1996/12/26 - 1997/01/06
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さじたろーさん
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この光景を見たとき、なぜだかとても感傷的になった
いつか、また
この赤い大地に戻ってくる日はくるのだろうか
それは、まだ私が、か弱くて、柔らかくて、傷つきやすくて、力もなくて、
ひとりで旅するなんて想像もできなかった頃の物語
いつか、彼の地に戻ることがあったとしても、
あの時のあのひとたちに会うことはないと、わかっている
でも、もしかしたらと夢見ずにはいられない
そんな、望郷の地
今はあの頃よりずい分と強くなったから、自分ひとりの力でも彼の地に立てる気もするのだけれど・・・
※この旅行の手配はネイチャリングツアー専門の旅行社「新和ツーリスト」 http://www.naturing-tour.com/
添乗員は植物写真家 冨山稔氏、解説に植物分類学・生物生理学の専門家、東京大学の大場秀章助教授、現地ガイドも翌月くらいにテレビに出てた(名前忘れた)、超豪華メンバーでした。
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
開かない引き出しの中にゴチャゴチャ入ってるはずの、思い出せない記憶たち
“どうせ忘れてしまうのなら、あってもなくても同じこと”
そんなふうに考えたこともあった
でも大丈夫。最近、時間の魔法を覚えたから♪
少しずつ、少しずつ、引き剥がしてご覧に入れましょう♪ -
そうそう、この旅の最初の難関は、日本という国を出る前にあったんだよね
羽田から成田、鉄道が通ってない当時、高速で連絡バスが大渋滞に巻き込まれたっけ
携帯電話もない時代だから、私も空港で待ってる添乗員も飛行機に乗り遅れるかと心配した
ギリギリで渋滞を抜け、なんとか出国できてよかった
福岡→羽田→成田→香港→モーリシャス→マダガスカル
地球の裏側まで行くのだから、22時間、一日がかり
香港からモーリシャスへ向かう2度目の機内食、おなかいっぱいだったけど、「食べないと時差ボケするから」って言われたっけ。
今なら絶対撮っているはずの、香港の写真も機内食の写真も残ってない
だって、この頃はフィルム写真
ポジフィルムとリバーサル、どちらも24枚撮り
X線を通すと感光しちゃうから、鉛の袋に大切に詰め込んで、飛行機に乗せたっけ -
初めての赤道越え、初めての本格的な海外旅行
モーリシャスで荷物をほどいて、体内時計を冬から夏に切り替え
その間に、旅に慣れている仲間たちは空港の周りを散策して、ハタオリドリの大きな巣を見つけたと大喜び -
そして再び飛行機に乗り
目的地の玄関口、首都・タナ(アンタナナリボ)へ -
旅の間のホーム、上海レストラン
こんな地にも根付いている、大陸の人たちって強い
中華風のマダガスカル料理は、何を食べても美味しかった♪
でも、山盛りのコリアンダーは油虫臭くって、最後まで慣れなくて
負けず嫌いの私には、他の人が美味しいって言いながら食べてるのが無性に悔しかった -
というわけで、12月27日、マダガスカル初日
この日はゾマの市を探検
珍しい石の飾りや、スパイス、何に使うのか分からない不思議なものが色々
でも、異国の市場だなんて初めて
何も買えず、こわごわ眺めるだけ -
翌日12月28日は、飛行機でムルンダバヴァに移動
宿は海辺のロッジ
トカゲを夢中で追いかけたり、ボーイが捕まえてきたカメレオン相手に大撮影会したり、おおはしゃぎ -
そこから車で移動
今回の旅の目玉、バオバブを見に、GO!
