１９９１年　韓国一周 自転車旅行　【前編：福岡～春川】

1991/09/07 - 1991/09/13

韓流ブーム以前の、１９９１年 韓国一周自転車旅行です。

自宅がある福岡から、９０年１２月就航のカメリアラインに自転車を載せて渡航し、韓国を自転車で放浪しました。

前編は、
博多港から出発し釜山港上陸後、のちに「冬のソナタ」の舞台となった春川までの旅程です。

１日目：福岡～釜山（カメリアライン泊）
２日目：釜山～慶州
３日目：慶州～青松
４日目：青松～栄州
５日目：栄州～荘湖
６日目：荘湖～襄陽
７日目：襄陽～春川

エリア その他の都市(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自転車

自宅を出発する時の写真です。

＊ 後ろの車は昭和５６年型 「コロナマーク?」です。２０００年まで現役でした。

自宅から博多港までは自転車での移動です。
当時の「博多港国際ターミナル」はプレハブの様な建物でした。

＊９１年３月に就航したばかりのビートルの看板が見えます。

改築される前の姿の「釜山駅」です。

釜山から蔚山(ウルサン)まで国道７号線を北上します。

＊ 当時は「ＫＴＸ」という高速鉄道は当然無く、
特急といえば「セマウル号」で、釜山-ソウルを４時間１０分で結んでいました。

「蔚山(ウルサン)駅」です。

近所の子供が珍しそうに寄ってきました。

「蔚山橋」です。

蔚山から慶州までも、同じく国道７号線を北上です。

「慶州」に着きました。

「瞻星台(チョムソンデ)」です。

「太宗 武烈王陵」にて。

国道４号線。
慶州を出るとこのような並木道が続きます。

並木道の横には、太古のお墓が点在します。

「永川(ヨンチョン)駅」です。

＊垂れ幕には、「ソウル大公園・ソウルランド観光列車運行 91．9．9」とあります。

このような韓国の田舎道をのんびりと自転車で走るのは、至福のひと時です。

永川郡の山岳地帯に入りました。

＊ 国道３５号線を北上し、普賢山(標高1124Ｍ)の北側を東に迂回し国道３１号線に出て、「青松(チョンソン)」に向かいました。

「シンタン薬水」です。

＊青松にはこのような湧き水(薬水)がいくつか湧いています。

「タルギ薬水」です。

＊ここの湧き水は、炭酸が入っています。

「周王山国立公園」案内図にて。

「安東駅」です。

＊青松から「地方道９１４号線」を経て安東に辿り着きました。

「河回マウル」にも寄りました。

この後、「安東」から国道５号線を北上し、「栄州(ヨンジュ)」に向かいます。

「栄州(ヨンジュ)駅」にて。

「栄州」から、国道３６号線を東に向かいます。

写真は８度勾配の標識です。
この一帯は急なアップダウンが続き苦しいのですが、美しい渓谷の風景に心が洗われます。

国道７号線に出て北上し、「蔚珍(ウルチン)」を過ぎると東海岸に出ます。

＊ この日は「荘湖(ジャンホ)」という片田舎の海水浴場の民泊に泊まりました。既にシーズンオフなので一泊４，０００ウォンでした。

「江陵(カンヌン)駅」です。

＊荘湖から国道７号線をさらに北上し東海(トンヘ)市「玉溪」を過ぎると、一けた国道にも拘らず未舗装道路となっています。
数日前の雨でぬかるんで、相当ひどい悪路になっており自転車では走行不可能だったので、玉渓から江陵までは路線バスの運転手にお願いし、自転車ごと載せてもらって移動しました。

「襄陽(ヤンヤン)」の「３８線休憩所」にて。

襄陽(ヤンヤン)から国道４４号線を西に進みます。
徐々に雪嶽山に近づいていきます。

「雪嶽(ソラク)国立公園 五色(オセク)」にて。

逆光で分かりにくいですが、
１０度勾配の標識です。

雪嶽山大青峯(標高:1708Ｍ)登山道入り口です。

「寒溪嶺(ハンゲリョン)」の峠です。海抜９２０Ｍ。

国道４４号線をさらに西に進み、昭陽湖(ソヤンホ)の東端がある「麟蹄(インジェ)」まで向かいます。

「麟蹄郡」の３８線表示碑です。奥には「昭陽湖」が見えます。

「昭陽湖」です。
ここから自転車ごと遊覧船に乗って「春川(チュンチョン)」に向かいました。

「春川(チュンチョン)駅」です。

＊垂れ幕には「新秩序・新生活で文化国民のプライドを取り戻そう。」と書かれています。

「韓流ブーム」以前の決して豊かな国とは言えなかった時代の国威高揚スローガンです。