経済発展著しいナイジェリアの様子を見たいと思い、その中心都市のラゴスを訪れました。訪問地は、メインランドのBRT路線沿い、アパパ港、ラゴス島、ビクトリア島。<br /><br />ナイジェリアでは、首都のアブジャや北部の中心都市のカノにも行ってみたいと思いましたが、旅行時点でテロの危険などもあったため断念。ただ、ラゴスは治安が改善されていると聞くし、"lonely planet West Africa"(7th Edition(2009年10月))のラゴスのページにも旅行者は重大な事件に巻き込まれにくいと書かれていたこともあり、行ってみることにしました。<br /><br /><br />■旅行全体日程<br />1ヶ月の短期間で、西アフリカ、南部アフリカ、東アフリカの計11ヶ国を駆け足で周る旅でした。<br /><br />○西アフリカ（ナイジェリア→ベナン→トーゴ→ガーナ）<br />2011/12/28 水出国<br />12/29 木ラゴス<br />12/30 金ラゴス<br />12/31 土ラゴス　→　コトヌー<br />2012/1/1 日コトヌー　→　ロメ<br />1/2 月ロメ　→　アクラ　→　クマシ<br />1/3 火クマシ<br />1/4 水クマシ　→　オブアシ<br />1/5 木オブアシ　→　タコラディ<br />1/6 金タコラディ　→　ケープコースト<br />1/7 土ケープコースト　→　アクラ、テマ<br />1/8 日アクラ　夜発のフライトでナミビアへ<br /><br />○南部アフリカ（ナミビア→ザンビア→ジンバブエ→南アフリカ）<br />1/9 月ウィントフック<br />1/10 火ナミブ砂漠ツアー<br />1/11 水ナミブ砂漠ツアー<br />1/12 木ナミブ砂漠ツアー<br />1/13 金ウィントフック　→　ルサカ<br />1/14 土ルサカ<br />1/15 日ルサカ　→　マザブカ　→　リビングストン<br />1/16 月ビクトリアフォールズ　寝台列車でブラワヨへ<br />1/17 火ブラワヨ　→　ハラレ<br />1/18 水ハラレ　→　ヨハネスブルグ　→　キガリ<br /><br />○東アフリカ（ルワンダ、ケニア、タンザニア）<br />1/19 木キガリ<br />1/20 金キガリ　→　ナイロビ<br />1/21 土マサイマラ・ナクル湖ツアー<br />1/22 日マサイマラ・ナクル湖ツアー<br />1/23 月マサイマラ・ナクル湖ツアー<br />1/24 火マサイマラ・ナクル湖ツアー、ナイロビ<br />1/25 水ナイロビ<br />1/26 木ナイロビ　→　アルーシャ<br />1/27 金アルーシャ　→　ザンジバル<br />1/28 土ザンジバル　→　ダルエスサラーム<br />1/29 日ダルエスサラーム<br />1/30 月帰国

ラゴス1日目空港からラゴス島への移動とラゴス島散策

8いいね！

2011/12/29 - 2011/12/29

18位(同エリア23件中)

#街歩き

エリア

ラゴス(ナイジェリア)

旅行の満足度: 2.5

観光: 3.0

ホテル: 2.0

グルメ: 2.5

ショッピング: 2.5

交通: 2.5

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バス船タクシー徒歩

航空会社: エミレーツ航空

旅行の手配内容: 個別手配

ドバイ経由のエミレーツ便でムルタラ・モハンマド国際空港に着きました。写真は、空港のBaggage claim。

建物は綺麗でもないし、規模もさほど大きくなく、これが西アフリカ最大の都市の国際空港かと思うほどでした。

入国に際しては、パスポート審査前の入国カード審査のところで長蛇の列ができているのに対応している係員は軍服着たおじさん1人。チェックを済ますと日付などを手書きで書いていて、効率悪そうでした。預け荷物もなかなか出てこなかったです。