絡み合う2本のフニー=バオバブ、巨大な森・ザー=バオバブを見たあと、グランディディエリ=バオバブの並木を散策
途上国って空気がきれいだとばかり思っていたら、車はひどいポンコツ中古車で排ガスの匂いがひどい、おまけに未舗装の道はほこりっぽい。
現地で肌で感じるって、こういうことなのね。 -
ラテライトの赤い大地に、バオバブがにょきにょき
-
この世の終わりがくるとしたら、
きっとこんな景色に違いない -
この日、ムルンダバヴァで見た、「青い」熱帯睡蓮
銀塩カメラの記録は、赤く写ってる
確かに青くて感動したはずなのに、記録を記憶に近づけようとしても、もう、もとの色が思い出せない -
鮮やかな草の実と、バッタ
-
マダガスカルのベストシーズンは乾季。
12月末〜1月は雨季で天気の心配をしつつも、バオバブの葉が茂り、花が咲き、実がなり、この時期しか見れないものがたくさん見れた。
白黒のドロンゴ、色鮮やかなアフリカブッポウソウ、この頃までは喜んで双眼鏡で追いかけてたけど、この後どこに行っても出くわす。
特にアフリカブッポウソウは、カエルみたいな声で「ゲロゲロゲロ」、「げばがっ、げばがっ、ゲバガッ」と、うるさい、うるさい(^^; -
翌12月29日、ムルンダヴァ
今日もあちこち散策しようと朝8時にホテルを出るも・・・すぐに車のタイヤがパンク!
しかも、修理やがみつからない(^^;
換えタイヤを遠くの店までもらいに行く間のたっぷり2時間、ホテル周辺の市場を散策することになった。 -
ムルンダヴァのロッジ
簡単なシャワーだけの、山小屋風の部屋
大きなゴキブリが出て、ぎゃ〜〜〜っと悲鳴をあげて逃げたあと、どうして写真を撮らなかったのかと、激★後悔
ゴキブリなんだけど・・・白黒ツートンだった。珍しい。
また出たら、恐怖に負けずに写真を撮るぞと誓ったのに、結局、二度と出会うことはなかった。
でも・・・色が違ってても、ゴキブリはゴキブリ。すぐわかるものなのね。 -
12月30日
ムルンダバヴァからタナに戻る飛行機は17人乗り、ツアー人数は16人
他にもお客がいるし、どう考えても、重量オーバー
乗り切れないから、大事な荷物だけ持って、残りは陸送だぁ!!
パンツよりも、トイレットペーパーよりも、パスポートと現金の次に大事なものは・・・「蚊取り線香」
案の定、陸送荷物は翌日まで届かなかった -
飛行機から見た光景
今はもう、ずいぶん変わってるかな -
その翌日、1996年最後の日には、タナからフォールドーファンへ
フォールドーファンで泊まったのは、リゾートホテル。ただし、マダガスカル流だけどね。
せっかくの大晦日なので、ホテルのレストランで、みんなで白ワインをあけた
保管状態が悪くて酢みたいな味だったけど、気分はHappy New Year! -
そして、1997年1月1日、日本から6時間遅れの、初日の出
-
さぁ、今日はどんな景色に会えるのかな
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この旅行記へのコメント (6)
-
- ありママさん 2011/02/06 23:53:25
- 憧れのマダガスカル
- さじたろうさん、こんばんは♪
アフリカって、他人様の行く所、4T旅行記を読むだけで十分満足な所、でした。昨年までは。
ところが、人間っちゃあ変わるもんやねえ。
今、行きたいところのダントツトップは、マダガスカルなんです。
TV番組でこの国の絶滅危惧種動物を見て、突如行きたくなり、ここんとこ毎日、ネットで航空券やツアーを調べたり、旅行社に寄ってパンフをもらってきたりと、すっかり行く気になっています。
私、犬の次に好きな動物がお猿さんなのです。
でも蛇は絶対無理。
トカゲは、何とか我慢できるかも。
そんなことを考えながら、過ごしている今日この頃です。
老婆二人&老犬一頭抱えているので今すぐとはいかないけど、いつか実現させたいと思います。
そん時は相談するけ、よろしくね。
続きを楽しみに待っています。
では、お休みなさい。
A婆より
- さじたろーさん からの返信 2011/02/08 21:22:58
- マダガスカル、よかったですよ〜
- ARICさん、こんばんは♪♪
おぉ、マダガスカルに興味アリなのですね!
