2009/11/27 - 2009/11/27
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polestarさん
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修善寺温泉郷の中央に位置する、古刹・修禅寺 (ゼンの字が違うんです) の庭園が105年ぶりに一般に公開されました。
公開は 2009年11月21日から 11月30日 までの 10日間だけです。
テレビや新聞の報道で知った、別名 「東海第一園」 とも称される、東海一の名庭園の誉れ高い庭園の紅葉とやらを、是非見に行きましょうと、おばちゃん二人で日帰りのドライブ遠足に出かけて参りました。
朝9時に待ち合わせて出発し、午後6時に帰宅するという、日帰りのドライブ行楽でした。
昼食と夕食には蕎麦をいただきました。
- - - - - - - - - スケジュール - - - - - - - - -
午前11時ちょうど --- 柿田川湧水公園到着、休憩・散策 (30分)
午前11半 --- 柿田川を出て修善寺へ。
正午 --- 修善寺到着 (名物のワサビ蕎麦を食べる)
午後1時 --- 修禅寺お庭の公開、午後の部に入場。
その後、修善寺町を軽く散策。
午後2時 --- 修善寺を出て沼津方面へ
午後5時 --- スマル亭にて夕食 (そば)
- - - - - - - - - 経費総額 - - - - - - - - -
東名高速道路 1650円 (片道のみ使用)
伊豆中央道 200円 (片道のみ使用)
修善寺道路 100円 (片道のみ使用)
駐車場代金 400円
昼食・蕎麦 1200円 ( x 二人分)
庭園観覧料 200円 ( x 二人分)
はちみつソフト・クリーム 300円 ( x 二人分)
スマル亭のそば 450円 ( x 二人分)
おみやげ代・干物など (3000円くらいかな)
日帰り旅行代、おひとり様・約3000円 + おみやげ代、です。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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-
東海一の庭園と賞賛されたという修善寺の修禅寺・・・ややこしいんですが、ゼンの字が違うだけで発音は同じという、古刹の紅葉を見学に出かけました。
この寺の庭園は長らく非公開でしたが、実に105年ぶりの一般公開が2009年の11月21日から、11月30日までの10日間だけ実施されましたので、早速出かけてきました。
この旅行記を投稿したのは 2009年の11月27日ですから、明日(11/28)と、あさって(11/29)、最終日の月曜日11月30日の3日間で一般公開は終わりです。
偶然にも (?) この旅行記を11月30日前に御覧の方はチャンスです。
是非行ってみてください。
これも、なにかのご縁かもしれません! -
と、その前に、長距離ドライブの休憩の為に柿田川湧水公園に立ち寄りました。
沼津インターを出て、海の方向に向かって (南の向かって) ゆるい下り坂を走りますと、国道一号線とぶつかります。
車線は左、看板の標識は 「熱海方面」 に進路をとり、左折して国道一号線を走ります。
すると、伊豆に向かう道路に入る手前に、柿田川湧水公園があります。
湧水公園の中にも無料の駐車場があります。
(沼津インターから、箱根・東京方面に向けて国道一号線を走ると) 左手に 「柿田川 サントムーン」 という看板が見えます。
そのあたり一帯は大型ショッピングセンター、ボーリング場などが密集しており、駐車場も無料ですので、車はここにおいて、少し歩くと便利です。
柿田川の駐車場から出る時は右折が出来ませんので、東京方面への車線に合流できません。
柿田川の駐車場を利用しても、結局また静岡方面に向かう車線に合流し、一度サントムーンに入ってから東京方面への車線にと、針路変更をすることになります。 -
柿田川湧水公園の中は、いつ来ても清清しく爽やかです。
公園の中は居心地が良く長居をすることも出来ますが、わたしは、この辺りを通る時には立ち寄って一周して帰る、という楽しみ方をしています。
駐車場も公園も無料です。
チャンスがあれば、こまめに何度も立ち寄って、その季節ごとの風景を眺めて帰るという楽しみ方が出来る公園です。
近所に住んでいたら毎日ここを散歩するだろうと思いながら、近くを通る時は (よほど急いでいるときでない限り) 散歩の為に立ち寄ります。
晴れた日の公園も素晴らしいですが、雨の日の公園もまた、風情があって素晴らしいのです。
11月27日は快晴でした。
澄んだ空気、時折聞こえる水音、多くの野鳥の声が響きわたり、高速道路を2時間程度運転したあとの休憩には最適でした。
