北欧ひとり旅　2010/8/15　ストックホルムへ

2010/08/15 - 2010/08/16

今日は最高時速２００キロの振り子特急Ｘ２０００で
コペンハーゲンからストックホルムへ向かう。
車内用にカールスバーグのビールとベーコンサンドを買い、
大きな案内板でホームをちゃんと確かめて６番線へ。
でも、なかなかＸ２０００が入ってこない。
しかも、ホームの案内板は違う列車が表示されている。
他のホームにはストックホルム行きの案内板はないし・・・
そーこーしているうちに出発時刻、でも、Ｘ２０００は入ってこない。
違う番線からはローカル電車が出入している。
ちょっとしてから駅員に聞いてみたら、
「他の番線からもう出発したよ。あなたが遅れたんだよ。」
えー、あれはローカル線でしょ〜。
放送とか流れたかどうかも分からないし。
海外の鉄道旅行は恐ろしい・・・

次のストックホルム行きは２時間後。
しかも、夏の北欧、切符売り場は大混雑。
ストックホルムの市内ツアーも予約しているし。
凄いブルー・・・、日本に帰りたい・・・。

でも、あきらめたらそこで旅行はおしまいだ。

トーマスクック時刻表を調べてみると、
スウェーデンのマルメという町からは１時間おきにＸ２０００が
ストックホルムへ走っていて、コペンハーゲンからマルメには
２０分間隔で列車が走ってるじゃありませんか。
とにかくマルメへ向かうしかないと思い、
すぐにマルメへ行く列車に乗り込んだ。

コペンハーゲンとマルメの間にはオーレスン大橋という長い橋を渡る。
調べてみたら、全長８キロくらいあり、瀬戸大橋と姉妹橋だそうな。
橋を渡りきるとマルメに到着。すぐに切符売り場へ向かった。
しかし、Ｘ２０００の２等客車は当日分全て満席、
ユーレイルパスでは１等客車に乗れないため、
安い高速バスを薦めてくれた。でも、到着が遅すぎる・・・
１等客車は少し席が残っているため、全額（１５０００円くらい）
支払って優雅に行くことにした。
しかも、ちゃんとホームや場所も丁寧に教えてくれた。
スウェーデン人はいい人だな〜

やっとの思いでＸ２０００に乗ることができた。
列車が走り出してしばらくすると、晴れ間も見えてきた。
僕にとって北欧初の青空である。
これで行けば、市内ツアーの４０分前にストックホルムへ着ける。
座席も広いし、コペンハーゲンで買ったベーコンサンドもおいしい。
列車は、森や湖の間を心地よいスピードでくぐり抜けて行く。

しばらくすると、乗客と車掌の話し声が聞こえてきた。
どうも、２０分くらい遅れているらしい。番線の次は遅延かよ！
まだまだストックホルムは遠い、気持ちは焦っても、
着々と遅れが大きくなる。
結局、３０分遅れでストックホルムに到着した。
市内ツアーまで１０分しかない。
右も左も分からない初めて訪れる町を重い荷物を背負って走った。
コペンハーゲンで買ったビール缶が破裂しないか不安になる。
でも、汗ビッチョリになりながらも、時刻ピッタリにツアーに間に合った。
僕って素晴らしい土地勘を持ってるんだな。両親に感謝である。

市内ツアーは、２階建てバスで１時間くらい市内を周り、
観光船で１時間半くらい運河を観光する。
短時間しか滞在しない僕には値段・時間・ボリューム的にちょうど良く、
きれいな町なので延泊してゆっくり歩いてみたくなった。
ま、無理だけど。

市内ツアーが２１時ころに終わったけど、まだ、外は夕方みたいな明るさ。
ホテルに荷物を置いて、近くのレストランでサーモンのパスタを食べた。
まぁまぁかな。
デザートにバクラヴァを食べたけど、これは今一だった。
やっぱりトルコがいい。
部屋に戻って、コペンハーゲンで買ったビールを氷で冷やしながら飲み、
気がついたらウトウト・・・
今日は疲れましたよ。

エリア ストックホルム(スウェーデン)

急遽途中下車した、マルメ駅からの町の風景。
遠くには港があるのかな。

Ｘ２０００の一等旅客。
木目調がいいですね。

マルメ→ストックホルムの車窓から。
やっと晴れてきた。

ストックホルム市内観光バスの車窓から。

ストックホルム市内観光バスの車窓から。

観光船乗り場。
こんなところに日の丸が。

観光船のルート案内。

ストックホルム市内観光船から。
外にいると、半袖ではちょっと寒い。

夕食、サーモンのクリームパスタ。