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五日目<br />8時45分にホテルを出て砂漠を4時間半走りカラクリ湖へ。途中、右側に天山山脈、左側に崑崙山脈、火焔山。標高7000m級の峰々を望むパキスタン国境への道。ボロン湖は氷が張っている。キャラバンサライ、昔銀座に同名の高級クラブがあった。隊商の宿泊所とは知らなかった。カラクリ湖はなんのからくりもなく普通の湖だった。昼食は農家料理、とはいえ美味しい。パミ−ル高原をドライブ、切り立つ山々、紅山、ケイズ峡谷などさまざまな絶景を見ないで(眠ってしまって)カシュガルに戻る。ウイグル族の民族舞踊を見ながらイスラム料理の夕食。最後は我々も踊りに参加して楽しむ。宿は昨日と同じ其尼瓦克賓館。<br />六日目<br />8時45分にホテルを出て市内観光。香妃墓。17世紀に強大な権勢を誇ったイスラム教の指導者アパク・ホ−ジャとその一族の陵墓。エイティガ−ル寺院。西域最大のイスラム寺院。旧市街、土の家にはさまれた細い道、アルジェのカスバをちょっと思い出させる風景、この風景にぴったりな子供たち、写真を撮ると見せてと寄ってくる、可愛いい。<br />ここの民家で家庭料理の昼食。ナン、紐のようなパン、菓子、果物、<br />そうめんを煮込んだようなうどんなど。次に職人街へ。レンガ造りの工房で職人がいろいろなものを作ったり修理したりしている。ラワップというギタ−のような民族楽器のミニチュアを比較言語学の先生の土産に買う。何疆鉄道の軟臥(一等寝台車)で庫車へ、760km、14:07<br />−23:12、約9時間、敦煌パスの一件もありみんな親しくなっていたのでコンパ−トメントを訪ねあい談笑する。庫車飯店泊まり。<br />七日目<br />9時に宿を出てガタガタ道を約1時間、30km 塩水渓谷へ、そこからまた石の多い砂漠の道とも言えない道を約1時間20分走ってキジル千仏洞へ。ベゼクリクと同じように盗まれ破壊され完全な壁画はのこっていない。昼食は郷土料理、どこも似たような料理だがおいしい。また砂漠を約1時間20分走ってグズルガハ千仏洞、ほんとに石窟の多い国だ。<br />グズルガハ烽火台。漢時代のものが保存されているのだと言う。ず−っと砂漠を通って庫車にもどる。夕食はホテルの敷地内にあるレストラン。ナン炒めなどのウイグル料理。食後10人ほどでバザ−ルへ、バザ−ルはいつどこで見ても楽しい。往きバス1元、帰りタクシ−5元。<br />庫車飯店泊まり。<br />八日目<br />8時半に宿を出てタクラマカン砂漠へ。約4時間、車窓より民家、ポプラ並木、杏の花、麦畑、羊たち、ロバ、胡楊、風力発電の風車、などが見える。途中何度か止って青空トイレ。女性は大変だろうと思ったがみんな旅慣れているようだ。慣れるとむしろ汚いトイレを使うより爽快だなどと話し合う。砂に残った靴跡を撮る人もいれば砂に名前を書いて撮る人もいる。そしてみんなタクラマカンの砂を持ち帰る。我々24人とガイドが動きまわって美しい風紋を乱す。昼食はシシカバブ(OK)。約4時間、220km走ってコルラの空港へ。18:40のウルムチ行きの便がまたまた黄砂のために飛ばない。Disaster doesn&#39;t come alone.蘭州で敦煌行きの便を一昼夜もむなしく待った経験から学習していた私たちは列車の手配をするように添乗員トガイドに要求するということで即座に意見が一致した。かろうじて列車の切符が手配できてウルムチのcomfortableな新疆飯店泊まりが車中泊となったわけだが急なことでもちろん軟臥ではなく、硬座の12時間はきつかった。誰もんほとんど眠れなかったのではないか。足首が誰か他人の足のようにふとくなっていた。<br />九日目<br />9時にやっとウルムチの駅に着く。なんと大きな駅、なんと多くの人。<br />そのままバスで天地へ。茶色の世界から緑の世界へ。中国のスイスと呼ばれる避暑地とのこと。水際まで降りて散策。ウルムチへ戻って昼食は日本料理。いままでの四川料理、郷土料理、家庭料理などなど称していたものはみなOKだったがここはいただけない、 not OK。食後<br />紅山公園でウルムチの街を見おろす。17時10分空路北京へ、20:40着<br />レストランで夕食。京瑞温泉国際酒店泊まり。一日目の北京のホテル<br />よりgrade upと案内にかいてあったがさほどでもない。<br />十日目<br />9:40北京発、エコノミ−クラス over−booking のため何人かビジネスクラスにまわる抽選にあたったが体調が悪かった同行者にゆずる。13:55成田着。今回の旅行を5点満点で総括して、ホテル1点、食事4点、現地ガイド3点、観光(景色、自然、遺跡)5点。

