2008/08/10 - 2008/08/15
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itotakさん
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2008年のお盆休みにエジプトのナイル川流域をかけ足で回ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シンガポール経由。エジプト航空便でカイロ国際空港へ到着。
ここのオペレーションはホントにひどい。
今(2012年)は新ターミナルができて改善したらしいが。
空港からはバスでタハリール広場へ。
途中、モスクを発見。
イスラム教圏だ! -
と思えばコプトのキリスト教会も。
-
タハリール広場近くのエジプト考古博物館。
中はまさに宝の山。
出土品が多すぎて飽和状態。
それこそ、そこらへんにミイラが置かれてる感じ。
内部は撮影禁止。
しっかりツタンカーメンマスクを見て来ました。 -
夜。ナイル河畔にはこんな感じで屋台船が出る。
陽気なイスラミックサウンドをがなりたてている。
近くのアブー・ターリクにコシャリを食べに行く。
コシャリは二口、三口はいいが、それ以上はなかなか食べられない。
飽きてしまう味だ。 -
タハリール広場近くのインビーションホテルに宿泊。
webで予約できたし、立地はいい
部屋にも不満は無かった。
しかし夜中に部屋の測量に来たのは参った。
工事予定があるとか言っていたが怪しいものだ。
ナイル川のディナークルーズに申し込んでみる。
ステージでベリーダンサーが踊る。ちょっと腹が出ている。微妙に年齢が高い。
ごはんはなかなか。 -
翌日。ギザ方面に行く。
前日、ホテルにやってきた代理店の女性にお願いして車をチャーターした。
カイロの道路から、向こうにピラミッドが見える。
カイロのどの建物よりも、大きく見える。
ところで、前川のような建物はイスラム圏には結構多い。
コンクリで四角に骨組みを組み、壁はレンガを積んでいく。
大地震には耐えられないだろうが。
ピラミッドエリアに到着すると、車はピラミッドエリアの裏口へ。チャーター車の運転手にラクダツアーの店に連れ込まれた。
ドアが開かないように石を置かれる(苦笑)。
ラクダもいいが、ピラミッド内部に入るには、正門でチケットを買う必要がある。
お断りして、正門へ。 -
イチオシ
そしてギザのピラミッド。
でかい。圧倒的な質量感。
高さではこれを上回る建築物は幾らもあるが、この質量に勝る建築物は現在までも皆無だろう。素晴らしいものを見た。
ナイル流域の生産力でこんなのをいくつもいくつも建てられるものなのか。 -
ピラミッド群。
まわりには何もない。
遮るものも無い日差し。
だけど前回のインド旅行の反省で今回は暑さ対策はバッチリ。
つば広の帽子。粉末ポカリ。そしてウェットティッシュ。
おかげで脱水症状は旅の最後まで完全にシャットアウト。 -
警備の警官はみんなラクダライダーだ。
雰囲気あるね。
写真は撮らせてくれない。
チップでオッケーの人もまれにいる。
クフ王のピラミッドの内部に入った。
長い通路を上り詰めると奥から聞こえる謎のコーラス。
玄室には壁に並んで手をつなぎ、斉唱する白衣の白人団体。
何かの新興宗教団体のようだ。 -
スフィンクスさん。
鼻がもげている。
エジプト人のいいところはイスラム教徒だからといて偶像を破壊しないところだ。まあ、現代では観光収入になるからってのもあるんだけど。
しかし、イスラムが席巻したのはだいぶ昔のこと。それでも破壊されなかった。基本的には原理主義ではないってことだ。 -
片隅に並んでいる砂漠のお土産屋さん。
全然客がいない。 -
続いてサッカーラへ。
イムホテップ博物館。
ピラミッド建築に主要な役割を果たした技師らしい。
写真はライムストーンの装飾。
砂岩に映える美しい色合い。 -
これは階段ピラミッド。
-
これはレッドピラミッド…だったか。
中に入った。
正面のお巡りさんは写真を撮らせてくれるお巡りさん。 -
屈折ピラミッド。
途中で角度が変わっている。
しかし色々バリエーションがあって面白い。
もしかすると3000年前から未来の観光需要を考えて作っていたのか。 -
アラバスタのラムセス二世像。
エジプトの彫像は、いずれもしなやかなラインを有している。
それが、洗練された印象を与えている。 -
カイロに戻った翌日。
ハーン・ハリーリー方面に向かう。
話しかけてきたおじさん。
「モスクの塔に登らせてやる」
ちょっとのお布施でなかなかできない体験。
遠くにシタデルが見える。
住持に薬を持っていないか尋ねられる。
エジプトで一般に手に入る薬は、効かないそうだ。 -
ハーン・ハリーリー・バザールに向かう。
密集した商店。
衣料品やスパイス店のカラフルな店先。 -
広場にはカフェが並んでいる。
海外からの観光客がたくさんいる。 -
シタデルまで徒歩で移動。
結構距離はあるが何とか歩き切る。
入口から近いのが軍事博物館。
古今の武器が展示されている。
中にはこんな珍しいものも。
