中国ぶらぶら歩き　長白山編

2011/09/21 - 2011/09/23

２０１１年９月に長白山に行きました。長白山は世界遺産ではありませんが、世界遺産に匹敵する綺麗な山です。中国朝鮮族の皆さんは、白頭山（ペクトゥシャン）とよび聖なる山と崇めています。もちろん隣の北朝鮮でも同じで、故金正日も白頭山で生まれたことになっています。白頭山頂に２本の虹が出て天変地異が起こって生まれた？？そうで、大変おおげさな作り話になっていますが、実際そこまで神秘的ではなく、今では車で簡単に山頂に登ることができます。噴火口は湖になっていて天池といわれます。気候条件がそろわないとなかなか見ることができないといわれていましたが、私は運よくばっちり天池を見ることができました。
日本から直線距離でいけば一番近い中国なのですが、長白山付近まで直行便がなく、若干行きづらいところではありますが、ぜひ訪れる価値がある景色だと思います！！

エリア 延吉(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 1.0
• グルメ: 1.0
• ショッピング: 1.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

長白山までは最寄りの都市、延吉から車で行きました。車でおおよそ３時間、１８０ｋｍぐらいの道のりです。延吉からは中国人向け団体ツアーも出ていますが、単独で公共交通で行くのは難しいです。延吉の旅行社に頼んで車を一日チャーターすることをお勧めします。（２０００元前後）
長白山までは、高速道路がなく一般道ですが道はとても整備されていて快適です。途中何度も峠を越え景色も楽しめます。９月下旬だったので紅葉も始まっていました。

長白山の入り口で延吉から乗ってきた車を降り、入場券を購入し公園に入ります。公園内は無料のバスに乗車することができます。入り口を入るとようやく遠くに長白山の山頂が見えてきます。

運動員村というところでバスを降り、今度は４ＷＤの小型車に乗り換えます。この４ＷＤ車で一気に天文峰という山頂に向かいます。ちなみにこの４ＷＤは別料金（８０元）ですが、これに乗らないと天地を山頂から見ることができないので利用価値大です！！４ＷＤを降りたところから山頂までは、１０分程度歩きます。

山頂につきました。天池が本当に綺麗に見えました。ラッキーです。
この池の向こうは北朝鮮です。

長白山はシベリア方面からの風が直接当たり、１０月には雪が降るそうです。６月〜９月がベストシーズンです。

ちょっとわかりにくいですが、噴火口の向こう側をよく見ると白い線と建物が見えました。これが北朝鮮との国境でしょうか？？

天文峰から４ＷＤの駐車場を見渡します。とても広大な景色です。

天文峰から下山し、また運動員村でバスに乗り換え、今度は長白瀑布に向かいます。バスを降りたところから遠くに滝が見えました。

長白瀑布までは歩いて２０分ぐらいかかります。途中、温泉が湧く川の上の木道を歩きます。周りの景色もきれいですね。急な階段もありますが、滝までもう一息です。

長白瀑布です。長白山の天池の水がここから流れ出します。この川はやがて松花江、黒竜江（アムール川）となり、間宮海峡に流れるんですね。この滝の隣の道を行くと天池のほとりまで歩けたそうですが、私が行ったときは閉鎖されていました。

長白瀑布から少し下山したところに緑州潭という、滝と池がありました。あまり知られていないようですが結構きれいな場所でした。

池の水も透き通っていて、ちょっと九寨溝にも似てるかな？？

ここは緑州潭から道路を隔てて逆側にある長白湖です。湖ほど大きくなく、どうみても池ですが、山の紅葉が反射して湖面に映っていて、ここもきれいでした。

今回は、長白山の入り口にある藍景酒店（Landscape Hotel）というホテルに泊まりました。ホテルの施設は温泉（但し水着必須）もあり高級感抜群ですが、サービスが全くのダメでした。中国ではハードは〇だがソフトはＸという高級ホテルが多いですね。ここはチェックアウトが３人がかりで３０分ぐらいかかりました。夕食は料理が出るまでに９０分ぐらいかかり、文句を言うと「混んでいるから・・・」と逆切れされてしましました。
長白山よりは延吉に宿泊し、日帰りで長白山へチャーター車で往復することを強くお勧めします。そのほうがホテル代も節約できますし、車代も安いと思います。
（長白山空港が最寄ですが、利便性を考えるとやっぱり延吉をお勧めします）