そして、このラゴスの空港では自分のミスもあり、悪い出来事続きでした。

①イエローカードの提示を求められる
まず、荷物をピックアップしたら、身分証を下げた男がやってきて、イエローカードを提示しろと言う。
日本のナイジェリア大使館のＨＰにイエローカードは不要と書かれていたので、ナイジェリアではイエローカードは求められていないと言って無視して他の所行こうとしたら、荷物を掴まれて離してくれない。

仕方ないので持っていたイエローカードを提示しましたが、チェックした後、その男から「俺は正規の空港職員で、今度俺を無視しようとするなら、お前をナイジェリアから追い出すぞ！」と怒鳴られてしまいました。

入国者全員に対してイエローカードのチェックをしていたわけではないし、何がしたかったのかは謎ですが、もしかしたら、持っていない人に対して、それを口実に賄賂でも請求するのかもしれません。

②差別的扱い（かもしれない）を受ける
イエローカードのチェック後、建物から出ようとしたら女性の係員に「タグを見せろ」と言われました。何のタグだかわからず聞き返してもその係員は「タグ」としか言わない。困っていたところ、近くにいた男性の係員が、タグが航空券に貼られた荷物照合のシールであることを教えてくれ、その男性係員が照合してくれました。

そしてその場を去ろうとすると、その横で女性係員が嫌そうな顔して「シッシッ」と言って手を振ってきました。単に自分の対応が悪かったからなのか、アジア人蔑視なのかはわかりませんが、嫌な思いをしました。

なお、ナイジェリアに限らず、アフリカではいろんなところで「チン・チョン・チャン」などと言われたので、たぶん、この女性の態度もアジア人（中国人？）蔑視なのかなと思っただけであり、差別だという確証があるわけではないです。

③ATMでお金の引き出しに失敗
空港のATMを利用しようとした時にちょうど暗証番号を忘れしてしまい、、いくつかのATMを試すもお金を引き出せずに焦りました。空港の両替所で持っていたUSドルを両替して当面は凌げましたし、市内で暗証番号思い出したので結局のところは大丈夫でしたが。

■空港のATM情報
空港のいくつかのATMは日本で発行したVISAやMasterのクレジットカードではお金を引き出せないと思われますが、おそらく、FirstBankのATMなどでは引き出せるものと思われます。ATMはBaggage claim近くに2台、一旦空港の建物を出た後、左に進んでまた空港内に入ったところに10台くらいはあった気がします。

両替を済ませた後、まずは空港からラゴス島にあるRitz Hotelに向かうことにしました。

■空港から市内への移動
近くにいた空港職員にタクシー乗り場を聞くと、傍にいた人が空港職員に身分証を見せて、現地語で話しかけました。たぶん、俺のタクシーに乗せたいということを言っていたのだと思います。

その男にいくら？と聞いてみると、7000ナイラ（約3500円）と答えます。lonely planetには2500-4000ナイラと書かれていて、BradtのNigeria（http://books.google.co.jp/books/about/Nigeria.html?id=fwuQ71ZbaOcC&redir_esc=y）には、6000ナイラと書かれていたので、高めに言ってきたものと思われます。

空港職員にいくらくらい？と聞いてみると、5000ナイラと答えるので、その男に5000ナイラなら乗るよ、と言うと了解してくれました。

ちなみに、2011年12月時点で空港から市内への移動はタクシーに限られるようでしたが、そのうちBRTが空港まで走るかもしれません。ラゴス市交通局がそのような計画を立てているようです。
http://www.lamata-ng.com/strategic_transport_map.html
空港からRitz Hotelまでの道のりは左の地図の通り。

拡大画像はこちら
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GPSロガー（http://amzn.to/AtxugP）で速度を計測したのが左の地図。

ラゴスは渋滞が激しいと聞いていましたが、偶然なのか、自分が空港からラゴス島まで移動した時はさほど渋滞に巻き込まれずに移動できました。10km地点以降は60km/h以上を保っていました。

拡大画像はこちら
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少し渋滞に巻き込まれた時の様子。空港から5km地点と10km地点の間だったと思います。
Third Mainland Bridgeから見たラゴスのメインランドの海沿いは写真のようなスラム。
Ritz Hotel着。事前予約はしていなかったが部屋は空いていました。

