1989ベネズエラ　ピコ・ボリバル編

1989/11/19 - 1989/12/03

エンジェル・フォールの次は、カラカスから西のメリダへ。アンデス山脈の北端にあるベネズエラの最高峰ピコ・ボリバルに登るためです。今となっては良い思い出ですが、いや〜本っ当に大変でした。

＜旅程＞
19日（日）成田（SQ012）→ＬＡ
20日（月）ＬＡ（PA445）→マイアミ（PA042）→カラカス
21日（火）（カラカス）
22日（水）（カラカス）
23日（木）カラカス（VE051）→カナイマ
24日（金）（カナイマ国立公園）
25日（土）（カナイマ国立公園）
26日（日）カナイマ（VE052）→カラカス
27日（月）カラカス（VE099）→メリダ
28日（火）（メリダ）
29日（水）（メリダ）
30日（木）メリダ（VE100）→カラカス
1日（金）カラカス（PA442）→マイアミ（PA043）→ＬＡ
2日（土）ＬＡ（SQ011）→
3日（日）→成田

エリア メリダ(ベネズエラ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: シンガポール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

メリダにある世界一長いロープウェー

ハイキングで距離を歩くのはＯＫですが、根が面倒くさがりなので山登りは敬遠しています。なのに5000ｍ級の山に登る気になったのは、ロープウェーで4700ｍ辺りまで行けるから。しかし、メリダ到着時に空港のインフォメーションで尋ねたらメンテのため動いてないという返事。念のため翌日来てみましたが、やっぱり休止中でガッカリ。
諦めきれず近くの旅行代理店に寄ってみると、ロープウェーの通常料金に比べたら破格（当時の120US$相当）でしたが行けるとのこと。ヤッタ〜\(^o^)／

ちなみに看板に記されているように、全長約12.5ｋｍ、標高差約3200ｍという凄い代物。しかも1958年製です。

翌日（29日）、ガイドのゴンサーロと6時半に出発。
ロープウェーは4本を乗り継いでいきますが、このときは2番手が壊れていて作業用ゴンドラで代用。

写真は終点のピコ・エスペホ駅周辺。

ユーゴスラビアと東ドイツから来たカップルに遭いました。
そういえばベルリンの壁崩壊がこの年の11月でした。

ピコ・エスペホ駅から先はロープで上り下りが必要な場所もあってガイドが居なければ無理。それに4500ｍを超す高地なので5分も歩くと息が切れる、、、。

夜は下に見えている池の近くでテント泊。大半の荷物を置いて、いざ頂上へ！

と、その前に１枚。登っている最中は必死で写真を撮る余裕も無し。

ピコ・ボリバル頂上

14時すぎに到着。岩にもたれているのはガイドのゴンサーロ。

頂上に据えられた胸像は、スペインからの独立運動に活躍したシモン・ボリバルの像です。

当時は標高5007ｍということでしたが、最近のGPS測定によると標高は4980ｍ前後らしいです。えらい目をして登ったのに5000ｍ超えてなかったのはちょっと悔しい〜。

頂上には30分ほど居て戻りました。
乾季なのでルート上に積雪はありませんでしたが、北側の斜面には残雪が結構ありました。

斜面に陽が当たると何ともキレイ。登山が好きな人は、こういう光景に魅せられて止められないんだろうな〜。

疲れも加わって戻りの方がツラかったです。頂上から4時間掛かって荷物の所まで無事到着。

翌朝起きると体調が悪く、ロープウェーに戻るまでが大変でした。10歩も歩くと息が切れてしまい、歩きたくなくなるだけでなく立っているのもつらいほど。足取りもフラフラで我ながら心許なく、へたをすると谷側へ転げ落ちてしまいそう・・・。小刻みに休憩をとらせてもらい、2時間掛かってピコ・エスペホ駅にたどり着いた時は正直ホッとしました。^^;

この写真はロープウェーの途中で撮ったメリダ市内。

アルベルト・カルネバリ空港

明日には帰国なので、夕方の便でカラカスに戻りました。
メリダの空港の建物はロッジみたいで長閑。飛行機を待っていると、ピコ・エスペホで出会ったカップルにばったり会い、さらにはカナイマのツアーで一緒だったアメリカ人夫婦にも会ってビックリ。どちらもバレンシア行きの飛行機に乗るとのことで、まだ旅があるのが羨ましい。