南米の旅　雨期のウユニ塩湖を求めて

2011/02/04 - 2011/02/14

2011年2月4日〜14日の間、ボリビア・ペルーを巡る旅に行きました。
中南米は情報が古かったり、確認しようがないことが多いので分かる範囲で情報提供させていただこうかと思います。

まず、成田→ダラス→マイアミ→ラパスという行程でボリビアインし、その後ペルーを観光後首都リマからニューヨーク経由で成田へ戻りました。

一般的に、リマin ラパスoutの方が多いと思いますが、それだと帰路にて1泊する必要があると聞いたので今回ラパスinという形をとりました。

ラパスは高地も高地なので、正直降りたった瞬間高山病にかかったように思います。しかし、ゆっくり安全に行動していれば死にかけるようなことはなく頭痛などが起きる程度で収まります。

また、ラパスinにも関わらず全く高山病の症状がでなかった方もたくさんおりました。しかしあくまで高山病は多少かかるものだと思います。余裕を持てないとは思いますが、休めるときは休むことをおすすめします。

統括としては、ラパスinで無茶しておけば、ウユニは若干しんどいですが、マチュピチュあたりでワイナピチュという山に登る際、全く苦しくありません。地上レベルで登れます。


また、今回の日記ではウユニ塩湖のことを書きますが、ウユニに行く方で日本人の方は地球の歩き方にあるTODOツーリスモを利用されると思います。33ドルでデラックスバスですが、スタック（タイヤはまり）が行き帰りと起きたので正直デラックスバスでも時間通り到着は難しいと思います。ですので、行き帰りとも昼着を覚悟しておいた方がいいです。つまりウユニ日帰りは無謀でありもったいないと思います。

予約はオンラインでもできますが、ラパスで有名な日本人宿のホテル一番でも予約してくれます。メールで宿を予約する際にオーナーの南雲さんに聞いてみてください。支払い、発券もホテル一番内で行ってくれます。（2011年2月頃より始めたようです。手数料不要ですが、ボリビアーノでの支払いであり、ホテル近くには両替所がないため注意してください。）


ウユニ塩湖は神秘以外の何者でもない場所です。雨期と当日の快晴、ギャンブル要素が強すぎる場所ですが、ボリビア地方の雨期は朝に降って昼に止む、という感じのようなので心配はしなくても大丈夫です。

エリア ウユニ(ボリビア)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

有名なホテル一番の外観です。
送迎をお願いしていたのですが、まさか忘れられるという悲劇！

空港にある公衆電話から連絡して来てもらいました。
日本語は当然通じるのでそのあたりは余裕でした。
HPに載ってないのですが、2人〜3人だと1人より安いです。

また空港なんですが、市内まで治安の悪い町を通るので
タクシーか送迎を利用することお勧めします。

空港内は気持ち程度の売店、両替所があります。
両替所は案外レートは良く、ここで全額替えて良いと思います。


売店では頭痛薬がばらで買うことができ、1箱分で500円程度です。

TODOのバスです。タイヤがスタックしたため外で待機です。

TODOの情報としては、ホテル一番で発券してもらえるので、そこに居てる日本人と乗り合いでタクシーでバスターミナルまで行った方がいいです。南米のタクシーは事前交渉制のため、金額交渉、タクシー呼び出し等はホテル一番の人にしてもらってください。１０ボリ程度の破格で行くよう言ってくれます。

町の総合バスターミナルのすぐ近くにTODOオフィスがあり、大きい荷物を入り口で預けます。引換券をくれます。荷物は日本のバスのように中にしまってくれます。上に載せたりはしません。

また、日焼け止めなどのアメニティは手持ちバッグにしてもっていきましょう。なぜなら外で待たされるときに日焼け、熱射病をおこしてしまうからです。トイレ休憩はありませんが、バスの中にトイレがあるためそれは心配不要です。

バスがスタックすると、気持ち程度ですが、手伝わされます。
しかし予想以上の破壊力なので一度スタックすると２〜３時間かかります。運が良ければすぐに抜け出せると思うのですが、いかんせん前の車がスタックしてたりすると進めなかったりするのです。

なお、バスについては、夜食／朝食としてフレークとヨーグルトが出ます。また水も小さいペットボトルをくれます。が、帰りはくれません。あるとおもって、用意してなかったので、喉がカラカラになりました。要注意。

なお、安物バスと違って暖房が効いているので外は極寒ですが、バスの中が寒いことはありません。しかし空気が乾燥しすぎているため、水分を摂る必要があります。窓は堅くて開きにくいです。

なんとか２時にウユニに着きました。ウユニの町からウユニ塩湖まで徒歩などでは行けないので現地ツアーを利用する必要があります。

ホテル一番の情報ノートによると「穂高ツアー」をやたら推していたのでそこに行くと今からでも車を出してくれるようです。

ホテル１泊付きで８５ドルでした。若干高いような気がします。「ホテル一番から来た」と言うとよくしてくれるらしいですが、疲れて言うのを忘れてました。また、他の人が言うには日本人スタッフ、おじさんスタッフはよくしてくれるのですが、おばさんスタッフが居ると料金を高くしてくるとききました。真偽は不明です。

