2010/06/20 - 2010/06/20
39位(同エリア112件中)
frau.himmelさん
- frau.himmelさんTOP
- 旅行記596冊
- クチコミ0件
- Q&A回答19件
- 1,073,169アクセス
- フォロワー151人
リンツから日帰りでチェコのチェスケ・ブディェヨヴィツェと近郊のフルボカー城を訪ねました。
今回の旅での訪問国は、ドイツ、オランダ、ベルギー、オーストリア、それにチェコの5カ国目になります。
シェンゲン協定が結ばれてからというもの、簡単に国境をまたいで旅行が出来るのって素晴らしいですね。
でも、チェコはドイツ語圏ではないので、今回もお決まりの失敗もありました。
そしてステキな出会いもありました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
-
今日は早起きして7時21分の列車で国境越えをします。
リンツ駅の列車の時刻表。
ほんの1時間の間にリンツからウィーン、ブタペスト、ザルツブルク、チェコ、パッサウ、ミュンヘンなどいろんな方面に出ています。
ヨーロッパは今や一つの国のようなものですね。 -
乗り込んだ列車はガラガラ。
チェコ行きだからもっと古い車両を想像していましたが、意外ときれいです。
ちなみにリンツからチェスケ・ブディェヨヴィツェ往復1人分で17ユーロ。
日本円2000円足らずで(それも往復で)国境を越えての旅行ができるなんて、運賃の高い日本に暮らしていると夢のようです。 -
ここがオーストリアとチェコの国境です。
Summerauという地です。 -
列車がSummerau駅に到着すると、オーストリアから乗ってきた車掌さんが降りました。
チェコの車掌さんと交替します。 -
今までスピードを出して走っていた列車が、国境を過ぎると遅くなったように感じます。それによく停まるし…。
鈍感な私にでさえ国の違いがよくわかります。
駅舎からして、何となくオーストリアのものとは違うような…。
日本に昔あったような懐かしい駅の風景ですね。 -
リンツから2時間半ほどでチェスケ・ブディェヨヴィツェに到着しました。
-
チェスケ・ブディェヨヴィツェ駅構内。
この駅のATMでチェココルナをキャッシングします。
最初1000コルナ(5000円弱)を引き出したのですが、思い直してもう200コルナ追加しました。
外国ではいつもATMでキャッシングしています。
一番レートがいいから…。 -
フルボカー城に向かうため、駅から歩いて数分のところにあるバスターミナルに急ぎます。
背後に見える立派な建物は、チェスケ・ブディェヨヴィツェ駅です。 -
ショッピングセンターの屋上にあるバスターミナルが見えてきました。
-
近代的なショッピングセンターには、スーパーや食料品店、フードコートなどが入っています。
このエスカレーターを3階まで上ると…。 -
待合室があり、時刻表の電光掲示板がありました。
チェコ語なんてサッパリなのですが、一番上の字は何となくフルボカーと読めますね。
10時半発で15番からという意味ですね。
その気になって読めば、ここからプラハやチェスキ・クルムルフにもしょっちゅうバスが出ているのがわかります。
危ない、危ない!10時半のバスを逃すと、11時55分までフルボカー城行きはないところでした。 -
大変大きなバスターミナルです。
フルボカー城行きは15番からだから…。 -
このバスですね。
切符は運転手から買いなさいって言われたけど…。
運転手さん、ドイツ語も英語も喋れません。
でも「フルボカー」って言えば普通分かりますよね!。
運転手が「キャッスルか?」って聞くので、「ヤー!」と答えました。
当然、城の前で下ろしてくれるのかと思っていたのに…。 -
このおばあちゃん、人懐こそうにチェコ語で話しかけてきました。
言葉はサッパリわかりませんが、
「フルボカーにいくの? あそこはきれいよ…。私も行くのよ!」
って言ったように思えました。
私も「あーそう!Ach, so!」(ドイツ語でも同じ意味)と調子よく相槌を打ってにこにこおしゃべりを…。
夫に「このおばあちゃんもフルボカーに行くようだから、付いて降りれば間違いないわよ!」と…。
これが悲惨な結果を招こうとは! -
乗客も私達とこのおばあちゃん、その他2,3人しか乗っていません。
ともかくおばあちゃんに付いて降りれば間違いないんだから…。
しばらくして運転手が「お客さん、どこで降りるんですか?」(たぶん)って。
どこってお城って言ったでしょう!という意味で
「キャッスル、キャッスル!」って言ったら、
運転手が「もう過ぎたよ…」って表情をしているんです。
驚いておばあちゃんを見たら、彼女もうんうんと頷いている。
えっ!どうして…!?
