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Stay Gold.<br /><br />ご飯を作ってくれていた妻が言う。<br />「あ、私この曲好き」<br /><br />「いいよね。」<br /><br /><br />あっという間に過ぎた忘れられない時間。<br />2011年夏、ヨーロッパ旅行。<br /><br />Stay Gold!<br /><br />Daisaku<br /><br />---------<br /><br />ずっと楽しみにしていた旅行が終わった。<br />結婚し妻となった彼女との初めての旅行。<br /><br />舞台は欧州。<br />ずっと妻が行きたかったオーストリアを中心にチェコ、そしてベルギーを回ってきた。<br /><br />今朝6時30に家を出てブリュッセル南駅迄車で送る。<br />車内から流れるクラッシックを聞きながら車を走らせる。<br />ちょうど1月にブリュッセル国際空港へ車を走らせている時彼女だった彼女は今の妻となっていて、私もあと2ヶ月で日本へ本帰国する身ということもありその時と比べて寂しさは少なかった。<br /><br />といっても、ずっと一緒にいたので寂しい気持ちはやはりある。<br />パリ行きのタリスを待つホームで彼女と立っている時、最後に別れをしたホーム。<br /><br />はじめからおわりまで、最高の時間になったと思う。<br /><br />7月30日(土)<br /><br />ウィーンの空港で待ち合わせ。<br /><br />当日朝2時過ぎ迄起きていて、朝4時30分に起床、頼んでおいたタクシーに乗りブリュッセル国際空港へ。空港へ着きチェックイン、荷物を預け妻に電話。妻は前日夜の便でパリへ行き、朝4時15分にパリへ着いてからウィーンへの乗り継ぎを待っていたのだ。<br /><br />「もしもし、おはよう。お疲れさま。無事にパリに着いたかな。今おれはフライトを待っているところです。ウィーンの到着ゲートで待ち合わせしようね。」<br /><br />朝7時5分ブリュッセル発ウィーン行きと朝7時15分パリ発ウィーン行き。<br /><br />ウィーンに先に到着した私は到着ゲートではなく妻が荷物をとるフロアで待つ。6月に一時帰国して以来の再会。毎日スカイプか電話で話をしているけれど、やはり再会は嬉しい。自然と心がうわずってくる。<br /><br />そしてウィーンで無事に再会。妻と再会し、近くにいるだけで幸せを実感。<br /><br />荷物を取り、リムジンバスに乗りウィーン市内へ。リムジン車内で隣に座る妻の存在に幸せになる。ただ、横にいるだけで幸せを感じられる人。ずっと同じ気持ちが今朝のパリ行きタリスを待つとき迄続いていた。<br /><br />ウィーンのオペラ座の前にあるホテルにチェックインし、少しゆっくりしてから市内散策。世界で最も美しいと言われる図書館、王宮、教会を見、その後ナッシュマルクトと美術史美術館へ。<br /><br />夜は小沢征爾が良く行っていたという美味しいイタリアンへ。<br />妻が頼んだサーモンパスタ、私が頼んだ魚介パスタ、美味だった!<br /><br />その後ステファン寺院迄散歩。<br />道中夏とは思えないくらい寒く、厚着をして妻と凍えながら向かったけれどもそれがまた良い思い出になると思う。<br /><br />夜は妻が持ってきてくれた、会社の結婚祝いのメッセージを眺め皆様の心遣いに、感謝と感動を覚えた。<br /><br />7月31日(日)<br /><br />朝は昨日ナッシュマルクトで買ったパンとネスプレッソ。欧州ではネスプレッソマシーンが人気。日本帰国前に買って帰ろうかなと妻と話していた。<br /><br />ご飯を食べてから地下鉄でシェーンブルン宮殿へ。朝9時前に到着し、宮殿内を見て回って公園を散策。その後トラムで町を一周、楽友協会を見て、カフェでランチとケーキ。その後駅で飲み物等を買い込み15時過ぎの列車でザルツブルクへ。<br /><br />ザルツブルクへ行く道中食べたスコーン。美味しかった。<br /><br />ザルツブルクは今回の旅行で一番良かった!<br /><br />駅へ着いてからはバスで旧市街へ。<br />今回は旧市街のメイン通りに面するアパートを2泊借りた。ドイツに住むヘルデがドアの前で待っていてくれたけれど、本当に全てがパーフェクト、お薦めです。部屋内にはネスプレッソマシーンもあります。