2009/11/28 - 2009/12/03
189位(同エリア296件中)
Faaさん
SVA(シャンティ国際ボランティア会)内の地域グループの一つ ヌンソンサン浜松主催 のスタディーツアー 「図書館贈呈式」にひょんな出会いから参加することになった。
タイ好きの私は スワンナプーム空港経由ということだけで 即参加表明して ユニークな旅に同行することになったわけだが、その旅は予想以上に印象深く私の心の中に残ることとなった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- その他
-
11月28日 TG623 15:30着
大阪から一人参加の私。 浜松組到着の一日前にバンコク入り。ほぼ定宿のシーロムセンターポイントにチェックイン後、日本でのタイ語の先生だったM先生を訪ねる。 -
11月29日
センターポイントシーロム。 アパートメントタイプなのでキッチンと洗濯機がついている。車での進入がしにくいがタクシーは呼んでくれるのでとくに問題はない。、
ドアマンやフロントの対応はしっかりしていて親切。
BTSサパーンタクシン駅近 チャオプラヤー・エキスプレス利用にも便利、階下はロビンソンデパート、近辺には屋台他 レストランも多い。 -
11月30日
前日夜 私を含め女性5人と今回の図書館贈呈者 主役K氏プノンペン市内ダイヤモンドホテル 到着。
朝の風景(ホテルバルコニーより)
モーターバイクの数が多い。 -
本日の予定
SVA事務所訪問<事業視察> ⇒ スラムの現状と子供たちとの触れ合い ⇒ 午後プーサットへ小型マイクロバスで移動(約4時間)
←スラムの様子 今は乾期で水はないが雨季は水が溜まる。今でも水が引かない所もある。トイレはない。 -
小さい子供たちはここで保育所の様に集められ 誰かが面倒を見ている。SVAからは週1回〜2回訪問して子供たちのサポートをしている。他の団体も入っている。
これからSVAの先生手作りのぬいぐるみで 子供たちと一緒に 人形劇「3匹のやぎのがらがらどん」(北欧民話)のはじまりはじまり〜 -
おっと その前にいつものクイズだよ〜。
目の中には何が見えるかなあ? -
何回もやってるから 僕には簡単だよ!
-
元気な子供たち 自分から進んで前へ出て 楽器を演奏したり 人形劇のお手伝い!!
目がキラキラしてました!! -
「3匹のやぎのがらがらどん」も上手にできて 盛り上がっていました。怪物をやっつける所は みんなの目が真剣です・・
どこの国でも人気のお話です。 -
さあ 劇も終わってこれからは 図書の時間だよ!!って言ったのか言わなかったのか??
一斉に本が入った大きなカバンの所に子供たちが集まって来ました。
みんな てんでに本をかかえ 読めても読めなくてもへっちゃら。
思い思いに絵を見て 自分でストーリーを作って話してくれます。
言葉が通じなくても 指さして動物の名前を教えてくれたり・・・ -
「ねえねえ 私と本の写真を撮って〜」
ってやってくる子供たち。
今度訪れるときには 字を習って 絵本を読んでくれたらなあ と楽しみだ。
SVAでの 図書館事業が始まったのは 最初タイで1980年だそうだ。
ここカンボジアは1991年に事務所開設され 18年の活動の成果か 学校建設 図書館開設 などの事業により 子供たちが本を読みたい その為に勉強したい と少しずつ本が彼らの身近なものになっていっているのを 感じた。 -
じゃあ みんあ一緒に モォイ・ピー・バイ!!(1,2,3)
-
子供たちとつかの間の交流の後は ここに着いたときから
きな臭い臭いと 悪い空気を運んできている その発生源である 「ゴミ山」へ向かった。
むこうに山のように見えるのが ゴミである。
長い間積み上げてきたので 遠目には土でできた山に見えるが その実態はゴミ。
-
ところどころから 煙が上がっている。
有害な液体状のものも捨てられている。
プノンペン市街地から運ばれてくる。
ビンや缶などのお金になるものは 市内の道々ですでに 子供たちが取っている。
でもここへも何かお金になるものを探しに来ている人達がいた。 -
親子?祖父と孫か?
-
スラム見学の後 昼食。
そして これからプーサットへの片道4時間弱の ドライブで北へと向かう。(トンレサップ湖西)
車窓より高級住宅が見えた。まるで別世界である。 -
マイクロバスで今回の旅の目的地 プルサットへ移動の途中のトイレ休憩場所にて。
茶色で少し大きめのオセロの駒のようなものは ヤシからとれたヤシ砂糖。
甘味はそれほど強くなくやさしい甘さ。
カンボジア常連さんお勧めのお砂糖なので 私も一袋買ってみる。
かじっておやつ代わりにもOK。
たまにありさんも一緒に固まっているかも?
何でもありよ!
