隅田川クルーズ　2010夏　川の旅～水上バスで12の橋をくぐる～

2010/07/10 - 2010/07/10

浅草の吾妻橋から汐留の浜離宮恩賜庭園まで、35分の川の旅。普段と違う視点で街を見るのも面白いし、橋の裏側を下から眺めるっていうのも滅多にないこと。個性的な橋が多くて興味深いです

エリア 浅草(東京)

• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

浅草から水上バスに乗ることにしました

アサヒビールのビルだけがにょきっと高かったのに、スカイツリーとスカイツリータウンが加わりました

アサヒビールの金色に輝くビルはビールジョッキを、最上階は泡を表しているそうです。右側のオブジェは「炎」を表しているそうですが、元々は縦に置く予定だったんだとか。あのオブジェ、実は結構頻繁にお掃除されているんですよね。ロッククライマーさながら、命綱をつけた方々が手作業で拭くのを最初に見た時はびっくりしました

スカイツリータウンは31階建てだそうです

前に同じコースの水上バスに乗ったのはもう10年以上前。いつの間に水上バスはこんな近代的なデザインに！？(驚)

宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999で有名な漫画家松本零士氏デザインの「ヒミコ」

水上バス(TOKYOCRUISE)ヒミコライン 乗り物

ヒミコと赤い吾妻橋

今度は「ユアータウン」と吾妻橋

こちらは「こすもす」。後方は東武鉄道橋

「リバータウン」に乗船しました。これから浜離宮恩賜公園まで35分の旅

浅草からは他にも晴海経由お台場海浜公園行き、東京ビックサイト行き、パレット経由東京ビックサイト行き、お台場海浜公園経由豊洲行き　等が出ています

船室は2階建て。写真は1階。テーブルを挟んでベンチシートがあります

座席は自由席。2階にしてみました

出発！　こちらは桟橋

船内では案内のアナウンスがあります。もちろん！？アサヒビールも売りに来ます。それ以外の飲み物やスナック類も

こちらが本来の桟橋。リニューアル工事中なので、↑の仮の桟橋から乗りました

NIKKAの看板のあるビルの隣りぐらいが東京メトロ銀座線の浅草駅です。雷門＆浅草寺はこのビル群の向こう側

■その1　吾妻橋

構造形式：3径間鋼ソリッドリブタイドアーチ橋
橋長:150.0m
幅員:20.0m
竣工：1931(昭和6)年6月
東京メトロ銀座線浅草駅の近く

なんとこの橋、1774年からあるそうです(驚)

関東大震災で木の橋が焼けてしまい、今の橋になったのは1931年

橋は何処でもそうですが、この橋の上は風が超強くて冬は吹き飛ばされそうになります(;^_^A

■その2　駒形橋

構造形式：中央径間＝中路式ソリッドリブタイドアーチ橋
　　　　　 　側径間＝上路式ソリッドリブアーチ橋
橋長:149.6m
幅員:22.0m
竣工：1927(昭和2)年6月
都営浅草線浅草駅の近く

この橋も徒歩で渡ったことがあるような…

屋形船。以前で一時期屋「形船貸し切りで宴会しよう！」って同僚達と盛り上がったことが。でも絶対遅れて来る人がいるから無理だよね…と毎回立ち消えに。その後話題にすらのぼりません(苦笑)

■その3　厩橋

構造形式：3径間下路式タイドアーチ橋
橋長:151.4m
幅員:22.0m
竣工：1929(昭和4)年年9月
都営大江戸線蔵前駅の近く

■その4　蔵前橋

構造形式:3径間連続上路式ソリッドリブ2ヒンジアーチ
上路式コンクリート固定アーチ
橋長:173.2m
幅員:22.0m
竣工:1927(昭和2)年11月

欄干に模様も。　こうして見ると、色とりどりで個性的な橋ばかり(^^)

以前から海外に行っても橋が気になっていました。ニューヨークのブルックリン橋、ハンガリーのブダペストでドナウ河に架かる世界遺産くさり橋をはじめとするいくつもの橋、フランスのストラスブールの運河に架かる数々の橋etc.