シルクロ−ド カシュガル・クチャ・ウルムチ 4回目の中国 その2 

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2007/04/01 - 2007/04/10

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8

49

Shakespearian

Shakespearianさん

五日目
8時45分にホテルを出て砂漠を4時間半走りカラクリ湖へ。途中、右側に天山山脈、左側に崑崙山脈、火焔山。標高7000m級の峰々を望むパキスタン国境への道。ボロン湖は氷が張っている。キャラバンサライ、昔銀座に同名の高級クラブがあった。隊商の宿泊所とは知らなかった。カラクリ湖はなんのからくりもなく普通の湖だった。昼食は農家料理、とはいえ美味しい。パミ−ル高原をドライブ、切り立つ山々、紅山、ケイズ峡谷などさまざまな絶景を見ないで(眠ってしまって)カシュガルに戻る。ウイグル族の民族舞踊を見ながらイスラム料理の夕食。最後は我々も踊りに参加して楽しむ。宿は昨日と同じ其尼瓦克賓館。
六日目
8時45分にホテルを出て市内観光。香妃墓。17世紀に強大な権勢を誇ったイスラム教の指導者アパク・ホ−ジャとその一族の陵墓。エイティガ−ル寺院。西域最大のイスラム寺院。旧市街、土の家にはさまれた細い道、アルジェのカスバをちょっと思い出させる風景、この風景にぴったりな子供たち、写真を撮ると見せてと寄ってくる、可愛いい。
ここの民家で家庭料理の昼食。ナン、紐のようなパン、菓子、果物、
そうめんを煮込んだようなうどんなど。次に職人街へ。レンガ造りの工房で職人がいろいろなものを作ったり修理したりしている。ラワップというギタ−のような民族楽器のミニチュアを比較言語学の先生の土産に買う。何疆鉄道の軟臥(一等寝台車)で庫車へ、760km、14:07
−23:12、約9時間、敦煌パスの一件もありみんな親しくなっていたのでコンパ−トメントを訪ねあい談笑する。庫車飯店泊まり。
七日目
9時に宿を出てガタガタ道を約1時間、30km 塩水渓谷へ、そこからまた石の多い砂漠の道とも言えない道を約1時間20分走ってキジル千仏洞へ。ベゼクリクと同じように盗まれ破壊され完全な壁画はのこっていない。昼食は郷土料理、どこも似たような料理だがおいしい。また砂漠を約1時間20分走ってグズルガハ千仏洞、ほんとに石窟の多い国だ。
グズルガハ烽火台。漢時代のものが保存されているのだと言う。ず−っと砂漠を通って庫車にもどる。夕食はホテルの敷地内にあるレストラン。ナン炒めなどのウイグル料理。食後10人ほどでバザ−ルへ、バザ−ルはいつどこで見ても楽しい。往きバス1元、帰りタクシ−5元。
庫車飯店泊まり。
八日目
8時半に宿を出てタクラマカン砂漠へ。約4時間、車窓より民家、ポプラ並木、杏の花、麦畑、羊たち、ロバ、胡楊、風力発電の風車、などが見える。途中何度か止って青空トイレ。女性は大変だろうと思ったがみんな旅慣れているようだ。慣れるとむしろ汚いトイレを使うより爽快だなどと話し合う。砂に残った靴跡を撮る人もいれば砂に名前を書いて撮る人もいる。そしてみんなタクラマカンの砂を持ち帰る。我々24人とガイドが動きまわって美しい風紋を乱す。昼食はシシカバブ(OK)。約4時間、220km走ってコルラの空港へ。18:40のウルムチ行きの便がまたまた黄砂のために飛ばない。Disaster doesn't come alone.蘭州で敦煌行きの便を一昼夜もむなしく待った経験から学習していた私たちは列車の手配をするように添乗員トガイドに要求するということで即座に意見が一致した。かろうじて列車の切符が手配できてウルムチのcomfortableな新疆飯店泊まりが車中泊となったわけだが急なことでもちろん軟臥ではなく、硬座の12時間はきつかった。誰もんほとんど眠れなかったのではないか。足首が誰か他人の足のようにふとくなっていた。
九日目
9時にやっとウルムチの駅に着く。なんと大きな駅、なんと多くの人。
そのままバスで天地へ。茶色の世界から緑の世界へ。中国のスイスと呼ばれる避暑地とのこと。水際まで降りて散策。ウルムチへ戻って昼食は日本料理。いままでの四川料理、郷土料理、家庭料理などなど称していたものはみなOKだったがここはいただけない、 not OK。食後
紅山公園でウルムチの街を見おろす。17時10分空路北京へ、20:40着
レストランで夕食。京瑞温泉国際酒店泊まり。一日目の北京のホテル
よりgrade upと案内にかいてあったがさほどでもない。
十日目
9:40北京発、エコノミ−クラス over−booking のため何人かビジネスクラスにまわる抽選にあたったが体調が悪かった同行者にゆずる。13:55成田着。今回の旅行を5点満点で総括して、ホテル1点、食事4点、現地ガイド3点、観光(景色、自然、遺跡)5点。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道 観光バス 飛行機
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
阪急交通社

