2010/11/29 - 2010/11/29
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あーや@パンダさん
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埼玉県新座市・野火止に13万坪という広大な境内林を有する「金鳳山・平林禅寺」は臨済宗妙心寺派の名刹。
武蔵野の面影を残す雑木林は国指定天然記念物になり、コナラ・クヌギなどの雑木やモミジが多くを占めています。
一周約2.3キロの散策コースを紅葉時に訪れるとバリエーション豊富な紅葉の景観に驚かされます。
1時間以上歩きながら楽しめる紅葉は関東一といっても過言ではないと思います。
私は2008年に初めて訪れましたが、昨年秋には、天皇皇后両陛下が紅葉を鑑賞するためにお出ましになったこともあり、今年は人出がさらに増えたようです。
今回も、森林インストラクターのジョーさんの案内で美しい紅葉を堪能してきました。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
-
池袋から急行で20分、志木駅南口からバスに乗り「平林寺」へ。
今回は一つ手前の「陣屋」で下車。
道路沿いに平林寺の境内林が続いています。 -
「たぬき飛び出し注意」の標識がありました。
道路の両側は「平林寺」の境内林。
昼間は車の往来が多くても人家がなく、夜は静かな環境。 -
「平林寺」総門。
拝観受付(拝観料は500円)の前は待ち合わせの人も多く大混雑。 -
「平林寺」の向かいの茶店で「けんちんうどん」の昼食。
本当は、近くのうどんの名店で食べたかったのですが、
お昼時は40分待ちとかであきらめました。 -
集合時間までの時間つぶしに、近くの「新座市・睡足軒の森」を見学。
このあたりには江戸時代に「野火止陣屋」がおかれていましたが、
近世になって「日本の電力王」といわれた松永安左ヱ衛門氏の
所有地になっていたのですが、菩提寺である「平林寺」に譲られ、
のちに新座市に無償貸与され、
文化遺産として公開されるようになったそうです。 -
「睡足軒の森」
飛騨高山付近の田舎屋が移築されているそうですが、
今回は広い雑木林の一部だけを散策しました。
きれいに整備されているので気持ちの良い場所です。 -
「睡足軒の森」
ちょうど地元の彫刻家グループの「仏教美術展」が開催されていたので、
短時間ですが拝見させて頂きました。
”写経”というのは良く聞きますが、”仏像を彫る”というのは、
良い指導者に恵まれないと難しいそうです。 -
「平林寺・山門」
午後1時半、ジョーさんの案内で境内に。
茅葺き屋根の山門は、1663年に平林寺が移転する前の岩槻から移築。
「凌霄閣」の扁額は、京都詩仙堂石川丈山の揮毫。 -
山門近くから見事な紅葉を楽しむことができますが、
平林寺の見所は雑木林の散策コース。
私たちは、一周約2.3キロの散策コースを歩く予定。
(午後出発なら山門を背に反時計回りに歩く方がよいのでは) -
山門横の「高野槇」は樹齢500年以上の巨木。
「高野槇」は、木曽五木のひとつ。
秋篠宮家の悠仁親王のお印にもなっていますが、
昔は高貴な人の棺桶材にも使われたと、ジョーさんが説明してくれました。 -
「山門」前は帰り口に向かう方も多く、かなりの賑わいでした。
「山門」をくぐってからふり返ってみるとこんな感じです。 -
「鐘楼」付近
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左手に竹林のある小径は「総門」に続く迂回路になっています。
京都の嵐山あたりのイメージです。
お坊さんたちが収穫する見事なタケノコは精進料理の材料に。 -
紅葉のグラデーション。
ジョーさんから、「なぜ葉っぱは紅黄葉するのか?」
のレクチャーを受けました。
赤くなるのと黄色くなるのはメカニズムが違うのですが、
植物自らの生きる知恵にはいつもながら感心します。 -
真っ赤に紅葉した楓。
カエデにもいくつかの種類がありますが、
寒さと日光で葉のデンプンが分解されて
アントシアニンという赤い色素に変わって
こんなきれいな姿になったわけですね。 -
ここから本格的な散策コースにはいります。
右手はくぬぎ林になっています。 -
イチオシ
このあたりはアップダウンが多い道。
今歩いてきた道をふり返って撮影。
自分が絵画の中に入り込んだ様な気になります。 -
背の高い木も多いので、陽当たり条件に差があるようです。
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周囲が色づく中で鮮やかな緑のカエデ
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「野火止塚」
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イチオシ
紅葉の中、緑の雑木林も午後の光に輝いています
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色がくすんでいる葉は霜で縮んだのでしょうか
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イチオシ
赤色の見本帳みたいな赤のグラデーション。
紅葉のカーペットも見事です。 -
オレンジ色と赤の対比が美しく何枚も撮影したくなります
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真っ赤な紅葉を引き立てる緑のグラデーション。
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美しい散策路が続きます。
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赤というよりもピンク系のグラデーション。
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紅葉のトンネル。
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この道はどこへ続く道?
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午後の柔らかい日差しを浴びて・・・
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薄暗いところもあります。
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このおふたりは何を語りあっているのでしょうか。
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淡いピンクの紅葉もあります。
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散策コースはベンチがたくさんあるので、
ゆっくり休みながら紅葉を楽しむことができます。 -
光に輝くオレンジ色。
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イチオシ
道路に座り込んだ子どもは、何して遊ぶ?
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「松平信綱墓」の案内板。
松平伊豆守信綱をはじめとする大河内松平家歴代の廟所は約3千坪。
左右に杉木立のある正式な参道は立入禁止です。 -
「野火止用水」
玉川上水最古かつ最大の分水。
江戸にとって大切な玉川上水の水が一大名である
川越藩領に引かれたことからも川越藩の力がわかる。 -
木漏れ日の雑木林。
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濃い赤の紅葉と緑のコントラスト。
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イチオシ
印象派の絵画作品を連想。
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野火止用水に繋がっている「放生池」
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散策路もそろそろ終わりに近づいています。
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「放生池」の水面をみていると旅をしている気分になります。
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ジョーさんから「タラヨウ」のレクチャーです。
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「タラヨウ」の葉
タラヨウ(多羅葉)は、葉の裏に文字が書けます。
「葉書」の語源になっている、郵便局のシンボルツリー。 -
「平林禅堂」の門
この寺は、臨済宗妙法寺派の専門道場がある格式の高いお寺なのです。 -
まるで仏様の後背のような形に見える大銀杏
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生け垣の紅葉も見事な「鐘楼」
午後3時をまわった冬の日差しを浴びて静かな印象。 -
出発点の山門に戻ってきました。
写真撮影しながらゆっくり紅葉を鑑賞した約2時間の散策でした。 -
横から見た「山門」
350年の風雪に耐えた茅葺きの重層入母屋造りです。 -
素晴らしい紅葉を拝見させて頂いたことに感謝して山門を後にします。
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