1993/08/01 - 1993/08/21
85位(同エリア602件中)
nksssさん
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今を去ること、30年前?熱気球世界選手権に参加してきました!(日本代表チームの気球運搬車のドライバーとしてですけどね・・・)
あの頃は地球温暖化も叫ばれてなかったし、景気も良かった。
日本の首相(細川護熙氏)は、何十年かぶりに自民党政権から、連立政権となったりとかですバブルは崩壊してもまだまだ勢いがあった時代。
ということで、そういう貴重な時代の記憶と写真がなくならいうちに記録することにします。(単なる過去の若かりし頃の栄光をアップです・・)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- その他
-
ルクセンブルグ大公国に到着。
金融の国というイメージでしたが、首都ルクセンブルグ郊外はこんな感じで農業国でした。よく覚えてませんが、香港経由でパリまで飛んで、そこから電車でルクセンブルグ郊外のホテルで気球チームの皆さんと合流しました。(世界は以外と狭かった・・?) -
街並みは、どこも公園以上にきれい。
歩道は、石舗装と花壇。家家の2階の窓にはフラワーポット。 -
日本で受け取った、2万5000分の一の地図をたよりに一発で本部を探し当てました。(当時はスマホもグーグルも無い。得意の読図術!)
世界選手権の事務所なのに、あまりにもヒッソリとした場所と建物。危うく見落とすところでしたが、この辺にあるはずと見渡したらちゃんとありました。 -
どのチームよりも、かなり早めについたので余裕のレジストレーション。
-
熱気球世界選手権の開会式です。
ルクセンブルグ大公はじめ、国をあげての式典となってます。
世界の約30カ国の代表101チームが参加(そのうち日本は5チームでした)
参加国は、気球がさかんで、国がいっぱいあるヨーロッパ勢が最も多く、前回チャンピョンが出たアメリカからは8機の参加。 -
初出場の我々・九州チームは注目されるはずもないと思っていたら、いきなりカメラマンに囲まれてしまいました。
それもそのはず。
我がチームの「きれいどころ」が、気球柄の浴衣で開会式に参加してたんです。
次の日、彼女らの写真が新聞にデカデカと掲載されてました。
朝起きるとホテルのボーイさんが、ちゃんと切り抜いて、ドアに挟んでくれてます。(気が利くぅね・・) -
公式行事、恒例のテープカット。
うーむ、テープカットにしてはデカスギないでしょうか?
(しかもルクセンブルグの国旗だし・・?誰もハサミ持っていないし?) -
なんと熱気球のバーナーの炎でテープカット!?!
国旗焼いていいの・・・・(^^)
正直、驚きました。 -
ちなみに競技期間は、6日間。
朝6時と夕方6時にそれぞれ、短くて1時間、長くて3時間程度飛びます。
飛ぶ前に、このようなブリーフィング会場で、今から行う競技の種類の説明や、気象情報、その他留意点がパイロットに告げられます。ブリーフィング会場にも気球浴衣姿で登場の我がチームのメンバーが新聞に出るくらい目立ってます。
たいてい6日間もやると、天候不良で1回や2回競技キャンセルされること(たまには7割以上中止)がありますが、この大会では6日×2回の12回全部飛びました。
緯度が高いので夜21時くらいまで明るいです。なので18時からフライト、21時に着陸、22時からディナー・・・という感じです。
寝るのは24時から翌朝04時まで。 午前05時がブリーフィング。午前06時離陸、09時着陸。12時~ランチ。1日が2回ある感じです。昼寝をしなければ体がもちません。 -
ブリーフィングが終わったら、競技内容に合わせて離陸地に向かいます。
気球はこういった、トレーラーや大きなバンで運びます。
牧草地のような広い場所を選び、気球を車から降ろします。
皆が決められた同じ場所から一斉離陸することもあれば、各チームが自分で選んだ場所から離陸することもあります。 -
初日は、練習日。飛ぶ前に、バーナーが「ちゃんと」火を噴くか確認します。
後ろ姿が大学の大先輩のMパイロット。(昔、飛行船を自作した人です)
このお方が熱気球日本選手権で2位になったおかげで、私もここに来ることに。
しかも、この大会2週間に参加のために会社も辞めました!
