嬬恋・北軽井沢旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 信州と上州の接点の1つに鳥居峠がある。道路はR144である。信州側は上州街道、上州側は長野街道と名称が変わる。この鳥居峠を越え、紅葉を追ってみました。<br /> 鳥居峠の頂上に大きな看板が立ち、そこには鳥居峠のほかに「帰去来峠」と書かれており、この由来について地元の識者に聞たり、調べてみたがよくわからない。分かった範囲で記述すると、白井喬二の小説で「帰去来峠」がある。またこの題名で昭和38年に監督松田定次、松本健次郎脚本、原作白井喬二で映画化されている。この中で真田幸村の家来衆「真田十勇士」の1人猿飛び佐助が主人公で、佐助の忍術修行した地が鳥居峠の山中であり、これが「帰去来峠」として描かれていると言う。猿飛佐助自体は架空の人物としても、そのモデルとなっている人物は現在地方紙に連載されている、火坂雅志の時代小説「真田三代」で記述されている甲賀系忍びの者である。しかし残念ながらその地名があったかどうかは判らなかった。<br /> 面白いのは「ずら」と「だんべ」の国境とある。群馬県と長野県の接点は多いが、軽井沢の周辺では「だんべ」が使われている。軽井沢に一時在住したことがあり、この周辺では両県の婚姻関係が、比較的多いので上州言葉が入りやすく、この影響であることは容易に想像がつく。「行くべえ」、「ほんとだんべ」などと使われている。鳥居峠に接する旧真田町(現上田市)ではほとんど聞かれない。群馬県側、吾妻郡嬬恋村との往来は昔から頻繁にあった。真田昌幸の上田城とその長男真田信幸(幸村の兄)の群馬県沼田城との往来はこのルートが最短であり、交流が多かったはずであるが、「だんべ」があまり聞かれない。また{ずら}は長野県を縦割りにすると、東側は「北信」、「東信」地方、西側は「中信」、「南信(諏訪)」地方であり、この「ずら」は中、南信地方で耳にタコができるくらい使われる。(行くずら)、(そうずら)の類であるが、東側の東北信地方ではほとんど使われない。「ずら」は使われる地域は限られるが、長野県の代表的な方言であることには違いはない。<br /> 鳥居峠は四阿山(あずまやさん)の一つの登山口である。四阿山の頂上には山家(やまが)神社の奥社があり、現登山道の入り口は営林署の林道が利用されているが、その現登山道の傍らの草むらに石の鳥居と祠(ほこら)が一対ある。鳥居峠の名称とこの鳥居との関係について神社に尋ねてみたが、「さ〜て」と言うことで、関係がなさそうな口ぶりであった。<br /> 鳥居峠を越えるとそこは群馬県吾妻郡嬬恋村である。しばらく下ると深い渓谷に入る。吾妻(あがつま)渓谷である。流れる川は吾妻川で渋川付近で利根川に合流する。標高800mぐらいまで紅葉前線を下ってきているが、渓谷が深くなる辺りで、引き返した。極自然の野山の紅葉を追ったのでもみじ、かえで、ナナカマドなどの色鮮やかな写真にはならなかった。しかしダケカンバ、唐松、くぬぎの紅葉も集中すると色の変化をもたらしてくれる。遠くから眺めると、かえで、もみじの紅葉の名所では、常緑樹や雑木の中に一段と際立つその光景は美しい。一方野山全体が色づく光景も捨てがたい。今回はこの野山全体が色づく紅葉を取り上げてみました。<br />