マダガスカル、よかったですよ〜。
自然三昧なツアーで、添乗員やガイド以外も動物や植物に詳しい人が多かったせいもあり、花も、木も、鳥も、動物も、虫も、ぜ〜んぶ堪能してきました。
フィルム写真なので、あんまりブログとして鑑賞に耐えられるのが少ないのが残念なんですけどね。
蛇はともかく、トカゲはマストです!いろんな種類のカメレオンを見ましたよ〜
死ぬ前に絶対にもう一度、あの赤い大地に立ちたいです。
あれから10年以上たち、中国資本がレアメタルを堀りあさったり、政変があったり、不穏な消息も聞こえるので、ちょっと心配ですけど。
他の旅行会社からも、ツアー出てるみたいですね。
ARICさんのマダガスカル旅行記、いつの日か、ぜひ、実現させてくださいね♪
さじたろー
p.s.「婆」だなんて(^^; 「姉」でしょう!!
-
- densonshugenさん 2011/02/06 22:00:20
- 恋
- さっちぃ……なんだかお肌に水分が多々あるお写真──思ひ出。
「初恋」
──そっと抱いてくださらんか、上等!!
↓右手もげ。
http://4travel.jp/traveler/sajita/pict/21224712/
激しい旅になりそうだ♪
──マダギャスカ……
つづきが楽しみでっす。
デン
- さじたろーさん からの返信 2011/02/06 22:39:27
- RE: 恋
- デンシ、早速の訪問&コメントありがとう
> さっちぃ……なんだかお肌に水分が多々あるお写真──思ひ出。
肌に水分が多々と、脂肪分もちょびっと多め・・・あはははっ(^_^;
10年以上前のアルバムをバラして、スキャナーで読んではフォトショップで色調整を繰り返しており。
完成がいったいいつになるかは未定なの。
だけど、最後までおつきあいくだされば嬉しいです♪
> 激しい旅になりそうだ♪
この旅の間中、水があわなくて、全員”ピーゴロ”だったのも懐かしい思い出(^^; デンシにとっては慣れっこな事だと思うけど。
さっちぃ
- densonshugenさん からの返信 2011/02/07 23:45:33
- RE: RE: 恋
- さっちぃ、すてきな抒情詩だね(涙)。
いま、乾燥しまくりのさっぽろにいるけど、アップ予定の国では、ド激しく干からびてしまいほした……号泣。
──やっぱり、病気になったら現地の薬がいちばんだネ!!
10年前のあなたに「サランヘヨ」。
さっぽろ雪まつり会場──。
例年になく、韓国のアガシが多いでっす*♥*♡*❤*
もしかすると、あなたの残り香が……(笑)。
デン
- さじたろーさん からの返信 2011/02/08 21:47:29
- 雪まつり
- デンシ、アンニョン〜
実は今、サッポロでぇす♪ ←大ウソ
> いま、乾燥しまくりのさっぽろにいるけど、アップ予定の国では、ド激しく干からびてしまいほした……号泣。
>
> ──やっぱり、病気になったら現地の薬がいちばんだネ!!
どんな大変なことがおきたのか、ワクワクしながら旅行記待ってますよん♪
マダガスカルのときは、病気じゃなかったのですよ。
水の硬度が高すぎで、腸が吸収できない(^^;
ぜんぜんおなか痛くないし、我慢できるんだけど、トイレに行くと水が。
あぁ、だんだん記憶がよみがえってきた(笑)
あの時のメンバーはツワモノぞろいだったので、「検疫で書くと足止めされるから書いちゃダメ、日本で1日過ごしてみて、いよいよおかしかったときに届ければいいから」と教えられました(^^;
さっちぃ
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