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  • カシュガル市内

    カシュガル市内

  • カシュガル市内

    カシュガル市内

  • カシュガル市内

    カシュガル市内

  • 道路を横切る羊の群れ

    道路を横切る羊の群れ

  • キャラバンサライ

    キャラバンサライ

  • 氷が張っているボロン湖

    氷が張っているボロン湖

  • カラクリ湖

    カラクリ湖

  • カラクリ湖のレストランでの昼食

    カラクリ湖のレストランでの昼食

  • カラクリ湖

    カラクリ湖

  • カシュガル旧市街

    カシュガル旧市街

  • 旧市街で<br />

    旧市街で

  • 旧市街で

    旧市街で

  • 旧市街で

    旧市街で

  • 食事した民家

    食事した民家

  • カシュガルのホテルでの民族舞踊

    カシュガルのホテルでの民族舞踊

  • アパク・ホ−ジャ

    アパク・ホ−ジャ

  • アパク・ホ−ジャにいた少女

    アパク・ホ−ジャにいた少女

  • アパク・ホ−ジャ

    アパク・ホ−ジャ

  • キジル千仏洞

    キジル千仏洞

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この旅行記へのコメント (8)

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  • キャッツアイさん 2015/03/14 10:04:29
    シルクロ−ド カシュガル・クチャ・ウルムチ 4回目の中国 その2 
    Shakespearianさん、こんにちは
    3月の声を聞いても、ここのところ、ずっと寒い日が続きましたね。
    昨日からやっと春らしくなり
    桜の花見の便りを・・
    Shakespearianさんは
    楽しみにされていらっしゃるのではないでしょうか

    魅力的なシルクロード
    ため息をつきながら拝見させていただいています。

    青空トイレ・・慣れると爽快・・へぇ〜っとびっくり。
    意外でした。

    この旅は
    体力的にもタフ差が要求されますね。
    ・・軟弱者の私は、行きたい気持ちはどんどん気弱に・・。

    旅人には上級者コースですね。

    旅程も黄砂で大きく左右されたりするようですし・・
    列車も12時間座ったままの姿勢で・・
    それは歩くのも大変なくらい足がむくむんでしょうね。

    ふぅ〜・・
    行ってみたい
    そして子供達の素朴な笑顔も見てみたい!
    素敵でしょうね!感動だろうな〜と思います。
    でも、タフさでは不合格な私・・(精神力、年齢、膝の故障など)
    しかたない・・
    私はせめて
    Shakespearianさんの旅行記で疑似体験させていただきながら