中庭には中東戦争の戦車や飛行機が展示されている。 -
ムハンマド・アリモスク。
でかい。
街で話しかけてきたおじさんは、ここは政府経営のモスクだから好きじゃない的なことを話していた。 -
モスクの内部。
大きなモスクの中庭は空間が広すぎて薄さが強まる。
今ひとつ宗教的な荘厳さに欠けて見える。 -
モスクの内部。
豪奢な照明。
偶像が飾れないので、細密画やシャンデリアなんかに凝る方向になる。
シンプルではない。 -
電車でコプト地区へ。
エジプト人は日焼けしている人が多く、背も低いが、顔のつくりはヨーロッパの白人とあまり変わらない。
イスラム風の服装をしていないコプト地区では、そのことがよくわかる。 -
夜。カイロ観光も終りいよいよルクソールへ。
日本で代理店を通じて発券してもらったナイル・エクスプレスの夜行列車に乗車。
コーチに車内販売がやってきた、と思ったら正装したエジプト人のバーテンダーだ。
カクテルを注文する。
アルコールはケチられたが、ライムの新鮮さにおどろく。
無料の軽食は堅いパンだけ。
明け方。
ルクソールに到着する。 -
ルクソールはレンタサイクルでまわろうかと考えていたが、街の名に恥じない強烈な日差しと炎熱の中、さすがに無理とあきらめ、寄ってくる客引きに話を聞く。
結局、車をチャーターし、見どころをまわることにした。
ルクソールの見どころはナイル川を挟んで東西にわかれているが、ちゃんとモバイルで仲間と連絡を取って対応してくれる。
さすがだ。
というわけでまずは渡し船で渡った西岸から。
ナイルの渡し船は地元の人にとっても大事な交通機関。
15分ごとに船が発着していた。
写真はメムノンの巨像。これともう一体が並んでいる。
昔は風が吹くと歌うと言われていたが最近はもっぱら沈黙しているらしい。 -
王家の谷。
入口からはこのようなトロッコカーに乗って奥に進む。
奥には数十もの王の墓があるが、全部を見られるわけではない。
事前にガイドブックを見て規模が大きく壁画が充実している墓を見つくろっておくべき。 -
続いてハトシェプスト女王葬祭殿。
だいぶ前に乱射事件、いわゆるルクソール事件があった場所だ。
なるほど、写真の位置から葬祭殿に向かって突入すれば、観光客はどこにも逃げ場がない。
まことに用意周到な犯人一党だったが、一点不用意だったのが、住民感情に無頓着だったこと。
銃撃後、地元民に追いかけられ、リンチされたらしい。
観光で生計を立てる地元民にとっては、なるほどあんな事件を起こされては死活問題だ。
理念はいつも現実に敗北する。 -
これはラムセス二世葬祭殿。
少し外れにあるせいか人がまったくいなかった。 -
さらにラムセス三世葬祭殿に立ち寄る。
-
ここが葬祭殿本殿。
かなり保存状態が良い。 -
内部のレリーフは色彩までよく残っている。
やっぱり湿気は保存の大敵なのだろうか。 -
続いて東岸へ。カルナック神殿。
立ち並ぶ柱の大きさに圧倒される。
入口には小スフィンクスが両側に立ち並ぶ回廊がある。 -
二門のオベリスク。
ヨーロッパ文明はこのオベリスクが大好き。
確かにシンプルでスラリとしていて格好良い。
カルナックを出た後、迎えの車が来るのを待たされる。
歩きづめだし足が疲れてきたので、敷石に腰かけようとするが…尻が焼かれる。
日なたではとても座ることができない。 -
ルクソール神殿。
カルナックに負けず劣らずの規模。 -
ルクソールから、再び鉄道に乗ってアスワンへ。
乗るはずの列車が定刻をだいぶ遅れる。
インドと同じくエジプトのダイヤも結構ゆるいようだ。
ぼったくり・強引商人のレベルといい、トイレの汚さといい、熱暑といい、エジプトとインドには共通点が多い。
やっときたと思ったらそれは軍用列車。
兵士を満載して南下していく。
行く先のスーダン方面は紛争絶えぬ地域ではある。
ともあれ、ようやくやってきた列車でアスワンへ。
ルクソールの客引きにとってもらった(無謀)ホテルで一休み。
夜明けにアブシンベルへ向かう。
マイクロバスが何十台となく集合地点に集まっていく。
アブシンベル方面は武装集団の襲撃が心配される地域。
そこで軍の車両が前後を囲んでコンボイを組んで行くのだ。
しかし、そんなところに行く観光客も大勢いるものだ。
もっとも、これから訪ねるアブシンベルは世界遺産の棟梁みたいな史跡だ。それだけの価値はあるわけだ。
アスワンハイダムを抜けて、アブシンベルへ到着。
駐車場でバスの写真を撮っておく。
何しろ似たようなパスがたくさんいすぎる。
遺跡自体は小高い丘に神殿を掘った形状。ルクソールの史跡の方が規模は大きい。 -
アスワンに戻る。
ナイル川上の瀬にあるイシス神殿を訪ねる。
こういうところの遺跡はナイルの氾濫で失われないのだろうか。
瀬にあるという立地はしかし人が寄りにくいし、砂に埋もれるわけでもないということで、遺構は非常によく残っていた。
アスワンに戻ってスークでお土産を買って、観光はおしまい。
夕方の列車でカイロに戻って、一路、日本へ。楽しい旅行だった。
エジプトの遺跡は質量ともに一級品だ。
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