2012/04/26 - 2012/05/03
32位(同エリア48件中)
旅する人さん
ホメロスが「黄金に富むミケーネ」と歌ったミケーネの遺跡は、
アルゴス平野の小高い丘の上にあります。
すぐ傍には、イリヤス山とサラ山が聳えていて、
海岸線からはかなり山間にあるミケーネですが、
紀元前15世紀頃には、東地中海一帯の支配権を握り、
東は小アジア、トロイ、シリアなど、
西はシチリア島などと貿易を行っていたといわれます。
紀元前13世紀には、ミケーネ王のアガメムノンを総大将とする
ギリシャ連合軍が、小アジアのトロイを攻めています。
これが、「トロイの木馬」で有名なトロイ戦争ですが、
あくまでも神話の世界と考えられていた出来事であったものを、
1876年、ドイツの考古学者シュリーマンがミケーネの遺跡を発見し、
アガメムノンもトロイ戦争も歴史的な事実であることを裏づけたのです。
小高い丘の上の宮殿跡は、土台が残っているだけで、
シュリーマンが信じていた「アガメムノンの黄金マスク」も
より古い時代のものであることが解明されているものの、
ミケーネの遺跡に立つと、確かな、シュリーマンの夢の跡が見えます。
- 旅行の満足度
- 5.0
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