2009/09/25 - 2009/09/25
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frau.himmelさん
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2009年は作曲家ハイドンの没後200周年。ハイドンゆかりの地でいろいろなイベントが開催されています。
今回の旅のモットーは「テーマを持った旅」です。
このイベントを見逃す訳にはいきません。
そこでハイドンが活躍した地・アイゼンシュタットを訪れることにしました。
時間があればルストにもよっておいしいワインも飲みたいし…。
◇◆◇◆◇
お得情報
◎フォアタイルスカード(VORTEILScard)シニア
男性65歳以上、女性60歳以上に適用され、1年間オーストリア国内の列車(及びバス)の運賃が半額になるというもの。26.9ユーロ。
◎Minimax-Ticket
2人以上で同旅程を列車の旅をすると人数に応じて割引になります。フォアタイルスカードを所持していれば更に有利。例えば2人以上で60パーセント割引、4人だと何と70パーセントも割引になるのです。
しかも一人が1枚フォアタイルスカードを所持しなくてもよく、2人のうち1人が所持していればOK。4人なら2人でOK。
なので私達の場合4人ですから、26.9ユーロ×2人分=53.8ユーロ、初期投資すればオーストリア国内の乗り物が70パーセント割引になります。
また1年間有効ですから、このカードがあるからもう一度オーストリアに行こう!ってことになるかもしれません。
私達は昨日ウィーン西駅でこれを購入しておりましたので、今日のバス代は70パーセント割引。一人分往復8ユーロ強でした。
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アイゼンシュタットに行くにはウィーン南駅近くにあるウィーン・ズュートティローラープラッツからポストバス(路線乗合いバス)に乗ります。
ここはチェコやスロヴェニアなどの国際バスの発着所でもあるので東欧系の人たちも大勢バスを待っていました。
広いので乗場がわからずあせりました。 -
バス停からウィーン南駅に止まっている電車を写したものです。
もうすぐ大規模工事が始まるからか、とにかく南駅は広くてどこまで駅が続いているのか判らないくらいでした。 -
さあ、バスの旅が始まります。
私はいつも詳しい地図を持っていきます。
そしてバスの中ではそれを広げて地図を辿りながら走るのが好きです。
路線バスはこんなかわいい停留所に止まります。 -
フランツヨーゼフ・プラッツ。
奥のほうに丸い教会の屋根が見えていますがあの前にラクセンブルク宮殿があります。
ここはエリザベートとフランツヨーゼフが新婚時代を送った宮殿で、1858年にはルドルフ皇太子が生まれています。
エリザベートにとっては一番幸せな時代を送った場所なのですね。 -
ミュンヘンドルフ近辺。
ドルフ(村)と言ってもこういうお洒落な店があったり、ステキなケーキ屋さんがあったり、なかなかステキな村でした。 -
と思うと一面の菜の花畑が広がるののどかな平原を走っていたり…。
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こんな曰くありげな大きな建物が見えて来たり…。
この建物は調べたけど何かわかりませんでした。 -
この建物のすぐそばにはこのバス停、Ebreichdolfがありました。
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路線バスはこういう住宅街のそばを通るので好きです。
バスの中から手に取るように人様のお庭や生活が覗けたりします…。 -
村の教会も現れました。
こういうところで生活すると、せっかちな私ものんびりとした性格になれるでしょうか。 -
バスは緩やかなブドウ畑の中を進みます。
そういえばここブルゲンラント州は良質なワインの産地だとか…。 -
アイゼンシュタットの街に入ってきました。
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ほら、バス停にアイゼンシュタット・エステルハージー通りと書いてあるでしょ?
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ドム(大聖堂)広場でバスを降ります。
このバスに乗ってきました。
バスのおなかに「POSTBUS」って書いてありますね。 -
ポストバスとは、昔、人と郵便物を一緒に運んだことから着いた名前。
ですからバス停は郵便局の近くにあります。
この建物も「POST・・」とありますので郵便関連の建物みたいです。 -
アイゼンシュタットはオーストリアのブルゲンラント州の州都でありエステルハージー家の城下町でもあります。
オーストリアの最東にありハンガリーと国境を接していますので昔からハンガリーの影響を色濃く受けてきました。
さて、中心に行くには右に行け、と矢印があります。
そちらに行くことに…。 -
この細い土産物屋さんの通りを通って…。
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ハウプト通りに出たら、そこは歩行者天国になっています。
ここで女性だけの街頭演説をやっていました。
女性党ってあるのかな? -
エステルハージー城のほうに向います。
ハイドン・イヤーの垂れ幕が何本もはためいています。
今年はハイドン一色に町の風景が彩られています。 -
マリアテレジアカラーのエステルハージー城です。
矢印のほうに行けばハイドン博物館があるそうです。
それは後回し!。 -
私達の目的はこれ!
ハイドンコンサートが11時から始まるのです。
早くチケットをゲットしなければ…。 -
ところが大ショック!
