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リヴィウ駅からホテルのある街の中心部までは歩いている途中、大きな教会に出くわしました。 <br />白みかけた空にライトアップされて輝く聖堂が映えて、息を呑むほどでした。 <br />朝まだ早いというの人々が教会の中に吸い込まれていきます。 <br />一緒になって中へ入ると、人々が熱心に祈りをささげていました。 <br /><br />ガイドブックを開くとウクライナ東方カトリック教会の大聖堂とあります。 <br />ウクライナ東方カトリック教会とは聞きなれない存在ですが、なんでもバチカンのローマ法王に従いつつも典礼などはギリシャ正教の方法で行われるという教団だそうです。 <br />ここに来るまでそのような教団があるとは知らなかったのですが、ウクライナ人がいるところには南北アメリカはもちろんオーストラリアにまで教会があるといいます。 <br /><br />これもまたウクライナがロシアとは違うというしるしのひとつなのでしょう。<br /><br />リヴィウではジョルジュホテルに泊りました。 <br />街の中心部に位置し、値段も格安(朝食付3400円!)だったのでここに決めました。 <br />朝食付で3400円というのは沖縄の民宿でもありえない価格設定です。 <br /><br />ではどんな安っぽい宿かと思えばそんなことはまったくなく、リヴィウ最高級のホテルとして1世紀以上にわたって君臨してきた名門ホテルなのです。 <br /><br />バルザック、ジャンポール・サルトル、モーリス・ラヴェル、リヒャルト・シュトラウス、フランツ・ヨーゼフ1世、ガガーリン… <br />ホテルの公式サイトによるとこんな著名人が泊っているそうです。 <br /><br />建物は1901年にアールヌーヴォー様式で建てられています。 <br />外観内観ともに過剰な装飾を廃した上品なセンスでまとめられていました。 <br /><br />値段が格安なのはバストイレが別になっているツーリストクラスだったということもあるのですが、部屋の斜め向かいにあったので特に不便を感じることもありませんでした。 <br /><br />朝食を食べた食堂がまた変わっていて中国風の山水画が描かれていました。 <br />ホテルの人に作者を尋ねてみましたが、昔のことなので誰が描いたかわからないということでした。 <br />どんな人物が描いたのでしょうか、気になるところです。 <br /><br />リヴィウもここよりも近代的でゴージャスなホテルが生まれてきているのでしょう。 <br />ヨーロッパらしい旅情を味わうにはもってこいの個人旅行者向けのホテルでした。 <br /><br />ジョルジュホテル <br />http://www.georgehotel.com.ua/video.htm<br /><br />リヴィウの旧市街はウィーンに良く似ています。 <br />中世の城壁があったとおぼしき場所を緑地帯として、その緑地帯に沿うようにオペラ座やホテルなどの建物が建ち並んでいます。 <br />ウィーンに似ていると思ったのもそのはずで、18世紀後半のポーランド分割から20世紀初頭の第一次世界大戦までオーストリア・ハンガリー帝国の統治下にあったからです。 <br /><br />日本には京都を街づくりの手本とした小京都が各地にありますが、リヴィウはさしずめ小ウィーンといったところでしょうか。 <br /><br />小京都にはお茶事が盛んで和菓子のおいしいところが多いですが、小ウィーンとでもいうべきリヴィウにはウィーン風のコーヒー文化が根付いていて、市内各所にしゃれたカフェが点在しています。 <br /><br />そのうちから重厚な雰囲気のブックカフェであるKabinet Cafeと世界各地から取り寄せたコーヒー豆が自慢のSvit Kavyでコーヒタブレイクを楽しみました。 <br /><br />Kabinet Cafe <br />http://www.karpaty.info/en/uk/lv/lw/lviv/restaurants/kabinet/ <br /><br />Svit Kavy <br />http://www.inyourpocket.com/ukraine/lviv/Where-to-eat/Cafes/Svit-Kavy_49256v <br /><br />ロンリープラネットに載っているウォーキングツアーのモデルコースに沿って市内を一通り見てまわったら時間が余ったので、東欧で最も美しい墓地のひとつといわれるリチャキフ墓地に足を伸ばしました。 <br /><br />日本では墓地が観光名所になることはめったにありませんが、ヨーロッパでは意匠を凝らした墓石の数々が見どころのひとつとして挙げられていることが少なくありません。 <br />リチャキフ墓地もリヴィウを代表する見どころとして、入り口でしっかり入場料を取られました。 <br />入り口に近いところほど豪華なお墓が並んでいて、奥へ行くほど地味になっていくようです。 <br />墓標もキリル文字で書かれたウクライナ人やロシア人のものとアルファベットで書かれたポーランド人やドイツ人のものがありました。 <br />興味深いのは生没年月日がはっきりと墓石に刻まれていることです。 <br />90代まで長生きした人もいますが、50代や60代くらいで亡くなる人が多いように見受けられました。 <br />夫が50代くらいで亡くなって、夫人が80以上まで長生きしている例も少なくありません。 <br />ソ連時代にも立派なお墓を残している人がいたのですが、ブルジョワ的と批判されたりはしなかったのか気になるところです。 <br /><br />いろんなタイプのお墓の中で一番印象に残ったのが故人の生前の姿を銅像として残しているお墓です。 <br />なかには丈の長いスーツでマイクを片手に立つ像がありました。 <br />演歌かムード歌謡の歌手のようです。 <br />もっともウクライナに演歌やムード歌謡があるのかどうかはわかりませんが。 <br /><br /><br />