<br /><br />ABC-Altstadt-Appartements<br />http://www.booking.com/hotel/at/abc-altstadt-appartements.ja.html?aid=323168;label=postbooking_confemail;sid=29414ef6ffefa32bb4db4a1c48f6c48e<br /><br />ザルツブルクはちょうど夏の音楽祭の真っ最中。街全体が観光客で溢れ、にぎわいを見せている。<br /><br />アパートでゆっくりしてからウィーンフィルハーモニーのコンサートへ。会場前はドレスアップした人で大混雑。私はスーツ、妻もドレスアップして入場。会場前で日本人に写真を撮ってもらう。<br /><br />男の方はザルツブルク在住の音楽家、女性はイタリア在住という。今夜のコンサートはスポンサーのアウディの接待等、接待で来ている人が半分以上とその日本人音楽家が言っていた。<br /><br />コンサートは最高に良かった。<br />事前に妻のお父さんが、今日のコンサートと同じマーラの演目と、同じ指揮者のCDを妻に買ってくれたみたいで、それをザルツブルクまでの列車内で事前に聞いていたのが良かったと思う。<br /><br />右前に隣同士に座っていた女性が、全く同じドレスを着ていた事、妻の左に座った韓国の若い女性が麦わら帽子で入場してきた事にはびっくりした。<br /><br />コンサートの一部が終わり、妻と軽食、私はシャンパンを飲んだ。<br />そして聞いたマーラーのコンサート。<br />感動でずっと聞き入っていた。<br />何に感動したのか。<br /><br />それは、オーケストラの団員皆さんが、一生懸命、ベストを尽くしている姿に感動したのだ。<br />もちろん、演目自体も良かったと思うけど、それを一生懸命演奏する彼ら、彼女らの姿に感動した。<br /><br />「自分もしっかり仕事しないと」って。<br /><br />8月1日(月)<br /><br />早朝、パン屋で美味しいパンを購入し、レンタカー車内で食す。<br />この日は、ザルツブルクから車でハルシュタット、近郊のザルツカンマングートへ行ってきた。<br />朝は曇空だったが、ハルシュタットへの道を走らせると、気温がぐんぐん上がり、天気もよくなってきた。道中走った、緑の丘と綺麗な花でいっぱいの別荘のような家々が忘れられない。<br /><br />ハルシュタットは妻がずっと行きたいと言っていたところ。<br />そこに一緒に行けて、自分もすごく嬉しかったし、本当に良かった。<br />ハルシュタットでゆっくり散策してから、近郊の温泉の町へ行って、皇帝フランツヨーゼフが訪れていた素敵なカフェでランチ。<br /><br />午後の早い時間にザルツブルクへ帰る。<br />道中、すっごく綺麗な湖等で止まったり、スーパーへ寄ったりしてからザルツブルクへ。<br /><br />大司教の宮殿レジデンスと大聖堂を見て回り、バーゲンが続いているショップを回りホテルへ戻り、それから夜ご飯を食す。妻が見つけてくれたレストランでご飯。<br /><br />美味しいワイン、裏メニューのトリュフのパスタ、エビのリゾットと最高に美味しかった!<br />ハウスワインが美味しくて、一本お土産で持って帰ってきた。<br /><br />是非行ってみて下さい。<br /><br />Pan e vin<br />http://www.panevin.at/<br /><br />8月2日(火)<br /><br />午前、ホーエンザルツブルク城塞、モーツァルトの生家とミラベル宮殿を見てからチェックアウト、12時30分のロボシャトルというバスでチェコのチェスキークロムニフへ向かう。<br />12時に旧市街を出て、1番バスに乗ったが、それは駅行きとは逆方向のバスで、結局旧市街へ再度戻ってきてから駅へ着いたのが13時だった。同乗者の台湾人へ待たせてしまった事を謝り、ザルツブルクへさよならをする。<br /><br />ザルツブルク、本当に良かった!<br />ウィーンフィルのコンサートも最高に良かった。<br />これは妻のお父さんに感謝。<br />妻と話していた。<br /><br />「これから旅行するときもこうして一回はドレスアップしてコンサートや良いレストランへ行くのっていいね」って。<br /><br />チェスキークロムニフへ16時前に到着。<br />城と川が目の前にあるいい感じのホテルのいい部屋だ。<br />次の日のプラハ行きのバスをツーリストインフォメーションセンターで予約(バスは2時間おき)し、町を散策、城へ登り、中世の町並みそのままの世界遺産の町並みを眺める。