でも社長は餞別くれました!(次に就職が決まってた会社の部長も、「向こうから絵葉書出してね」・・!なんと/なんと/素晴らしい時代だったことか! -
隣の気球の立ち上げ状況。
横にした状態で、バーナーで熱を入れて、球皮のなかの空気の温度を100度近くまであげます。
体積は標準的なもので1500m3-2200m3くらい。
重さは人も合わせて全部で400kgくらいです。
詳しくは、日本気球連盟のHPを見てね。
http://www.jballoon.jp/balloon/shikumi.html -
気球からの眺めはこんな感じです。
白いバン(屋根に日の丸)が私が運転していたチェイスカー
気球は飛んだ所に戻ることはめったにないので、飛ばした後は地上に残ったメンバーが気球追いかけます。(あるいは、風とパイロットの意図を読んで先回り) -
空は日本と変わらないですが・・・
-
街並みはおとぎ話の挿絵のような・・
-
日の丸つけて飛んでます。
ただ、気球は風に乗って飛ぶので、順調にレベルフライトしている限りは無風状態です。(誰かがオナラをするといつまでも臭い) -
これが地上に設置されたターゲット。
上手なパイロットだと数キロ離れたところから飛んで、風を読みつつバーナーの焚く間隔で高度を調整して、かなりの確率(と言ってもイチローの打率くらい)でここの真上にピタリと付けること(オンターゲット)ができます。(高度によって風向きが微妙に違うので、文字通り風に乗るナウシカのような才能が必要・・)
私の場合は100回飛んで1回あるかないかです。 -
今回は地上班ですし、せっかくルクセンブルグまで来たので、夜にこっそり自らオンターゲットしてきました。
-
ドライバーとしての甲斐甲斐しい貢献が認められたのか、はたまた、前の日に車を溝に落としてしまったので、ドライバーを首になったのか、あるいは成績不振でジョイフライトモードに入ったのか・・・?
後半戦で競技フライトに乗せてもらえることになりました。
ラッキー! -
皆さん、今日は高く飛びません。
なぜって、ミニマムディスタンスという、ある時間までできるだけ、離陸地を離れない・・・という究極に内向きな競技だったのです。
まあ、遠くに行って、その時間に何気に帰ってくれば良いだけなのですが、そんな都合の良い風が吹いてるわけないので、皆さん、風速の小さい地上付近をべたべたと飛びます。
森よりも低く飛んでます。低く飛ぶために皆さん、小刻みにバーナーとリップ操作を繰り返します。 -
風が弱いのでダンゴ状態に・・
球皮どおしがぶつかっても、安全上はそれほど問題有りません。
ただし、ゴンドラと球皮の接触は危険(球皮が裂ける、引っかかるなど)なため、ペナルティとなります。
下の気球が優先で、上の気球が危険を回避する義務があります。
なぜなら、下から上は見えないけれど、上の気球は下の気球が見えるので、危険を回避するのは上の気球の義務となります。だからと言って、このような密集状態で下の気球が急上昇するのは、危険行為とみなされます。 -
というわけで皆さん、競技のルール上も、競技に勝つためにも下のポジションを取りに行きます。
-
そしてオシクらまんじゅうしながら、谷へ・・・
さすが皆さん一流のパイロットで、平気のようですが、私のような下手くそパイロットは乗っているだけで喉がカラカラに乾きました。
こんな飛び方見たことない・・ -
谷からはじき出された気球。
-
谷筋に気球の列が続きます。
-
下に入られました。
-
しばらくして後ろを振り返ると、みなさん同じようにあの谷でオシくらまんじゅうをしてから、1機ずつ出てきてました。
-
ドライバーの他にも地上班にはパイバル班が居て、時々直径30cmほどの風船(風見のためのパイロットバルーン=略してパイバル)をあげて刻刻と変わる高度別の風向と風速の情報をパイロットに送ります。
風が弱いとき、晴天の時は、変化が大きいです。(小さい時もある)
このパイバル情報と「感」で、飛びたい方向の風をつかんだものだけが、ターゲットにたどり着けます。
ゆすっても、傾けても気球の進む方向は、変わりません。
パイロットがコントロールできるのは、バーナーの焚き加減と気球上部についたリップパネル(排気弁)の開閉による上昇/下降だけです。 -
ゴールの直近の風向をいち早くゲットするために、バイクを活用した地上班もいました。横にヘリウムボンベがくっついています。
-
真ん中が、我がチームの気球。
-
ターゲットに接近してくる、気球たち。
-
見事、オンターゲット。
このように、人の背丈くらいの低い高度でターゲットに近づくのは、技術がいることです。最終的に地上の風も完全に読み切った上で、m単位(人によっては㎝単位)で高さをコントロールしているという証拠です。
(私の場合は、上空から双眼鏡でターゲットを目視できただけで満足してます) -
というわけで、我がチームは確か、101機中69位だったか?
気球は日本から送ったので、再び、別送便で返します。
日本郵船 Aircargoということは船便ではなく航空便だったんですね。
御苦労さまでした! -
気球を始めたい方は、以下にクラブの紹介があります。
http://www.jballoon.jp/club.html
日本でも過去、3回世界選手権が開催されています。
(佐賀 1989、1997 、栃木県茂木2006)
2年おきに開催されていて、次回2012は、アメリカのバトルクリークだそうです。
http://events.fai.org/event?i=6738&f=20
以上、ながながと地球温暖化を気にしつつ書きました。
そのうちソーラーバルーンか安価なヘリウム気球が開発されれば、解消されることでしょう!
