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パレスチナ問題を垣間見た3週間(ベツレヘム、ラマラー、ナブラス他)

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2010/07/26 - 2010/08/10

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まず今回のパレスチナ自治区での旅程は、

エルサレム→ラマラー(2日)→ナブラス(1日)→(エルサレム)→ベツレヘム(ボランティアとして2週間)

という形になりました。行き方などの情報は最後にまとめてかきたいと思います。

【パレスチナ地区に3週間近く滞在することになった経緯】
基本的に私の旅は、現地の人の生活出来るだけ理解しようとすることなので、今回のパレスチナ自治区(West Bank)を訪れて、自然とパレスチナ問題の現状を見ることが中心になっていました。というのも、彼らの生活のかなり多くの部分においてイスラエル軍の占領が関係してくるからです。
 そして、その思いでいくつかの町、難民キャンプを訪ねているうちに、難民キャンプ内ボランティアセンターにたまたま遭遇し、2週間近くもボランティアとして滞在させてもらったという形です。
 旅の仕方は人それぞれですが、PoliticalTourismのようなものを求める方に情報提供が出来たらと思います。





【ラマラー初日】・アラファト議長の墓→パレスチナ起業支援等をしてる活動家の方とお茶→CSの方の家泊

・CouchSurfingというサイトを使って知った現地の活動家の方(といっても若干26歳)と喫茶店で会って、知識ほぼゼロ、つたない英語ながら、現地の生活のことや問題に対する意見などについてたくさんの質問をしたところ、とても詳しく説明をしてもらいました!几帳面にも質問内容まとめていっててホントによかったです。
・そのあと、繁華街?メインストリート周辺をゆっくり見て周りました!かなりにぎやかでアラブ服(?)来た名物っぽいコーヒー売りの人がいたり楽しいです。
・宿も、CouchSurfingで知り合った方の家で2泊。フィリピン人で同じアジア人として歓迎してもらいました。

【ラマラー2日目】・ラマラー美術館→JICAラマラー事務所訪問→スノーバー→CSの方の家
 
・何とか現状を見るだけでなく現地の人に質問しながら案内してもらいたいなーと思いながら、美術館へ。考古学的興味のあまりない私には展示物はなかなか意味を感じられませんでしたが、事務室に併設された図書室で本を読んでいるとコーヒーを出してくれ、しばらく談笑できました。その中で話題に上がったJICAオフィスがラマラーにあるということで、急きょJICA事務所訪問を決意。
・JICA事務所は仕事場なのでお邪魔しても・・とは思いましたが、行けばJICAのパンフレットと、そして事務所のアラブ人職員の方が親切にたくさんお話してくださり、JICAへのパレスチナ人の感情を知り日本人として何故か誇りを感じると共に、JICAで働く方の現状を知りました。やはり現地のニーズに答えるのは難しい中で日本の得意分野を生かせるといいのだろうな、と。


【ナブラス】・現地ガイドの大学生と、難民キャンプ見学→旧市街(町並みとトルコ風呂)→彼の家泊

・ナブラスでも、CouchSurfingで知り合った21歳の英文学を専攻の大学生がガイドしてくれるということで、昼頃到着して、二人でLonelyPlanetで取り上げられていた難民キャンプへ。セルビスで2NIS。彼の説明によると国連や人道的団体によるサポートがかなり充実してきており、水も電気も大丈夫、少し家々が小さく入り組んでいること以外生活条件は問題ないとのこと。もちろん隣町などへの移動等、人権的問題はあるらしい。 
・旧市街は数100年前のパレスチナ地区の中心的都市だっただけにエルサレムにも負けない立派な造り。ガイドしてくれる彼の説明と共に、数年前の惨劇のあった場所などを訪ねました。トルコ風呂は見たこと無かったので面白かったけど要は岩盤浴的なものなのかな?
 その日は、金曜日だったのとラマダーンが近いということで彼の家族と彼の祖母のうちでご飯呼ばれたり、イスラム教の家庭というのは初めてだったので、母や姉などと家の中で鉢合わせないように彼が常に配慮しているなど、その敬虔な雰囲気に宗教の生活への大きさを少し感じました。

【ベツレヘム初日】・生誕教会→繁華街歩き→デヘイシャ難民キャンプ→(キャンプ内ボランティアセンター兼ゲストハウス)PhoenixCenter泊(50NIS)

・宗教的な興味、遺跡などへの興味はあまりないので、生誕教会と繁華街的なものをぶらり歩きして楽しんで、メインの難民キャンプ見学へ。生誕教会はけっこうすごかったけど、正直良く分かりませんでした。
・デヘイシャ難民キャンプ。これもLonelyPlanetでゲストハウス兼カルチャーセンターとして紹介されているIbdaaセンターというのがキャンプ(難民キャンプといっても入り組んだ団地のようなもの)の入り口にあるらしいので、パレスチナ問題に積極的な方にお会いできることを期待して、デヘイシャ難民キャンプへ。セルビスTaxiで2.5NIS。 とりあえず重い荷物を置こうとゲストハウスにまず向かうが、Ibdaaゲストハウスは満室。ということで代わりに偶然紹介された別施設【フェニックスセンター】というところが、ボランティアセンターでもありパレスチナ問題調査ボランティア等が各国から集まるというので、私には最高でした。結局そこで調査団に参加したりながら2週間も滞在しました。
 