吾妻渓谷の紅葉を追う

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2010/11/02 - 2010/11/02

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na1430

na1430さん

 信州と上州の接点の1つに鳥居峠がある。道路はR144である。信州側は上州街道、上州側は長野街道と名称が変わる。この鳥居峠を越え、紅葉を追ってみました。
 鳥居峠の頂上に大きな看板が立ち、そこには鳥居峠のほかに「帰去来峠」と書かれており、この由来について地元の識者に聞たり、調べてみたがよくわからない。分かった範囲で記述すると、白井喬二の小説で「帰去来峠」がある。またこの題名で昭和38年に監督松田定次、松本健次郎脚本、原作白井喬二で映画化されている。この中で真田幸村の家来衆「真田十勇士」の1人猿飛び佐助が主人公で、佐助の忍術修行した地が鳥居峠の山中であり、これが「帰去来峠」として描かれていると言う。猿飛佐助自体は架空の人物としても、そのモデルとなっている人物は現在地方紙に連載されている、火坂雅志の時代小説「真田三代」で記述されている甲賀系忍びの者である。しかし残念ながらその地名があったかどうかは判らなかった。
 面白いのは「ずら」と「だんべ」の国境とある。群馬県と長野県の接点は多いが、軽井沢の周辺では「だんべ」が使われている。軽井沢に一時在住したことがあり、この周辺では両県の婚姻関係が、比較的多いので上州言葉が入りやすく、この影響であることは容易に想像がつく。「行くべえ」、「ほんとだんべ」などと使われている。鳥居峠に接する旧真田町(現上田市)ではほとんど聞かれない。群馬県側、吾妻郡嬬恋村との往来は昔から頻繁にあった。真田昌幸の上田城とその長男真田信幸(幸村の兄)の群馬県沼田城との往来はこのルートが最短であり、交流が多かったはずであるが、「だんべ」があまり聞かれない。また{ずら}は長野県を縦割りにすると、東側は「北信」、「東信」地方、西側は「中信」、「南信(諏訪)」地方であり、この「ずら」は中、南信地方で耳にタコができるくらい使われる。(行くずら)、(そうずら)の類であるが、東側の東北信地方ではほとんど使われない。「ずら」は使われる地域は限られるが、長野県の代表的な方言であることには違いはない。
 鳥居峠は四阿山(あずまやさん)の一つの登山口である。四阿山の頂上には山家(やまが)神社の奥社があり、現登山道の入り口は営林署の林道が利用されているが、その現登山道の傍らの草むらに石の鳥居と祠(ほこら)が一対ある。鳥居峠の名称とこの鳥居との関係について神社に尋ねてみたが、「さ〜て」と言うことで、関係がなさそうな口ぶりであった。
 鳥居峠を越えるとそこは群馬県吾妻郡嬬恋村である。しばらく下ると深い渓谷に入る。吾妻(あがつま)渓谷である。流れる川は吾妻川で渋川付近で利根川に合流する。標高800mぐらいまで紅葉前線を下ってきているが、渓谷が深くなる辺りで、引き返した。極自然の野山の紅葉を追ったのでもみじ、かえで、ナナカマドなどの色鮮やかな写真にはならなかった。しかしダケカンバ、唐松、くぬぎの紅葉も集中すると色の変化をもたらしてくれる。遠くから眺めると、かえで、もみじの紅葉の名所では、常緑樹や雑木の中に一段と際立つその光景は美しい。一方野山全体が色づく光景も捨てがたい。今回はこの野山全体が色づく紅葉を取り上げてみました。

交通手段
自家用車
  •  山肌はカラマツ林<br /> カラマツの細いとげのような葉は、黄色く色づき、やがてパラパラ舞い落ちる。

     山肌はカラマツ林
     カラマツの細いとげのような葉は、黄色く色づき、やがてパラパラ舞い落ちる。

  •  緑色したカラマツの葉は徐々に色づいてゆく。

     緑色したカラマツの葉は徐々に色づいてゆく。

  •  ダケカンバの紅葉は黄緑色から、黄色みをおびやがて茶褐色に変わり、落葉する。 

     ダケカンバの紅葉は黄緑色から、黄色みをおびやがて茶褐色に変わり、落葉する。 

  •  雑木林の中の紅葉。<br /> ダケカンバと雑木の紅葉。

     雑木林の中の紅葉。
     ダケカンバと雑木の紅葉。

  •  国道沿いのカラマツの紅葉とダケカンバの紅葉。

     国道沿いのカラマツの紅葉とダケカンバの紅葉。

  •   鳥居峠 県境<br /> 左四阿山(あずまやさん)登山道登り口

    鳥居峠 県境
     左四阿山(あずまやさん)登山道登り口

  •  鳥居峠付近の紅葉

     鳥居峠付近の紅葉

  •  草むらの中に忽然と立っている鳥居<br /> 四阿山山頂にある山家神社奥社の鳥居<br /> 現在の登り口は営林署の林道が登山道になっている。<br /> 鳥居の先はかつての登山道の入り口の面影はm残っている。

     草むらの中に忽然と立っている鳥居
     四阿山山頂にある山家神社奥社の鳥居
     現在の登り口は営林署の林道が登山道になっている。
     鳥居の先はかつての登山道の入り口の面影はm残っている。