急いでバスを降りました。 -
ともかく歩いていくしかありません。
バス停にいた人に道を聞くと「この道をまっすぐ行きなさい」と…。
えんえんと続く田舎道をトボトボ歩きます。 -
やっとヴルタヴァ川に出ました。
でも、緑の森から顔を出しているお城はまだあんなに小さい…。(赤矢印)
切符を買う時、ちゃんとフルボカーって言ったのに、あの運転手さんどうして知らせてくれなかったのかしら?
あのおばあちゃんも教えてくれなかったし〜。
でも過ぎたことは仕方がありません、歩きましょう! -
山道を歩いていたら、山腹をくり抜いたこんな聖人を祭ってある洞が見えました。
お城に近づいたのかしら?
いえいえ、これからまだしばらく歩きます。 -
そこから更に10分ほど歩いてやっと旧市街に到着しました。
-
街の案内板が見えてきました。
-
旧市街の泉
-
お城は旧市街から更にこんな田舎道を登っていきます。
-
まだまだ試練は続きます。
やっとお城の入口に着いたと思ったら…、まだ坂道を上んなきゃいけないの!(悲鳴) -
-
坂道の途中にあった子供を抱く聖人の像。
もしかして幼いキリストを抱く聖クリストフ? -
ようやくお城に着いた!って喜んだら、これはホテル・シュテスル(古城ホテル)ですって。
お城と見まがうほど立派な外観です。 -
お城が見えてきました!!
さすがにチェコで一番美しいお城といわれるだけあって、素晴らしいです。この白亜のお城。 -
13世紀にボヘミアの王オタカル2世(後編で説明)によって再建され、その後何代も所有者が変わりましたが、
17世紀からドイツのシュヴァルツェンベルク家が高額で買い取りました。
ちなみにチェスキー・クルムルフ城もシュヴァルツェンベルク家が所有して、支配していました。 -
正面の塔の上の紋章。
シュヴァルツェンベルク家の所有は17世紀から第二次世界大戦終了まで続きます。
1945年終戦によって、チェコに住んでいたドイツ人は全てドイツ国内に移住しなければなりませんでした。
ドイツ人の領主を持つこの城も没収されることになりました。 -
中庭に入ってみましょう。
お城の中はガイド・ツアーでしか回れませんので、大勢の観光客がその時間待ちをしています。 -
お城の壁のいたるところに鹿の角の飾りが…。
「フルボカー」とはチェコ語で「深い森」の意味だそうです。
このお城も領主や貴族達の狩猟の館として使われたのでしょうね。 -
城内はツアーでしか入れませんので、先ずはチケットを買います。
英語とチェコ語のツアーがあるそうですが、私にとって解からないのはどちらも同じことなので、早いほうにします。 -
早いほうと言っても12:30のチェコ語のツアーしかありません。
まだ50分もあります。
ところで英語とチェコ語のツアーでは金額に倍近くの差があります。
私達はチェコ語のしかもシニア割引なので二人で160コロナ(800円くらい)。安いです。 -
時間がありますので、お庭のお散歩を…。
その前にトイレに寄ります。
グムンデンでトイレの博物館を見てからトイレに興味がわいてきました。
所変われば品変わるといいますが、こっちのトイレはがっしりとした四角形です。
面白〜い! -
お城も素晴らしいけどお庭も素晴らしい!
ちょうどバラの季節、アチコチに見事なバラがさいておりとてもきれいでした。 -
-
-
お庭の横から入り込んで…。
お城の側面 -
この付近のベンチに座って、昨夜リンツのスーパーで買った果物とお菓子、それに飲み物で軽い昼食にします。
旅行中はいつ食事が出来るかわかりませんので、いつもバックの中にこれらのものを忍ばせています。 -
お城の一部。
ガイドツアーが済んだらあの黒い階段から出てきます。 -
お庭の彫刻で遊んでいる可愛い女の子たち。
-
ここではパパとガチョウの噴水でおあそび?
