心の旅　中国　広西チワン族自治区　南寧で年越し

2011/12/31 - 2012/01/01

学期が無事終わった。

どうしようかな？旅行に行こうか？それとも広州でじっとしてようか？

フェイスブックを見ていると、南寧に居たときの旧友の名が目に止まった。

メールしてみようか。

ベトナムの人だから習慣が違う、出してもたまにしか返事なんて返って来ない。

でも、今回はあてにしない返事が返ってきた。

さらに、翌日ビデオチャットで話もできた。

話はとんとん拍子に進んで、電話番号を交換し、南寧で新年をすごすことに決定。

久しぶりの旧友に再会！

エリア 中国

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

１年ぶりの広西民族大学。

一つ大きな変化あり。

門のところに新しい建物ができている。

学校を出て行くときに立てていたホテル。

構内に建てちゃって、一般の利用者は採らないつもり？

まあ、中国はここら辺が適当で、誰でも泊まれるらしい。

ちょっとセキュリティーはどうするの？

そんなの関係ないんだべな。

中国語を学び始めたころ住んでいた宿舎。

洗濯物の嵐、相変わらずの様子だ。

毎日のようにお祭り騒ぎ、喧嘩、そして…俺、ここで刺されそうに生ったんだよな。ははは。

電話をかけても出ないので構内を散歩。

池の周りを歩く…乾季で水が干上がっているので相変わらず…クサイ。

広場のところに行くと、ポスターがあった。

今日は広場で年越し祭り？があるのか。

時間があったら来てみよう。

そんなことを考えているうちに電話がかかって来たので再び宿舎へ向かう。

ベトナムの友人、ワン。

久しぶり！今日はキレイなおべべ着ているね。

学校の横にある思相湖の上に架かる橋の上。

地下鉄工事中ということで自動車は前面通行止め。

地下鉄も間もなく開通かな？

ここはシーシャンタン市場の近くの今日の宿。

思相湖のほとりにある。

いろいろ見て歩いた。

クサイ部屋、値段の高い部屋。

結局、ここが安くて清潔だった。１泊40元。


そういえば、ここで不思議な夢を見たのを覚えている。

俺はパチンコをやっていた。いつも付いてないはずの俺がなぜかこのときは右下にあるチューリップに結構玉が入った。入るたびにチンジャラジャラと音立てて出てくる玉を見ているととても気分がよくなってきた。やがて打つたびにチューリップに入った。でも、故障したのかチューリップは閉じたまま動かない。20発くらいは入ったのに玉も出てこない。

…やっぱ、おかしいぞな…

と思っていると、なぜかふと周りを見ると、机が置いてあって、その机の上から真珠のネックレスやさまざまな宝石が沸いて出てきた。あわてて玉を入れる容器に摘め込む。それでもまだ沸いてくる。

…こんなに沸いてきたら、お金に換えて使ったとしても、一生かかっても使い切れないよ…

という者だった。

初夢は正夢になるというのが幼い頃伝え聞いた話。今まで初夢など見たことなかった。というか見ても正夢にならなかったから忘れたのかもしれない。今回はどうなんだろう？

いい年超えて、「One Piece（海賊王）」見ているせいからか？あれを見てるとなんとなく少年時代に戻り、夢見心地になるものなあ。机から出てきたのは紛れもなくお宝だったしね。

俺さ、この漫画の題名って、

「Piece」でなく「Peace」ではないの？

と時々思うことがあるんだよね。

…ってこれって、初夢とは関係ないだろ！…

ってか〜！！

シーシャンタン市場。

去年、ここを出るときは両脇の店屋のところが取り壊されていたっけ。

瓦礫だらけだったが、キレイに？改装されていた。

写真は二人とも友人。１年前は右側の男性友人チュンがワンに片思いをしていた。

どうやら片思いが成就して相思相愛になったようだ。

良かったねえチュン！

二人はグイグイと市場を進んでいく。

そしてさっさと入り口で切符を買い…

看板に書いてある場所入っていった。

どうやら果実園らしい。

おや？右手にはサトウキビが…

あちこちのサトウキビがぶち折れて茎がなくなっていた。

まあ、ここは中国、見張りが居ないのが悪いのか！

花が咲いている。

何の花だろう？

いろいろな果実があるんだなあ。

でも、残念ながら今回見られる果実は１種類だけ。

魚も居るのかな？

…と思ったら、売っていた。

チョウザメか…。500g65元。

これって、メスでも同じ値段だろうか？

だったら、卵を持っているときに買えばべらぼうに安い価格だろうに！

…チョウザメなんて、北海道の名寄市に住んでいたとき以来見ていなかったなあ。

あの時は、隣町の美深にある美深温泉によく行ったんだよな。

温泉の周りの池ではチョウザメが飼育されていたっけ。

美深産のキャビアを売っていたんだよ。それが高かったんだよな。

名寄か…懐かしいな…もうかれこれ15年以上前の話だものなあ。

天塩川に架かる橋の上を車で通るとき、冬になると川から黙々と水蒸気が上がるんだよな。その”雲”を通り抜けると蒸気が車体に付いては直ぐに凍ったんだよ。黒い車の車体が一瞬のうちに白くなったっけ。そんな日の翌日は必ず川は凍結。温度計を見ると、零下25度を下回っていたっけなあ。

