2010/04/29 - 2010/05/04
75位(同エリア259件中)
ゲンさん
地理的、歴史的な要因から様々な文化が入り組んだ中国東北部。
朝鮮半島と程近く、北はロシアとも遠くない位置にあり、第二次世界大戦前には満州国として実質、日本の統治下にあった地域。
日本ではなかなか感じることのできないその多様性を少しでも覗き見ることができないものかと考え旅先に決定。
ただ、知り得る情報というのは限りなく少ない。
大連、広げても瀋陽がせいぜい。歴史も知らない。
そこへふと「丹東」という町を知る機会があった。
聞けば中国と北朝鮮の国境の町とのこと。
北朝鮮は少なからずとも興味があり、この機会だから丹東へ行ってみよう、そして北朝鮮を中国側から望もう、と決めた。
中国側からは北朝鮮はどう見えるのだろうか。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
-
今回は珍しく成田からお出かけ。
夜行バスで東京に着き、始発で成田へ。
GW初日、高速1000円効果で東名渋滞、遅れが出たらどうしようかヒヤヒヤものだったけど時間通りに東京に着き一安心。
思えば成田は2年ぶり2度目。
にしても、車窓からの景色は……、田舎。
空港だけが異質ですね〜 -
成田はさすがに広い。
99番ゲートって、、、一番端??
今ホットな日本航空で大連へ飛びます。 -
3時間ほどのフライトで大連・周水子国際空港に到着。
イミグレも問題なくスルー、したつもり…(後でちょっとトラブル(笑))
丹東行きのバスに乗るため、空港から駅まで直通のバス(10元。1元は約14円)に乗車。切符は空港前の窓口で購入できます。
バス車内では大連の観光地図が配られ、ガイドさんらしきお姉さんがいろいろ説明してくれます。どこで降りるかも聞かれますが、英語は通じるはずもなく…orz
指差しました(笑)
街並みはやはりロシアの影響もあるのか欧風なものが上海に比べて多いような印象を受けます。 -
大連駅北側で無事下車。
丹東行きのバス停は大連駅南側にあるので高架をくぐって南口へ。
ただ、そこから丹東行きのバス停が見つからず、危うくマイクロタクシー(ミニバン)で160元で丹東まで、というのに乗りそうになる。
ガイドには85元って書いてあったので「おかしい」と思いながら、さらに探すと南口前の道を100mほど進んだところに看板発見!
横のチケット売り場で丹東行き(14:50発)を購入。
燃油費(8元)、サービス手数料(1元)込みで82元。
あ〜、160元に乗らなくて良かった〜(^_^;)
発車まで1時間ほどあったので、昼飯を食べに吉野家へ。
ここで中国語でまくし立てられ、改めて中国へ来たことを確認(笑) -
定時刻に発車。
隣に座った女の子が、確信は持てないもののどうも日本人っぽい。
連れの女性が明らかに中国人(言葉でわかる)なので、どういう関係なんだろうか?と思いながらいると、中国人のほうが話しかけてきて、
「ごめん、何言ってるかわからん…。日本人なんで…」
って言うと
「日本人?この娘も日本人だよ、一緒じゃない!?」
とのことで隣に座っていた女の子とお互い日本人であることに初めて気付く。
中国人に仲介されて気付くとは…(笑)
聞けば、下だと思っていたのに同い年。思いっきり関西弁の滋賀娘。
丹東に韓国留学中に知り合った彼氏がいるから会いに行くらしい。いや〜すごい行動力。脱帽。 -
「丹東行くなんて珍しいですね。何しに行くんですか?」
「あ、国境を見に行こうかな、なんて…」
「へぇ〜。一人で行くってすごいですね、丹東まで。」
とかいろいろ話をしながら車内を過ごす。その娘は語学留学ということで半年ほど丹東にいたらしく、結構詳しくわかるみたい。
正直言って情報が少ない町やからどうなることかと思ったけど、これは心強い。
かなり丹東に近づいたところで唯一のサービスエリアに寄る。
彼女が湯葉のおかしを買ったからということでわけてくれた。
独特の味。
これが東北部の味だということに後々気付くことになる。 -
丹東着。
さっきの娘たちが先に降りるっぽく前のほうへ移動していったので「バイバイ」と言ったけど、降りたところは実は一緒。
でも中国人が先に降りて行くので見失ってしまった…
