海苔粗朶（のりそだ）のある風景は、伊勢志摩の早春の風物詩。遠浅の海面をおおう緑のじゅうたんが沿岸域に広がります。三重県志摩市の英虞湾や南伊勢町の五ヶ所湾では、佃煮の材料やみそ汁の具として親しまれているアオノリやアオサが収穫期を迎えていました。夕日に照らされた湾内は養殖の海苔網が幾何学模様を見せ、立ち並ぶ杭が長い影を落としていました。<br /><br />写真は、のりそだのある五ヶ所湾の夕暮れ。

車で三重 ★冬の伊勢志摩　海の幸・のりそだからの贈り物

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2010/03/14 - 2010/03/14

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#ドライブ・ツーリング

シベックさん

海苔粗朶（のりそだ）のある風景は、伊勢志摩の早春の風物詩。遠浅の海面をおおう緑のじゅうたんが沿岸域に広がります。三重県志摩市の英虞湾や南伊勢町の五ヶ所湾では、佃煮の材料やみそ汁の具として親しまれているアオノリやアオサが収穫期を迎えていました。夕日に照らされた湾内は養殖の海苔網が幾何学模様を見せ、立ち並ぶ杭が長い影を落としていました。

写真は、のりそだのある五ヶ所湾の夕暮れ。

エリア

五ヶ所湾・度会(三重)

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: 自家用車

英虞湾（あごわん）の眺め

志摩に行った帰り道、いつものように英虞湾の中央に突き出た登茂山公園に行ってみました。
ここは夕日が綺麗だと言われている場所。まだ、太陽は高く1時間は待たないと夕日は見られません。
先志摩・御座の岬

左奥の三角山は金比羅山（112ｍ）。
英虞湾の入り口です。

外洋は熊野灘・・。
間崎島

英虞湾の中央部に浮かぶ島々のなかで、
唯一集落のある島。

定期船が賢島から約15分で連絡しています。
のりそだのある英虞湾

丸太の立てられたところが海苔粗朶（のりそだ）。
のりの種がつけられた網が張られています。

波もなく静かな真珠の故郷・阿児の海。
五ヶ所湾ののりそだ

夕陽が待ちきれず英虞湾から県道16号で
五ヶ所湾へ移動しました。

このルートは、
よく利用するサニーロードへつながる道。

五ヶ所の集落

県道傍の海には海苔養殖の杭が
打たれ海苔網の広がる海がありました。

伊勢志摩の海ではアオノリと
アオサが育てられています。

アオノリ（青海苔）と
アオサ（石蓴）は共に海藻の一種。

三重県はアオノリの
生産量が全国一だそうです。
五ヶ所湾の湾口

沖合いは熊野灘そして太平洋・・。
夕焼けの海
杭が立つ海苔粗朶（のりそだ）
光る海

漁船と夕陽
朱色の空と海・筏の陰
五ヶ所湾

筏への桟橋が架かる風景。

この付近の浜辺には、
夏に黄色い花を咲かせる
ハマボウの群落がありました。

日本のハイビスカス・・とも
言われる海浜植物。
琥珀色
筏のうかぶ夕景

暮色・海苔粗朶の海
暮れゆく五ヶ所湾
今日最後の光

強烈な琥珀色に染まっていた
海も空も、優しげな淡い
色合いに変わってきました。

音もなく山並みに沈む太陽・・。
夕闇の迫る頃

帰路を急ぎます。でも、無駄でした。
日没後に五ヶ所を経ち、
自宅に着いたのは真夜中の1時ごろでした。

高速道大渋滞で普段の2倍以上の走行時間・・。
ヤレヤレ・・恐ろしい高速1000円です。
人様のことは言えない私ですが・・。
志摩みやげ・あおさ

いつものように、これを入手・・。
私の認識では、アオノリはひも状のもので、
粉にして焼きそばやお好み焼き、
たこ焼き、ポテトチップス、
味噌汁の具などに使われ、

アオサは一重草とも言われる膜状の海草で、
のり佃煮や味噌汁の具などに使われます。

いずれも綺麗な緑色の海草です。