2010/10/14 - 2010/10/19
11位(同エリア29件中)
sakonさん
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かれこれ20年前の話である。大学のトイレを利用した時に小銭入れを発見した。持ち主不明のまま大学の事務室に届けておいた。その数日後、大学から連絡がありその持ち主が判明した。彼こそ今回訪問した旧友である。
そのころ彼は、日本で働いていて大学では英語教育に携わっていたようである。今回は私が彼を訪問した第1人目であるが、彼の話によると退職される大学の先生が来年彼を訪問するそうである。彼は、フラッグスタッフに現在住んでいて、日帰りでグランドキャニオンへ行くことが可能である。そういうことで、私に「いつ来るか」とここ数年来手紙でのお誘いが続いていた。3月末に退職した今こそチャンスとして私は5泊の予定で旅行を計画した。
彼の奥さんはナバホインディアンで、そのおばあさんは今でもナバホしか話さないそうだ。彼の娘さんは英語とナバホを話すことができるので通訳を任されているそうである。そういうことでナバホにかかる観光地にも行くことになった。ついでにそのナバホの言葉も少し教えてもらったが、独特の発音を含みとても話せそうになかった。またフラッグスタッフは、かつてのテレビドラマ 「ルート66」沿いの町である。何回も大火にあって昔の姿はとどめていないが、それでも古い町並みを大切に保存している。最終日には彼が現在在籍している北アリゾナ大学の構内も散策することができた。
わずか4日間の滞在であったが、旧交を温めるすばらしい旅となった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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フラッグスタッフへはサンフランシスコからフェニクスを経由して行くことにしました。これは、到着時にフラッグスタッフ空港で撮った写真で、この小さなプロペラ機に乗って田舎町にやってきたのです。
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こじんまりした空港で、ここで友人と会う約束になっていました。一般的な観光ですと、ここでレンタカーを借りることになります。4社程度が店を出しています。アメリカは、車無しでは移動できません。幸い友人がピックアップしてくれましたので、ホテルに向かいました。
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空港から町の中心に向かって走っているところです。こんな地方都市でも夕方の通勤ラッシュがあるとのことです。
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イチオシ
ルート66に面して一番ホテルに近いところにギャラクシーというレストランがありました。チェックイン後に荷物をホテルに預けて、そこまで連れて行ってもらいました。何を注文していいかわからず、彼の助言でなんとか夕食にありつけました。テーブルの隣で、ギターの弾き語りがあって、店の雰囲気を盛り上げていました。60年代の懐かしい曲が演奏され旅情をさそいました。ギャラクシーについては後でもう少し詳しく報告します。
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これがフラッグスタッフで初めて食べた夕食です。ビーフとサラダそんな感じです。味は日本人の私にも、まずまず、といった感じでした。素敵なお店です。
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夕食終了後、ホテルに帰りました。トラベル・インという小さなモーテルです。この界隈には、たくさんのモーテルがあります。宿場町風ですね。このモーテルは2階造りで、私は214号室でした。
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その214号室から道路側を見下ろしたところです。ルート66号を走る自動車の音が結構よく聞こえてきます。アメリカにいるんだな、そんな気がするモーテルです。
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これが冷蔵庫と電子レンジです。プラスティックのコップは毎日補充されます。
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買ってきたビールを飲みながらメールチェックをしています。無線ランがフリーに使えますので、これも便利です。
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日常生活困らないようにと彼は、ショッピングセンターに連れて行ったくれました。徒歩5分のところにあり、24時間営業のドラッグストアやレストランなど結構便利なところでした。ショッピングセンターは、種類が豊富でさすが分量はアメリカ級です。
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一般的な食材はもとより、お総菜が売ってあるのには驚きました。後日私はここでサンドイッチを買いました。ビールとチーズを買い、夜の楽しみとしました。モーテルには冷蔵庫と電子レンジが完備されていて、豪華さは全くないものの生活するには便利良くできていました。ですから、こういったショッピングセンターが近くにあると、食費を節約して旅が楽しめます。
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ハロウィーンが近いとあって、店頭ではこんなものも売られていました。
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2日目の朝は7時出発でグランドキャニオンに向かいました。お天気は絶好です。彼が滞在期間中でベストな日を選んでくれました。彼の愛車スズキに乗って一路グランドキャニオンを目指しました。
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途中で水を購入したいと思っていたのですが、ルート上にはあまりお店が見つかりませんでした。ようやくフェニックスから通じる道との交差点で土産物屋を見つけました。ドライブインのようなところでした。
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ゲートで入場料を払ってくれましたが、シニア料金で入れたそうです。駐車場に車を止めてビジターセンターへ行きます。
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トイレを利用させてもらいました。旅先のトイレで困ることが多い私です。
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変わった種類の車を見受けますが、それにしても日本車が多いですね。併せてデジタルカメラのほとんどは、日本メーカーのものですね。気分的にうれしくなります。
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リム沿いには遊歩道が整備されていて、途中いろんな展示物に接することができます。
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ビジターセンターや駐車場からは、こういった小道が整備されています。
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地球の歴史を感じたり、地殻活動のすごさを目の当たりにします。
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岩石の展示と説明版です。
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路面には年代を刻んだメダルが埋め込まれています。
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こうやってリムの崖っぷちに到着します。
この日は本当に天気も良く、さわやかな日であったので景色をさらに良くしてくれました。この風景に圧倒されてしまいました。大地の裂け目かと思わせるような浸食風景に固唾をのむばかりです。 -
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鳥の鳴き声もよく聞こえます。
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リスがちょこちょこ走ります。チップモンクも見られました。