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この旅行記へのコメント (5)
-
- morimoriさん 2013/10/06 15:11:56
- はじめまして!
- nksssさんへ
初めまして☆ご訪問&ご投票ありがとうございました!
nksssさんの旅行記、とても興味深く、とても面白いです!
読みやすいし、分かりやすい!!お会いできてうれしいです♪
気球すてきですね!以前から興味ありましたが、nksssさんの旅行記のおかげでどういうものなのか分かりました!
「パイロットバルーン」をあげてパイロットに伝えていたのですね。
これは無線かなにかでパイロットに送るのですかね?
テープカットの部分、とても笑えました♪さすがスケールがちがう!!
モン族の旅行記もよかったです☆素晴らしい旅をされてますね♪
また拝見させていただきますね!
- nksssさん からの返信 2013/10/06 15:45:34
- RE: はじめまして!
- morimoriさま
あまり褒められたことないので、ドキドキしていますが、ありがとうございます!
パイバル(パイロットバルーン)の利用方はそのとおりです。
無線で逐一、地上付近の情報をパイロットに送ります。
地上と上空の風はいろいろな方向に吹いてます。
時間、地形でさまざまに渦巻いてますので、そのあたりを読んで風の谷のナウシカのごとく目的地に向かいます。そんな風には見えませんが上手な人はほんと1mと狂わず気球をコントロールします。
中には「俺はミリ単位でコントロール」と豪語するオヤジも多数おられますが、それは流石に嘘です。
気球は事故が相次いでます。危険なスポーツであることは間違いないので、最善つくさないといけないですね。。。
と話が別のところに行ったので今日はこの辺で、、、また、よろしく。
今から与那国です。飛行機飛ぶかな?
- morimoriさん からの返信 2013/10/06 16:09:39
- なるほど!
- nksssさんへ
ご丁寧なお返事ありがとうござました!(*^^)
私ごとで恐縮ですが、学生時代に私は「グライダー」の部活
に入っていました。エンジンのついていない滑空機で、上昇気流
をつかまえて滑空します。(私はヘタクソパイロットでしたので、
深くつっこまれると痛いですが・・・(^_^;))
なので同じように風をつかむ気球の話はとても興味深いです♪
石垣は台風まっただ中ですよね。私の友達も石垣にいるので、とても
心配です。
nksssさんもどうぞお気を付けて帰ってきてくださいね。
ではでは〜
- nksssさん からの返信 2013/10/07 06:39:02
- RE: なるほど!
- morimori様
グライダーのパイロットでしたか・・・
そりゃあ釈迦に説法でしたね(冷汗)
私も大学の部活はグライダーしようと思ったんですが、入学前年につぶれてました!でたまたま学科の先輩が熱気球やってたんで誘われるままに始めました。あの頃、気球は手作りだったんですよ。設計も自分たちでして、ナイロン買って、工業用ミシンで縫ってと、、大変でした。
というわけで、それ以来、地面に足がついてないうえに風まかせの性格になってしまいました。もちろん操縦は下手くそです。ターゲットの上に来れるのは100回に1回くらいですね。(風を読んだというより、偶然飛んできたというやつ)
グライダーもターゲットを写真で取ると聞いてますが、忙しそうですね。
でも静かで気持ちよさそう。
熱気球は実は、バーナーの音がすごくて、熱くて、ガスの気化熱で水滴が落ちてくるはで、あまり居心地がよいもんではないですよ。
そういえば与那国到着しました。
石垣はもう台風抜けて大丈夫です。
グライダーの話もきかせてくださいね。
nksss
- morimoriさん からの返信 2013/10/09 10:20:29
- RE: はじめまして!
- nksssさん
気球の話、どうもありがとうございました!
気球を手作りとは驚きました。すごいですね〜
自分たちで作ったものが空を飛ぶなんて、想像するだけで感激ですね!
私が学生時代に所属していたグライダー部は、グライダーを個人所有されている方からのご好意で貸して頂いていました。
他の大学の機体は、学校所有であったり、様々だったと思います。
私達が参加していた競技会は、各大学から選出されたチーム戦で、決められた旋回コースをどれだけ回ってこれるかの距離と、その時間で争います。
「ターゲットの写真」はその旋回地点を証拠写真として収めてくるものです。
その時も規定がありまして、その写真を撮れたとしても、ちゃんと目的物が写っているかとか、
ある高度以上で撮影できているかなども判断基準になります。撮影にもかなりのテクニックが要求されるみたいです。
(私はヘタクソなので旋回地点まで行ったことがありませんが・・・)
これからも素敵な趣味&旅の旅行記を楽しみにしておりますね☆
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