嗚呼、幸せの「こんぴら歌舞伎」。

2010/04 - 2010/04

念願のこんぴら歌舞伎。

歌舞伎座のさよなら公演に
大御所を総動員しているせいか
今年は若手中心の配役。
だからチケットが取りやすいかも、と
歌舞伎の達人Mさんのお世話になって、いざ金丸座へ。

ご贔屓の愛之助さんが出ているので
私にとっては願ったり、叶ったり、である。

お昼前には 瀬戸大橋を渡り
午後の部の開演前にさぬきうどんを2軒ハシゴ。
ぶっかけと釜揚げで至極しあわせになる。

Mさんが以前行ったという
マルナカ横の有名なうどん屋さんには
着物姿の奥さま方がゾロゾロ。
もっと地元色豊かなところに行きたかったので
そのすぐ近くにあった、駐車場の広〜い
セルフうどん店「めんくい琴平店」へ。
http://r.tabelog.com/kagawa/A3703/A370302/37001457/
自転車の地元の中学生たちが
ワンサと詰めかけている。
これは間違いない！

ぶっかけ小＋ゲソ天で280円。
釜揚げがないのがいさぎよくていい！
エッジもきいててうまい♪

もちろんハシゴのつもりで
お次は「水車うどん」へ。
http://r.tabelog.com/kagawa/A3703/A370302/37000006/
少し高級店っぽい趣き。
ここでは名物という香川産の小麦で打った
ちょっと黒いうどんを食べる。
釜揚げ。
エッジは感じられず、少し小麦感を感じる。
もちもちっとした感じ。ほんわか、うまい。


実はわたしは
もう一杯くらい食べる気まんまんだったのだが
Mさんはこんぴらさんに登る気まんまん。
（ちなみにこんぴらさんは往復２時間かかる！）

お互いご勘弁願いたいと
せめぎあいながら
中腹にある資生堂パーラー「神椿」のパフェで妥協点を見いだす。


日本最古の芝居小屋である金丸座。
上場席で「敵討天下茶屋」を通しで堪能する。

とにかく、しびれた。
役者のだれそれ、話のどこそこではなくて。
もう、すべてが芝居が芝居であった
江戸時代の息吹そのまま、なのだ。
そこには堅苦しい梨園のしきたりなど
吹き飛ばすような
庶民の娯楽、という圧倒的なパワーがある。
感極まったおばさんが大向こうを張るのも楽しかった。

花道に手が届くような席だったので
役者衆の意外なくらい細い
脚の筋肉の動きや
頭の上を行き交う太刀の風切り音、
義太夫さんたちが移動するその楽屋裏のきしみまで
すべてを肌で感じることができた。

亀治郎さん筆頭に澤瀉屋 流の粋な挨拶で幕が閉まると
感無量で、しばし言葉も出ない。

来年も絶対来るぞ！
そんなうれしい覚悟で
帰りは鳴門大橋を渡ったのでありました。

………徳島ラーメンに、ちくと後ろ髪を引かれながら。

エリア 琴平・金刀比羅宮周辺(香川)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

「めんくい」のぶっかけ！
280円也。

ここが「めんくい」琴平店。
駐車場広い♪

「水車うどん」で釜揚げを。
モチモチ！

参道をそぞろ歩く。
ああ、桜の季節なら
もっとよかったでしょうに。

こんぴらさんの階段を昇ってゆくと
中腹でなんと資生堂がやっているパーラーが。
すっごくおしゃれ♪
こんぴら歌舞伎を見に来たマダムたちでいっぱい。

金丸座に到着！
趣きのある佇まいに
テンションがあがりました。

ゆるキャラ（！）もいました。
さすがに一緒に
写真を撮る勇気はなかったので
真横から。
ちょっと笑える。