って、ダジャレかい? -
「山がないので 空が広い。」
と 話していたのは 8年間プノンペンの事務所で活動していたSVAの強力メンバーKさんの後着任された Sさん。
彼女は高山出身なのでこんなに広い空は初体験だそうだ。
なるほど、島国だから水平線に沈む夕日は見る機会があるが、それ以外はビルの間に沈む夕日か山に隠れてしまう太陽がほとんどだ。
プルサットの往復では 久しぶりにゆっくり時間をかけて 夕日を堪能した。
写真では表現しきれないけど・・・
気持ちが大きく ゆったりと -
陽も暮れて プルサットに着いたのは夜7時半。
ホテルに入るまでに さっそく歓迎夕食会。
県知事さんをはじめ沢山の方々との肩のはらない野外での食事。
私はSVAの会員ではなく 全くの「瓢箪から駒」「落語から駒」(落語会で知り合った人つながりでの参加)状態だったので ただひたすら楽しむのみ。 -
しばらくして酔いも回る頃 突然音楽が始まる。
演奏はお客さんの誰か。 そして音楽が鳴り出すと・・ -
踊る!!
踊る!! みんな踊る!!
カンボジアが好きで 8年いたKさん。
明るくて お酒好き。
開設当時の話を聞くと、 まだポルポトの残党が残っていて プルサットへの道中でいばいば銃撃戦があり巻き込まれたこともあったそうである。
そしてプノンペンからプルサットへの道路は 舗装前なので 大きな穴だらけでスピードが出せず 当時は15時間かかった。
夜になると危険だから夜明けと共に 出発して日暮れまでに到着する という強行軍で 幾度となく往復して
子供たちに本を届けたり 学校開設の準備をしたそうである。
今は東京で勤務しているが、やはりカンボジアが好き。
とくに仕事を終えて 日暮れに夕日を眺める時間が好きだそうです。 -
12月1日
旅行前はホテルがないので ゲストハウスに宿泊予定だったが最近ホテルがオープンしたらしくそちらに変更。
まだ 内部は工事中でレストランがないので 隣の食堂で朝食。
麺(フォーっぽい)or
フランスパン(仏の植民地だったからここもフランスパンが美味しい)でも私的には違和感ある or
ごはんとおかず
の中からチョイスして 私はご飯と大好きな鶏。
カンボジアの料理は タイ料理と違い 全然辛くなく
どちらかと言うと 甘い!
この鶏肉のタレが美味しい。 -
さあ 今日はKさん 主役だよ。
でもネクタイを持ってきてなくて SVAの所長さんに借りておられました。
齢(よわい)75のKさんの人生にとって この日の出来事は すばらしい思い出となり これから続く人生の 新たな節目となられた事と思う。
長い一日の始まりだ。 -
教員養成学校(日本だと教育大?)では 式の準備が整い
高校生の生徒たちが門の向こうに 整列して待っている。
ぎょぎょ!
昨日からの話で 軽いノリで参加した私は 徐々に違うムードを感じ始めてきた。
主役はK氏ではなく プノンペンから来る 教育省(みたいな)の大臣次官 らしい。
現在そのお偉いさんの到着を待っているところ。
SVAの人にとっても 今回の様な式は初めてらしい。
そうなんですか〜
ここへきて 初めて認識しました。申し訳ありません。 -
8:00A.M.
(暑い国は朝が早い)
さて これから3時間の式典の始まり〜
いくら お役人さんが偉いと言っても それはここ仏教の国カンボジア。
一番偉いのは 僧侶。
式典の始まりは 僧侶の読経で幕あきです。 -
楽団員(生徒たち)です
彼らは学校で民族音楽を勉強。
音楽や踊りも大切な文化。 -
歓迎の踊りを 生徒が披露してくれる。
そう言えば地元のテレビ局も撮影に来ていた -
踊りが終わって 知事さんから ねぎらいの言葉とご褒美が渡される(封筒はエアメール?)
日本は包むものを大切にする文化
冠婚葬祭 それぞれに水引の形 色が変わり難しい。
こちらは 気にしないね!
調べてみるとベトナムでは 結婚式のご祝儀をエアメールの封筒に入れる習慣があるとのこと。
こちらもその習わしがあるのかな?
