2005/05/26 - 2005/05/26
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ジェイミー&ベンさん
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5月26日(木曜日)
ポーランド脱出。ドキドキの国境越え
ワルシャワを発ったのは、滞在10日目のことだった。街を見て歩くのも楽しかったが、やはりふたたび東を目指して道路に出たときの気分には代えられない。国境に向けて北東に進路をとる。雨の予報もはずれ、ずっと気持ちのいい日光を背に受けながらの旅になった。長い中断のあとで、体にエンジンがかかるまで少し時間を要し、国境にたどり着くまで5日もかかってしまった。僕たちの気持ちのうえでは、すでにベラルーシ入りしているのも同然だったから、その間ずっとポーランドを走っていることがもどかしくてならなかった。
国境が近づくにつれ、心が重くなっていった。いったい何が待ち受けているのか、まるでわからなかったからだ。暴漢や路上強盗やそれよりもっとひどい話はいくらでも聞いたし、それ以前に、この国について尋ねた人はみな、そもそも「行くな」と言った。
国境のポーランド側は何も問題なかった。一連の手続きに付き添ってくれた若い兵士は、イギリス訛りの英語を話した。彼が言うには、あちら側の警備兵は非常に気まぐれで、たとえビザを持っていたとしても、気分次第で追い返されることもあるという。若い兵士は僕らを橋までエスコートしてくれたが、橋の真ん中に引いてある白い線のところまで来ると、これ以上は一緒に行けないと言った。「線の向こう側はベラルーシだ。幸運を祈る」そう彼は言った。僕らはまるで死刑判決を言い渡された犯罪者の気分で、監視塔に向かって自転車を押した。腰にマシンガンを下げた警備兵が、「止まれ」と手で合図をした。ドキドキしながら、書類を見せる。すると、警備兵は首を振りながらこう言った。「ここは自動車用の検問所なので、自転車は認められません」。僕らは耳を疑った。警備兵は、道路の端で待つように指示をすると、僕たちの後ろに並んでいた数台のトラックを通し始めた。警備兵はそれから30分後に僕たちのところに来ると、何の説明もなく、手を振って税関を通れと合図をした。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 自転車
-
半信半疑でパスポートコントロールに向かった。さらに大勢の武装した警備兵や、険しい面持ちの兵士たちがいる。紛争地帯のど真ん中のようだ。だが意外なことに、僕らに応対した兵士たちは、その強面とは裏腹に、これ以上ないぐらい感じがよかった。パスポートにスタンプが押され、続けて両替デスクに案内された(ここでも僕たちは、そもそも両替の必要があったことも、当然そのレートさえも知らなかった)。さらに彼らは、“こちら側”での水や食料の調達場所まで教えてくれた。続いて高級官僚らしき人物から質問を受け、ドラッグや小型武器を所持していないかと聞かれた。武器の質問には、僕らは思わず笑ってしまったのだが、相手は大真面目だった。
この瞬間から、ベラルーシはパラダイスのように思えてきた。この国に対して抱いていた恐れや抵抗感は消え去り、我々の予想はいい意味で裏切られた。新しく建設された道路は路肩も広く、人々は親切で、天気も申し分ない。カフェを見つけた僕らは、たらふくランチを食べた。オーナーが次から次へと出してくれたからだ。
僕たちが持っていた地図はロシア語で書かれていたため、もし最初に主要道路から外れないという方針を決めていなければ、厄介なことになっていたかもしれない。ポーランドでは、おそらく西側の人間が足を踏み入れたことがないような狭い道を行くことに慣れていた。おかげで辺ぴな村や古風な建物などを見ることができたが、ここでは安全第一を念頭に、ハイウェイだけを走ることにした。それは、バイカーの夢であり天国だった。何時間と自転車を走らせても、1台の自動車も見ることなく、きれいに舗装されたばかりの道路をふたりで思うがままに楽しんだ。
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