2009年の旅　27　富士山を旅する

2009/09/28 - 2009/09/28

　友達が用事で東京からの帰り、富士山に神社参りしたいとの事で、一緒に神社参りをした。
　今年は紅葉の当たり年らしい。いろいろ情報が入ってきてよだれものだが、やっぱり私はあきらめモードでした。悔しさと残念さと無念さが同居してむしろもうさっぱりした感じ。もういいさ。なるようにしかならない。今を楽しもう。そんな気持ちになっていた中、とてもいい旅が出来た事に満足した。

エリア 富士吉田(山梨)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

　信州から帰ってきて土日はボ〜ッとして月曜日。平日。この日友達と山梨県富士吉田で合流して富士山の神社に参拝に出かけることになった。
　富士吉田はこの辺りでは大都会！駅で待ち合わせしたが、思ったより賑やかで人もそれなりに多かった。
　実はこの周辺は何度も素通りはするが真面目に立ち寄ったことがなかった。おかげで新鮮だった。
駅も初めてだったが、結構大きい。初め地図も持たずにウロウロ状態。でも駅も何とか勘で見つけたし車も迷ったが何とか無料の駐車場があって止めれた。
　久しぶりに再会してお昼をという事で、富士吉田と言えば富士吉田うどん！さっそく近くの観光協会で聞いてうどんを食べに駅近くの店に歩いて入った。
　知名度がありながら今一よく分からない富士吉田うどん。B−１グランプリとかも出ないしある意味純粋に御当地グルメメニューだ。
後で知ったが、B級グルメなるグランプリにも基準があるらしく、その基準がまるで的を得てない気がしてがっかりさせられた。私はむしろそんな隠れた存在が頼もしく、嬉しかった。
　今回駅近の店に寄ったわけだが、決してそれだけが理由ではない。ここには唯一油で揚げた麺があると言うので行ってみたのだ。歴史は分からないが、結構各店でこだわりがあり、調べるとこれが中々面白かった。うどん巡りでも1日が楽しそうである。
　店に入り、私はさっそく揚げうどんを注文。出てきたのだこれ。まあそれなりの美味しさでした。しかしうどんを揚げてしまうなんて・・・・すごい発想だが、これにはいくつかの条件があり、麺の質がこれを可能にしていた。

　こちらは肉うどん。これも後で知ったが、馬の肉。馬肉を使うのがここの特徴らしい。
　見た目普通だが、うどんはかなり内容が違った。先ほどの揚げうどんはカリカリ系のうどん。中はもっちりと言った感じ。
こちらは何と表現したらいいか・・・？うどんが重たい。すいとん系の感覚と言えば分かるだろうか？時間が経つにつれて麺が柔らかくなってきたが、山梨はほうとうに代表されるようにちょっと感覚が違うのかもしれない。店によってだいぶ違うようだしここだけで判断は出来ないが、独特な気がした。関西のうどんや普通に全国共通のうどんを食べてるのとは全く違うとだけ言っておこう。

　駅からすぐの「研考練」というお店。値段は共通でだいたい500円程度。お昼の僅かな時間帯しか無いのも特徴。地元ではあくまでも簡単なお昼の食べ物らしい。最近ではだんだん時間も内容も変わってきているらしく、うどん巡りも楽しそうだった。やはりB級グルメブームの影響だろうか？

　食事を終えてさっそく富士スバルラインから5合目を目指した。値段の高い有料道としても有名。
　車で来たのは初めてだと思う。それまでも5合目に来てるが林道から来ていたしバイクがメインだったから知らなかったのだが、道路に仕掛けがあって楽しませてくれる区間がある。
　有料区間の最初、走路に刻みがあって、それがなんと唄のメロディー！ビックリした。行きと帰りで1番と2番を歌ってくれる。こんな道路が増えたら楽しいだろうなぁ〜♪今のところ知ってるのは全国でここだけ。
　高速道路の見える自動販売機や方言でしゃべる販売機など、ユーモア商品もある事だしもっとこんな遊びが増えると旅も楽しさ倍増だ。
　景色を楽しみながら高度を上げていくと、ガスの中に・・・・
　ガスの濃い部分と晴れ渡った景色と富士山は場所によって著しく天候が変わる。
まずはお参りが先だったのでガスッた中5合目駐車場へ。ちょっと怖かった。人も見えないし平日だというのにすごい人だった。
　観光バスも多かった。さっそくお参り。

