1990/09/29 - 1990/10/03
139位(同エリア323件中)
がおちんさん
1990年、中国建国41周年の連休に、初めて貴州省へ出かけました。
「天に三日の晴れなし、地に三里の平なし、身に三分の銀なし」という不名誉な謬語で知られる貴州ですが、実際はどんな所なのかと興味津々。
本当に雨ばかり続き、「貴陽」の名の通り、旅行中は一度も太陽を見ることはできませんでしたが、食べ物は美味いし、自然も豊富で、一気に貴州熱が高まりました。
写真は懐かしの、旧貴陽駅です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
-
1990年9月29日(土)
昨年(1989年)は昆明でにぎやかな国慶節を迎えたので、今年は貴陽の様子を見てみようということになった。
行きがけに安順に寄って、黄果樹の滝を見ていくことにする。
昆明駅では切符が無かったのか、代用票を出された。手書きでいろいろ書き込んで計算して、端をちぎり、赤紙をのりで貼り付け、ハンコを押してと、実に手間のかかった切符となった。
この効率の悪さを実感できるのも、共産国を旅する醍醐味だ。 -
今回は軟臥(一等寝台)でゆるりと行く。
硬臥(二等寝台)の騒々しさや、タバコの煙とは無縁の快適環境。
長城ワインを飲みながら、車窓の眺めを楽しむ。
まあ、帰りはひどい目に遭うのだが、そんなことも知らずに列車の旅を満喫するのであった。 -
食堂車の準備ができると、軟臥の乗客から食事の案内がある。
大した料理は無いけど、走る列車の中で北京鍋を振って調理するのは、さすが中国。
混雑することなく、ゆったり食事できるのも軟臥に乗車した者の特権だ。共産主義と反するようだが、中国でも金次第でサービスが変わる。 -
1990年10月1日(日)
早朝、安順に到着。
霧雨の降るなか、苗族のオバサンが買い物していた。
やっぱ貴州の苗族はシブイなー。 -
黄果樹の滝に到着。
あいにくの雨だが、水量もあって迫力満点。 -
滝の下で記念写真屋に声をかけられた。ベストアングルで撮ってくれるというのでお願いする。
ポーズまで指示してくるところが中国らしい。 -
カメラマン自慢の構図。
写真は後日、昆明に届いた。 -
滝を見たあとは龍宮の鍾乳洞へ。
舟に乗って洞窟の中に入っていくのだ。 -
鍾乳洞は想像していたよりも、深くて長い。
4ヶ月前に行った雲南の燕子洞も楽しかったけど、こちらのほうが雰囲気がある。照明がケバくないのがポイントかも。 -
鍾乳洞を見物したあとは「天星橋」へ。
奇岩を見ながら遊歩道を散策する。 -
天星橋は、緑豊かな石林といった感じ。
観光客がほとんどいないので、ひっそりとしている。 -
がけ下に見える大きな岩の上で、何かが動いている。
野生動物かな。 -
よく見たら、地元のおばさんが水溜りで洗濯をしているのだった。
しかし、わざわざあんな所へ登って洗っているのは謎だ。
まさか仙人? -
自然も満喫したことだし、帰るとしよう。
-
天星橋の出口で、初めて見る少数民族がいた。
青とピンクの可愛らしい服を着ている。 -
彼女はブイジュー(布依族)と語った。
頭に巻いた布もカッコイイ。
来年は貴州の村々を訪ねてみようかな。 -
安順を後にして、国慶節の様子を見るため貴陽に向う。
「黄果樹号」と名のついた列車に乗り込む。 -
中国では切符が硬券なので、ちょっとうれしい。
硬座とはいえ、普快で5元という値段は、バスよりも安い。 -
そして貴陽に到着。
予想に反して、人が少ない。
あまり祝日ムードは漂っていなかった。 -
噂どおり、貴陽の天気は雨模様。
ザーザーは降らないけど、霧吹きでシュッとされたように服が濡れる。
ヤッケを持ってきて正解だった。 -
駅の付近にはローカルな店が並んでいる。
さあ、とりあえず麺でも食べようか。 -
中国でのセオリーどおり、客の多い店に入る。
麺の値段は小碗が3角からで、雲南よりも物価が安い。 -
麺は黄色く、ちぢれていて、スープはしょうゆ味。
あれ、なんだか春木屋のラーメンみたいだ。
