愛知県西部のエコな旅　飛島善光寺および海南こどもの国紀行

2011/11/06 - 2011/11/06

親戚の結婚式で桑名に。
従姉妹の旦那様は、義理のお母様（父の姉）を連れて、毎年、信州善光寺に行くのですが、気疲れすると言っていたのです。
「すぐそばの愛知県飛島村に善光寺がある、御利益は同じなのに」と言うと、場所を教えて欲しいというので、従姉妹と別れて、旦那様を車で案内しました。

「来年はここにしようと。」「ここなら、毎月でもお連れできる」
「ガソリン代も宿泊費も浮くし、体も楽だ」と喜んでいました。

案内してくれたお礼に、サニーワールド長島を案内すると言われました。
そこでサニーワールド長島と違って、お金がいらなくて、同じくらい楽しめる海南こどもの国を、紹介したのです。
「ここは子連れには、もってこいの場所だ。家計が助かる。今度からここにしよう」と、また喜んでいました。

ここのゴーカートは、足踏みなので、地球の温暖化防止に寄与します。
また、運動が出来て、子どもの健康にもいいです。
駐車場も無料。
お財布にも地球にもエコで、いいことづくめです。

私は前日は、名古屋駅裏の円形のチサン・ホテルに宿泊。
廊下のカーブの感じが、モスクワの高級ホテル・コスモスと似ているので、廊下を歩いているだけなら、セレブな感じになれます。
ホテル・コスモスは、１泊２２０００円ですが、チサン・ホテルは５０００円で泊まれるので、廊下にいるときは、とても得した気分にすらなれるのです。

このチサン・ホテルは大学生活最後の、思い出のホテルでもあるのです。
隣の教室の先生から「名古屋で学会があるので、教授も泊まるくらいの、そこそこのホテルを取って欲しい」と言われ、このチサン・ホテルに予約を取ったのです。

もう私は、大学をあと少しで辞める身でした。
色々なことがありましたが、もう気も緩んでいました。

学内に戻ったときに、上の先生から
「おい、一体どこへ行っていたんだ。」

「山へ行っていました。昨日は雨でしたけど、今日は晴れていて素晴らしかったですねー」

「何を言っているんだ。君の名前で全学に何回も呼び出しがあったんだぞ」

「ああ、そうですか。それなら今からクビになってきますよ。向こうはこっちをクビにしたい。こっちはクビになりたい。願ったりかなったりだ」

「落ち着け、そんなことされると、残っている俺たちが困るんだ。図書館で文献を調べているうちに、居眠った、こうしてくれないか。送別会もやってやるし、君に（恒例の）万年筆を送らないととか、言っていたみたいだし」

「万年筆？、くれるもんか。くれたらここから飛び降りて、ご覧にいれますよ」
冗談で軽く言ったつもりだったのですが。

大学と完全に縁が切れて、荷物を郷里に送って、これから沖縄に旅に出ようとしていたときでした。
別の教室にいた同級生だった者が、私に万年筆を届けてくれたのです。
隣の教室の先生が、名古屋のチサン・ホテルを予約取ってくれたお礼にと。
「間に合ってよかった」と。
私は彼とは、学生時代は、殆ど会話をしたことがないのに、学内で同じような状態だったので、ここ最近、急に親しくなったのでした。

沖縄本島北部の民宿に着いたのは、夜遅くでした。
次から、次へと色々なことが脳裏に。

「今度、還暦祝いだから、出席してくれるね。一人２万。
大丈夫だよ。おめでとうございますと言ったら、機嫌直すよ」

「申し訳ない、やっぱり今日は、休んでくれないかなあ。はっきり口に出さないから、顔の表情から読み取るんだよ。こっちも気を使うんだよ。まあ、あと３か月の辛抱。立つ鳥あとを濁さずだ」

なかなか寝付けません。
波の音がします。
「送別会も万年筆もなしかァ。そんなもん、いらねえや」

「君のためを思って、言ってやってるんだ」
「君の幸せを思って、言ってやってるんだ」かあ、
以前、名古屋の中村でも、同じことを言われたような。
「お前、正直だなあ。言葉通り受け止めるなんて。好きでない人間の幸福を願うかねえ」
次から次へと。

「馬鹿は死ななきゃ、なおらねえというのは、俺のことを言うんだろう」

眠りにつくのは遅かったのに、早く目が覚めました。
民宿の前の浜辺に出たのです。

砂浜が黄色だったので、びっくりしました。
そして目の前がコバルトブルーの海。
なんという素晴らしい景色だと、呆然としました。
「生きているというのは、素晴らしいことだ」、こう実感したのです。
このような体験は、人生で２回目でした。

チサン・ホテルには、もう一つ思い出があります。

浪人になったときでした。
ここのホテルの奥に予備校があります。
私はこの予備校に入学手続きをしようと、中に入りました。
すると偶然にも、高校の同級生達に会ったのです。
こんな優秀な連中でも、浪人するのかと驚きました。
少し会話をしただけでしたが、いたたまれなくなって飛び出しました。