元々建築物に興味があるのですが、今回調べてみて改めて構造形式の多様さに驚きました。今後も気になりそうです、橋たち(^^)

JR総武線隅田川橋梁

構造形式：3径間ゲルバー下路式ランガー桁
橋長：172m
線数：複線
竣工：1932(昭和7)年3月

JR総武線専用の橋。橋の上を通るのは慣れていてもくぐるのは2度目

神田川との合流地点から神田川を見た、神田川にかかる柳橋

元禄の時代1698年に初めて橋が架けられたそう。現在の橋は関東大震災後に架けられたもの

■その5　両国橋

構造形式：3径間ゲルバー式鋼鈑桁橋
橋長：164.5m
幅員：24.0m
竣工：1932年（昭和7年）11月
進行方向に向かって右側がJR総武線浅草橋駅、右側がJR総武線両国駅

橋ができた頃（1659年か1661年）は西が武蔵国、東が下総国の両国に架かっていたので「両国」と名前がついたんだって。へーーーーーφ(..)メモメモ

両国大橋（首都高6号線、7号線の両国JCT）

構造形式：3径間連続鋼床版箱桁、3径間連続鋼床版3箱並列桁、単純活荷重合成桁、門型鋼橋脚
橋長：329.5m

竪川との合流地点

高速道路の向こうは明治座

■その6　新大橋

進行方向右手が都営新宿線浜町駅、左手が森下駅

■その7　清洲橋

小名木川合流

色も形もキレイ☆

清洲橋を真下から

読売新聞。門みたい

■その8　隅田川大橋

仙台堀川合流

首都高9号深川線。進行方向右手が首都高箱崎JCT

日本橋川合流

日本橋川の豊海橋。中央区民有形文化財。梯子を横にしたような構造は、フィーレンディール橋と呼ばれ、永代橋との景観上のバランスを考慮して設計されたそうです

ライトアップされた姿は隠れた夜景スポットで、ドラマ撮影でもよく使われるとのこと

■その9　永代橋

構造形式：中央径間＝スチールアーチ橋
　　　　　　　両側＝鋼桁橋
橋長：184.7m
幅員：25.0m
竣工：1926年（大正15年）12月

夜のライトアップ、遠くから実物を見てみたい！

永代橋 名所・史跡

■その10　中央大橋

構造形式：二径間連続鋼斜張橋
橋長：210.7m
幅員：25.0m
竣工：1993年（平成5年）8月26日

美しい近代的な橋！と思ったら、隅田川とセーヌ川は友好河川だそうで、この橋のデザインはフランスのデザイン会社に依頼したんだそうです

全体像が撮れなかったのが残念(T_T)

■その11　佃大橋

構造形式：主桁＝3径間連続鋼床鈑箱桁橋
　　　　　工法＝大ブロック一括架設工法
橋長：476.3m
幅員：25.2m
竣工：1964年（昭和39年）8月

河川敷は公園になってるところも多いです

遠目に古い日本家屋が気になった建物「水たき　治作」開業70年以上の老舗

建物は旧財閥の別邸なんだそうです。納得

行ってみたいな〜と思ったけど、高級料亭。ちょっと手が届かないかも(;^_^A

■その12　勝鬨橋

構造形式：可動部＝シカゴ型双葉跳開橋
　　　　　固定部＝鋼ソリッドリブタイドアーチ橋
橋長：246.0m
幅員：22.0m
竣工：1940年（昭和15年）6月

日本で現存する数少ない跳開橋だそうですが、1980年に電力供給がストップして今は開かないそうです

勝鬨橋 名所・史跡

4つの小屋のひとつ。運転室、見張り室、宿直室となっていたそうです

中央卸売市場・築地市場

中央卸売市場は都内に11ヶ所あるうちのひとつ

規模は世界最大だそうです…知らなかった(驚)

築地市場をズーム

東京タワーが見えて来ました

船内のライトは丸くてレトロな雰囲気

本日の目的地浜離宮が見えて来ました

この水門から中に入ると浜離宮の桟橋があります

名残惜しいので振り返ります。遠くになった勝鬨橋

水上バスは日の出桟橋まで行きますが、ひとつ手前の浜離宮恩賜庭園で下船します。以前乗った時よりも楽しめた川の旅でした(^^)

一度行った場所でもずいぶん印象が変わるものですね

↓下船後の散策
浜離宮恩賜庭園　2010夏　水上バスを降りて散策
http://4travel.jp/traveler/wol/album/10576020/

浜離宮恩賜庭園 公園・植物園