2010/01/16 - 2010/01/16
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oasis2さん
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3回のフライトを経て雲南省麗江までやってきました。
本日のメインイベントは金環日食。
世界遺産の街、麗江には目もくれず、大理まで直行します。
麗江と並んで有名な観光地である、大理。日食も見たいし、大理の城壁も見たいし… ~ 大理編 ~
訪問先:大理白族自治政府庁舎前の広場
-
麗江印象古城文苑です。
朝食はビュッフェ形式なので、いろいろな料理を少しづつ楽しめます。
以前、昆明で頼んだ料理がほぼ激辛で、
泣きそうになりながら食べたことがあります。
そこで日本で激辛の特訓をして乗り込んだのですが、
全く辛くなく、野菜中心の穏やかなお味。
物足りなくて、おかゆにラー油をたっぷり入れてしまいました。
今日は、大理まで突貫日帰り旅行なので、到着は深夜です。”くいだめ”もしっかりしました。
この日、まともに食べたご飯はこの朝食だけです。 -
麗江古城水車北側の玉緑路の橋付近です。
ちょうど朝日がさしてきて、玉龍雪山を照らしています。
街の風景ともあわせて、息をのむ光景です。
ホテルから、キャリーカートいっぱいの”取材並み”の機材を手持ちで持ってきたので(石畳で車輪が壊れるので…)、もうクタクタです。
この景色を見て元気が湧いてきます。
麗江バスターミナル玉河停留所はすぐこの先です。 -
麗江バスターミナル玉河停留所です。
あらかじめ行き先を書いた紙を出しながら、
てきとーな中国語で8:30発の大理までのチケットを無事に購入。
バスはこんなようなマイクロバスです。
”高速”バスではなさそうなのでお値段も割安です。
機材をあんな感じで屋根にくくられたら恐ろしいので、
迷わず車内に持ち込みです。 -
麗江−大理のバス車内です。
本日はインターネットで快晴であることを確かめてあるので、リベンジに向け気持ちも高ぶってきます。
大理までは3時間半かかりますが、この天気では苦にならないですね。
前回の上海郊外では、朝起きたとたんに気持ちが沈んだ…
車窓に広がる畑の区画ですが、平坦な場所でも幾何学的な模様をしています。
不思議ですね… -
麗江−大理のバス車内です。
しばらくすると、バスは山中に差し掛かります。
つづら折りの結構な山道をめいっぱいふかしながら進んでいきます。
谷の切れ目から、見事なまでの段々畑を見ることができます。
芸術的です。 -
麗江−大理のバス車内です。
山道を下りきると、道路沿いに湖が見えてきます。
ジ海です。大理の近くまでやってきました。
ジ海は幅は大きくないのですが南北に長い湖で、
しばらく車窓から眺められます。 -
麗江−大理のバス車内です。
畑が鮮やかになってきました。
植えられているのは菜の花です。
咲いている花はまだ少なめでしたが、もう少し経てば一面黄色いじゅうたんに覆われることでしょう。 -
大理下関の龍山公園付近です。
バスは大理北バスターミナルに到着。
そのまま、ここで帰りの麗江行きの19:00発の
25次のバスの切符を買おうとしたところ、
”没有”という言葉の後に、何を言っているか分からない返答が…
翌日には朝から、玉龍雪山一日ツアーを予約しているので、今日中に麗江に帰らないといけません。ちょっと”ヤバい”状況です。
ちょっと考えて、興成路バスターミナルにタクシーで向かいます。
写真奥の展望台がある高台が龍山公園です。 -
大理下関の龍山公園付近です。
興成路バスターミナルに到着後、先ほどと同じ麗江行きの19:00発の25次バスの切符を買いに行きます。
すると、あれれ、あっけなく取れる。
ここは中国、あまり深くは考えてはいけない。
とにかく、帰りの交通手段を押さえられて一安心。
これで日食撮影に専念できます。
タクシーで龍山公園と書いた紙を見せたにもかかわらず、丘のふもとで下される。
仕方がないので、重いカートを引きずりながらてくてく歩く。
日食開始までまだ2時間あるし…
広場なのに全く人っ気がなくてちょっと不気味な静寂…
ガラガラとカートの車輪の鳴る音だけが響く… -
大理下関の龍山公園付近です。
広場西側の道路から龍山公園を臨む。
天文雑誌の記事で割り出した場所があの展望台。
”下関の高台にある展望台”と言ったらここしかない。
という、行き当たりばったりをしたので、のちのち怪しい展開が… -
大理下関の龍山公園付近です。
地図によると、ここは大理の白族自治政府の庁舎であることが分かる。
真ん中の濃い緑部分が広場。
目指す龍山公園は右側の欄外にあります。
入口は…
右側の濃い緑の脇の細い道路からしか行けないようです。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
結果として、撮影地はここに決まりました。
龍山公園はというと、行けませんでした。
地図を見ながら、龍山公園の入り口まであとちょっとのところまで行ったのですが、警備員に呼び止められ…
いろいろ聞かれたといっても、だいたいは聞き取れないんですが…
重いキャリーカートを引きずり、背中には中級クラスの三脚を背負っていたら、端から見て、怪しすぎる…
パスポートを見せて、金環日食を撮影に来たと食い下がっても、結局、許可は下りません。
悪い警備員ではなかったのですが…
あんな立派な公園なのに一般人は入れないのか?
