グレートバリアリーフ周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
フランクランド島(無人島)観光<br /> <br />3日目。今日は無人島行きで出発が早いため、6時起床。テラスから見上げる空は快晴だ。これはありがたい。ほっと安心したところで、朝食の用意だ。昨夕調達したチキンとフライドポテトを並べ、これに買い置きのパン、ジャム、牛乳を添える。今日の昼食はランチ付きだから心配いらない。今日もタオルを借りて行こう。<br /> <br /><br />ディラ−ルへ<br />身仕度が終わると、7時30分にやって来る予定のピックアップバスをロビ−で待つ。ほぼ正確にやって来たバスに迎えられ、最初の乗客となる。このホテルのピックアップが最初らしい。その後、数ヶ所のホテルで乗客を拾いながら、バスは海側とは反対の南の奥地へと向かう。乗客を見回すと5、6人の欧米人がいる他は、みんな日本人ばかりである。この街はどこへ行っても日本人ばかりだが、もし日本人客が来なくなったら旅行業はあがったりだろう。事実、SARS騒ぎで日本からの旅行者が途絶えた時は、ガイドなどの仕事がなくて困ったとのことである。<br /> <br /><br />バスは郊外の平野が広がる地域をひた走る。この地域にはサトウキビ畑が広がっているのだが、今は収穫が終わった後のようで、それが生い茂ってそよぐ風景は見られない。そう言えば、このケアンズの街は砂糖の集積地でも知られているのだ。途中の所々に、紫色のジャカランダの花や真紅の火焔樹の花が咲いている。それらの樹木がたまにぽつりとあるだけで、並木になっていないのが惜しまれる。ジャカランダや火焔樹の並木が見られたら、実に壮観なのだが……。<br /> <br /><br />こうしてバスは走ること約1時間、発着地のディラ−ルに近づいて来ると左側に川が見えてくる。これがマルグレ−ブ川なのだ。おいおい、海の無人島に行くのに、どうして川へ? 不審に思っていると、バスは川岸でストップ。周囲には家らしい家もなく、人里離れた感じで、ただ荒れ地が広がっているだけである。川岸にはマングロ−ブの木々が鬱蒼と生い茂っている。こんな所に船の発着所が? タ−ミナルの建物ひとつさえ見えない。<br /> <br /><br />案内される方をよく見ると、なんと樹林の陰にクル−ザ−が見えるではないか! 桟橋もない川岸に船は直付けの形で停船している。そこにはただ船側まで降りる渡り階段が作ってあるのみ。それを伝って、みんなは乗船を始める。このクル−ザ−はグリ−ン島行きの船とは違ってやや小型であり、キャビンは1階のみで、2階はデッキになっている。みんなの乗船が終わるとエンジン音を響かせながら出航である。<br /> <br /><br />ルグレ−ブ川の風景<br />船は静かな流れをたたえるマルグレ−ブ川を河口に向かってゆっくりと走り始める。海の離島に行くのに、面白いコ−スをたどるものだ。目指す無人島は、1日の上陸人数が100人と限定されており、このクル−ズの船だけしか通わない。それだけに、秘境の匂いがするのだが、さてどんな島なのか心わくわく、期待に胸がふくらむ。船は鏡のような川面を切り裂きながら、ゆっくりとスロ−ペ−スで航行する。川の区域では敢えてスピ−ドを出さないらしい。川の両岸に鬱蒼と広がる熱帯樹林の景観を鑑賞させるためなのか、それとも規則でスピ−ド制限されているためなのだろうか?<br /> <br /><br />デッキの上から眺める景色は実にのどかな大自然の風景で、それがゆっくりと流れて行く様はなんとも言えず人々の心を和ませてくれる。その中には富士山に似た三角形の整った山も見える。ほんとに、これから海上の島に行くのだろうかと疑いたくなる。 <br /><br /><br />そのうち、シュノ−ケリング用具の貸し出しが始まる。自分のサイズに合ったフィンをもらい、マスクも空気漏れがないかを確かめて受け取る。これが今日の大事な商売道具だ。座席に戻ると、モ−ニングティのサ−ビスが始まる。いい気分で喉を潤していると、日本人スタッフ(1人だけ同行している)から救命具など安全対策についての説明が始まる。同時に今日の日程についての案内がある。<br /> <br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ ) <br />

オーストラリア:フランクランド島の旅(ケアンズ)

3いいね!

2003/10/27 - 2003/10/27

92位(同エリア152件中)

0

21

yasyas

yasyasさん

フランクランド島(無人島)観光
 
3日目。今日は無人島行きで出発が早いため、6時起床。テラスから見上げる空は快晴だ。これはありがたい。ほっと安心したところで、朝食の用意だ。昨夕調達したチキンとフライドポテトを並べ、これに買い置きのパン、ジャム、牛乳を添える。今日の昼食はランチ付きだから心配いらない。今日もタオルを借りて行こう。
 

ディラ−ルへ
身仕度が終わると、7時30分にやって来る予定のピックアップバスをロビ−で待つ。ほぼ正確にやって来たバスに迎えられ、最初の乗客となる。このホテルのピックアップが最初らしい。その後、数ヶ所のホテルで乗客を拾いながら、バスは海側とは反対の南の奥地へと向かう。乗客を見回すと5、6人の欧米人がいる他は、みんな日本人ばかりである。この街はどこへ行っても日本人ばかりだが、もし日本人客が来なくなったら旅行業はあがったりだろう。事実、SARS騒ぎで日本からの旅行者が途絶えた時は、ガイドなどの仕事がなくて困ったとのことである。
 

