1997/03/30 - 1997/04/02
118位(同エリア164件中)
北風さん
世界中を旅行するバック・パッカーの中で、カナダ人の割合はかなり多い。
そして、何故かバック・パックにカナダ国旗を縫い付けているカナダ人も多い。
ある日、その疑問をぶつけてみると、
「アメリカ人と間違われたくないからだ」
と答えが返ってきた。
国の位置的にも、人種的にも、アメリカ人と間違われやすい上に、どうもアメリカ人の野蛮さが嫌いらしい。
確かにカナダと言えば、広大な雪原と控えめな人々のイメージが浮かんでくる。
カナダ人は平和を愛する民族だそうだ。
基本的には平和を愛する事に異論はない。
「目には目を〜」のハムラビ法典に沿って動く事が多々あった俺の旅でこの国は心の平安を与えてくれるだろうか?
カナダ旅行のテーマは「癒し」になった。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
アラスカのフェアバンクスから10時間、廃車寸前のアラスカン・ハイウェイのバンは、驚くほど快調にカナダを目指していた。
白銀に浮かぶ針葉樹林の森が、目にもとまらぬ勢いで背後に流れていく。
・・・飛ばしすぎなんじゃないか? -
何十回目かの丘を越えると、「CANADA」のサインボードがひょっこりと顔をのぞかせていた。
-
ドライバーのおじいちゃんが、3時間ぶりに言葉を発した。
「うぅっ、心臓が・・・」とかいう言葉を予想していたが、出てきた言葉は、
「カナダとアラスカの国境だ」
と、言ううれしいアナウンスだった。
しかし、本当に国境線なのだろうか?
ただの旧道と間違えそうな幅10mの国境ラインがどこまでも続いているだけなのだが・・・ -
パスポート手続きも待たされる事なくあっさり終了!
そして、アスカン・ハイウェイのバンは、何事もなく快調に南へとひた走っている。
相変わらず単調な白い大地が続いている。
パスポートを見なけりゃ、カナダに入国した事を忘れてしまいそうだ。 -
バンが急ブレーキをかけた先に、やっと人工的な橋が見えた。
ガチガチに凍った川の上で、あちこちにツララをぶら下げながら文明の香りを漂わせている。 -
車はとうとう、ユーコン準州へと突入!
心なしか積雪が減ったような気までする。
やっと、カナダ入国の実感が湧いてきた。
さて、平和を愛する国カナダ、移民(特に中国人)で成り立つ国カナダ、フランス語が公用語になっている地域を持つ国カナダ、俺にはどういうカナダになるだろう?
現在のイメージは「白」しか浮かばない。 -
<WHITE HORSE(ホワイト・ホース)>
カナダに入国して初めての街は、「ホワイト・ホース」という名前だった。
直訳すると白い馬なのだが、どう見ても牧歌的な雰囲気はない。
ホテルの親父が、「この街に来たら、ユーコン川を見なきゃ来た意味がない」
と、のたまった。
行ってみた。
・・・凍っていた。 -
俺はこの街に来て2日間、缶詰状態だった。
理由は、南下するバスが週3便だったから。
ポケットの中の、日本で購入してきた「カナダ・グレイ・ハウンド・バス・パス」が、じっと活躍の場所を待ち焦がれている。
吹雪がやんだ朝、バスがやって来た。
日本じゃ絶対チェーンを巻かないと走れない、このコンディションで、凍結した道を爆走してきたバスのタイヤは丸坊主に見えた。
・・・大丈夫か?このバス?
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