ここはどこかなぁ〜、とまず自分の位置を確認。
鴨緑江ホテルが見えたので、なんとか位置を掴み、予約していたホテルまで歩くことに。
丹東、郊外は中国の田舎!って感じでどういうところかと思ったけど、中心部は予想を越えてビルが林立。
この理由は後でなんとなくわかってくる。 -
丹東駅前。
馬鹿でかい像がとても目立つ。 -
これぞ中国、「毛沢東」
ただ、なんとなく「金日成」にも見える…(汗)
さすが国境の町。 -
夕食、と思って入った食堂、食事が口に合わず…
川魚系の料理しかなく、あまりおいしくない。
中国東北部は中国八大料理にも数えられないため、あまりグルメな土地ではない、というのを既に実感。
ただ、この鴨緑江ビールはおいしい也。 -
夕食にまったく満足できず、何かないかと歩いてみると、すぐ近くに屋台通りを発見。
入り口にある店で蛤焼きと串数本を頼む。
日本人だとわかると店のお姉さんがやたらとフレンドリーにしてくれ、周りの人も「おぉ、日本人か!どうぞどうぞ」と応対してくれる。
旧満州国にあって反日感情が強いのでは、と思っていた矢先、肩透かしを喰らった気分。
隣の席で食べていた夫婦もとても親切にしてくれ、わざわざイチゴをくれた。
後ろで「こんにちは」ときれいな日本語が聞こえたと思ったら札幌に8年いたという女性がいて、ちょっとした通訳とか丹東の話を教えてくれて「楽しんでってね!」と。
丹東、万歳。 -
いつも通り、やはり一眼レフのカメラは目立つのか、「どんなんだ?撮ってみてくれよ。」となる。
-
看板娘(?)達。
串を作る手際の良さはハンパじゃない。 -
店の兄ちゃん。
中国ではスニーカーというより、スポーツシューズがやはり人気らしい。
本物かどうかは…。 -
カメラを渡してみると、すぐ使い方がわかったらしく撮り始めた。
さっそく自分より上手に撮るようになるからいつも驚く…(泣) -
今回泊まったホテル、 丹東莱弗仕商務快捷酒店(Life’s Bussines Hotel)。
丹東のホテルはなかなか探しにくい上、どのサイトでも高い。
今回は「行動通信(http://actel.jp)」というサイトから予約。広い部屋にして、2泊で528元(7500円)。
部屋はきれいでネットも無料で特に言うことは無し。
ただ、チェックインでパスポートを見せてイミグレのスタンプを探していたのになぜか見つからず…
密入国疑惑!?
その場はとりあえずOKになり、後々部屋で自分で探してみると、なんと一番最後のページ(50ページ目)にポツンとスタンプが…
ナンデヤネン!
後で、バスで一緒だった娘にこの話をしたら、「私も!なんでやねん!」って。
大連の空港はそういう指導が入っているのか。
一応「対応に満足」というボタンを押したんだが…orz
要注意です(笑) -
とりあえず町中をふらふら歩いていると、、、
さっそく出ました!ハングル!! -
既にどこの国かわからない通りが…(笑)
你好、你好!!アンニョンハセヨw -
さて着きました、鴨緑江。
中朝国境を流れる川、ハムニダ。 -
鴨緑江にかかる一本の橋。
橋の向こうは北朝鮮。
物資輸送の車が次々と渡っていきます、一方的に。
どうやら時間で中⇔朝が区切られているらしい。
北に何を送って何をもらっているのか。
ひどく気になる。
ちなみにこの橋、電車も通ります。
平壌から丹東駅へ電車がやってくるわけです。
この日が特別列車通過前夜とはこのときは知るはずもなく… -
中朝国境にかかる橋に何を思うのか。
-
-
川の向こうに見える北朝鮮の町(新義州:シニジュ)は工業の町なんだろうか。
朝鮮を日本が統治していた時代は、北は工業、南は農業が盛んで、朝鮮戦争の分断後も80年代までは北のほうが豊かだったような話も聞く。
その名残か。
今となっては想像も付かないような過去。 -
朝鮮族と思われる小姐たちが商売に精を出す。
こういうところは総じて、高い。異常に。 -
渡ってる、渡ってる。
-
昔日本が建設した橋。
朝鮮戦争のときに米軍によって爆撃を受け、今では途中までしかつながっていない。
鴨緑江断橋。
とりあえず北に近づいてみよう。
入場料、30元。(歩き方より値上げしてます。) -
マオ氏率いる中国軍。
-
リンセンタイセイ…※△■○▼※+▼○△!