お金が少ないので、お金おろしてから払うと言うと了解してくれました。
ホテル近くを散策し、Access BankのATMでふと正しいクレジットカードの暗証番号を思い出し、無事お金を引き出せました。通りに面しているATMで不安はありましたが、ラゴスはだいたい1つのATMに1人は警備員がいました。

お金を引き出しホテルに戻ってお金を支払った後、軽くホテル近くを散策します。
散策したルートはほぼ左の通り。

拡大画像はこちら
http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/24/50/34/src_24503473.jpg
上の地図のTafawa Balewa Squareと書いてあるところにあるOnikan Stadiumに来ました。

多目的スタジアムらしいですが、昔はポロの競技場だったのでしょうか？

また、ナイジェリ独立の際、当時の首相がここで演説をしたそうです。
中はこんな感じ。
Onikan Stadium外のTafawa Balewa Squareのバス停。

乗り合いバスや、LAGBUSという路線バス（http://www.lagbus.com.ng/）、BRTもあります。
バスの車体にナイジェリアのミュージシャン。こちらはFela Kutiの息子のFemi Kuti。

Seun Kutiはいなかった。
Onikan Stadium横のCity Mall。
エスカレーターは止まってたし、少しさびれた感じだった。
ゲームセンター。
映画館も。
Goodiesというスーパー。

中はナイジェリア人だけでなく、アラブ系の人や白人も見かけました。
SAPPORO。アメリカから輸入したものでした。
690ナイラ（約350円）。高すぎ。
City MallからRitz Hotelに行く道の途中。

周辺はスラムっぽい雰囲気もある。
Ritz Hotelから見た光景。
Ritz Hotel近くのガソリンスタンド横に、ナイジェリアのUAC社のファーストフードチェーンのMr BiggsとジンバブエのINNSCOR社のファーストフードチェーンのChicken inn。

ここはナイジェリアだしなーと思い、Mr Biggsの方に行くことにしました。

２，３のメニューを聞いてみたところ、いずれも「今はない」と言われました。翌日行った時もいくつかメニューを切らしており、そういうことは結構あるのかもしれません。
こちらが泊まったRitz Hotel。エアコン付きではなくファン付きの部屋にしてみました。値段は3500ナイラ（約1750円）

見た感じ悪くはないですが、1ヶ月のアフリカ旅行でこのホテルが一番ひどかったです。。

まず、停電が頻繁に起こる。5分くらい止まって復旧する時もありましたが、1,2時間くらい止まることもありました。ファンが停止するとけっこう暑くなり、あまり眠ることができなかったです。

それから蚊が多い。蚊帳を張ったら蚊がびっしりとまりました。蚊帳のたるんだところに蚊がとまったところを蚊帳の内側から手で叩き殺す。これを繰り返し、たぶん、一晩で15匹ほどは殺したと思います。
トイレのレバーをひねっても水が流れなかったので、洗面台の蛇口からバケツに水を溜めて流しました。

シャワーはなかったか、あっても水が出なくて使えなかったかのどちらかだったと思います。

バケツに水を溜めて体を洗えということだと思いますが、バケツも写真の通り綺麗ではなかったので、この日は体を洗いませんでした。
コンセントの差込口はこのように壊れていました。

電気どうやって充電するの？とホテルの人に聞くと、この垂れ下がった差込口につないでスイッチを入れろと言います。

まぁ問題なく充電できたので良かったですが。。。
ホテルの料金表。

拡大画像はこちら
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"OUR SHORT TIME ROOM"という1時間700〜1000ナイラ（約350円〜500円）という料金体系もありました。日本にも○時間○円というホテルはありますが、もしかしたら用途は同じ、、かもしれません。

お世辞にも綺麗とはいえないホテルでしたし、蚊も多かったですが、スタッフはフレンドリーだったし、Tafawa Balewa Squareのバス停まで徒歩10分くらいだし、ビクトリア島辺りにも行きやすく立地が良かったので、翌日もこのホテルに泊まりました。エアコン付きの部屋に替えてはもらいましたが。

そして、翌日はメインランドのBRT路線沿い、アパパ港、ラゴス島、ビクトリア島を観光しました。