この窓口でチケットは売り切れてしまったと言われました。
「私達はこれを聞きたくて日本からやってきました、何とかなりませんか?」ってくいさがりましたが、
「残念だけど…。」と。 -
諦め切れなくて、コンサートが開かれるホールのほうを恨めしく眺めています。
エステルハージー城の中庭です。 -
と、中庭の一画に私達を慰めてくれる風景が…。
そこには日本の秋の野山を思わせるミニ日本庭園がありました。
ススキみたいのや、萩・おみなえしに似た花が。 -
気を取り直して、エステルハージー城を見学することにします。
エステルハージー家の紋章でしょうか、入口の仮想の動物が掲げている文字「KISMARTON」。
これはハンガリー語でアイゼンシュタットのこと。 -
ハイドンイヤーなので、通常のエステルハージーの展示のほかにハイドンの特別展もやっています。
コンサートは聴けなかったけど特別展が見れるからいいか…。 -
ハイドンの特別展の題名「Phaenomen Hydon」とは?
天才・ハイドンってことですね。
城の見学はガイドツアーで回ります。
ドイツ語と英語のガイドツアーですが日本語の説明書をくれますので心配いりません。 -
この紋はさっきの仮想の動物と同じなのでしょうか。
抱えているものが違うしちょっと違うような気もしますが似ていますね。 -
階段を登ってハイドン特別展を見ます。
上にある胸像はハイドンです。 -
ハイドンが演奏会用に履いていた真っ赤な靴。
とても印象に残ったのでピンボケ写真ですがアップします。
これをみると意外と小柄だったのですね。
この後は展示物の写真はありません。
他に自筆の楽譜だとか、楽器だとか、それにエステルハージー家のお宝だとかいろいろありましたが、暗くて私の写真技術では無理でした(泣)。 -
ハイドンザール見学の前にちょっと今日のコンサート会場を覗いてみました。
係員に写真を撮るだけだからって断って…。
残念だなー、コンサート聴きたかったなー(ウジウジ) -
ここがハイドンザール。
ハイドンのためにエステルハージー公が食堂を改造して造ってくれたものとか。
壁にはハンガリー王の肖像画があります。
音響が素晴らしくいいホールだそうだ。 -
天井画も素晴らしい。
ギリシャ神話の絵だそうです。
ハイドンは13年間エステルハージー家のお抱え作曲家として仕えたそうです。 -
エステルハージー城を出ると、道路の向こうにリスト像がありました。
リストも同じくブルゲンラント州の生まれだそうです。 -
シュピタール教会。
ここにハイドンのオルガンがあります。 -
シュピタールとはドイツ語で病院のこと。
カトリック教会の病院のようです。
彫刻も慈悲深い修道士の像です。 -
入口にはハイドンさんが案内板を持って立っています。
ここに②ってありますが、ハイドンイヤーの今年、この数字を辿っていくとハイドン関連の施設に全部たどり着くことができるそうです。 -
ハイドンのオルガンってもっと小さなオルガンを想像していましたが、こんなに立派なパイプオルガンだったとは。
オルガンの下の壁にはハイドンの顔が飾ってあるのがわかりますか? -
アイゼンシュタットはハイドンの町、ハイドンの名前があちこちにあります。
ここもハイドンホテルだし…。 -
ハイドンが眠っているブルク教会です。
教会の屋根の上に何体もの天使の像が立っているのが面白いですね。 -
教会を囲むように咲いているバラの花がきれいです。
こっちの方にも屋根に天使の像がたっています。 -
教会の中ではドイツ人の団体がガイドさんから説明を受けていました。
ハイドンイヤーなので、各国からの観光客も多かったです。 -
ハイドン廟。お棺は真っ白い大理石で出来ています。
ハイドンは1809年ウィーンでなくなりました。
1820年にベルク教会にハイドンの墓を移そうとしたら頭部がなかったのです。
骨相学者がハイドンの研究をするために盗み出したものだとか…。
その後いろんな人の手を経て最終的にはウィーンの楽友協会に渡っていました。
1932年にパウル・エステルハージー公がハイドン廟を建立して、1954年やっと楽友協会から提供を受け遺体は一体(シャレ?)となったとか。 -
再びエステルハージー城に戻ってきました。
観光用の案内板が立っています。 -
ここエステルハージー城にはおいしいワインで有名なワインケラーもあります。
ワインといえばハイドンもワイン畑を所有していたのですね。
日本でもハイドンワインはネットで販売しています。 -
エステルハージ城にお別れをして…。
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ハウプト通りに出てきました。
とっても落ち着いた雰囲気のいい通り。
車が入って来ないので安心です。 -
広場には三位一体塔もあります。
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ここはラートハウス(市庁舎)。
中には観光案内所もあります。
壁絵はギリシャ神話でしょうか? -
ラートハウスの近くで昼食をとりました。
男性陣はまず(?)ビール。
私はもちろんブルゲンラント産のワインです。
顔が映っているのでワインの写真はここには出しません。 -
このレストランでした。マンゴーとか言うお店。
入口を入って中をずっと通り抜けて、その奥にある中庭で食事をしました。
結局ここでおいしいワインをいただいたのでルストには行かないことに…。
バスでウィーンに帰りました。
バス停にはちょうど下校時間の小学生が大勢いて、満員でしたが私には男の子が席を譲ってくれました。
やはりおバアちゃんってわかるのね。 -
朝出発したウィーン南駅のバス停に到着しました。
ここから地下鉄で旧市街に出て少しウィーン散策です。
*(シュトゥルムを飲もうオーストリア・ウィーン編)に続きます。
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