    旅を家に居ながら体験させていただくことにしよう〜っと。♪

    こうしてShakespearianさんの旅行記でプチ旅行。
    その贅沢に感謝しつつ

    これからも たびたびお邪魔させていただきます、宜しくお願いします。
    ではまた
    ちゃおちゃお〜
    キャッツアイ
  • わんぱく大将さん 2014/07/21 00:39:09
    ここまで行くと
    Shakespearianさん

    前にも申し上げたかもしれませんが、私ももう約30年前にトルファン、ウルムチに行ったことがあります。あのあたりまで行くと子供らの顔が、違ってきますね。 

     大将

    Shakespearian

    Shakespearianさん からの返信 2014/07/23 05:00:50
    RE: ここまで行くと
    30年まえですか! たいへんだったでしょうね。ホテル・食事・トイレ。
    いまでもかなりたいへんですが。
    Shakespearian


    > Shakespearianさん
    >
    > 前にも申し上げたかもしれませんが、私ももう約30年前にトルファン、ウルムチに行ったことがあります。あのあたりまで行くと子供らの顔が、違ってきますね。 
    >
    >  大将

    わんぱく大将

    わんぱく大将さん からの返信 2014/07/23 09:57:33
    RE: RE: ここまで行くと
    > 30年まえですか! たいへんだったでしょうね。ホテル・食事・トイレ。
    > いまでもかなりたいへんですが。
    > Shakespearian

    Shakespearianさん

    といっても、仕事で行ったので。 熱が出てるのに、水風呂に入ったりして、トイレも外でたまに野糞(失礼)でしたね。
    >
    >
    > > Shakespearianさん
    > >
    > > 前にも申し上げたかもしれませんが、私ももう約30年前にトルファン、ウルムチに行ったことがあります。あのあたりまで行くと子供らの顔が、違ってきますね。 
    > >
    > >  大将
  • 子連れ旅人さん 2012/07/05 23:50:00
    これ、なんでしょうか?
    鶏?羊???
    食べ物かな??なんだろう??

    Shakespearian

    Shakespearianさん からの返信 2012/07/23 06:15:13
    RE: これ、なんでしょうか?
    > 鶏?羊???
    > 食べ物かな??なんだろう??

    羊だったと思います。食べるときはもっと小さくカットされてます。
  • 茶柱タツ子さん 2011/10/27 12:04:17
    この子供服は懐かしい!
    Shakespearianさん、

    ご訪問ありがとうござました。
    こちらの旅行に逆訪問させていただきました♪

    そしてこの一枚!懐かしいです!どこでもドアならぬ、どこでもトイレ。よく考えたというか、ずぼらというか、この手のスタイルの服を本当によく中国・ベトナムで見かけました。懐かしい。このアングルもかなり気に入りました。^^

    楽しませていただきありがとうございます。

    茶柱

    Shakespearian

    Shakespearianさん からの返信 2011/10/28 22:32:29
    RE: この子供服は懐かしい!
    > Shakespearianさん、
    >
    > ご訪問ありがとうござました。
    > こちらの旅行に逆訪問させていただきました♪
    >
    > そしてこの一枚!懐かしいです!どこでもドアならぬ、どこでもトイレ。よく考えたというか、ずぼらというか、この手のスタイルの服を本当によく中国・ベトナムで見かけました。懐かしい。このアングルもかなり気に入りました。^^
    >
    > 楽しませていただきありがとうございます。
    >
    > 茶柱
    >

    茶柱さん

    メッセ−ジありがとうございました。
    中国とベトナムはよく行ってますが私はこの服ははじめて見かけました。めずらしかったので思わず撮ってしまったものです。
    明日から一泊で湯河原へ行ってきます。
    こんごともよろしくお願いします。

    Shakespearian

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