1998/04/13 - 1998/04/13
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yasyasさん
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タジキスタンへ
八時に出発したバスは、一路タジキスタン国境へと向かう。やがて国境緩衝地帯へ入って行く。これから先、国境を通過するまでカメラなどの撮影は厳禁とのこと。これは国境線を中心に両国側それぞれ数kmの幅にわたって設けられている。この地帯は、広大な農地となっている。一時間半で国境線へ到着、そのポイントには太陽の中で握手する大きな腕の絵が描かれたコンクリ−ト板が建てられている。
ここを過ぎて緩衝地帯をしばらく走ると、原っぱの中に二階建ての小さな建物が建っている。これが入国管理事務所で、ここで入国手続きである。その周りに装甲車や銃を持った兵士がものものしく警備している。ここでは下車することなく、ガイドのトリック君一人が団体ビザを持って手続きに行く。しばらく待っていると、問題もなく彼は戻り、無事国境通過である。
ペンジケントの町
ここを過ぎると、間もなくペンジケントの町並みが見えてくる。この地は古代ソグディアナの都で、その歴史は古く紀元前六〜七世紀には原始集落が現れ、五世紀にはすでに城壁に囲まれた都市が存在したという。さまざまな富と文化が集中したこの都市は、七〜八世紀前半に最盛期を迎える。そして、八世紀にアラブ人の襲撃によりソグド人国家は滅亡して廃虚となる。 国境で出迎えてくれた男性ガイドに案内されて、ルダキ博物館へ向かう。ここには古代都市遺跡で発掘された出土品の展示が行われている。そして、文豪ルダキを記念したものやタジクの動物の剥製も展示されている。
博物館の前にある銅像の向こう遠くに、真っ白に冠雪した美しい山並みが見える。その風景を写したのだが、遠方の山並みは白くボケてしまって判別できず残念。その折、二人の先生に引き連れられて、可愛い地元の子供たちがガヤガヤとやってくる。銅像の前に来ると、きちんと並んで何やら説明を受けている。恐らく、文豪ルダキについての説明を受けているのだろうか。でも、周辺をうろつくわれわれ遠来の客が珍しいのか、こちらに気を取られてよそ見している子供が多い。それにしてもお行儀のよい子供たちだ。日本では、こうはいかないだろう。身なりもきちんとしていて、それほど貧しいとは思えない。ウズベキスタンより、貧乏国のはずなのだが。
古代都市遺跡
ここから次ぎは、丘陵地帯に残る古代都市遺跡へ移動する。この遺跡は、ザラフシャン川と新市街を見下ろす小高い丘の上に広がっている。その規模は結構大きく、長方形に区画された土壁の跡がいくつも連なって残っている。寺院やバザ−ルの跡も見られる。今は、泥を掘り繰り返して土の固まりになったような遺跡の全景を眺めながら、遠い八世紀時代へ思いを馳せる。
丘の突端まで足を伸ばすと、眼下に広がる新市街が一望の下に俯瞰できる。白っぽい同じような平屋の屋根がびっしりと連なって広がる様は壮観である。
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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