<br /><br />眼下ではカヌーを楽しむ家族、カップル連れの風景。<br />傍らには愛する人がいる。<br /><br />幸せを感じる。<br />こうした幸せを人一倍感じるのも、普段遠距離でコミュニケーションを取っているからなのだろう。<br /><br />ただ、一緒にいるだけで幸せな気持ちになる人。<br />そんな人と巡り会えた幸せをただ実感。<br /><br />城から戻り、レストランどうしようかなと思っていると妻が「あのピザ美味しそうだね」と言う。<br />いいねえ。人気のテイクアウトのピザ屋さんがあって、そこでピザを4切れ(合計イタリアサイズで1枚)テイクアウトし、甘いお菓子も購入、その後ホテルでビールと共に食す。<br /><br />夜は小澤征爾の「ボクの音楽武者修行」を読む。<br />傍らでは妻が寝ている。<br />幸せを実感。<br /><br />小澤征爾ってすごいなと、同時代に生きれて良かったなって。<br />是非、小澤さんのコンサートを聞きに行きたいなって思いながら読んでいた。<br /><br />8月3日(水)<br /><br />午前町を散策。<br />その後広場でランチをしてから、タクシーでバス乗り場へ。(重いスーツケースを持っていたので)<br />バスでプラハへ向かう。<br />傍らで眠る妻。<br />小澤征爾の本を読みふける自分。<br /><br />その瞬間、とても幸せだった。<br /><br />プラハの駅に到着。<br />ホテルはカレル橋ふもとの高級ホテル。<br />今回はジュニアスイート2連泊。<br /><br />部屋は広くて、サービスも良かった!<br /><br />チェックインしてゆっくりしてからイタリアンレストランへ。<br />ここは欧州でベスト10(何の?)になったとるるぶで紹介されていたがすごく美味しかった。<br />妻は魚介パスタ、私はパエリアで白ワイン。<br /><br />Kogo<br />http://www.kogo.cz/en/restaurants/kogo-slovansky-dum/<br /><br />その後プラハの夜景を満喫。<br />妻がビデオを映しながら歩いている姿が好きだ。<br />同時に大丈夫かなって少し心配しながら見守る自分もいる。<br /><br /><br /><br />8月4日(木)<br /><br />プラハ一日観光の日。<br />天気予報は雨、曇り。<br /><br />でも夜ご飯迄ずっといい天気だった!<br />プラハ城を見て回り、城のカフェでゆったりし、その後市内を散策。<br />道中、突然の通り雨があり、市民館で待機。<br />その後、天文時計が付いている旧市庁舎に登り絶景を堪能、カフカハウスへ行き、デパートを回り、<br />記念にボヘミアングラスを購入。<br />新生活への準備だ。<br /><br />その後、1ヶ月以上前から予約していたレストランへ。<br />ここは温かいおしぼりが出てきたり、新婚という事でいろいろサービス<br />してくれたり、何よりもご飯そのものがすっごく美味しくて良かった。<br />お薦めです。<br /><br />La degustation<br />http://www.ladegustation.cz/en/restaurant/<br /><br />夜はカレル橋の畔で野外コンサート、ダンスを眺めてきた。<br /><br />翌朝早くのタクシーを予約すると朝食セットを作ってくれることになった!<br /><br />8月5日(金)<br /><br />朝4時30起き。<br />朝7時10分プラハ発ブリュッセル行きWizz air。<br /><br />ブリュッセルに着いてからバスで南駅、タクシーでアパートへ。<br />妻がさっそくご飯を作ってくれる。<br />お昼は会社のTさんとオフィス近くのギリシャ料理屋でご飯。<br />ご多忙の中こうして祝ってくださるのが本当に嬉しい。<br /><br />その後、Uccleにある高級食材店LA GRANDE Epicerieへ。<br />お土産にもってこいのかわいいエコバックと食材を購入、アールヌーボーで有名なオルタ美術館へ。<br /><br />その後ルイーズ通りでショッピング。<br />私は2枚のシャツを購入。<br /><br />やっぱり、一緒に買い物してくれる人がいると違うなっ、楽しいなって思った。ゆっくりショッピングしてから、アパートへ。<br /><br />夜はトラムでグランプラスへ。<br />会社の同僚、といっても先輩方ばかりだが、に祝ってもらってきた。