冬に家を空けるときがある。水を地下に落とし、冷蔵庫に食べ物や飲み物を詰め込み、水気を完全に覗いて家を出る。そして、３日後に帰ってくると、３日間水が出ないんだよ。あれは参ったよな。水が飲めないし、お風呂が沸かせない。仕方ないので飲み水は買い、風呂は温泉まで通ったんだっけ。

…あ？旅行に関係ない話か…ははは。

ここは「蛇瓜」ハウス。

この瓜、えらい長いんだよ。

何も知らない人が、山の中でこんなの見たら。

ドキッ！

っとするべなあ。


「これ、食べたことあんの？」

とワンに聞く。

「あるよ」

「うまいの？」

「まあ、特別旨いというわけでないよ。」

…じゃ、食べなくていいや！…

へえ、夏はここでパーべキューってのもアリなんだ！

青りんご？園

バリバリ…ガリガリ…！

皆で、一人1つづつもぎって食べてみる。

「よし、摘んでいくぞー！」とワン。

チュン「大きいのは無いかなー！」

ワン「ちゃんといいの見つけてよー！」

チュン「これなんてどうだろうね？！」

ワン「いや！りんごを包んである袋が破けてるのがいいんだよ！大きくなりすぎて破けたんだからさ！」

チュン「へー！なるほどねえー！」

ワンもチュンも摘むわ摘むわで袋がいっぱい。

俺も、こんなに採りました。

一度には食べきれない。おれは２、３個食べればいいや。

あとは、全部二人にあげよう。

で、まとめて会計４７元。けちな俺がしゃしゃり出て全部支払う。珍しい！

…ま、気分的なもんさ…

ライチもあるんだねえ。500g10元ってベラボウに安いんでない？？！！

果樹園の門をでて、再びシーシャンタン市場に戻る。

肉や野菜売り市場の前にある彫刻。

木の根を見事に利用して孔雀を彫っている。

芸術だ！

この場所は去年は大型トラックの駐車場だった。肉や野菜売り市場はもともとは別な場所にあったが、只今改装のため取り壊し中。臨時の場所になっているらしい。

ここは果物が安くて旨いんだよなあ。

みかん500gが30円しないんだよ！

バナナだって同じくらい！

たぶん、広西チワン族自治区は中国で一番果物が豊富で安いんでないかなあ。

夕方からワンの部屋で夜食。

準備は同居しているラオス人３人が用意したラオス鍋に参加。

ワンは本来ベトナム人の友人たちと３階に一緒に住んでいた。

だが、ベトナム人と一緒では中国語を話す機会がないとのことでこの部屋に移ってきた。

ラオス人は部屋が満員だというのに、ワンのためにわざわざ１つ机を空けてくれた。そして明けてくれたラオス人は隣の人の机とベッドを借りている。つまり1つの机とベッドは２人共用となったわけだ。

押しのベトナム人、引きのラオス人ってな感じかな？

ラオス人って優しい！

…って、実際は内心どう思ってるのかな？

写真右側手前二人、お揃いの白い服とジーンズを着ている女性たちが気の良いラオス人。といっても、二人は華僑だけどね。しかしまあ、これだけデカイ二人が一人用の小さなベッドに寝るなんて大変だろうに。

鍋はこんな感じ。

準備してくれたラオスの皆さんには悪いが、旨そうに見えない、味は普通だった。

ビール瓶を持ってラッパ飲み。

たぶんビアラオもこんな調子で飲んでいるのか？

ラオスの人たちはお酒が強い。

３ダース空けた。

スゴイ！

彼女がギターを持って歌い始めた。

なかなかサマになってるね。

でも、なかなか唄も歌わなかったけどね。

素敵です。

外ではこれまたラオス人の団体がユニフォームを来て大騒ぎを始めていた。

近くに行って、どんなことをしているのか見てみた。

なんだかにぎやかで楽しそうだね。

おーっと。去年のリスニングクラスの同窓生がいた。

相変わらず楽しそうに酒を飲んでいるねえ。

こちらも同窓生。

相変わらず、キレイだねえ。

ラオスって美人が多いんだよね。

というか、ここに居る人たちだけかも知れないけどね。

この人は、団体の輪の中に踊りをしながら飛び込んできた。

明るいねえ。

この人は見ず知らずの人、写真を撮っているとビールを勧めながら話かけてきた。

いやいや、人懐っこいねえ、ラオス人。

この人も壮なんだけど、皆この場をマジ楽しんでるんだよね。

こういった雰囲気って大切だよ根絵。

もういっぱいビールでも飲んだらイイベヨ！

おおっと、まぶしい！

写真かい？

照れるぜよ！

いやあ、いいねえ。

こんな風に男女ずらりと並び、向き合って踊るんだよね。

翌日、海口へ向かう。

バスターミナルは町外れにある。だけど駅前でも買える場所があったなんて知らなかった。

友人のチュンはハノイ行きの切符をここで買った。

自分は鉄道に乗って行きたかったのでここは利用しなかった。

鉄道の切符を買ったが、発射まで時間があるので、街中を散歩した。

街の露天商では中華新年（今年は１月22日から）に向けての商品を販売している。

そうか、中国ではまだお正月でないんだよなあ。