雲南では食べたことのない味に、一気にファンになった。 -
このように原始的で不衛生な調理場から、あの美味しい麺が作られるとは想像しにくい。しかし、現実に美味いのだから困ったもんだ。
高級レストランよりも、場末の食堂のほうが美味かったりする。この国ではよくあることだ。
中国は奥が深い。 -
建国記念を祝うべくデコレーションされた市バス。
これに乗って市街の中心部へ。 -
街の中心にある、百貨大楼。
初めて行った街では、デパートを覗けば大抵のことが把握できる。 -
小雨が降ったり止んだりする中、街中の屋台を食べ歩く。
これは薄いホットケーキみたいな味のスナック。
奥に見えるのは、くじ引きに群がる子供。
そうは当たらんて。 -
こちらは揚げ菓子。
甘い味と、しょっぱい味の2タイプある。 -
これはクレープのような、あんこ味のお菓子。
しょっぱい味のもあって、そちらはネギとラードが混じったようなものを塗ってあった。 -
新疆から出稼ぎに来ていたウイグル人。
彼らの「羊肉串」はスパイシーで美味い。 -
なんと、雲南では有名な「石屏豆腐」も出店されていた。
-
住宅地の中にあった市場街。
おでん(火鍋味)をつまみながら歩き続ける。 -
バカウマだったのが、この焼売。
写真ではわかりにくいが、もち米の上に肉をのせ、皮で包んである。
後で聞いた話では、これが本当のシューマイだそうな。
貴州は食べ物が美味い。 -
当時、昆明の女性に人気のあったレオタード風スパッツが、ここ貴陽でも多く見られた。ハイヒールのかかとの部分にスパッツをひっかけるのがミソ。
別にヘヴィメタルのファンではないだろう。
当時、この格好で眉間にしわを寄せてケンカしている女性をよく見かけた。 -
1990年10月2日(月)
今日は黔霊公園に向う。
市内とは思えないほど、緑が豊かだ。 -
今日も雨が降ったり止んだりの天気。
貴陽は昆明よりも人が少ない印象を受けた。 -
動物園にパンダを見に行く。
愛嬌ある小さなパンダが一頭いたが、掃除のオバサンに竹ぼうきでシバカレていたのが可哀想だった。 -
鳴きながら洗面器をくわえ、檻にガンガンぶつけるパンダ。
お腹空いていたのかなあ?
※翌年も見にいったところ、檻は空だった。掃除のオバサンに尋ねると、「死了!」と一言。ちょっとショックだった。 -
「ガンガンパンダ」を見たあと、貴陽市街にあった洋風食堂へ。
なんと、ピザがあった。当時、昆明にも無かった西側のフードだ。
見た目は大理のそれよりも美味そうだったが、味は・・・なんで甘いの? -
貴州への魅力を垣間見た週末旅行を終え、昆明へ帰る。
行きと同じく軟臥の寝台車に乗り込んだ。「新しい車両でよかったね」なんて言ってたのもつかの間、とんでもない目に遭ってしまった。
トイレの鍵を閉めてあり、使えない。列車員に告げると、「硬臥のトイレを使え」と高飛車に言われた。きっと掃除をするのが嫌なのだろう。そのくせ、自分達は鍵を開けて用を足していた。
洗面所にも鍵をかけて使わせない。しかし、列車員の女性はお湯をふんだんに使って風呂代わりにしていた。洗いたての髪で湯気と共に出てきた列車員を見たときは、あきれてものが言えなかった。
夜間、車両の連結部のドアにも鍵を閉められてしまい、硬臥車両のトイレにも行けなくなった。列車員室をノックしても応答が無い。仕方なく連結部の隙間から用を済ました。 -
いくら中国とはいえ、服務態度が酷すぎる。西側諸国と違い、なかなかサービス精神が育たないのは理解できるが、当たり前のことだけでもできるようになってほしい。
乗車中の顛末を書いて、上海鉄路局に苦情の手紙を送ったところ、一ヵ月後にお詫びの返信が届いた。
まあ、不快なことばかり気にしたら中国では旅ができないので、これでよしとしよう。
モンフン(menghun)・収穫の風景〜雲南をゆく1990(17)に続く
http://4travel.jp/travelogue/10657572
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