1993/11/01 - 1993/11/10
533位(同エリア792件中)
北風さん
ブキッティンギ発、ジャカルタ行きのバスは、既にほとんどの席が埋まっていた。
今朝、バンブーゲストハウスの皆に別れを告げてから、なんとなく気持ちが沈んでいる。
本当にいろいろな事があった、スマトラ島ともこれでお別れだと思うと、窓の外の雑然とした人ごみも懐かしく思えてくる。
バスは一路南へひた走る。
リクライニングもクーラーもない、このスーパー・シンプルバスは、車体もそうだがドライバーも只者ではなかった。
くねくねと曲がりくねる未舗装の山道、ガードレールなど存在しない車一台分の車幅から猛スピードで突っ込んでくる対向車が突然視界に現れる。
タイヤのはじける音、激しいブレーキ音、衝突の衝撃、生きた心地もしない。
なんと、港につくまでの間に、パンク3回、正面衝突2回!
朝の4時に港につく頃には、車内は乗客の冷や汗で異常な湿度になっていた。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
-
朝10時、バスはインドネシアの首都、ジャカルタのメイン・バスターミナルに滑り込んだ。
うれしい!
激しくうれしい!
到着した喜びより、このバスから縁が切れる事が何よりうれしい! -
<JAKARTA(ジャカルタ)>
さすが、インドネシアの首都「ジャカルタ」、近代化された街並み、モダンな車、日本と変わらない。
この国は、天然資源の宝庫と言われる程「石油」「鉱石」「ガス」に恵まれている。
が、しかし、そのほとんどは外国の企業が利権を握り、肝心のインドネシアにはピンはねされたお金しか入らないと言う。
そのせいだろうか?
羽振りがよさそうな現地の人間は、ほとんど中華系だ。
この国も経済は中国人に握られているらしい。 -
<JOGYAKARTA(ジョグジャカルタ)>
ジョグジャカルタは、日本で言えば京都のような古都だった。
観光客もわんさかいるが、ほのぼのとした田舎の雰囲気がなかなかいい。
あとは観光客に群がる物売りさえいなければ・・・ -
<水の宮殿にて>
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<イスラム教の地下寺院>
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旅日記
『バティック』
水の宮殿を観ていた時だった。
一人のインドネシア人の若造が話し掛けてきた。
この国では、見知らぬ者に話し掛けない人間はいない。
インドネシア人は、好奇心と失礼が服を着ているような人種だ。
「僕は苦学生で、英語を話したいから一緒に見て廻ってもいいですか?」
英語を死ぬほど話したいなら、観光客の格好して立っているだけで、100人ぐらいの物売りから話し掛けてもらえるのだが・・
まぁ、邪魔にならなかったなら俺のほうは断る理由がなかった。
さすが、地元の人間だけあって、裏道、近道何でも知っており、いつしか、男の案内にまかせて宮殿を歩いていた。
タイミング良く、「ちょっと、俺のおじさんちでお茶でも飲みませんか?
とのお誘いに、のこのこ着いて行くと、
そこは、おみやげバティック屋だった。
・・・なるほど、苦学生の客引きだったか。
インドネシア産のろうけつ染の布は、「バティック」と呼ばれ、世界的に評価も高い。実は少し興味をもっていた。
騙されて連れてこられた事もあり、情け容赦なく値切る心構えもできているし、気合を入れて交渉に望んでやる!
若造が「これは10万ルピ」との値段をつけた物を、
「OK、1万ルピで買おう」と言う言葉で値段交渉開始!
結局この店に4時間いた事になった。
途中、お茶休憩、昼食、TV鑑賞とインターバルが入った後、俺が支払ったのは2万ルピだった。 -
<ワヤンクリット(影絵)>
ジョグジャカルタの夜は、観光ショーのプログラムでぎっしりだった。
今夜は、インドネシアの伝統的な人形芝居「ワヤンクリット」を観に来たのだが・・・ -
長い!
もう2時間も続いている。 -
<ガメラン・ミュージック>
金属製の茶碗蒸のふたみたいな物が、ズラッと並んでいた。
演奏者が木琴を叩く要領で、小型のとんかちみたいなもので、そのふたをたたき廻る。
一人の奏でる音は、チャカポコした金属的なビブラートで響いてきた。
その音にほんの少しだけ遅れて、次の演奏者の音が重なる。
何十人もの演奏者の音が重なった時、それは音のうねりになった。
どう表現したらいいだろう?
同じフレーズの音が、まるで大波のうねりのように、
高く低くその場を押し包んできた。
初めて聞く、不思議な音が、インドネシアの夜にこだま
している。 -
<BOROBUDUR(ボロブドゥール)寺院>
世界3大仏教遺跡の一つであり、世界7不思議の1つでもあるボロブドゥール寺院は、うっそうとしたジャングルの中に浮かんでいた。
ヒンドゥー教、仏教、イスラム教が交差するインドネシアの歴史の中、この仏教寺院は、誰が、何の為に建てたのか未だにわからないと言う。 -
ん?
そう言えば、今まで歴史の浅い国しか行っていないから、「古代遺跡」なる建造物はこれが初めてだった。
だんだんと、近くなる世界七不思議は・・・
あれ?
意外と小さくないか?
なんか、妙に整然としているような・・・ -
遠くから見ると、寺院の内部を想像していたが、実はこの寺院に内部はなかった。
つまり、小高い丘のような土地の表面を装飾しているだけらしい。
頂上へ登り手段は、回廊の途中に作られた、急勾配の階段だけ。
結構な運動だ。
お年よりは、頂上につく頃、本当に仏になってしまうのでは? -
背の低いピラミッド状に積み上げられた石段は、その階ごとに回廊と呼ばれる廊下がぐるりと設けられていた。
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回廊の壁には、仏典のレリーフがびっしりと!
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4隅には、小さな仏像の祠が!
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寺院の頂上には、釣鐘のような形の塔が幾つも建てられていた。
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頂上にもあちこちに仏像が!
なんと、クリスマスのベルをひっくり返したようなこの仏塔の中にも仏像が! -
旅日記
『幸せの掴み方』
ボロブドゥール寺院の頂上にある、石の鳥かごには、言い伝えがあった。
鳥かごの中で眠る仏像の手に触れる事ができれば、幸せをつかむ事ができるらしい。
鳥かごの隙間から、おもいっきり手を伸ばすが、意外と仏様の手は遠かった。
これでもかと言うぐらいに延ばした時、腕がつった!
・・・俺は不幸になってしまった。 -
<PRAMBANAN(プランバナン寺院)>
ヒンドゥー教文化の粋が集められたと言われる「プランパナン寺院」は、意外な事に仏教寺院「ボロブドゥール」からそれほど離れていない所にそびえていた。
普通、異なる宗教建築物が、これほど近く存在する事はめったにないらしい。 -
妙に整然とこじんまりとしたボロブドゥール寺院とは対照的に、この寺院は派手だった。
大小あわせて240のチャンディ(塔)で囲まれた寺院の姿は、見るものを圧巻させている。 -
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まるでSFの世界に入り込んだかのようだ。
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ヒンドゥーって、先端を尖らせるのがお好き?
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よく見ると、仏様ではなくヒンドゥー教のシバ神?
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