  •  鳥居の奥に祠(ほこら)が一対安置されている。

     鳥居の奥に祠(ほこら)が一対安置されている。

  •  鳥居付近の紅葉

     鳥居付近の紅葉

  •  さまざまな雑木が色づいている。

    さまざまな雑木が色づいている。

  •  さまざまな雑木の紅葉 

     さまざまな雑木の紅葉 

  •  山肌の紅葉はカラマツ

     山肌の紅葉はカラマツ

  •  天を衝くカラマツとダケカンバの紅葉

     天を衝くカラマツとダケカンバの紅葉

  •   山肌はカラマツ

    山肌はカラマツ

  •  山肌は様々な雑木

     山肌は様々な雑木

  •  群馬県吾妻郡嬬恋村<br /> 広々とした山村風景<br /> 後方は嬬恋村のスキー場ゲレンデ

     群馬県吾妻郡嬬恋村
     広々とした山村風景
     後方は嬬恋村のスキー場ゲレンデ

  •  ダケカンバ、カラマツ、その他雑木の紅葉<br /> 後方の山肌はすっかり紅葉している。 

     ダケカンバ、カラマツ、その他雑木の紅葉
     後方の山肌はすっかり紅葉している。 

  •  吾妻渓谷の紅葉<br /> 渓谷は道路と吾妻川。<br /> 吾妻川はやがて高崎周辺で利根川に合流する。

     吾妻渓谷の紅葉
     渓谷は道路と吾妻川。
     吾妻川はやがて高崎周辺で利根川に合流する。

  •  吾妻渓谷の紅葉

     吾妻渓谷の紅葉

  •  山肌の紅葉はこれからの感じ。 

     山肌の紅葉はこれからの感じ。 

  •  吾妻川の紅葉

     吾妻川の紅葉

  •  道路際の一本の紅葉の紅葉

     道路際の一本の紅葉の紅葉

  •  渋沢川の紅葉<br /> 標高は低いので撮影時の紅葉は若干はやめ。<br /> 鳥居峠は分水嶺である。渋沢川はやがて神川に合流し、さらに千曲川に合流して日本海に流れ込む。<br /> 上州側は太平洋である。<br />

     渋沢川の紅葉
     標高は低いので撮影時の紅葉は若干はやめ。
     鳥居峠は分水嶺である。渋沢川はやがて神川に合流し、さらに千曲川に合流して日本海に流れ込む。
     上州側は太平洋である。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • zzr-cさん 2010/12/10 17:41:21
    これは見事です。
    na1430さま こんばんわ!

    これだけ見事な赤色をしたもみじって中々見れないですよね?

    大抵黄色が混じったりするような^^;

    ズバリ一番良い時だったのでしょう^_^

    あ、一番良い時だんべ^^;←この使い方で合ってますか?

    じぃ〜
  • めーてる隊長さん 2010/11/15 12:38:22
    綺麗ですね〜
    naさん、こんにちは〜
    やっと東北が片付き、やれやれです。
    超人の足元にもおよびません。

    鳥居峠には、ちゃんと鳥居があるんですね〜
    鳥居があるから峠の名が・・・

    カラマツの黄葉が美しい。
    スキー&温泉で走ったあの辺りですね。
    これは、このシーズンに是非とも行かねば。(^^)
    素敵な写真をありがとうございました。

    na1430

    na1430さん からの返信 2010/11/16 10:06:49
    RE: 綺麗ですね〜
    めーてる隊長さんこんにちは。
     アクセスしていただきありがとうございます。

    > やっと東北が片付き、やれやれです。
    > 超人の足元にもおよびません。

     そういう隊長さんも訪れた先へのこだわりもどうして、どうしてですねぇー。
     彼の人の次から次へと間が開かないのに感心しますよねぇー。年間スケジュールをたててあるのでしょうね。

    > 鳥居峠には、ちゃんと鳥居があるんですね〜
    > 鳥居があるから峠の名が・・・

     鳥居があるから鳥居峠と呼ばれているとだれしも考えますが、旧真田町の支所に聞いてみましたがわからず、山家神社に聞いたところ、宮司が故人で、その奥さまではまったくダメ。神社の総代を紹介してもらい尋ねたが「さ〜て」で、神社のことはかなり知っているつもりだが、地名となると、なんとも・・。でした。
     でも関係があるかないかを考えるとロマンチックですねぇー。それかどうかわかりませんが、このルートにロマンチック街道という別名がありますよねぇー。


