のんびり見仏　滋賀＠安土城考古博物館

2011/03/25 - 2011/03/25

東北・関東大震災から２週間
観音様にお会いしたくなり、安土城考古博物館まで行ってきました。

「近江の観音像と西国三十三所巡礼」（2011年2月11日〜4月3日）という企画展がお目当てです。

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

真冬のような寒さが戻った日
でも、着実に春はそこまで来ています。

被災地の皆様の心に一日も早く本当の春が訪れますように・・・

いつ来ても立派すぎる建物！！

さて、さて、今日はどんな観音様にお会いできるかなぁ。
楽しみ♪

展示品は仏像をはじめ、経巻、曼荼羅などなど。
一品一品がとても興味深く、じっくり時間をかけて、ガラスにへばりつくかたつむりのようにして見学してました。

もちろん、たまにはズ〜〜〜ンと引きで・・・

今回来られていた仏像はどれも心に残る方々ばかりで。。。
愛荘　仏心寺の木造聖観音立像はとてもスマートで均整のとれたお姿。
肩に垂らしておられる髪が何とも色っぽい
姿勢が良くてこちらまでシャンとします。
唐草文様が描かれた舟型光背が素朴な感じで素敵
小さな胎内仏も展示されていました。
昨年、愛荘町の歴史文化博物館で特別展が行われていたのを行きそびれて残念に思っていたんですが、
こちらでお会いできることになるとは！！（嬉）

甲賀　誓光寺の木造十一面観音立像もスタイル良く、左の写真にはありませんが、放射光が神々しい

近江八幡　福寿寺の木造千手観音立像は量感があって素敵
手の表情もさまざまで面白い
うぅぅ〜ん見飽きない

横山神社の馬頭観音様には何度お会いしても手がイジイジ＾＾
馬がイヒヒ〜って笑ってるようで個性的

普段は写真の高月観音の里歴史民族資料館におられるんですが、まさかこちらで再会できるとは！！
奇遇です。

年一回の観音祭りの時は、横山神社に戻られるそうです。

今回の主役である仏像トリオは会場の中央に・・・

意志の強そうな頑固じいちゃん風＾＾の慈恵大師像（延暦寺）

手だけでなく足までも御丁寧に合わせておられる長浜　山門公民館の木造馬頭観音坐像

座っている馬頭観音様って私はお会いするのは初めてかも？

そして中央におわすのが野洲　来迎寺の木造聖観音立像
男性的な力強さがあって、平べったくて長い目や厚い唇がどこか異国情緒たっぷり＾＾

後、会場内には西国巡礼で収められた最古の巡礼札などがありました

常設展では滋賀県内の古墳について、テーマ展では織田信長と浅井長政についてなど、結構楽しめました。

観音信仰、巡礼の盛んだった近江ならではの多くの仏様が滋賀にはおられます。
きっと会いに伺いますので、気長に待っていて下さいね＾＾