　神社の名は小御岳（嶽）神社。由緒ある所らしい。友達はかなり真剣にお参り。それはそうだ。その為に来たんだから。ここにはここだけというお守りや鈴があり、買ってしまった。結構これがいい。
　神社から振り返るとこんな感じです。

　神社は土産店とか並ぶ露地を歩いていくんだけど（まあ場所も限られてるし仕方ないか・・・）、そこに最近なのかな？メロンパンとアイスコロッケがあると聞いてさっそくおじゃま。
　探すと色んな店があって面白かった。

　どこかなぁ〜？と探したらメロンパンは発見しました。かなりの人気です。アイスコロッケも探したけどちょうど打ち切りになった所ですと言われ、ちょっと残念。案内の人も申し訳無さそうでした。結構人気みたいだけど季節限定だろうしま、今度来た時のお楽しみだな。

　これがメロンパンの看板。結構大々的に出している。値段も1個250円と高いのだが、記念には良さそう。

　大した事ないと甘く見てたらすごい人気だった。あっという間に行列！しかも一度に焼ける数は決まってるし結構一人でたくさん買っていくのには驚いた。だからすぐ売り切れ状態になり、時間待ちになった。平日の時期外れでこうなのだからシーズンは一体どうなってんだろう？と感じた。
今日はお土産分も焼いてる感じで中々量がさばけてないらしく、店の店員もフルで忙しそうに働いていた。焼けるとあっという間に無くなった。友達もお土産に買った。3個入りケース付が750円で、これが売れていた。

　これがうわさの富士山メロンパン1個250円。私はここで食べる為に1つ買って友達と食べた。焼き立てなので熱いし美味しかった。まぁ〜これなら売れても仕方ない。値段も場所的なことを考えれば妥当かもしれない。

　登山口は相変わらずすごい人と車でごった返し、ガスもすごかった。いったん引き返して景色の良かったガスの晴れ間のある所まで戻り、記念写真。

　9月末の時点で草紅葉はピークのようだった。思ったより紅葉は進んでいる。各地で紅葉情報を聞いても今年は例年並か早いくらい。そして思った以上によい感じである。北海道もよかったようで、今シーズンは狙い目だったのにあきらめた。東北も信州も全てよい状態で、きれいで普通にシーズンを迎えた。これは予想外。お金の状態もよくないし家の状態も考えると中々外に出づらかった。
だからこの富士山の美しい景色を見たとき、なんかとても嬉しかったのだ。もう少し遅いと完璧だったけど。

　樹木の紅葉も始まっていて、もう少しで綺麗に染まる感じだった。

　富士山を眺めながら散歩できるコースがあって、すこし歩いた。とてもいい景色。

　下界を振り向くと深い樹林帯が続く。やはり紅葉が始まっていてきれいだった。天候が曇り気味だったのだ残念。

　樹木の紅葉。まだ早いがそれでも見ごたえはあった。

　さっきまで晴れていたポイントがガスってきた。もしかして・・・と思って再び5合目駐車場に向った。思った通り、ガスが晴れて綺麗な富士山が。山の天気はこんなもんだ。

　ガスで何も見えなかったのにごらんの通り。

　気持ちよく富士山を下ってまたスバルラインでメロディーを聞き、再び富士吉田。
ここの北口本宮浅間神社という所に来た。ここも友達にとって重要な参拝場所らしい。ここは何度も通りながら私も初めて来た。実際とてもいい神社だった。

　鳥居をくぐって最初に現われたのはお清めの水場。どこでもあるが、ここは特別創りがすごかった。水も豊富で掘りには水が流れている。こういうのは珍しい気がする。

　すごいなぁ〜と思っていたらやはり解説があり、すごい所でした。

　本殿を参拝。落ち着いたいい所でした。

　浅間神社というと、地元の浅間さんをどうしても思ってしまう。私にとっては身近な存在だが、ここはとても奥深く感じた。周りに立つ木々も勇壮で幽玄の世界を感じた。
　ここで本日の旅は終了。朝霧高原から新富士まで友達を送り、ここで少し休憩して見送ってから私も家路へと向った。1日だったけど有意義な旅だった。

〜END〜