-
渡りますよ〜
結構立派。
日本的工業力。 -
水平回転機構が付いているらしい。
船が通るときに回転させるのか。
日本的工業力。 -
米軍の爆撃で破壊された場所。
かなり生々しく残っています。 -
「写真撮ってくれませんか?」と家族連れに中国語で話しかけられたけど、「日本人だからわからない」と言うと、すごく流暢な日本語にスイッチ。
周さん。
福岡で何年か働いていたらしく、かなり上手に日本語を操る。
今は大連の開発区で日系企業で働いているらしいが、家族を連れて故郷の丹東へ観光へ来ているとのこと。
母親らしきお婆さん、娘さんと思しき女性と三人。
だが、聞けば婚約者だと。
娘さんかと聞いてしまった自分…orz
若くて美人な女性で間違えてしまいました。
大連には日本人がたくさんいるけど、丹東へ来る日本人は珍しいと。さすがにそうだろう。
「再見」と別れたが、どうも丹東へ来てから優しくしてくれる人が多いような…。
丹東、万歳。 -
橋の先から見ると、対岸には結構な数の人が集まっているのが見える。
学校の遠足のように見えなくもない。
サッカーボールを持った中学生くらいの男の子たちもいる。
記念写真を撮っている姿も見える。
こうやって見ると北朝鮮は何ら他と変わらないように感じるが、これが庶民の暮らしを見せているのか、政府があえて演じさせているのではないか、と勘ぐらないわけにはいかない。
何せ、北朝鮮だ。 -
橋の中腹から見た中国・丹東と北朝鮮・新義州。
こう見るとその差が歴然として見えてくる。
北朝鮮には何もない。
丹東がやたらとビルなどが建ち並んですごく見えた理由、おそらく対岸の北朝鮮に対して国力の差をアピールしているのではないだろうか。
そう考えるのが妥当な気がする。小さな町だろうにこれでもかと言うほど立派な建物が林立している理由はそれ以外にあまり見当たらない。 -
中朝の国境訪問を終えて町中へ引き返す。
お?
トゥクトゥクらしき乗り物がいるじゃないか!
ここもアジアであることを再認識。 -
うーむ、鯖江眼鏡。
確かに日本の鯖江市(福井県)は眼鏡の生産で有名だが… -
一見普通の信号なのだが…
丹東の信号
http://www.youtube.com/watch?v=fNJ_FFWRp5M
ちょっとファニー!? -
丹東のグルメ情報がほぼゼロなので、バスで一緒だった娘に何か教えてもらおうと連絡してみると、
「火鍋なんてどう?おいしいところ知ってるよ。」
とおいしそうな火鍋店に。
火鍋は言ってみれば「しゃぶしゃぶ」みたいなものです。
いや「しゃぶしゃぶ」です(笑)
地方の特色が出るようで、四川の火鍋なんかはめちゃくちゃ辛かったりすると聞いたことがあります。
彼女の彼氏が仕事終わりで合流して三人で火鍋を囲みました。
これまた長身のイケメン!
しかもすごく気さくな性格ですぐ打ち解けました(祝)
彼氏は北との貿易関係の仕事をやっているらしく、ときどき北側へも入ったりすることすらあるようです。
韓国へ留学していたときに出会ったので今でも韓国語で会話しているようです(笑)
彼女は「中国語は難しい。半年いても身につかなかった…」って。
中国語に比べて韓国語が日本人には簡単みたいです。
メニューを見ているとどれもこれもおいしそう〜
食べれないほど頼みました。
中でも気に入ったのは、鍋の具ではないものの「バナナのてんぷら」
日本では食べたことないものなのですが、とてもおいしかった。
日本でも食べたいなぁ〜
お腹一杯になるまで食べて、鴨緑江ビールも飲んで幸せ幸せ。
帰りは彼がタクシーを拾ってくれて無事ホテルまで帰りました。
感謝しきりです。
丹東、万歳。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- モエさん 2010/07/10 11:46:42
- マニアだね〜。
- 大連からすぐに丹東に行くとは、
マニアなゲンさんらしい。
それにしても丹東には優しい人が多いんだね。
中国も広いから地域によって国民性?省民性?が違うんだね。
中国東北部であればきっと小麦粉料理(麺とか餃子)が美味しいはず。
これから登場するのかな?
