2004/03/24 - 2004/03/30
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彷徨人MUさん
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1).旅の始めに
田一枚 残して谷間 菜の明かり
午前7時上海発、安徽省「銅陵」行の特急は、「清明節」の墓参りに向かう人で満員であった。「長江」(揚子江)の南、江南地方は、いまや菜の花の季節であったが、四大仏教霊地の一つで、地蔵尊を本尊とする安徽省の「九華山」は、木々の新芽がやっと芽吹き、朝晩は寒く、未だ火の恋しい季節であった。
2).安徽省「九華山」へ
上海から、7時間余で、安徽省「銅陵」に到着した。駅前からバスで、2時間で「九華山」の麓に着き、90元の入山料を支払い、霊地「九華山」に入山した。「九華山」は、「新羅」の皇族が出家し、開山したので、韓国からの観光客が多く、ハングルが飛び交っていた。此処には、高僧の「即身仏」(ミイラ)が多く祀られており、金粉が塗られたミイラをお参りしながらのお遍路である。死を覚るや、陶器壺に入り、亡くなれば、完全密閉し、3年余、悟りし者はミイラになる、と言われている。法衣の下から派手なトックリセーターを覗かせ、夜の観経をしながら大きな欠伸をしたり、本尊の前で朋輩とニタニタ笑いながら、大声で談笑したり、「義捐者名簿の石板に名前を彫るには、喜捨金は、200元以上ですよ」等の、呼び込みに、「鑑真和上」来日前の日本仏教界でさえも、まさか、そこまではと、聊か戸惑いながらの、お参りであった。
3).旅の終わりに
日本に到着するや、若い職務熱心な税関職員は、パスポートの記録が中国一色の出入国を繰り返す風体良からぬ僕を、どう見たのか、鞄の中を、隈無く掻き回したあげく、「お疲れ様でした」と、帰国を歓迎してくれた。僕の旅は、確かに「お疲れ様でした」なのだろう。
旅を終え、家路への途中、川沿いの夜桜の妖艶さが、乾燥した大陸での渇きを、一気に潤すかのような気分にさせてくれた。(完)
* Coordinator: Gu Hong
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