バンコク～上海　バックパッカー大学三年の夏。　ベトナム編④

2008/08/31 - 2008/09/02

アユタヤ
アランヤプラテート（ポイペト）
シェムリアップ
プノンペン
ホーチミン
ダナン
ホイアン
フエ
ハノイ
サパ
ラオカイ
河口
元陽
昆明
広州
香港
マカオ
上海
杭州



あーーー長かった。



フエ
ハノイ編。

エリア その他の観光地(ベトナム)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満

戦車?


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


次の日、自転車を借りて
昨日夜景をみたエリアまで行く事にした。

すると、途中に公園があった。



ん。。


車がといっぱい停まっている。




戦車…！？



なにっ！！！！


慌てて公園に侵入する男二人。

戦車?


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

やべっ・・・


確かに俺は
朝霞駐屯地の近くをよく通るが

通るときはいつも
R254ではなく東上線なので戦車を見る機会はあまりない。


これは

“おとこのこ”の永遠の憧れ、
戦車じゃないか！！

戦車?



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


って気づいたら


江原、戦車に乗ってるし！！！





これからどこを攻めるのだろうか？

戦車?


＊＊＊＊＊＊＊＊＊

言っておくが、こんなの大好きである。


まるで、気分はパリを攻め込んだヒットラー。



“コルティッツ、フエは燃えているか？”




……


これはフエでは笑えないジョークだろう。



だって、フエの世界遺産の王宮

アメリカ軍に破壊されたんだもん。







全く…


……。

コメントは差し控えるぜ。

戦車?



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

こんなにしょーもない戦車と俺の写真ばっかりアップして

なんか自分大好きみたいになってるけど、
そんなに嫌いじゃない（笑）


いや、俺が言いたいのはそんな事じゃない。

実は、この写真は4tavelのアカウントの
トップ画に使用している。


そっちにはモザイクが入っていない。




全国のファンのみなさん！

今まで黒のベールに包まれている素顔を
確認する絶好のチャンスですよ！！！

あれは俺です！！！








…明日から読者減るなコリャ。

王宮


＊＊＊＊＊＊＊＊＊


一応観光してみた。


やはり破壊されているせいか、

今まですごいものを見すぎたせいか


なんとなく“感動具合”は少ない。



だけど、決してフエの王宮に責任があるわけではない。


悪いのはこっちの構え方。

歴史的背景を含め、王宮に関する知識を何も持っていないので

そりゃあ、楽しめるわけがない。


見た目だけのインパクトだけで楽しもうなんて
そんなわがまま言っちゃいけませんよ。


皇居だって、本来中に入れないし…。

まぁーーーー


だだっ広く、暑く、拍子抜け

っていう感想は最後まで消えなかったけど

戦車の方が数倍楽しかったけど



あえて苦言を呈すなら、


王宮で買ったセブンアップの缶（350ml）。

20000ドンはぼったくりすぎるでしょう。

フエ駅より東に進んだ風景



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


王宮が消化不良だった分、
自転車で遠くの帝廟に向かうことにした。



詳細な地図はもってないけど。




雰囲気で、ミンマンとかカイディンとか目指す。



20分後、現在地がわからず迷子。



異国の1人は絶望的な気分になるけど
2人だとなんとかなる気がするのは錯覚ではない。


ただし、お互いがお互いに頼り切るので
結果的には1＋1＝0になる。



その辺のおっちゃんに道を聞く。

お互い言葉が通じないけど、


踏み切り渡って右


みたいなジェスチャー。。。



どこに着くのかな？？？？

ゴールの寺?


＊＊＊＊＊＊＊　＊＊＊＊

家の軒と軒の間を、脱兎のごとくすり抜け

たどり着いた先には…




なんだこれ？


寺か？

ゴールじゃなかった寺?


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

うむー…。


なんか
風格があるのかないのか
よくわからんけど、寺だ。

写真で見る限り薄っぺらいけど
これは撮影者の腕のなさと判断して頂きたい。


色々と炎天下の中走り回ってたので帰る事にする。


けど、もう帰り方もわからないほど
走りまわっていたので、

俺のとっさの判断で、
寺の左にある、きれいな舗装路を進む。


快　適


橋になっていて
全速力で駆け下りる


だが、そこから悲劇の始まりだった。


途中から完成区間がおわり
地面がアスファルトではなく、アスベストになる。

車輪が灰に埋まり、漕げなくなる。


お互い真っ白だ。




真夏に雪が降ったみたい…☆


きれい…☆




…。


トラックが前から来てb、避けようとするとき
転んでしまった。


今日は色々な意味でスベったな。

フエ→ハノイ　寝台バス車内。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ホテルに戻りシャワーを浴びて
ベトナム首都ハノイを目指す。


夕方5時頃出発して、着くのは朝頃である。


いつもは鉄道を使って移動していたが、
今日は寝台バス。

なんでバスにしたんだ…。


でも、写真を見てもらうとわかる通り、
車内はとても快適。

江原　ベットにて

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

隣で寝る江原もうきうきしている顔だ（これじゃわかんないよね）。


客はほとんど外国人バックパッカー。


7時過ぎに晩飯休憩があって
車窓はどんどん暗くなり、車内に明かりが灯されることなく

みんな眠りについていった。

夕暮れの車窓


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


祖国ではもう、10時をまわった頃だろうか。

遠い空のした、家族は何をしているのだろう。

おかあさん…僕は元気です。

車窓

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


そんな事を思ったか思ってないとか



車内には寝息が轟く国道1号線。

フエの空の雲
車内から撮影

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


しかし、ここはベトナムだ。


爆睡している俺の事を起こす奴がいる。









どきゅーーーーん！






！！！！！！！！！！！








どきゅーーーーん！





！！！！！！






遠くで音がした。




そして何かが俺に降り注ぐ。


まなつに…（以下略






上半身に痛みを感じる。



気が付くと車内に悲鳴が響いていた。

外国人の生オーマイガッを始めて聞いた。



そんなのどうでもいい。




何が起きた？？？？？





数分して車内に明かりが灯り、確認してみる。





(　ﾟдﾟ) ・・・




　
(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼ





　
(；ﾟдﾟ) ・・・





　
(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼ




　　_, ._
（；ﾟ Дﾟ） …！？







窓ガラス…



こっぱ微塵…。









これは銃撃…！


震える日本男児二人。

窓側に寝ていた俺は、一番被害のダメージが大きい。


痛っ！って思った手を見ると
赤い線がタラタラ…。


うむ…。





なんていうか。。。







生きててよかった…。






落ち着くために吸ったタバコを持つ手が震えていたのは

キランバレー症候群が発病したせいじゃない。




これは気のせいじゃないんだが
夜中、寝るのが怖くなるトラウマは、この日のせいだ。


それと、エピソードの割に写真がないのは、
俺のせいだ。