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昼食はここでとりました。
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タイ料理だそうです。中国人学生らしき女性が運んできてくれました。
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昼食をとった場所から先は自家用車の進入はできませんでした。循環バスにのってポイント移動をしました。
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このバスが循環していますので、時間が許せばゆっくりグランドキャニオンを堪能できます。
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ポイントにはこんなショップがあります。私はここではないのですが、キャップを買いました。でも中国製です。
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ショップの窓越しにグランキャニオン北のリム が見えます。
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ショップの横で記念撮影
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たっぷりグランドキャニオンを堪能しました。ここへは鉄道でも来ることができます。
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フラッグスタッフへの帰り道です。よいお天気でした。
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ところで、フラッグスタッフ周辺では一番高い山、サンフランシスコ山の頂は雪をかぶっていました。このあたりは2000M級の高地ですから緯度が低い割に寒いです。
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ホテルに近づく頃には、夕闇が迫っていました。
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3日目、ホテルで天気予報を見ています。あまりよくありません。
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午前中はキャメロンのトレーディングポストに向かいました。ここは宿泊所やおみやげを売っています。ナバホやホピインディアンの工芸品を扱っています。博物館をのぞくと高価なインディアンの工芸品が陳列してあります。これはいちばん古い建物だそうです。
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宿泊所の中庭です。砂漠の中の緑という感じがします。旅人はこの宿に入ってきっと癒されたことでしょう。
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ランチに食べた名物料理です。タコなんとかと言います。もっともポピュラーな食べ物と聞いていますが、分量が多く半分しか食べられませんでした。
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工芸品を展示している建物の前で記念撮影。この足下の板石に恐竜の足跡の化石が残されていました。
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これが恐竜のフットプリントです。
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キャメロンからの帰り道です。この日もよいお天気でした。帰りにはサンセットクレーターに寄りました。
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まだ火山活動の生々し後が残っています。鬼押し出しの小型版です。
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吹き出した溶岩のあとが、観察できます。小道が整備されていて容易に観光できます。
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次は、Wukoki Puebloに案内されました。ここはビジターセンターです。
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ここは1100年代にインディアンによって立てられた居住区です。
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ここでも記念撮影です。
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こうやって3日目が終わりました。
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4日目の朝です。ホテル前のリンゴの木です。これを目当てに鳥がやってきます。
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鳥の名前は聞いたのですが忘れました。けっこう大きな鳥で朝から良くなきます。
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これがモーテルのサインボードです。
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レセプションにはコンチネンタルの朝食が準備されています。ベーグル、シリアル、コーヒー、ジャム、ミルク、パン等々です。私は毎日朝食をこれで済ませていましたので、安上がりです。
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こんな風に自分でサービスします。
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レセプションの外の風景です。
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夜はこんな感じです。
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近くのバス停です。バスによるアメリカ旅行にもあこがれますね。アムトラックもありますし。
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路線図や時刻表もあるのですが、ちょっと乗りこなすには勇気がいります。
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4日目は古い町並みを歩くと言うことでした。町もそのための表示板を作成、観光し易いように準備されています。
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古い建物といっても100年そこそこです。何回か火災で消失しています。そういえば、グランドキャニオンからの帰り道に森が焼けた跡をみました。この夏に森林火災が周辺で発生したと聞きました。原因は失火もあるけど、落雷によるものと聞きました。そういえば、よく雷が鳴るところでした。
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これは木材を運ぶための二輪車だそうです。これもアメリカ的な大きさです。
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アムトラックの駅舎です。ビジターセンターになっています。
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貨物列車が良く通ります。コンテナには会社のロゴがあるのですが、韓国の会社名がよく見られました。
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町の角には、このようなプレートが設置されていて、建物の説明がしてあります。
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煉瓦や石造りの建物は風格があります。
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少しウエスタン風の建物です。
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こんなアートな感じの建物もあって楽しいです。
