夜景。おやすみなさい。

    そして1年に1度宿泊するスイスホテルからの夜景。おやすみなさい。

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