<br /><br />http://www.scheltema.be/index.php?page=accueil〈=en<br /><br />ここは皆でシェアするのが美味しいレストランという印象。<br />今回はプレゼント、ケーキ迄頂き、本当に嬉しかった。<br /><br />夜ご飯の後グランプラスでお茶をしてから家に。<br />最後の日を前に二人でいるアパートの時間に何とも言えない感慨を覚えた。<br /><br />8月6日(土)<br /><br />朝9時過ぎにゲントへ。<br />ベルギーに詳しい妻が行ってないメジャー都市の最後の一つがここだった。<br />10時過ぎにゲントへ到着、教会で「聖なる子羊」を見物してから、200年以上続くマスタードを購入、ショッピングをしてから、近くのワインレストランへ。 ここで美味しいランチ、食後はボルドーワインを12本購入。<br /><br />Chaflo&amp;Co<br />http://www.chaflo.be/<br /><br />ブリュッセルのルイーズ通りへ戻り、妻がサムソナイトの旅行鞄を購入。<br />その後、ロブという高級スーパー、カルフールへ行って、食材、お土産を購入。<br /><br />http://www.rob-brussels.be/home.cfm?lang=en<br /><br />8月7日(日)<br /><br />朝起きてからゆっくりしてから、サブロン広場へ。<br />チョコレート屋さんを巡って、いろいろとお店をめぐって、グランプラスから近くの魚が美味しいサンカトリーヌ広場へ。<br /><br />妻の「いいところに住んでいるよね。私がここにいたら毎日通っちゃう」ってヴィタメールでの言葉が印象に残っている。そうだよね、また今度絶対来ようねと思いながら笑顔で聞いていた。<br /><br />サンカトリーヌ広場では、待望のノードシーへ。<br />ここチェーンのお店でウィーンやザルツブルクにはたくさんあったけど、ブリュッセルのここは本当に美味しい。<br /><br />白ワイン、クロケット、魚介スープ、エビのグリル<br /><br />を注文。美味しかった~!<br /><br />Nordzee<br />http://www.vishandelnoordzee.be/nl/home.asp<br /><br />その後、グランプラスでチョコレート、タンタン、レース等のお土産を買ってから、グランプラスでワッフルを食べる。<br /><br />何度目のグランプラスだろう。<br />でもこれがひとまず最後なのだろう、私がここにいる間でのお茶は。<br />そんなことを思ってはかけがえの無い時間に幸せを実感する。<br /><br />その後、家に帰ってから妻がご飯を作ってくれる。<br />カレー、ハヤシライス、ハンバーグ、それぞれ8人前ずつくらい!<br />2-3時間クッキングの補助をしたけれど、その間すごく嬉しかった。<br />ただでさえ疲れが溜まっているときに、本当にありがとうって。<br /><br />そして、最後の夜は近くのイタリアンに行く。二人に取ってはこれまた思い出に残るレストランだ。<br /><br />いいよね、思い出のレストラン、場所って。<br /><br />二人で遅めのご飯を食べてから妻がパッキングをする。<br />近くでネットをする自分。<br /><br />妻がシャワーに入っている間にポストカードで彼女へのお礼を書いてスーツケースへしまった。<br /><br />これまでありがとうね。<br />今回の旅行、ありがとうね。<br />そして、今後もずっとよろしくねって思いながら。<br /><br />普通の付き合いと比べたらすっごく遠距離。<br />超遠距離だから、周りの人にはわからない辛さや寂しさもあったと思う。<br />それでもそんなことを少しも見せず、逆にこちらを気遣ってくれる彼女、妻へ感謝の念が浮かんでくる。かけがえのない妻とその妻のかけがえのないご家族。<br /><br />楽しかったと同時に、今後も良い意味でしっかり仕事も色々頑張らなくちゃって思う、そんなかけがえの無い夏の一週間だった。<br /><br />ありがとう、遠いところ。<br />ありがとう、これまで。<br /><br />これでブリュッセルはしばらく来ないかもしれないけど、約束の10年後にまた来ようね。<br /><br />今後もずっと宜しくね。<br />2ヶ月後の再会を楽しみに待っています。<br /><br />ブリュッセルにて 8.8.2011 21.04 だいさく<br />

