福州 ・ 三坊七巷を歩く

2010/03/07 - 2010/03/07

福州市内にはかなり昔の建物が残されています。しかし、近年あちこちで再開発のために取り壊されているところが多いようです。日曜日の午後、昔風の建物や街並みが残っている「三坊七巷」を散策する機会がありました。

エリア 福州(中国)

三坊七巷を南北に貫く通リが「南後街」で、この三坊七巷の中心地です。この地域は福州市が観光面で力を入れており、そのために昔の建物を修復したり、建て替えたりしている最中です。ここは「大観園民族展覧」というところの入口です。

南後街の両側には昔からの建物とともに新しく建てられた建物がたくさんあります。どの建物も昔風に建てられていて、周囲との調和を損なわないように配慮されています。

ところどころ洋風の建物もあります。もちろんこれらの建物も新しくしたものですが、なかには昔の建物をそのまま修復したり、建て替えたりしたものもあります。

ここには何度か来ていますが、この写真はちょうど春節直後のもので、まだ春節の飾りがそのまま残されていました。

やっと人がすれ違えることができるほどの細い路地があり、遠くに人影が見えました。

福州名物と言えば、これです。「魚丸」です。魚のすり身をダンゴ状にして、中に肉が入り、あっさリしたスープとともに食べます。なかなかおいしいです。

お土産や持ち帰り用の魚丸が何種類も販売されています。

「林覚民・冰心旧居」入口です。

福建省と言えば、お茶の産地として有名なところですが、この女性は功夫茶の入れ方を紹介しているところです。

南後街の休憩所では地元の音楽家グループが観光客に伝統音楽を演奏していました。なかなか素晴らしかったです。

この女性が演奏しているのは二胡という楽器で、伝統的的楽器です。中国伝統音楽には欠かすことができません。

演奏中急に楽員の一人の携帯電話が鳴り、あわててポケットから取り出し、会話を始めました。他の楽員たちは何ごともない風で、演奏を続けていましたが、いかにも中国的だと感心しました。