所変われば・・ 面白いなあ -
子供たちは 嬉しそうに誇らしげに帰って行きました。
現地スタッフの話によると こちらは地位の高い人ほど話が長い。
地位の低い人から順に 来賓あいさつが行われるが
自分より前の人より 長く話すのが権威らしく、
それゆえ 後へ行くほど どんどん話が長くなる。
今回、私もそれを体験しました(汗)
最後の次官は これでもか!!っていうほど長かったぞ。
意味分かんないし・・トホホ -
こ〜んな感じです。
-
こちらは 大学生の生徒さんたちによる 日本とカンボジアの友好の舞い。
この式典のためだけに作られた 歌と踊りだそうだ。
色鮮やかできれいでした。 -
図書館贈呈の式典なので、最後に絵本の読み聞かせと紙芝居をデモンストレーション。
絵本は「大きなカブ」を巨大な絵本を使って
実際に子供たちと一緒にやった後、
カンボジアの民話の紙芝居を披露。
小学生たちは 凄い集中力で聴いている。
そして じりっじりっ と前へ前へとせり出してくるのを見ていて 微笑ましかった。
テレビのアニメもない テレビゲームもない
面白い娯楽もない そんな子供たちにとって
絵本の世界 本の世界 がどれほど 魅力的なものかを感じる機会が多い旅でした。
かつては日本にも見られた光景だったはず。
あふれる情報と うんざりするほど次から次から与えられる物。
ここへきて久しぶりにそんな事を考えた。 -
図書館のテープカット。
でもテープじゃなくて 幅25センチくらいの布で、みんなで少しずつ切っていく。
絶対に沢山切っちゃだめですよと念を押されて、私も切らせていただいた。1センチにしておいた。
ここでも最後に切るのはその場で一番偉い人です。
沢山残った布を ズバ―っと切って終了。 -
いよいよ式も最後になりました。
図書館内部で サインをするK氏 そして手前はドレスアップした校長先生
ここでも 参加した日本人全員が記念のサインをさせていただく。 -
式典と言えば お決まりのこれこれ。
記念植樹ですぞ。
聞いても誰も答えられない 何かの樹の苗 を植えました。(6本) -
さてさて ここから 式典は終わって 番外編。
お客さんの生徒さんを集めて K氏による 余興の始まりです。
この日のために 南京玉すだれを習い 日本を紹介するために 富士山のカレンダー 博多人形 けん玉 ハーモニカ ハッピ 提灯
色々飛び出してきました。
見ている生徒たちの 集中力がすごい。
玉すだれは イマイチ分からなかったようだが(笑) -
一番 うけたのは ケン玉。
みんな次々に出てきて 挑戦していたが、一人の子が乗せました。
全く初めての割に 運動神経がいいなあ。
普段から 踊りが好きで 歌が好きで リズム感が良いのかもしれない。 -
持ってきたお土産を手に手に記念撮影。
私はバンコクでM先生に 選んでもらった色鉛筆持って。
SVAの理事である F氏そしてN氏 お二人は静岡県のご住職。その友人の息子さんで若い僧侶 そして図書館を寄付された主役のK氏 男性4人を含めた9人の旅。
ずーっと付き添っていただいたき 食事の御世話 お酒のチョイスをしていただいた 東京スタッフのKさん 現地スタッフの皆さん ガイドさん。
気持ちの良い旅 となり 素敵な経験を させてもらい
ありがとう!! -
かわいいデザインの図書館が 青空に映えて・・・
-
無事 式典を終え、プノンペンへ戻る前に トンレサップ湖の観光へ。
水上生活の様子を3〜4人乗りの小さな船4艘で見学。
バンコクにある観光用の水上生活者ではなく 自然に生活している様子を見られる貴重な体験だった。
水が美しい。 -
働いているのはお母さんが多い。 男性はみなぶらぶらしている。
-
彼は船頭さん。
-
物売りが来るわけでなく 静かに見学できる。
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子供たちは みんな 手を振ってくれる。
-
-
手を振っているのは 教育学校の先生。 今年の6月大阪の学校に視察に来られたそうだ。この船の手配をしてくださった。
-
ぼーっ
-
笑顔!
-
女性は強いなあ。
-
こんにちは!
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やあ! 君はしっかり手伝ってるね。
-
図書館贈呈者に送られた
じゃじゃーん 本物の勲章です。
後から フンセン首相のサインが入った証明書が届くそうです。
これにはK氏も興奮しきり・・ -
実は もうすぐ誕生日というK氏の発言に 気の利くスタッフがさっそくバースデーケーキを用意して
ハッピバースデー♪
Kさん 思わず ばんざーい しちゃいました。
自分の誕生日にケーキを食べるなんて習慣はなかったと
生まれて初めてだ 生きていて良かった!
と本当に本当に 喜ばれていました。
長い 一日の終りに思いがけない
もうひとつの プレゼントでした♪ -
ふーーーっ!
-
で 実は前日 30日が誕生日だった私も
御相伴にあずかり ツーショット♪
私にとっても一生の思い出に残る 誕生日でした(嬉)
ありがとうございました。 -
12月2日
夜の便で プノンペン⇒バンコク⇒関空(皆はセントレア)
午前中 全て揃う地元のマーケットへ
各々ブラブラと楽しむ。 -
なんだろう? お菓子かな?
美味しそうだけど 注文の仕方が??? -
ここのコーヒーがプノンペンで一番おいしい って言われて飲んでみた。
ベトナムのコーヒーっぽい感じ(行ったことないけど)で確かに美味しい。
朝食抜きの私はここで 食事を。
食べかけでの撮影だが これがまた美味しい。
汁なし クッティアウみたいな。
セントラルマーケットが改修工事中のためこちらへ案内していただいたが 地元の空気感を味わえるから
こちらに来れて良かった!!
こちらってどちら? マーケット名は 失・記憶 -
午後 時間があったので キリング・フィールドとトゥーススレン博物館へ連れて行ってもらう。
何度も来ている方には申し訳なかったが 一度は訪れたかった場所。
世界のあちらこちらに存在する 愚かな人間の歴史の跡地の一つである。
慰霊塔の内部には 数知れない白骨の一部が弔ってある。 -
夕方のラッシュがはじまり、道路を横断するのも慣れないと難しい。
明日の朝は日本だ。
短いけど中身の濃い旅は 病気も怪我もなく無事終わった。
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