ウユニ塩湖近くでホテルをとるには３つ候補があります。

１　プラヤブランカ
塩湖の真ん中にあるホテル。トイレなどはあるようですが、ある程度の人数が宿泊しないと電気すらつかない、ほかの観光客が昼間に大量に押しかけるので昼に関しては完全にプライバシーはない、汚していったホテルで宿泊する、といった環境面では悪いようです。
しかし３６０度の塩湖、夜は奇跡的な確率で星空が見えるのでプライオリティはあるかと思います。宿泊費は安いようです。

２　ルナサラダ
プラヤブランカと次いで有名。高価。穂高ツアーで聞いたら「高いのでやめたほうがいい」と言われました。たしかにシングル１００ドルくらいするようです。丘の上にあり、日の出などの際に良い景観のようです。徒歩で塩湖にはおそらく不可。１時間以上かかると思います。

３　クリスタルサマナ
僕たちが泊まったホテルです。かなり良いと思います。シャワーが出ますし（プラヤブランカはシャワーなし）電気も通ってます。またツアーでは晩ご飯と朝ご飯がついてました。塩湖までは徒歩３０分程度かかりますが、平地であり、行けないことはないです。


おそらくすべて塩でできたホテルのため、それを体験するという意味で以上３つのホテルに宿泊するのだと思います。それは別にいいやというのであればウユニの町に泊まるのがベストかもしれません。

全部塩です。床もソファーも。床はちょっと岩塩みたいな塩なので裸足であるくのはちょっと厳しいです。なお、ベッドも塩です。壁もすべて。でもベッドなどは固めてあるので良い意味で塩を感じさせないです。

ツアーは翌日１１時頃ピックアップでプラヤブランカでランチを摂った後に３時間程度ウユニ塩湖を満喫。そしてウユニの町へ向かいつつ列車墓場を見学して町で解散といった行程でした。
移動はランクル車で。ノリのいい運転手なら上に乗せてもらえたりします。

しかしあくまで塩湖。水は予想以上に溜まるみたいです。これなんかランクルが一生懸命運転しているように見えます。足下をすくわれるほど深い場所もあったりするので要注意です。

ただ、水があるからといってランクルは出せないなんてことは滅多に無いようです。スピードを落とせば走行は可能だとか。TODO等のバスは運行しないこともあるようなのでこればかりは確認などのしようがないですが、気をつける必要があります。

なお、TODOでなくてもほかのデラックスバス、地元民バスなど、さまざまなバスがラパス＝ウユニ間を通ってます。ラパスからだと総合バスターミナル、ウユニだと町中にあるバス会社でチケットを購入できると思います。

無難にTODO、というのであれば行きにチケットを購入しておいた方が良いと思います。９割は席が埋まってましたので当日券購入は結構難しいと思います。

夕方はちょっと違った塩湖を見られます。塩湖付近のホテルを取ってる人の特権ですね。

この青空がほしかった。

素敵。ランクル車が幾重に通過していくので絶好の写真撮影タイムは幾度となく訪れます。

ほかの写真を拝見していると、私たちの旅ではずいぶんと雲がでているようです。青空なのに不思議なこと。

タイヤが落ちていたので立ててみました。

ランクルもここまで反射してると気持ちが良いものです。

ザルツブルグで購入したミニカーを持参してトリックアートのような写真に挑戦です。まるで塩の山を走り抜けてきたかのような写真に仕上げたつもりです。･･･が、雨期のウユニは水が張っているのでトリック写真を撮るに絶好な白面ではないのでちょっと撮りにくいです。

プラヤブランカをバックに撮影。旗は自前の東京事変のものです。

パノラマだとこんなかんじです。プラヤブランカ周辺。

スイングで撮ると一面が青空なのがわかります。

夜は不思議な空間に変わります。

列車墓場です。ウユニ観光後だったので、正直「ああそうですか」という感じでした・・・。３０分程度撮影タイムが与えられました。

帰りはラパスの景観がよく見える場所でバスを留めてくれました。
と言いたいのですが、エンジントラブルで２０分の待ち時間だったのです。その際に写真を撮って良いと案内されました。ラパスのパノラマ写真です。

結局どさくさで待たせていることをごまかしてましたが、許しましょう。また、空港経由の道のりなので、時間が無いなどで空港の近くで降りてる人もいました。多分交渉したらなんとかなるのでしょう。大多数がバスターミナル近くのTODOオフィスで解散となりました。

ラパスの街を丘の上から撮りました。ここはちょっと酸素が薄かったような気がします・・・。Picasaで編集するとミニチュアのように写ります。