Highlight Vol.37 ~ Stay Gold, 2011 Summer ~

3いいね!

2011/07/30 - 2011/08/07

345位(同エリア379件中)

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ダイサク

ダイサクさん

Stay Gold.

ご飯を作ってくれていた妻が言う。
「あ、私この曲好き」

「いいよね。」


あっという間に過ぎた忘れられない時間。
2011年夏、ヨーロッパ旅行。

Stay Gold!

Daisaku

---------

ずっと楽しみにしていた旅行が終わった。
結婚し妻となった彼女との初めての旅行。

舞台は欧州。
ずっと妻が行きたかったオーストリアを中心にチェコ、そしてベルギーを回ってきた。

今朝6時30に家を出てブリュッセル南駅迄車で送る。
車内から流れるクラッシックを聞きながら車を走らせる。
ちょうど1月にブリュッセル国際空港へ車を走らせている時彼女だった彼女は今の妻となっていて、私もあと2ヶ月で日本へ本帰国する身ということもありその時と比べて寂しさは少なかった。

といっても、ずっと一緒にいたので寂しい気持ちはやはりある。
パリ行きのタリスを待つホームで彼女と立っている時、最後に別れをしたホーム。

はじめからおわりまで、最高の時間になったと思う。

7月30日(土)

ウィーンの空港で待ち合わせ。

当日朝2時過ぎ迄起きていて、朝4時30分に起床、頼んでおいたタクシーに乗りブリュッセル国際空港へ。空港へ着きチェックイン、荷物を預け妻に電話。妻は前日夜の便でパリへ行き、朝4時15分にパリへ着いてからウィーンへの乗り継ぎを待っていたのだ。

「もしもし、おはよう。お疲れさま。無事にパリに着いたかな。今おれはフライトを待っているところです。ウィーンの到着ゲートで待ち合わせしようね。」

朝7時5分ブリュッセル発ウィーン行きと朝7時15分パリ発ウィーン行き。

ウィーンに先に到着した私は到着ゲートではなく妻が荷物をとるフロアで待つ。6月に一時帰国して以来の再会。毎日スカイプか電話で話をしているけれど、やはり再会は嬉しい。自然と心がうわずってくる。

そしてウィーンで無事に再会。妻と再会し、近くにいるだけで幸せを実感。

荷物を取り、リムジンバスに乗りウィーン市内へ。リムジン車内で隣に座る妻の存在に幸せになる。ただ、横にいるだけで幸せを感じられる人。ずっと同じ気持ちが今朝のパリ行きタリスを待つとき迄続いていた。

ウィーンのオペラ座の前にあるホテルにチェックインし、少しゆっくりしてから市内散策。世界で最も美しいと言われる図書館、王宮、教会を見、その後ナッシュマルクトと美術史美術館へ。

夜は小沢征爾が良く行っていたという美味しいイタリアンへ。
妻が頼んだサーモンパスタ、私が頼んだ魚介パスタ、美味だった!