-
カフェと土産物屋
-
-
そろそろ時間です。お城に戻りましょう。
入口のドア、重厚ですごく立派!
あの取っ手が面白い! -
トルコ人の額をカラスがつついている面白いデザイン。
実はこれには訳があります。
この付近は昔から、いつもオスマントルコの侵略に苦しめられていました。
フルボカー城の領主であるシュヴァルツェンベルク家のアドルフが1598年オスマントルコ帝国の砦を征服した功績により、切断したトルコ人の頭部をシンボルとして家紋に加えることを許されました。 -
これが家紋です。
右下にトルコ人の頭をつついているカラスの絵があります。 -
お城の内部は撮影禁止ですので写真はありません。
シュヴァルツェンベルク家が贅を尽くして収集した美術品、骨董品、絵画の数々。財力にあかして豪華に装飾された室内など…本当に素晴らしかった。
これを見ることが出来ただけでも、ここに来て良かった。 -
写真はないけど、せめてパンフレットからコピーしたものを少しだけ…。
豪華な大食堂の写真。
チェスキー・クルムロフ城から移された高価な木製の天井と、フランダース地方のタペストリーが素晴らしい。
ここでハプニングが…。
古い素晴らしい天井を眺めていると一羽の鳥がさーっと飛んでいったのです。夢?しばらくすると再びさーっと!
気がついた人も何人かいたと思います。
まさか紋章のカラスを放し飼いに…? まさかね。それにカラスではなくつばめのような飛ぶのが早い鳥でしたね。
一体どこから入り込んだのでしょうね。
こんな豪華な美術品がいっぱい詰まっている部屋を鳥の糞で汚されたら…、と思うとぞーっとしました。 -
もう一つすてきなハプニングが。
ツアー参加の学生風の若い女性とガイドさんがなにやらチェコ語で話しています。推測するに、
若い女性「このピアノ(クラヴィア)は今でも弾けるの?」…。
ガイドさん「もちろん!何なら弾いてみます?」
というやり取りがあったものと思われます。
若い彼女最初ははにかみながらピアノの前に座ったけど、弾き始めたらすごい!
何かに取付かれたように一心不乱に弾いている…。その音色のすばらしいこと…。
場所が場所だけに、この古いピアノの主が出てきて彼女に取付いたのではないかと、柄にもなくオカルト的なことを考えました。
実際その物悲しい調べを聞いた私は、鳥肌が立つくらい感動しました。
弾き終わったあと、皆から割れんばかりの拍手があったのは言うまでもありません。
写真は12,000冊の蔵書をほこる城の図書室。内装では18世紀後半ヴュルツブルクより移された本棚や、17世紀製の羽目板の天井などが目を引く。 -
ガイドツアーが終わって外に出ました。
さっきピアノを弾いている時は後光が射しているように思えたピアニストさんにもお会いしましたが、フツーの女の子でした。
素晴らしいお城でした。
皆さんにも絶対お奨めしたいお城です。 -
さて、ではバス停に行きましょう。
行きは違う停留所で下ろされましたので、これからバス停を探さなければなりません。 -
旧市街に下りてきました。
この近くにある観光案内所に行きバス停を教えてもらいました。 -
バスの時間まで1時間以上あります。
今日は日曜日で時間潰しをするお店もほとんど閉まっています。
開いていたこのカフェで待つことに…。 -
夫はビール、私はコーヒーを。
-
街角にあったカラフルなごみばこ。
チェコも分別収集が進んでいるのですね。 -
石造りのがっしりとした教会。
-
街角にあった楽しそうなビア・レストランの看板。
各国語でいらっしゃいませ!と書いてあります。 -
バス停に向かう途中のお花いっぱいのステキなおうち。
-
あの煙突の上にコウノトリが巣を作っています。
子供にえさを与えているんでしょうか? -
ここがバス停です。
こんな分かりにくい所にあるんですもの、行きのバスの運転手さん、言ってくれなきゃわからないじゃない!(怒)
ここで日本人の女性にお会いしました。
一人旅で中欧・オーストリアを回っていらっしゃるそうです。
この女性とも不思議なご縁があったのです。
その項は続きにて! -
バスの時刻表。
全く分かり難い時刻表でした。
続きは街歩き編にて。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
62