小ウィーン~ルーマニア&ウクライナ紀行⑤

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2011/09/27 - 2011/09/27

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池彼方

池彼方さん

リヴィウ駅からホテルのある街の中心部までは歩いている途中、大きな教会に出くわしました。
白みかけた空にライトアップされて輝く聖堂が映えて、息を呑むほどでした。
朝まだ早いというの人々が教会の中に吸い込まれていきます。
一緒になって中へ入ると、人々が熱心に祈りをささげていました。

ガイドブックを開くとウクライナ東方カトリック教会の大聖堂とあります。
ウクライナ東方カトリック教会とは聞きなれない存在ですが、なんでもバチカンのローマ法王に従いつつも典礼などはギリシャ正教の方法で行われるという教団だそうです。
ここに来るまでそのような教団があるとは知らなかったのですが、ウクライナ人がいるところには南北アメリカはもちろんオーストラリアにまで教会があるといいます。

これもまたウクライナがロシアとは違うというしるしのひとつなのでしょう。

リヴィウではジョルジュホテルに泊りました。
街の中心部に位置し、値段も格安(朝食付3400円!)だったのでここに決めました。
朝食付で3400円というのは沖縄の民宿でもありえない価格設定です。

ではどんな安っぽい宿かと思えばそんなことはまったくなく、リヴィウ最高級のホテルとして1世紀以上にわたって君臨してきた名門ホテルなのです。

バルザック、ジャンポール・サルトル、モーリス・ラヴェル、リヒャルト・シュトラウス、フランツ・ヨーゼフ1世、ガガーリン…
ホテルの公式サイトによるとこんな著名人が泊っているそうです。

建物は1901年にアールヌーヴォー様式で建てられています。
外観内観ともに過剰な装飾を廃した上品なセンスでまとめられていました。

値段が格安なのはバストイレが別になっているツーリストクラスだったということもあるのですが、部屋の斜め向かいにあったので特に不便を感じることもありませんでした。

朝食を食べた食堂がまた変わっていて中国風の山水画が描かれていました。
ホテルの人に作者を尋ねてみましたが、昔のことなので誰が描いたかわからないということでした。
どんな人物が描いたのでしょうか、気になるところです。

リヴィウもここよりも近代的でゴージャスなホテルが生まれてきているのでしょう。
ヨーロッパらしい旅情を味わうにはもってこいの個人旅行者向けのホテルでした。

ジョルジュホテル
http://www.georgehotel.com.ua/video.htm

リヴィウの旧市街はウィーンに良く似ています。
中世の城壁があったとおぼしき場所を緑地帯として、その緑地帯に沿うようにオペラ座やホテルなどの建物が建ち並んでいます。
ウィーンに似ていると思ったのもそのはずで、18世紀後半のポーランド分割から20世紀初頭の第一次世界大戦までオーストリア・ハンガリー帝国の統治下にあったからです。

日本には京都を街づくりの手本とした小京都が各地にありますが、リヴィウはさしずめ小ウィーンといったところでしょうか。

小京都にはお茶事が盛んで和菓子のおいしいところが多いですが、小ウィーンとでもいうべきリヴィウにはウィーン風のコーヒー文化が根付いていて、市内各所にしゃれたカフェが点在しています。

そのうちから重厚な雰囲気のブックカフェであるKabinet Cafeと世界各地から取り寄せたコーヒー豆が自慢のSvit Kavyでコーヒタブレイクを楽しみました。

Kabinet Cafe
http://www.karpaty.info/en/uk/lv/lw/lviv/restaurants/kabinet/

Svit Kavy
http://www.inyourpocket.com/ukraine/lviv/Where-to-eat/Cafes/Svit-Kavy_49256v

ロンリープラネットに載っているウォーキングツアーのモデルコースに沿って市内を一通り見てまわったら時間が余ったので、東欧で最も美しい墓地のひとつといわれるリチャキフ墓地に足を伸ばしました。

日本では墓地が観光名所になることはめったにありませんが、ヨーロッパでは意匠を凝らした墓石の数々が見どころのひとつとして挙げられていることが少なくありません。
リチャキフ墓地もリヴィウを代表する見どころとして、入り口でしっかり入場料を取られました。
入り口に近いところほど豪華なお墓が並んでいて、奥へ行くほど地味になっていくようです。
墓標もキリル文字で書かれたウクライナ人やロシア人のものとアルファベットで書かれたポーランド人やドイツ人のものがありました。
興味深いのは生没年月日がはっきりと墓石に刻まれていることです。
90代まで長生きした人もいますが、50代や60代くらいで亡くなる人が多いように見受けられました。
夫が50代くらいで亡くなって、夫人が80以上まで長生きしている例も少なくありません。
ソ連時代にも立派なお墓を残している人がいたのですが、ブルジョワ的と批判されたりはしなかったのか気になるところです。

いろんなタイプのお墓の中で一番印象に残ったのが故人の生前の姿を銅像として残しているお墓です。
なかには丈の長いスーツでマイクを片手に立つ像がありました。
演歌かムード歌謡の歌手のようです。
もっともウクライナに演歌やムード歌謡があるのかどうかはわかりませんが。


  • 早朝の東方カトリック教会

    早朝の東方カトリック教会

  • モデルさんではありません。<br />若い軍人さんです。<br />

    モデルさんではありません。
    若い軍人さんです。

  • リヴィウ名物のカフェでひと休み

    リヴィウ名物のカフェでひと休み

  • リチャキフ墓地で見かけた歌手のお墓。<br />ムード演歌でも歌いそうないでたちです。

    リチャキフ墓地で見かけた歌手のお墓。
    ムード演歌でも歌いそうないでたちです。

  • お世話になったジョルジュホテル

    お世話になったジョルジュホテル

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