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彼の案内が終わり、別れてからもう一度町歩きをしてみました。こんな楽しい建物を見つけました。
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こんな宣伝カーもありました。
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極めつけはここです。残りの時間はここで過ごしました。なぜか。
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ビール大好き人間だからです。
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十数種類のビールが楽しめます。しかも、テイスティングさせてくれます。こんないいところはありません。しかもビールが他と比べて安いです。1グラス4ドルでした。サンフランシスコでは5ドルか6ドルしました。彼がビールをサーブしてくれます。
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こんな小さな町でも街角でパーフォマンスをしています。
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あっという間に仲良くなってしまいました。奥には、ギターの弾き語りをする人がいました。雰囲気が良かったです。こんなビアガーデンないですかね。
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私はサラダ頼んだのですが、後でわかったのですが支払いはこのカップルがすませておいてくれました。この場を借りてお礼を申し上げます。
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この近くにお住まいのようです。メールアドレスをもらって検索したのですがつながりませんでした。
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これは彼のお友達の北村さんの娘さんが結婚された時の写真だそうです。あまりにも美しくなられたので驚いたと言っていました。今は京都にお住まいだそうです。
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5日目は北アリゾナ大学構内巡りです。広いキャンパスです。建物もすごいです。
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入ってすぐにこの像がありました。彼の誇りとする像です。第2次大戦中に暗号解読で功績があったインディアンをたたえる像です。
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確か管理棟でったかと思います。美し建物です。
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一つ一つが絵になる建物で構成されています。北のエリアは比較的古い建物が多く重厚感を感じます。
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彼が一番お気に入りの建物の前で記念写真です。本当に美しいと感じます。
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図書館内です。広くきれいです。静かです。整然としています。
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図書館の一角です。コンピュータを駆使して学んでいます。
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かれは、ここで時間を過ごす事が多いのだそうです。後何単位かが必要と言っていました。
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最新の建築物で環境エネルギーに関する研究をしていると言っていました。
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すばらしいのはこのドームです。とにかく立派です。大学の設備というか、どこか民間が経営するスポーツスタジアムという感じでした。十分見学に値します。東京ドームは行ったことがありませんが、ナゴヤドームに匹敵するくらいです。
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天井には星条旗。さすがアメリカ。他にも町のあちこちに国旗が見られました。日本とは随分違いますね。
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内部はこんな感じ。大学の施設に見えますか。
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すみっこでドリルをしていました。その隣ではフラッグの練習、バトントワラーも一人いました。友人はこのバトンワークに関心をしていました。一度に3本のバトンを操っていました。すごい。
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図書館玄関のシンボルです。
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学生寮です。おもしろいのはカップルのための寮が準備されていることです。日本の大学でもあるのでしょうか。
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この日の昼食は、到着の日に夕食をとったギャラクシーです。
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アメリカンテイストのするレストランです。
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壁には60年代前後に活躍した映画のポスターが一面に飾られています。
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ポスターの全部は紹介できませんが、好きな人にはたまらない一角かと思います。
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また、ルート66を意識したデコレーションも見られます。
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これが私のオーダしたランチメニューです。
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これがメニューです。
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午後は町を一望できる小高い丘に登りました。北アリゾナ大学のキャンパスが眼下に広がります。ドームが卵のように見えます。
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6日目の朝 いつもの簡易朝食です。
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ルームサービスも受けられるようメニューが準備されていました。
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朝食後部屋を整理して移動準備を終えました。
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友人が7時00分にフラッグスタッフまで送ってくれました。ここでチェックインをします。
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朝日がフラッグスタッフ空港を照らし出しました。
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次第に乗客数が増えてきました。
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この飛行機でフラッグスタッフを去りました。友人は最後まで見送ってくれました。
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飛び立ってしばらくするとサンフランシスコ山を背景にフラッグスタッフの町並みが美し見えましたので、急いでシャッターをきりました。この写真がお別れの1枚となりました。
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