続き楽しみにしてますね♪
モエモエ
- ゲンさん からの返信 2010/07/10 20:07:49
- RE: マニアだね〜。
- ニーハオ、モエさん(笑)
最近はある場所を見るより、バスなどの移動で旅の感覚を味わうという、ある意味「中弛み」状態にあるようです(涙)
富の差がやっぱり地域の差を生み出しているんですかね〜
中国は社会主義国ながら格差社会ですからねぇ。
日本人のような一見金持ちの観光客がよく行くようなところは「金」が人を蝕むんだと思います。
人の性は基本的に善だと思っています。
ご当地グルメ、うーん、ここではノーコメントで(笑)
どうなることやら。
早く旅行記を完成させないと!(汗)
がんばりま〜す。
ゲン
-
- あいあ〜るさん 2010/07/07 12:23:58
- これが丹東ですか
- ゲンさん、こんにちは。
北朝鮮という国には一生行くことがないはずなので、丹東は行ってみたいとずっと思っているのですが、こんなところなんですね。
とても参考になりました。
と言うより、この旅行記のおかげで様子がよく解ったので、もう行かなくてもいいかも?(笑)
丹東は中国人旅行者がかなり増えているという記事を読んだことがありますが、中国人の旅行者は多かったですか?
もっとも増えているのは純粋な旅行者なのかどうかは知りませんが。
- ゲンさん からの返信 2010/07/07 22:42:45
- RE: これが丹東ですか
- あいあ〜るさん、こんにちは。
丹東に行きたいと思ってらっしゃるんですね。
まず丹東を知っていることがすごいですね。レアな町です。
ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
僕の旅行記はあくまでほんの一部しか見えないものです。
国境の町という雰囲気を感じるところはまだまだあるはずです。
丹東で中国人旅行者を探すのはなかなか難しいです。
誰が旅行者なのか見分けが付きません(笑)
ただ、大連からの行き、帰りのバスは満員、丹東のバス乗り場は大勢の人でごった返していました(これは中国の連休だったからかもしれませんが)。
旅行者が多いのは間違いなさそうです。
あいあ〜るさんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
中国の有名な大都市とはまた違った一面が見えると思います。
ゲン
-
- josanさん 2010/07/03 10:00:11
- 丹東て可也マニアックだね〜。
- オハヨ〜ゲンさん、最近の旅先は可也マニアックに成り良いですね〜。(笑)
4トラでもまずこの地名は殆ど見た事が無いな〜、秘境では無いが観光地としてはマジ、マニアックですね〜。(笑)
中国の地方都市で、ハングルを見るとは思いませんでした、北朝鮮の数少ない擁護国としての中国を、垣間見たような気がしました。
産業の殆ど無い北朝鮮は中国とどの様な、関係にあるのか興味が有りますね、次回はその辺のレポも有ると良いですね〜。(マジ)
実は今ウドンのJOSANのコンドに、モエさんと旅友さんが滞在しています、良い感じの2人で、楽しい旅の話で盛り上がって居ます。(祝)
ゲンさんもソロソロ良い感じの旅友さんを、見つけては如何ですか〜。(マジ)
ウドンよりJOSAN。
- ゲンさん からの返信 2010/07/05 22:20:36
- RE: 丹東て可也マニアックだね〜。
- アンニョンハセヨ、JOSAN(笑)
中国の都市の中でも日本人にメジャーとは言えませんね、丹東。
僕も知ったのは最近です。
目と鼻の先に話題の北朝鮮があり、なかなか直接は入ることのできない国を簡単に近くで見ることができる場所です。
中国はここまで大きくなり、社会主義と言ってもかなり開かれてきたのになぜ北朝鮮を擁護するのか。
やはり裏になにか政治が働いているんでしょうかね。
そういうところがわかるとおもしろいんでしょうが、知るのはおそらく至難の業です(笑)
北朝鮮と中国の最大の貿易地である丹東にかかる中朝国境橋を通るトラックの中には何が詰まれているんでしょうか。
バスで会った娘の彼氏に少し聞いておけばよかったなぁ〜(笑)
モエさんと旅友さんにはこの前横浜でとてもお世話になりました。
嫉妬してしまうくらいお似合いですね〜(祝)
二人で尋ねてきてもらえるとはJOSANはこれまた幸せものですね〜(^_^)
僕もそろそろ旅友さん探し…ですか。
旅友さんを見つける旅に出ますかねー(笑)
ゲン
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
中国 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
38