2009/03/09 - 2009/03/09
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yoshipingさん
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本日はダマスカスに終日滞在。明日にはシリアを出ますので、世界でも有数の歴史をもつというダマスカスの旧市街をたっぷりと歩き回りました。ウマイヤド・モスクも見どころですが、旧市街そのものが独特の雰囲気をもち、非日常の世界に迷い込んだような感覚を味わいました。旧市街にはキリスト教地区もあり、イスラム教とキリスト教が共存しているのも面白いです。また、ランプに照らされた夜の旧市街は何とも言えない不思議な空間でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝食をとるとヒジャーズ駅近くのホテルを出て、さっそく旧市街の散策開始です。ウマイヤドモスクの北から東側あたりに来ると、人通りも少なくなります。
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狭い空間にぎっしりと建物が並び、狭い路地が迷路のように張り巡らされています。
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旧市街の北東のはずれの方まで来ました。
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このあたりはキリスト教地区のようで、まちかどのあちらこちらに、写真のようなマリア像が祀ってあります。
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その一角にある聖アナニア教会の地下礼拝堂。聖パウロに洗礼を与えたのが聖アナニアで、それが旧市街にある”まっすぐな道”での出来事だとか。
美しい礼拝堂ですが、なぜ地下にあるのでしょう… -
旧市街の南の方をあるきます。これといったランドマークはないですが、とにかくぎっしりと街の歴史が詰まったような、古びた建物が密集した場所です。
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旧市街の中をバスが通ります。なんか変わった車でした。
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まっすぐな道。店が立ち並び、どの店も同じような形の扉をもっていました。正面の店に飾られているのは、飾り物なんでしょうが、こんだけ大きいのはなかなか持って帰れませんね。
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まっすぐな道を西へ進むとアーケードの下に来ます。スーク・ミドハド・パシャです。ここもお店はみんな同じ木の扉なんですね。
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スーク・ミドハド・パシャから北へ曲がるとそこもスークが続いています。
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やがてひときわ人通りの多いスークへ出ます。スーク・ハミディーエです。ウマイヤド・モスクへと続いており、旧市街の中心でもあるかのようで、とても活気があります。
ところでアーケードの天井に穴がたくさんあいてるみたいですが、雨のとき大丈夫なんでしょうか。 -
その一角で客引きに合い、ちょうど土産物でも買おうと思っていたので店に行ってみることに。ダマスカスの織物、装飾のされた灰皿などを買いました。値切ったけど、はたしてお得な買い物だったのか?まあ満足したのでそれはあまり考えないことに。
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旧市街の散歩は一休み。スーク・ハミディーエから旧市街を出ると、すぐ前にサラディーンの像が。十字軍と闘ったアラブの英雄とのことで、恥ずかしながら今まで知りませんでした。
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新市街の中心、マルジェ広場です。この近くにおいしい鳥肉を食べられる店もありました。
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ダマスカスの交通事情は結構ひどく、渋滞と鳴りやまないクラクションに最初は圧倒されました。なれればそれもダマスカス名物ぐらいな感じになりますが。
道路をわたるのも、最初は怖いものでしたが、地元の人についていけばうまく車の切れ目を抜けられます。軍服着た人が交通整理をしてくれているところもありました。 -
旧市街西側の通り。
背後にカシオン山が見えます。あの山も伝説の地のようですね。 -
再び旧市街に戻り、今度はゆっくりウマイヤド・モスクを見学しようと。
あいかわらず、中庭は巡礼者や子供の憩いの場になっていました。世界でも指折りの歴史を持つというだけあり、風格があります。 -
北側のミナレットです。大理石の床がピカピカです…
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モスクの内部です。イエスに洗礼を与えたという、聖ヨハネの首が祀られている首塚があります。イスラムはキリスト教と共通する歴史をもっているというのを改めて感じます。
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中庭でモスクを撮ったり眺めたりしながら休んでいると、結構写真とって!攻勢にあいます。
この人たちにも写真を、と言われ(たように聞こえたので)、一枚。そのあと、いろいろと話しかけられたのですが、英語が全く通じず、アラビア語の会話帳でもだめで、残念… -
夕方になり、モスクを出て再び旧市街散策に。あたりが薄暗くなってくると、街角のランプが灯り始めます。
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白熱色のランプが何とも言えない味をだしてます。
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ランプに照らされた狭い路地は、不思議な空間。異世界に吸い込まれそうな感覚に陥る、といったら大げさでしょうか。
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スークは夕方になって活気を増したかのよう。
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ウマイヤド・モスク南側の一角。ライトアップされたミナレットが夕空に映えて美しいです。
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ウマイヤド・モスク正面、スーク・ハミディーエの出口です。ローマ時代の遺物と思われる門が残っています。
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モスクの前で日本人の旅行者に会いました。珍しいので話しかけると今ダマスカスに着いたところで、モスクへ行くとのこと。一緒にまた入ってみることに。行ってみると、ライトアップされたモスクが素晴らしかったです!
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モスクの回廊の内壁。美しい緑色の装飾画が描かれていました。やはりイスラムなので緑なのでしょうか。
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モスク北門から。ライトアップされたミナレット。
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モスクを出て、ハンマーム(風呂)に行ってみることに。このハンマーム・ヌルディーンはかなり歴史のあるものだとか。入り口が目立たなくて、まわりの人に訊いてようやく辿り着きました。
あかすりしてもらったのは初めてで、なかなかすっきりして気持ちよかったです。 -
夕食は地元のバンドの演奏が聴けるというお店で。料理もおいしく、シリアで最後の夕食に大満足でした。
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食事も終わり、宿へ戻ります。モスクを出て振り返るとライトアップされた城壁と、大統領の肖像が。
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宿へ戻る前にちょっと最後の街歩き。ミニバス乗り場を見下ろす橋の上から。背後にはカシオン山が見えます。
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ヒジャーズ駅。宿はもうすぐそこです。
ダマスカスの街歩き、充実した一日になりました。明日にはシリアを出るのでちょっと名残惜しいです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- chikuouさん 2010/09/02 22:29:53
- 何故ヨハネの首が
- きれいな画像をたくさん見せていただいてありがとうございます。何故ヨハネの首がイスラム教の教会にあるのでしょうか。ご存知でしたら教えてください。
- yoshipingさん からの返信 2010/09/04 01:29:44
- RE: 何故ヨハネの首が
- > きれいな画像をたくさん見せていただいてありがとうございます。何故ヨハネの首がイスラム教の教会にあるのでしょうか。ご存知でしたら教えてください。
コメントいただきありがとうございます。
私もイスラム教に興味を持ってからそんなに勉強はしていませんが、もともとキリスト教もイスラム教も信仰している唯一神は共通のものとききます。イエスはイスラムの世界でも偉大な預言者の一人とされるそうです。そんなわけで、そのイエスに洗礼を与えたヨハネもイスラム教にとっても重要な存在なのだと思います。
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