その後ステファン寺院迄散歩。
道中夏とは思えないくらい寒く、厚着をして妻と凍えながら向かったけれどもそれがまた良い思い出になると思う。

夜は妻が持ってきてくれた、会社の結婚祝いのメッセージを眺め皆様の心遣いに、感謝と感動を覚えた。

7月31日(日)

朝は昨日ナッシュマルクトで買ったパンとネスプレッソ。欧州ではネスプレッソマシーンが人気。日本帰国前に買って帰ろうかなと妻と話していた。

ご飯を食べてから地下鉄でシェーンブルン宮殿へ。朝9時前に到着し、宮殿内を見て回って公園を散策。その後トラムで町を一周、楽友協会を見て、カフェでランチとケーキ。その後駅で飲み物等を買い込み15時過ぎの列車でザルツブルクへ。

ザルツブルクへ行く道中食べたスコーン。美味しかった。

ザルツブルクは今回の旅行で一番良かった!

駅へ着いてからはバスで旧市街へ。
今回は旧市街のメイン通りに面するアパートを2泊借りた。ドイツに住むヘルデがドアの前で待っていてくれたけれど、本当に全てがパーフェクト、お薦めです。部屋内にはネスプレッソマシーンもあります。

ABC-Altstadt-Appartements
http://www.booking.com/hotel/at/abc-altstadt-appartements.ja.html?aid=323168;label=postbooking_confemail;sid=29414ef6ffefa32bb4db4a1c48f6c48e

ザルツブルクはちょうど夏の音楽祭の真っ最中。街全体が観光客で溢れ、にぎわいを見せている。

アパートでゆっくりしてからウィーンフィルハーモニーのコンサートへ。会場前はドレスアップした人で大混雑。私はスーツ、妻もドレスアップして入場。会場前で日本人に写真を撮ってもらう。

男の方はザルツブルク在住の音楽家、女性はイタリア在住という。今夜のコンサートはスポンサーのアウディの接待等、接待で来ている人が半分以上とその日本人音楽家が言っていた。

コンサートは最高に良かった。
事前に妻のお父さんが、今日のコンサートと同じマーラの演目と、同じ指揮者のCDを妻に買ってくれたみたいで、それをザルツブルクまでの列車内で事前に聞いていたのが良かったと思う。

右前に隣同士に座っていた女性が、全く同じドレスを着ていた事、妻の左に座った韓国の若い女性が麦わら帽子で入場してきた事にはびっくりした。

コンサートの一部が終わり、妻と軽食、私はシャンパンを飲んだ。
そして聞いたマーラーのコンサート。
感動でずっと聞き入っていた。
何に感動したのか。

それは、オーケストラの団員皆さんが、一生懸命、ベストを尽くしている姿に感動したのだ。
もちろん、演目自体も良かったと思うけど、それを一生懸命演奏する彼ら、彼女らの姿に感動した。

「自分もしっかり仕事しないと」って。

8月1日(月)

早朝、パン屋で美味しいパンを購入し、レンタカー車内で食す。
この日は、ザルツブルクから車でハルシュタット、近郊のザルツカンマングートへ行ってきた。
朝は曇空だったが、ハルシュタットへの道を走らせると、気温がぐんぐん上がり、天気もよくなってきた。道中走った、緑の丘と綺麗な花でいっぱいの別荘のような家々が忘れられない。

ハルシュタットは妻がずっと行きたいと言っていたところ。
そこに一緒に行けて、自分もすごく嬉しかったし、本当に良かった。
ハルシュタットでゆっくり散策してから、近郊の温泉の町へ行って、皇帝フランツヨーゼフが訪れていた素敵なカフェでランチ。

午後の早い時間にザルツブルクへ帰る。
道中、すっごく綺麗な湖等で止まったり、スーパーへ寄ったりしてからザルツブルクへ。

大司教の宮殿レジデンスと大聖堂を見て回り、バーゲンが続いているショップを回りホテルへ戻り、それから夜ご飯を食す。妻が見つけてくれたレストランでご飯。

美味しいワイン、裏メニューのトリュフのパスタ、エビのリゾットと最高に美味しかった!
ハウスワインが美味しくて、一本お土産で持って帰ってきた。

是非行ってみて下さい。

Pan e vin
http://www.panevin.at/

8月2日(火)

午前、ホーエンザルツブルク城塞、モーツァルトの生家とミラベル宮殿を見てからチェックアウト、12時30分のロボシャトルというバスでチェコのチェスキークロムニフへ向かう。
12時に旧市街を出て、1番バスに乗ったが、それは駅行きとは逆方向のバスで、結局旧市街へ再度戻ってきてから駅へ着いたのが13時だった。同乗者の台湾人へ待たせてしまった事を謝り、ザルツブルクへさよならをする。

