雄雄しき海と降り注ぐ太陽の光

2010/04/30 - 2010/05/01

ＧＷの混雑が始まる直前を狙って、福井を訪れました。
越前焼〜越前海岸〜東尋坊を巡り、おなか一杯になる旅。

エリア 東尋坊・越前松島・三国(福井)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

今年のＧＷは、平日である４月３０日も高速道路料金休日千円。「ここしかない」と思い立ち、宿を確保。
当日は、とてもよい天気。春にしては乾燥した空気の中、まずは越前焼陶芸村をめざす。
狙い通り？ひろーい敷地には、ほとんど人がいない。好きな越前焼のカップでコーヒーが飲める、とのことで早速いただく。庭にさく八重桜がきれい。カップが良いと、１００円レギュラーコーヒーでも美味しい。

普段使いの器をゲットしたあと、一路越前海岸へ。
福井は、海岸沿いの土地が狭い。ジェットコースターのように海岸に向かって標高を下げる道すがら、ループ橋もあった。
おなかをすかせて飛び込んだここは、「かに八」。
ここも、だれもいない・・・。心配しつつ、入って正解。ちょっと値が張るメニューでしたが、味と量はなかなか良し。
写真の奥に鎮座する桶は、かに丼。手前はサザエ、甘エビやかんぱち、かれいの焼き物など。バラエティに富んでいて新鮮。

お約束の呼鳥門。
かなり風化が進んでいる様子で、ゴム網でしっかり束ねられている。大きな地震でもあれば、ぼろぼろに崩れそう。
ここからの越前海岸は、道が狭く、通学路にもなっている様子で、のんびり安全運転で海の眺めを満喫。

本日のお宿は、三国温泉「荒磯亭」。
ＷＥＢで割り引きプランがあり、少し低くなった敷居をようやくまたぎ、おじゃまします。
ぴっちり締められた障子を開くと、「！」。
目の前に広がる海。潮の音。

宿に着くなり、３０分ほどぼーっと海を眺め、
さらに、露天風呂でも３０分、ぼーっと海を眺める。
このお宿の露天風呂は、とても素晴らしい。
６Ｆに備えられた露天風呂は、外から丸見えながらも、その分縦も横も視界がさえぎられず、視野全体で海が堪能できる。東尋坊も、もちろん見える。
のぼせ気味で部屋に帰り、美味しい料理とお酒を、この夕焼けも肴にして、いただく。もう、感激。
深い青に透き通る夕日のオレンジ。写真には写らない・・・。

食事後は、さらにお風呂をいただき、就寝。
そして翌日。
今日も良い天気。昨夜は雷がなり雨が窓をたたいたが、すっかり上がっている。
朝食をいただき、広々とした談話室に用意されているコーヒーを、オーディオから流れるビオラを聴きながらいただく。
ひとしきりのんびりしてから、チェックアウト。
すぐ近くの遊歩道から東尋坊を目指す。海岸線をのんびり歩けるこの遊歩道の入り口には大きな駐車場があり、ほんの２０分ほどで東尋坊にたどりつく。
ちなみに、この入り口の公衆トイレ、ウォシュレットでとてもキレイ、穴場です。
道すがら、古代人が塩を精製した遺跡や、地元の文人の碑があり、結構楽しめる。

そして、東尋坊。
突然増える人。人。人。
たくさんの人に混じって、もっとも険しい崖に歩み寄る。
が、しかし。ここは危ない。
簡単に身を投げられるような状態で、このように人を近づけるのはちょっと問題があると思った。こんなに明るい晴れた日でも、その場に立つと、呼ばれる気がする。

帰り道、道の駅「みくに」で、らっきょチャーハンとソースカツ丼をいただいて帰路に着く。
前回福井を訪れたときは、雨に雪にとあまり歓迎されなかったが、今回はとてもよい旅となりました。

この旅行記へのコメント （2）

• ゆうこママさん 2010/05/03 23:10:51

  三拍子

  こんばんは。
  美味しい食事と露天風呂と夕日。
  三拍子そろった旅は、さぞや素晴らしかったことでしょうね。
  いずれも写真では表現できないものばかり。
  想像を膨らませると、おなかが鳴ります。
  

  bikewithnatureさん からの返信 2010/05/04 10:01:45

  RE: 三拍子

  今回、福井県を見直しました。（福井在住の方失礼！）
  人ごみがとても苦手な私にとって、それなりにきちんとした観光地を楽しむのは結構難しかったりします。
  でも、このたびでは、みなゆとりをもった顔で応対してくださり、くつろげました。
  夕日を肴に、お風呂上りのビールは、エモイワレヌ時間でした。(*^^*)