2007/05/09 - 2007/05/09
29位(同エリア44件中)
4nobuさん
- 4nobuさんTOP
- 旅行記344冊
- クチコミ10件
- Q&A回答89件
- 775,966アクセス
- フォロワー37人
アンテロープキャニオンへ
アンテロープの小さな峡谷は他の米国の渓谷のような雄大なスケールとは違った魅力で特に写真家に人気です。
すなわち砂岩が亀裂のように狭く深く侵食されて、しかも砂岩で侵食され易いために水流に従った変化に富んだ形状になっています。さらに上部の狭い隙間からの太陽光が屈曲して生じた赤色から黄色の光が、この造形されたような岩壁に注いで、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
感激して懸命に写しましたがいい写真にはなりませんでした。
その理由は
・自明のことですが私の腕の拙さ。
・少数だといえ団体なので、皆さんに迷惑にならないようにゆっくりカメラを構える時間がありません。つまり構図を決める余裕も、狭い場所で人影が途切れるのを待つ時間も少なかったのです。
・天井の狭い隙間からの日光だけが光源なので限られた時間だけしかいい光線状態になりません。そして意外と暗くて三脚を立てたかったのですが叶わず手持ちで写すことになり、その結果としてカメラぶれの発生です。
傑作を狙う皆さん 前準備を慎重に。
- 同行者
- その他
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
デザートビューを最後にグランドキャニオンを離れ、アンテロープのあるページへと向かう。
-
前方の地平線に雪をかぶった山塊が島のように浮き上がって見える印象深い光景です。
-
さらに近くなる。と言ってもスケールの大きい大陸なのでかなり遠い。
ガイドのネイルさんに聞くとユタ州南東部にあるヘンリー山塊で、その最高峰は(マウント・エレン3512m)だそうだ。しかし帰国後調べるとちょっと怪しく私はモンティ・ラ・サル(最高峰はマウント・ピール3877m)ではなかろうかと思っています。 -
平原には侵食による深い谷が所々にあります。下には流れがあるのでしょう。
-
メキシコからカナダまで縦貫する国道89号線との交差点の”キャメロン”に着き小休憩する。広場の入口にある看板。それによると米国の最初の上院議員でグランドキャニオンとここの銅鉱山の開拓者の名を貰ったようです。
-
いまは89号線といいますがかってはユタからアリゾナの入植地まで結ぶモルモントレイルが小コロラド河を渡るところにある橋でオールドブリッジといわれたます。今は新橋を使ってこちらは自動車通行止め。
-
その時代の橋としては立派できれいですが、吊り橋構造で長いスパンを考えると重量級の車には対応ないからでしょうか。
-
橋のたもとにある キャメロン交易所(CameronTradingPost)
西部開拓時代に設立されたインディアン・ナヴァヨー族との交易の場所でした。いまもここでかれらの作ったみやげ物を展示即売しています。
この一帯はナヴァヨー・インディアンの保護区で、彼らはNavayo Nation(ナヴァヨー国)として独自の生活ルールを作っており、独自のポリスのパトカーもみました。
周囲の州ではサマータイムがないのにここではサマータイムを実施し、また居住区には国立公園の指定がなく観光には彼らの許可と入場料が必要です。それが彼らの生活費となっています。アンテロープ、モニュメントヴァレーなどがこれにあたります。 -
キャメロン交易所の広場にはスーパー、郵便局、みやげ物センター、レンジャーセンター(居住区の観光の許可をここで取ります)などがあります
-
89号線をページに向かって北上します。
-
89号線は右側のカイビト高原の崖部分エコークリフを通ります。
-
エコークリフの展望台から下に広がる砂漠のような広い渓谷(コーンフィールドヴァレー)を眺めました。
-
ページでゆっくりと昼食を摂り(時間調節?)アンテロープを目指す。やがて前方に発電所の煙突が見えます。カイエンタ近くの石炭による火力発電所で、アリゾナ、ネバタ、カリフォルニアに供給しています。
-
発電所の傍の原っぱに駐車してトレーラハウスのオフィスでアンテロープに入る手続きをします。傍に立っている看板がこれです。
この渓谷は後述するように地中のせまい亀裂で普段は涸れていますが夕立で急に水が雪崩れ込んできます。そのときの逃げ口がなくて中に居た多くの観光客が水死したことがあり、その後図に示すX印のところに縄梯子が備えてあります。 -
前述の看板がなければここがアンテロープの渓谷とは気づかない涸れた沢の景色です。
-
砂原に咲くユッカ
-
アンテロープ渓谷にはここから梯子で降りる
-
中に入って仰ぎ見る。
コーク・スクリューキャニオン(ねじ式のコルク栓抜き)とかスリットキャニオンともいわれています。 -
ネイトさんに案内してもらって
-
侵食されやすい砂岩と勢いよく流れ込む水の力による、神が創ったのではないかと思うほど幻想的な空間です。
-
光線の具合がよくなり色が変わってくる。
-
-
-
-
-
紅とオレンジの光が注いでくる。
-
谷底の道は砂地で歩き易かった
-
上の原っぱに咲いていたサボテン科プリックリペア(同行のSさんに教えていただく)
-
アンテロープの渓谷の周辺はコロラド河をダムでせき止めた人口湖パウエルで、グランキャニオンの侵食防止、フーバーダムの砂の堆積防止、発電などを目的としましたが今や観光でも有名で、「水を湛えたグランドキャニオン」といわれて多くの人が青い水と渓谷の対比を愛でに来ています。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
29