高校時代の序列が、人間の序列、そんなことありえないですよね。
でもあの当時は、私も、周りの生徒も、教師も・・・。



このあと郷里に帰ろうと、駅に向かって歩いていたら、代々木ゼミナールという予備校が、目に入りました。
興味本位で中をのぞいたら、受付にいた、とびっきりの別嬪さんが、にこっとして、話しかけてきました。

係りの男の人も来ました。
別嬪さんの前で断るのもと思い、入学手続きを取ってしまいました。
今でも両親は、もうひとつの予備校に行っていたと、信じています。
浪人時代は、思ったより辛くはなかったです。
人から見下される、これが一番応えます。

ただ、同級生と会いたくなかったので、このチサンホテルより後ろのラインは、私にとってベルリンの壁があるようで、立ち入りませんでした。

今回せっかく名古屋で宿泊するのだから、一度のぞいてみようと、チサン・ホテルに宿泊したのです。

エリア 津島・愛西・蟹江(愛知)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

チサン・ホテル。
円形です。
この道を進むと名古屋一大きな予備校があります。

フロントから。

中も円形です。

廊下も円形。
まるでモスクワのコスモス・ホテルみたいです。
セレブな感じです。

でもドアとドアの距離が、近すぎるなあと。

中央の吹き抜けも円形

個室です。
入口は広く、中は狭い。

こんなところに、あの体の大きい、隣の教室の先生方が、泊まったんだ。

名四国道の木曽岬に入る手前の小さいサービスエリアです。
前から気になっていました。

お客は、私達だけ。

内側から。

前から気になっていた、カレー喫茶クロンボ
差別用語ですよ。

神の被造物たる人間は、みな平等です。

飛島善光寺　遠景
愛知県飛島の善光寺です。
信州善光寺と同じ御利益が。

近づいて

飛島善光寺

面積は小さいですが、観光バスも停まるんです。

本堂です

母子像

鐘です

門を内から

門です。
善光寺経営の保育園です。

すぐ隣の保育園

門から保育園まで遠いです。

海南こどもの国の隣にある弥勒禅寺です。

新しくてゴージャスなお寺です。

まるで竜宮城みたいです。

竜宮城みたいです

綺麗なお寺です。
なんとなく下関の赤間神宮に似ています。
勿論、色は違いますが。

お手洗いも綺麗です。

本堂の横に。

赤間神宮を思いだします。

本堂です

遠景です。
田んぼのなかに。

１５００年からあるお寺です。

海南こどもの国です。
すぐ隣です。
従姉妹の旦那様を案内します。

「貴方、〇〇ちゃん（私のこと）の前で、子どものグチも自慢話も、しちゃだめよ。あの人、独身だからひがみっぽいから」

聞こえてますよ。
私のような出来の悪い子どもを持つと、苦労しますよ。
まあいいやあ。

サニーワールド長島のそばで、無料で楽しめるんです。
お金を出すだけが能じゃないです。

休憩室

隣にあるローラースケート場
すぐ横がプールです。

こんな注意書きが。
海南こどもの国プールでは、「刺青」をされている方へ
　「刺青」がかくれるように水着(ラッシュガード等)を着用をお願いしております。

スーパー銭湯では、門前払いですが、この愛知県の心遣い、嬉しいですね。
子どもは、地域で育てるものですからね。

そうそう、予備校時代に一番親しくしていたのが、親分さんの息子でした。
「英語の神様」と言われ、よくお勉強を、教えてもらいました。
愛知県西部は、花街があるので、多いんですよ。

休憩室に入るドアは手動です。
ここまでエコだと、感心します。

プールは夏季のみ

穴から顔を出して、写真を撮るんです。

授乳室もあります。
嬉しい心遣いですね。

小山も

外国にいかなくても、外国に行った気分に。

焼きそばが食べられるんです。

子どもたちの一番の人気です

消防車です。
中に乗れます。

こちらは、中には入れません

一番大きいです。

子どもと猫

猫です

猫です

小鳥を抱く子

歌う子

あるく子

本を持つ子

こちらは有料です。

池を漕ぎます

足踏み式。
地球に優しく、健康にもいいです。

５０円でゴーカートに。
お財布にも優しいです。

お徳な回数券も。

大人も乗れます。
親子で楽しめるんです。

少年犯罪の厳罰化、このようなことを言う人もいますね。
でも以前テレビで、ドイツの女性社会学者が
「少年犯罪は、地域の責任です」ときっぱり。

親子の触れ合いが大事です。
ローマのパパ様のヨハネ・パウロ二世は、「世界の平和は家庭から」と、おっしゃっていました。
その通りですね。

夫婦愛、親子愛を再確認するのに、もってこいの公園ですね。