イタリアで最も東にある世界遺産アクイレイア

2009/08/02 - 2009/08/02

トリエステからヴェネチア方面に車で40分ほど走ったところに
アクイレイアという人口3000人程度の小さな街があります。
ここは世界遺産に登録されていると言ってもそれほど有名でもなく
車がないと来れない立地条件の為あまり人がいません！！！

このアクイレイアの街は古代ローマの殖民都市として
紀元前180年頃に出来たのだそうです。物凄く古いです！
しかしその頃は人口10万人も居た巨大な帝国だったそうです。

ここは東ヨーロッパへの入り口でもあったことから
重要な拠点でもあったようです。今の人口とは比べ物になりません。

さてそんな古代ローマ時代を思い起こす遺跡がいくつかありました。

エリア イタリア

これは神殿の柱の跡でしょうか？

こちらは何かよくわかりませんが、とりあえず遺跡です。

これも遺跡ですが、やっぱり何かよくわかりません。

そりゃそうですよね、もう2000年以上も前のものなんですから
形が残っていなくても、ちっとも不思議じゃないですよね。

こちらがアクイレイアの有名なバジリカです。
バジリカは大聖堂にあたるのですが、ドゥーモも大聖堂で
バジリカとドォーモはどう違うのかいまいちよくわかりません。
(もしご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい！！！)

このバジリカは、建物自体は何度か立替えされているようです。
現在のものは、当時の総大司教ポッポーネさんが1031年に建て
その後1379年頃に総大司教マルカドさんによって改修された様です。
いずれにしても古くからこの街にそびえ立っているわけです。

ちょうどこのバジリカではフェスティバルがあったようで
バジリカ前の広場には花飾りが作られて飾られていました。

バジリカの中に入ってみると床にモザイクがありました。
このモザイクは4世紀頃に作られたものなんだそうです。
かなり大きなバジリカの床一面にこのモザイクがありました！

少しアップで撮ってみましたが4世紀の時代にこうやって
敷石でモザイクの絵を描いたというのがすごいですよね！

暑い外とは違って広いバジリカの中はヒンヤリしていました。
涼みがてら床一面のモザイクにしばらく見入ってしまいました！