とは思ったものの、連行されたら撮影どころではないし、
言葉が分からないのでここで引き下がる。
警備員のお見送り(?)もあって、丘を降りてここに落ち着く。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
龍山公園の展望台と高さが全然違いますが、ここも高台に面し、南面が開けていて、遮るものは何もない好条件の場所です。
念のため、庁舎前にいる警備員の死角になる場所を選んであります。
日食開始50分前の太陽高度ですが、
向こう側にある山並みがちょっと気になります。
それにしても、本当に人っ気がありません。
中国でも金環日食は話題にはなっていないのでしょうか。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
今回の日食撮影セットです。
15キロ以上はある装備です。まさに”取材級”。
左側が中級三脚に35mm換算で約900mm相当のレンズをつけたEOS 7D。
右側が軽量三脚に広角レンズを取りつけたEOS 40D。
真ん中の緑色のものは、いわゆる小道具です。
椅子も日本から持参しています。
前回の上海皆既日食でも、同じような装備でしたが、
部分日食しか見えなかったので、半分以上は全く使わずじまいでした。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
夕方で適度に太陽高度が低かったので、
重量級のレンズを取り付けたカメラの操作が無理なくできます。
簡易的な微動振台でも十分に対応できました。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
14:51
金環日食開始15分前です。
まだ、完全に真円です。
写真では見えませんが、ちゃんと黒点も観察することができました。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
15:08
右下がわずかに欠けてきました。
金環日食第1接触です。
天気も快晴のままです。
このまま金環日食が拝めそうです。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
16:04
第1接触が始まって約1時間が経過しました。
食分は0.5程度でしょうか。だいぶ欠けてきています。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
16:36
第2接触5分前です。
9割ぐらい欠けてきました。
太陽の大きさに比べ金環日食では月の大きさが小さく見えます。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
16:40
第2接触、金環日食の始まりです。
月がすっぽりと太陽の中に入ってしまいました。
今回は月の見かけの大きさが小さいので、8分以上も楽しめます。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
16:43
最大食の1分前です。
かなり真円のドーナツに近づいてきています。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
16:44
最大食、金環日食最大の見所です。
太陽がドーナツ型になりました。
皆既日食と違って、太陽の光がまぶしくて直接太陽を目で見ることはできません。
今回は見かけの月の大きさが小さいので、なおさらです。
ただ、もう圧巻です。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
16:48
第3接触、金環日食の終了です。
8分以上あると、撮影しながら日食グラスを見たり、
小道具を使ったりといろいろできます。
贅沢な8分間です。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
17:18
だいぶ太陽が形を取り戻してきました。
太陽の色が赤みを帯びてきたのは、日が傾いてきて、
光量が減ったためです。
今回は、日食初心者なのでそこまではコントロールしていません。
結果的に”夕方感”が出せました。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
18:04
第4接触2分前です。
3時間にわたる日食ショーも間もなく終わりを告げようとしています。
次回見るのは、2年後の2012年5月21日、日本国内です。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
18:09
今回の一大イベント、金環日食が終わりました。
太陽はまだ山並みの上にあって、最後まで問題なく撮影完了です。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
日食の楽しみは直接太陽を観察する以外にもこんなこともあります。
穴のあいたものをこんな感じで太陽の光に当てると… -
大理下関の白族自治政府前広場です。
不思議なことに、投影された太陽の形が部分日食になっているのです。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
図書カードには、もちろん種も仕掛けもありません。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
これは、日本からわざわざ持参した小道具です。
近くに植木はありましたが、ちょうどいい木洩れ日にはならなかったので、持参して来て正解です。
これも太陽にかざしてみると… -
大理下関の白族自治政府前広場です。
木漏れ日のところが、部分日食の形になっています。
これまた不思議です。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
極めつけはこちら。
図書カードの穴も木洩れ日も
なんと金環日食の形になっています。
ドーナツがいっぱいです。
よく見ると葉っぱの角も丸くなっています。
このドーナツは金環日食でしか見られません。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
12倍ズームのコンパクトデジカメ+日食メガネの組み合わせでも撮影してみましたが、これが限界のようです。
欠けているのは分かりますが、ちょっと小さいかな。 -
大理下関の白族自治政府前広場です。
先ほどまで天体ショーを見せていた太陽が沈もうとしています。
結局、カメラを持ったギャラリーは私以外は、
中国人カップルが一組だけでした。
奇跡の天文ショーをほぼ独占できました…
って、感慨に浸っている時間はありません。
というのも、麗江行きのバスの出発時間は、19:00。
あと30分しかありません。
人っ気がなくて撮影に支障がなかった半面、
それはタクシーを見つけるのも大変ということ。
カートの車輪が外れそうな勢いで15分以上早歩きして大通りまで出て、なんとかタクシーを捕まえる。
バスターミナルに着いたのは、バス出発の5分前。
ぎりぎりセーフ。ふっ〜。
これでぐっすり眠れるかと思ったのもつかの間、
このバス、ちゃんと観光バスレベルの”高速”バスでしたが、正しくは”暴速”バス。
しかも、座席は一番前。
事故ったら間違いなくあの世行きです。
片側1車線の幹線道路に高速バスと農業作業用の軽トラを一緒に走らせているようなインフラの問題があるにしても…
運ちゃんは警笛とパッシングを繰り返しながら、
次々に抜いて行きます。
しかも対向車が目に前に差し掛かっているのにもかかわらず…
よく観察してみると、対向車線も使って追い越し優先(?)
対向車がそのままの速度で来ると追い越せない場合には、追い越しをやめるのではなく、
対向車に向けてパッシングをして対向車に減速を促し、そのまま追い越しをかける。
時には対向車の方が路肩に停車して道を空けています。
ありえない…
信号無視でさえもかわいく見えてしまう。
無法地帯の中の暗黙の了解ってわけですね。
私は中国では運転しちゃぁいけませんね。ルールは分かっても理解できません。
夜だからライトのおかげで遠くから対向車が来ることを分かるのだけど、昼間はどうしていることやら。
あっ、大理観光と食事をするのを忘れていました…
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