    > カラマツの黄葉が美しい。
    > スキー&温泉で走ったあの辺りですね。
    > これは、このシーズンに是非とも行かねば。(^^)
    > 素敵な写真をありがとうございました。

     草津、万座温泉などこの地方の温泉には、ゲレンデがありますよ。こだわりの先生のお越しをお待ちしましょう。
  • yzr400さん 2010/11/13 23:01:02
    早い紅葉ですね
    na1430さん、こんばんは。

    いつも訪問ありがとうございます、隊長やhn11さんと同様早くも秋の景色の
    を見に行ってこられたみたいで、ご健康そうで何よりです。

    四阿山(あずまやさん)って読むのですね、PCで変換しても「よんあやま」
    しか出ませんでした(><)
    この鳥居の写真があるってことは頂上まで行ってこられた?
    チラッと調べてみましたが鳥居峠から林道の終点まで車で行けたとしても上り
    で頂上まで2時間30分くらいはかかるのでしょうか、最近歩いていない私に
    とってはつらい道のりです(汗)

    草むらの中に忽然と立っている鳥居ってなんだかパワースポットみたいで神秘
    的に見えますね、この写真から鳥居の色が色落ちしているように見えるのです
    がそもそも朱色の鳥居じゃないのでしょうか。

    ちょっと話が脱線しますが鳥居の色の違いってご存知でしょうか?
    ネットで調べたら魔除け、防腐とか出てくるのですが先日乗ったタクシーの運
    転手さんが日本古来の神様(八百万(やおよろず)の神々?)と、外来の神様
    との違いだそうですが聞いた時には成程!!って感心したのですが本当かどう
    かは判らないです。

    また、次の旅行記楽しみにしておりますね。

    na1430

    na1430さん からの返信 2010/11/15 17:00:11
    RE: 早い紅葉ですね
    yzr400さんこんにちわ。
     本当にしばらくですねぇー。
     私もしばらく休んでいましたが、自分のことを棚に上げ、どうされているか心配していました。
     hn11さんにけしかけられて、紅葉を2点題材にしてみました。(しかし彼の人はスッゲーの一語ですが。)

    > 四阿山(あずまやさん)って読むのですね、PCで変換しても「よんあやま」
    > しか出ませんでした(><)
    > この鳥居の写真があるってことは頂上まで行ってこられた?
    > チラッと調べてみましたが鳥居峠から林道の終点まで車で行けたとしても上り
    > で頂上まで2時間30分くらいはかかるのでしょうか、最近歩いていない私に
    > とってはつらい道のりです(汗)

     「四阿山」を”あずまやさん”と読める人はこの付近を知っている人か、山岳関係者でしょうね。隊長はこの付近を知りつくしていますので、読めますが。
     峠から続く林道は営林署のもので車は入れません。もちろん舗装などしてないので、ジープのような4輪駆動でないと無理でしょうね。
     4時間ぐらいかかるでしょうか。
     私は山登りはダメ。心臓が持たない。(平成15年に手術をし、かろうじて生きています。)せいぜいゴルフどまりです。
     

     > 草むらの中に忽然と立っている鳥居ってなんだかパワースポットみたいで神秘
    > 的に見えますね、この写真から鳥居の色が色落ちしているように見えるのです
    > がそもそも朱色の鳥居じゃないのでしょうか。

     鳥居については私も初めて知りました。偶然草むらの中に見つけました。
     関係者などに電話で尋ね四阿山山家神社奥社の登り口にある鳥居で、確か石製でした。
     

    > ちょっと話が脱線しますが鳥居の色の違いってご存知でしょうか?
    > ネットで調べたら魔除け、防腐とか出てくるのですが先日乗ったタクシーの運
    > 転手さんが日本古来の神様(八百万(やおよろず)の神々?)と、外来の神様
    > との違いだそうですが聞いた時には成程!!って感心したのですが本当かどう
    > かは判らないです。
    >
    > また、次の旅行記楽しみにしておりますね。

     鳥居の色は知りませんでした。お稲荷さんはみんな真赤ですねー。
     平安神宮も赤ですよねー、諏訪大社系神社は赤ではなかったように思いますが、わかりません。
     今日上田城跡公園の紅葉をアップしました。ご覧ください。

     

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