ザルツブルク、本当に良かった!
ウィーンフィルのコンサートも最高に良かった。
これは妻のお父さんに感謝。
妻と話していた。

「これから旅行するときもこうして一回はドレスアップしてコンサートや良いレストランへ行くのっていいね」って。

チェスキークロムニフへ16時前に到着。
城と川が目の前にあるいい感じのホテルのいい部屋だ。
次の日のプラハ行きのバスをツーリストインフォメーションセンターで予約(バスは2時間おき)し、町を散策、城へ登り、中世の町並みそのままの世界遺産の町並みを眺める。

眼下ではカヌーを楽しむ家族、カップル連れの風景。
傍らには愛する人がいる。

幸せを感じる。
こうした幸せを人一倍感じるのも、普段遠距離でコミュニケーションを取っているからなのだろう。

ただ、一緒にいるだけで幸せな気持ちになる人。
そんな人と巡り会えた幸せをただ実感。

城から戻り、レストランどうしようかなと思っていると妻が「あのピザ美味しそうだね」と言う。
いいねえ。人気のテイクアウトのピザ屋さんがあって、そこでピザを4切れ(合計イタリアサイズで1枚)テイクアウトし、甘いお菓子も購入、その後ホテルでビールと共に食す。

夜は小澤征爾の「ボクの音楽武者修行」を読む。
傍らでは妻が寝ている。
幸せを実感。

小澤征爾ってすごいなと、同時代に生きれて良かったなって。
是非、小澤さんのコンサートを聞きに行きたいなって思いながら読んでいた。

8月3日(水)

午前町を散策。
その後広場でランチをしてから、タクシーでバス乗り場へ。(重いスーツケースを持っていたので)
バスでプラハへ向かう。
傍らで眠る妻。
小澤征爾の本を読みふける自分。

その瞬間、とても幸せだった。

プラハの駅に到着。
ホテルはカレル橋ふもとの高級ホテル。
今回はジュニアスイート2連泊。

部屋は広くて、サービスも良かった!

チェックインしてゆっくりしてからイタリアンレストランへ。
ここは欧州でベスト10(何の?)になったとるるぶで紹介されていたがすごく美味しかった。
妻は魚介パスタ、私はパエリアで白ワイン。

Kogo
http://www.kogo.cz/en/restaurants/kogo-slovansky-dum/

その後プラハの夜景を満喫。
妻がビデオを映しながら歩いている姿が好きだ。
同時に大丈夫かなって少し心配しながら見守る自分もいる。



8月4日(木)

プラハ一日観光の日。
天気予報は雨、曇り。

でも夜ご飯迄ずっといい天気だった!
プラハ城を見て回り、城のカフェでゆったりし、その後市内を散策。
道中、突然の通り雨があり、市民館で待機。
その後、天文時計が付いている旧市庁舎に登り絶景を堪能、カフカハウスへ行き、デパートを回り、
記念にボヘミアングラスを購入。
新生活への準備だ。

その後、1ヶ月以上前から予約していたレストランへ。
ここは温かいおしぼりが出てきたり、新婚という事でいろいろサービス
してくれたり、何よりもご飯そのものがすっごく美味しくて良かった。
お薦めです。

La degustation
http://www.ladegustation.cz/en/restaurant/

夜はカレル橋の畔で野外コンサート、ダンスを眺めてきた。

翌朝早くのタクシーを予約すると朝食セットを作ってくれることになった!

