中国ぶらぶら歩き　蓬莱編

2012/02/12 - 2012/02/12

蓬莱と言えば、大阪の豚まんを思い出しますが、中国にも「蓬莱（パンライ）」という有名な所があります。でも中華料理屋ではなくて、楼閣です。山東省の煙台市の西部にある「蓬莱閣」は千年以上の歴史があり、中国４台楼閣の一つと言われています。渤海と黄海を分ける岬の先端に作られた楼閣は、仙人が住む場所にもたとえられた美しい場所でした。かつて「登州」と言われた時代、この楼閣は国際貿易港のシンボルであったと同時に、日本の倭寇を見張る大事な場所でもあったそうです。季節を選べば蜃気楼も見れるそうですが、私は残念ながら曇り+霧が出ていて見れませんでしたが、なかなか雰囲気はよく、思い出が残る観光ができました。

エリア 煙台(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

蓬莱までは、煙台からバスで約１時間３０分の道のりです。煙台市の中心部、煙台汽車総駅（バスターミナル）からバスが頻繁に出ています。（２４元）
煙台は鉄道よりバスのほうが断然利便性が高いです。煙台から青島、済南、威海など各地にバスがたくさん出ているので、バスターミナルも今までに見たことがないぐらいの大きさで、また整然としていました。ちなみに青島までは３０分に１本はバスがあり、３時間３０分ぐらいで到着しました。（７８元）

蓬莱までは、このバスで出発です。席は自由席、満席近くになったらすぐに出発しました。（たぶん出発時間は決まっていない感じです）

そして、１時間３０分ぐらいで蓬莱のバスターミナルにつきました。途中は一般道路を走り、乗客の乗り降りも結構ありました。
煙台に比べるとかなり小規模です。。

バスターミナルの前の道を海に向かって進むと。。。

八仙の像が見えてきました。八仙は道教の仙人たちのことで、日本の七福神とよく似ています。この前の海でもいろいろと八仙の伝説があるらしいです。

八仙の像から左側を見ると、砂浜越しに「蓬莱閣」が見えてきました。

蓬莱閣は城壁に囲まれた砦のようなもので、楼閣を中心に、道教寺院や仏教寺院、天后宮などいろいろな神殿があります。

結構立派な城壁です。たぶん修復されていると思いますが。。。

ここが蓬莱閣の入り口です。入場料１００元。。。

門の獅子は球を持ち上げていました。普通は球を足で押さえているのですが。。。器用です。

海に向かって砲台が並べられていました。

海に突き出た蓬莱閣がよく見えてきました。

これは港の入り口の門です。港全体も城壁に囲まれ、守られていたようです。

これは港の入り口の突堤です。観光客がぞろぞろ歩いていました。しかし、黄海というだけあって、海の色はカフェオレ状態です。ちょっと泳げないですね。海は煙台市の中心部のほうがなぜか綺麗です。

よく見ると海の向こうに何かが映っています。
残念ながら蜃気楼ではなく、向こう側の楼閣です。
名物の蜃気楼は見えませんでした。

蓬莱閣の上部から街を見るとこんな感じです。
高い建物がないので、なかなか雰囲気が良いですね。
タイムスリップした感じです。

これが蓬莱閣の建物です。近くで見るとこじんまりしています。

１階には八仙の絵が飾られていました。

そして２階には八仙の像がありました。こちらは色つきで、なんか楽しそうな感じです。
単なる酔っ払い集団にも見えますが、天地を動かすすごい能力があるそうです。ご利益があると良いのですが。。。

道教寺院の像はこんな感じでした。道教寺院は日本ではあまりなじみがないですね。

蓬莱閣の裏にはすぐ海が迫っています。
屋根には、中国特有の動物の像がありました。

これは、天后宮です。媽祖を祭る場所です。媽祖は船の安全運航の神様なので港の近くによくあります。ちなみに煙台市中心部にも天后宮はありました。（横浜中華街の媽祖廟も同じです）

帰路は別のルートをたどりましたが、どうやらこちらが正門？？だったようです。立派な城門がありました。
日本から近い山東省には、意外と知られていない歴史遺産が多く中国らしい風景がたくさん残っています。ぜひ旅行してみてくださいね。

この旅行記へのコメント （1）

• あまざけさん 2012/08/02 01:55:08

  わ

  たれ耳うさぎみたいでカワイイバスですね!