バスは郊外の平野が広がる地域をひた走る。この地域にはサトウキビ畑が広がっているのだが、今は収穫が終わった後のようで、それが生い茂ってそよぐ風景は見られない。そう言えば、このケアンズの街は砂糖の集積地でも知られているのだ。途中の所々に、紫色のジャカランダの花や真紅の火焔樹の花が咲いている。それらの樹木がたまにぽつりとあるだけで、並木になっていないのが惜しまれる。ジャカランダや火焔樹の並木が見られたら、実に壮観なのだが……。
 

こうしてバスは走ること約1時間、発着地のディラ−ルに近づいて来ると左側に川が見えてくる。これがマルグレ−ブ川なのだ。おいおい、海の無人島に行くのに、どうして川へ? 不審に思っていると、バスは川岸でストップ。周囲には家らしい家もなく、人里離れた感じで、ただ荒れ地が広がっているだけである。川岸にはマングロ−ブの木々が鬱蒼と生い茂っている。こんな所に船の発着所が? タ−ミナルの建物ひとつさえ見えない。
 

案内される方をよく見ると、なんと樹林の陰にクル−ザ−が見えるではないか! 桟橋もない川岸に船は直付けの形で停船している。そこにはただ船側まで降りる渡り階段が作ってあるのみ。それを伝って、みんなは乗船を始める。このクル−ザ−はグリ−ン島行きの船とは違ってやや小型であり、キャビンは1階のみで、2階はデッキになっている。みんなの乗船が終わるとエンジン音を響かせながら出航である。
 

ルグレ−ブ川の風景
船は静かな流れをたたえるマルグレ−ブ川を河口に向かってゆっくりと走り始める。海の離島に行くのに、面白いコ−スをたどるものだ。目指す無人島は、1日の上陸人数が100人と限定されており、このクル−ズの船だけしか通わない。それだけに、秘境の匂いがするのだが、さてどんな島なのか心わくわく、期待に胸がふくらむ。船は鏡のような川面を切り裂きながら、ゆっくりとスロ−ペ−スで航行する。川の区域では敢えてスピ−ドを出さないらしい。川の両岸に鬱蒼と広がる熱帯樹林の景観を鑑賞させるためなのか、それとも規則でスピ−ド制限されているためなのだろうか?
 

デッキの上から眺める景色は実にのどかな大自然の風景で、それがゆっくりと流れて行く様はなんとも言えず人々の心を和ませてくれる。その中には富士山に似た三角形の整った山も見える。ほんとに、これから海上の島に行くのだろうかと疑いたくなる。


そのうち、シュノ−ケリング用具の貸し出しが始まる。自分のサイズに合ったフィンをもらい、マスクも空気漏れがないかを確かめて受け取る。これが今日の大事な商売道具だ。座席に戻ると、モ−ニングティのサ−ビスが始まる。いい気分で喉を潤していると、日本人スタッフ(1人だけ同行している)から救命具など安全対策についての説明が始まる。同時に今日の日程についての案内がある。
 
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
旅行の手配内容
個別手配
  • ここが最初に上陸したビーチ。風下で風が遮られ、海面は穏やか。ここでシュノーケリング。

    ここが最初に上陸したビーチ。風下で風が遮られ、海面は穏やか。ここでシュノーケリング。

  • ここが乗船場<br />

    ここが乗船場

  • 鏡のような川面をゆっくりと進む<br /><br />

    鏡のような川面をゆっくりと進む

  • 鬱蒼とした熱帯雨林に覆われたマルグレ−ブ川<br /><br />

    鬱蒼とした熱帯雨林に覆われたマルグレ−ブ川

  • 富士山のような三角形の山が見える <br />

    富士山のような三角形の山が見える

  • この大自然の風景に抱かれながら、船はゆっくりと流れるように進む。

    この大自然の風景に抱かれながら、船はゆっくりと流れるように進む。

  • シュノーケリング用具の配布が始まる<br />

    シュノーケリング用具の配布が始まる

  • 河口に到達。先には大洋が広がる。<br />

    河口に到達。先には大洋が広がる。

  • フランクランド諸島が見えてきた <br /><br />

    フランクランド諸島が見えてきた

  • この左端の島が上陸するノ−マンビ−島 <br />

    この左端の島が上陸するノ−マンビ−島

  • これがグラスボトムボート(半潜水艦)<br />これに乗り換えて上陸<br /><br />

    これがグラスボトムボート(半潜水艦)
    これに乗り換えて上陸

  • この時化の海では・・・。うらめしそうに海を眺めるのみ。ここがメインのビーチで、シュノーケリングが楽しめるのだが・・・。

    この時化の海では・・・。うらめしそうに海を眺めるのみ。ここがメインのビーチで、シュノーケリングが楽しめるのだが・・・。

  • ランチ風景<br />

    ランチ風景

  • このビーチの手前から樹林の中に入りこむ。<br /><br />

    このビーチの手前から樹林の中に入りこむ。

  • 樹林の中を通り抜けていく。<br /><br />

    樹林の中を通り抜けていく。

  • したビーチ<br />

    したビーチ

  • 静かな入り江の風景。ここでちょっと磯遊び。<br />

    静かな入り江の風景。ここでちょっと磯遊び。

  • 中央はシャコ貝<br />上部の細長く黒いものがナマコ<br /><br />

    中央はシャコ貝
    上部の細長く黒いものがナマコ

  • 本船が見えてきた。<br />これで島巡りは1周。<br />

    本船が見えてきた。
    これで島巡りは1周。

  • ここが上陸した最初のビーチ<br /><br />

    ここが上陸した最初のビーチ

  • フランクランド諸島よさようなら・・・。左端が上陸したノーマンビー島。

    フランクランド諸島よさようなら・・・。左端が上陸したノーマンビー島。

この旅行記のタグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

オーストラリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストラリア最安 305円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

オーストラリアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP