府中・郷土の森・梅園「春の訪れ」

2012/03/20 - 2012/03/20

３月２０日、春分の日。朝からの好天で春の野山が誘う。自転車を走らせ、多摩川堰堤の春風を切って府中「郷土の森」に向かう。ここには約３０００本の梅の木が植樹されていて、梅の名所になっている。ここ数日急に暖かくなった春の陽気は、開花を促し、今が丁度満開の時期。

入園料２００円は懐に優しい。大勢の人が券売所の前に並んでいる。今日を心待ちにしていた人々に違いない。園内も又大勢の人。それぞれ皆顔がほころんでいる。花園を散策する人の顔立ちだ。

園内の奥、多摩川に面した梅園は、見事な満開に咲き誇っている。１本だけではひっそりとした心なし遠慮がちな梅の木も、こうして３０００本余の梅が一斉に開花している様は、豪華絢爛。満開の桜にも劣らない。

そぞろ歩きの人々、大きなカメラを接写して熱心に撮影している人、縁台に座し何かの苦吟をしている人。人それぞれが春の訪れを楽しみ、今日の梅園を喜んでいる。

当方も芝生の上に横たわり、暫しまどろむ。風も無く、春の日差しは暖かく、いつの間にか睡魔の虜になってしまった。ほのかに香る梅の香。原発も無い、戦争も無い、震災も無い、こうした一時の平和がいつまでも続いて欲しかった。


＜　梅の香に　誘われ飛び交ふ　シジュウカラ　＞

エリア 国立・府中・稲城(東京)

府中「郷土の森」の梅園。今日は丁度良い日よりの満開だった。

大勢の人が満開の梅を楽しんでいる。

見事な満開の梅。

薩摩紅というのか・・

人々も梅と一緒にほころんでいいる。

何と見事な紅の花。

これはよくある白加賀か・・

小鳥も春の野山に誘われ。

犬ふぐりも小さながらも自己主張していた。

菜の花も満開。

枝垂れのような梅の木も。

全く見事で豪華な梅の満開。

人々も今日の１日を心置きなく楽しんでいる。

去年は震災で来れなかった。今年は２年振りの梅園。又来年も来よう。