2006/04/22 - 2006/04/22
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ジェイミー&ベンさん
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「ふたりの自転車乗りの英雄が、空港近くのBPガソリンスタンドでたむろするならば、必ずやオーストラリアの向こう側までたどり着ける幸運に巡り会うだろう」
しかし火曜日の夜遅く、数時間かけてお告げの正体を見極めようと懸命に努力したものの、その収穫といえば、スコットランドに植えられたバナナの木ほどもなかった。僕らは崩れ落ちて膝をつき、祈りを捧げた。すると、なんとすぐにその恩恵にあずかることになった。
巨大な白の連結トレーラーが姿を現し、あたりを揺るがしながら止まろうとしていた。ドアが開いて、飛び出してきたのがトリッキーだった。「いいとも。あの薄暗い路地の先に倉庫があるだろ? そこで待っててくれ。君たちの場所を用意するよ」。ヒーローの登場だ。
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あごひげを生やし、タトゥーを入れた巨漢のトリッキーは、高速をトレーラーでぶっ飛ばしていないときは、ハーレーダビッドソンを愛好していた。トリッキーは、貨物の運搬人だった。
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それから3日間、僕らはカンガルーやラクダを横目に、巨大な金属の塊を走らせつづけた。夜は、後部のトレーラーでごろ寝した。氷点下の寒さのなか、寝袋やマットで数時間睡眠をとってはまた走るの連続だった。2日目になると、確かに同じ東海岸ではあるが、トリッキーの目的地がシドニーではなくメルボルンであることが発覚した。話し合いをしたが、すぐさまメルボルンでいいという結論を下した。
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金曜日、僕らはメルボルンの幹線道路を降りたところでトリッキーに別れを告げ、繁華街に向かう電車に飛び乗った。ついに僕らはやったのだ。シンガポールからメルボルンまで、誰もやらないような方法でたどり着いたのだ。
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