8月5日(金)

朝4時30起き。
朝7時10分プラハ発ブリュッセル行きWizz air。

ブリュッセルに着いてからバスで南駅、タクシーでアパートへ。
妻がさっそくご飯を作ってくれる。
お昼は会社のTさんとオフィス近くのギリシャ料理屋でご飯。
ご多忙の中こうして祝ってくださるのが本当に嬉しい。

その後、Uccleにある高級食材店LA GRANDE Epicerieへ。
お土産にもってこいのかわいいエコバックと食材を購入、アールヌーボーで有名なオルタ美術館へ。

その後ルイーズ通りでショッピング。
私は2枚のシャツを購入。

やっぱり、一緒に買い物してくれる人がいると違うなっ、楽しいなって思った。ゆっくりショッピングしてから、アパートへ。

夜はトラムでグランプラスへ。
会社の同僚、といっても先輩方ばかりだが、に祝ってもらってきた。

http://www.scheltema.be/index.php?page=accueil〈=en

ここは皆でシェアするのが美味しいレストランという印象。
今回はプレゼント、ケーキ迄頂き、本当に嬉しかった。

夜ご飯の後グランプラスでお茶をしてから家に。
最後の日を前に二人でいるアパートの時間に何とも言えない感慨を覚えた。

8月6日(土)

朝9時過ぎにゲントへ。
ベルギーに詳しい妻が行ってないメジャー都市の最後の一つがここだった。
10時過ぎにゲントへ到着、教会で「聖なる子羊」を見物してから、200年以上続くマスタードを購入、ショッピングをしてから、近くのワインレストランへ。 ここで美味しいランチ、食後はボルドーワインを12本購入。

Chaflo&Co
http://www.chaflo.be/

ブリュッセルのルイーズ通りへ戻り、妻がサムソナイトの旅行鞄を購入。
その後、ロブという高級スーパー、カルフールへ行って、食材、お土産を購入。

http://www.rob-brussels.be/home.cfm?lang=en

8月7日(日)

朝起きてからゆっくりしてから、サブロン広場へ。
チョコレート屋さんを巡って、いろいろとお店をめぐって、グランプラスから近くの魚が美味しいサンカトリーヌ広場へ。

妻の「いいところに住んでいるよね。私がここにいたら毎日通っちゃう」ってヴィタメールでの言葉が印象に残っている。そうだよね、また今度絶対来ようねと思いながら笑顔で聞いていた。

サンカトリーヌ広場では、待望のノードシーへ。
ここチェーンのお店でウィーンやザルツブルクにはたくさんあったけど、ブリュッセルのここは本当に美味しい。

白ワイン、クロケット、魚介スープ、エビのグリル

を注文。美味しかった~!

Nordzee
http://www.vishandelnoordzee.be/nl/home.asp

その後、グランプラスでチョコレート、タンタン、レース等のお土産を買ってから、グランプラスでワッフルを食べる。

何度目のグランプラスだろう。
でもこれがひとまず最後なのだろう、私がここにいる間でのお茶は。
そんなことを思ってはかけがえの無い時間に幸せを実感する。

その後、家に帰ってから妻がご飯を作ってくれる。
カレー、ハヤシライス、ハンバーグ、それぞれ8人前ずつくらい!
2-3時間クッキングの補助をしたけれど、その間すごく嬉しかった。
ただでさえ疲れが溜まっているときに、本当にありがとうって。

そして、最後の夜は近くのイタリアンに行く。二人に取ってはこれまた思い出に残るレストランだ。

いいよね、思い出のレストラン、場所って。

二人で遅めのご飯を食べてから妻がパッキングをする。
近くでネットをする自分。

妻がシャワーに入っている間にポストカードで彼女へのお礼を書いてスーツケースへしまった。

これまでありがとうね。
今回の旅行、ありがとうね。
そして、今後もずっとよろしくねって思いながら。

普通の付き合いと比べたらすっごく遠距離。
超遠距離だから、周りの人にはわからない辛さや寂しさもあったと思う。
それでもそんなことを少しも見せず、逆にこちらを気遣ってくれる彼女、妻へ感謝の念が浮かんでくる。かけがえのない妻とその妻のかけがえのないご家族。

楽しかったと同時に、今後も良い意味でしっかり仕事も色々頑張らなくちゃって思う、そんなかけがえの無い夏の一週間だった。

ありがとう、遠いところ。
ありがとう、これまで。

これでブリュッセルはしばらく来ないかもしれないけど、約束の10年後にまた来ようね。

今後もずっと宜しくね。
2ヶ月後の再会を楽しみに待っています。

ブリュッセルにて 8.8.2011 21.04 だいさく

旅行の満足度
5.0
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
5.0
ショッピング
4.5
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
旅行の手配内容
個別手配

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