以下、パレスチナ問題に関する私の経験をまとめておこうと思います。

【ボランティア滞在中の経験】
・デモ行進への参加(難民キャンプ近くの二つの小さな村にて)
・人権侵害経験に関するインタビュー調査への参加(難民キャンプの家庭、女性の権利活動家、ハマスの政治家(!)など)
・ドキュメンタリー映画撮影陣の取材付き添い、上映会
・ボランティア施設での子供サマーキャンプ(byアメリカの団体)に参加

・デモ行進は金曜日にマサラというデヘイシャ難民キャンプ近くの小さな村々、土曜日にヘブロン、とビリンというラマラー近くの村にて毎週行われており、外国人の参加者は歓迎だそうです。理由は様々みたいですが、基本的にイスラエル兵士の守る境界まで平和的抗議としてみんなで行進を行うといった感じです。

【フェニックスセンターをオススメします☆】
その他の経験もそこのフェニックスセンターのマネージャーナジさんという方が、「多くの人にパレスチナの現状を知ってもらうのが目的であるから、全てのイベントを出来る限りオープンにしたい」という考えの持ち主なので実現した経験で、詳細は省略しますがとても興味深い経験ができました。そこで私が「日本にパレスチナ問題の認識向上をするために、今後私のような旅人の方が訪ねることは可能か?」とお伺いしたら、「もちろん歓迎である」というお答えを頂きましたので、パレスチナ問題の現状を現地ボランティア達とちょっと勉強してみたいという方は是非訪ねてみてください。


【デモ安全情報】
私はマサラと、もう一つのデモに参加しましたが、その日はどちらも何事も無くいたって安全でした。ただ通常はゴム弾を発砲されたこともあり危険だが、外国人が多く参加すると国際的な問題となるためイスラエル側としても武器が使いづらいらしく、私の時も多くの外国人(フランスやカナダや様々)と一緒だったので、後方を歩くなどを注意していれば基本的には問題ないそうです。もちろん参加したデモが暴力を一切使わない非暴力主義であることは個人的にしっかり確認しました。

【一般的治安】
基本的に安全であり、私の全滞在期間中に具体的な危険を感じたことはありませんでした。ただ、もちろん銃をもった兵士を見ることや、チェックポイントにてのパスポートチェックなどは珍しいことではないので、当然普段より少し緊張して行動していたように思います。難民キャンプ内は子供達がたくさん話しかけてきますが、それも普通の繁華街の売り子がやたら積極的に話しかけてくるのと同じパレスチナ人の人懐こさだと思うので、夜歩いても危険を感じるということはありませんでした。

【行き方】基本的にアラブ人は親切なので、バスステーションの場所もどのバスかも周辺で聞けば教えてくれます。
・ラマラー 
エルサレムのダマスカス門近くのアラブ系バスステーション。 確か6.5NIS。帰りも同じくラマラーのライオン像(町の中心)あたりのバスステーションより。何故か途中で降ろされ、2回の乗車で合計16NISほどでした。
・ナブラス 
ラマラーの上記のバスステーションより確か6NIS。帰りは少し違うところから乗ったので、要聞き込み。
・ベツレヘム
ラマラー同様エルサレムのアラブ系バスステーションより。方法は3つあるらしいが(他旅行記参照)、オススメのフェニックスセンターのあるデヘイシャ難民キャンプへは、エルサレムからのバスの終点であるBab Iz-qaq(バブイズカク)という交差点(ベツレヘム中心街からは4kmほど北西)からタクシーで「デヘイシャ(Deheisheh)」「イブダー(Ibdaa)」と言えば、難民キャンプの入り口イブダーセンターまで連れて行ってくれる。割と多くのタクシーが向かっているのですぐ捕まえられるはず。 2.5NIS。
 そこからフェニックスに行くには、徒歩10分くらいですが、フェニックスはキャンプ地区の丘の頂上に位置しており、キャンプ内の人が子供も含めてみんな知っているので、聞きながら行けばすぐにたどりつくと思います。

【TIP】スペシャルタクシーとセルビスタクシーの見分け方
スペシャルは個人用なので一回乗ると20NISくらいとられるのに対して、セルビス(サービス)は相乗りなのでどこ行くにも大抵2.5NIS。見分け方は、車体の色。基本はどちらも黄色なのだが、側面のステッカーが丸く緑色はスペシャル、四角く黒いステッカーそしてトランクの辺りにも黒い模様があるのがセルビスです。 



パレスチナ問題というと宗教問題も絡み、歴史も複雑なのでとっつきにくい上、更に世界の強いメディアはイスラエル側に偏っている傾向が強く人権侵害の実態はなかなか放送されにくいそうなので是非訪ねてパレスチナ側のアラブ人の方に質問してみることをオススメします!興味を持った方、ご連絡を頂けたらナジさんを紹介できますのでご気軽にどうぞ。
以上、ちょっと趣向の変わった旅行記でした。

旅行の満足度
5.0
観光
4.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

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