公園内を (ゆっくりと、のんびりと) 軽く散歩すると、だいたい30分くらいです。 -
湧水郡全体で、毎日100万トンの水量を放出する柿田川の中でも、一番大きな湧水場所です。
深い川の底から、水がどんどん溢れてくる様子が見えます。
写真で見ると地味ですが、生で見ると、豊かな水量に驚きます。
何度見ても飽きない光景です。
水が生きているからでしょうね。
命の源泉とか、生きるエネルギーとか。
ここに来ると、そういったものがチャージできるような気がします。 -
人間の手を加えていない、天然自然のままの原生林の中を木製の回廊が巡らせてあり、(八橋と呼ばれる回廊) この道を歩くと何とも言えない晴れ晴れとした気分になります。
あちこちに水の流れがあり、湧き水が湧いています。
残念ながら、この公園は車椅子での散歩はできません。
自分の足で歩けるうちは、何度でも来たい公園です。 -
柿田川湧水公園の駐車場 (無料) にある看板。
この駐車場に到着した時間がちょうど11時。
湧水郡の中を巡る橋の回廊を散歩して、湧水を眺め、景色を堪能して車の戻ったら、ちょうど11時半でした。
随分ゆっくり散歩をしたつもりでしたが、30分の休憩でした。
ここから修善寺までは、中伊豆自動車道 (有料) を通り、30分です。
ちょうど良い休憩時間でした。 -
これは帰りに撮った写真ですが、修善寺までの道は、景色の良いポイントが数箇所あります。
残念なことに、有料道路には車を停めて景色を見る場所がありません。
のんびり走って全体の景観を楽しんでください。
※ 有料道路は高速道路ではありません。
有料道路は200円と100円、合計300円でした。 -
修善寺インターでおりると、ほどなく修善寺の中心部にと入ります。
駐車場は一時間400円が相場ですが、
「10分や20分ぐらい、かまわないですよ」
と言われます。
実際・・・1時間45分の駐車時間でしたが (いちおう時計を確認していました) 超過料金は取られませんでした。
か・な・り、アバウトです。
この赤い橋の正面にある駐車場に停めたのですが、(写真で見て川の向こう岸) 左の方に 『一日500円』 という駐車場もありました。
看板には1時間400円と書いてありますが・・・2時間も3時間も、あんまり関係ないという感じ (かなりアバウトな経営) ですので400円の方が100円安いことになります、ね。
前金ですので、お金を払うときに軽く挨拶しながら
「足が悪いので (うそ・笑) のんびり歩いて、もしかしたら1時間を越えてしまうかも」
ぐらいの事を言って確かめてみてください。 -
その (赤い橋の正面の駐車場の) すぐそばにある銭湯。
駐車料金を (前金で) 払う時に駐車場のおばちゃんに聞いたら
「お風呂屋さんですよ」
と言われました。
たぶん、これですね。
筥湯 (はこゆ) : http://www.shuzenji-kankou.com/spa.html
ご利用料金
一般(小学生以上)350円
旅館組合加盟旅館宿泊者150円 -
まずは腹ごしらえ。
修善寺町に着いて、駐車場に車を停めて、エンジンを切るときに時計を見たら、ジャスト12時でした。
昼・・・いやな予感・・・
わさび蕎麦で有名な、修善寺の 「独鈷そば・大戸」 は、案の定行列ができており、だいたい20分待ちですといわれました。
この店は過去に何度か利用したことがありますが、待たずに入店できた事は一度もありませんでした。
昼時だったから行列が出来ていたのでしょうか。
それとも、開店時間から閉店時間まで、いつでも行列が出来るのでしょうか。
平日にしか来たことが無いのに、いつも店の前には行列が出来ています。 -
近くに 「禅寺そば」 という名前の、似た様な蕎麦を出す店もありますが、そちらも行列です。
「だいたい20分待ちです」
といわれても、実際はもう少し早く入店できます。
一組の客が席に着いて、ゆっくり食べて、店を出るまでの時間が、たぶん20分なのでしょう。
それで、店の人は習慣的に 20分、と言うのでしょうね。
出てくる料理が蕎麦なので・・・しかも 店のメニューは 「ざる」 (冷たい蕎麦) と 「かけ」 (温かい蕎麦) の、二種類しかありませんので回転も速いのです。
外で待つ間、「ただ待っている」 だけですと 「まだか、まだか」 と思ってしまうのですが、待ち合い客同士の会話を楽しんだので、気がついたら順番でした。 -
こちら、「ざる」
冷たい蕎麦です。
1200円。 -
こちらは 「かけ」
温かい蕎麦です。
1200円。 -
冷たい蕎麦には本ワサビが一本ついています。
鮫皮を張ったワサビおろしでスリスリして、おろしたてのワサビで食べる、修善寺名物のワサビ蕎麦です。
ワサビはお持ち帰りも出来ますし、蕎麦湯と一緒に
「ワサビお持ち帰り用のビニール袋」
が出てきます。
もしも車を運転するのでなければ、この 「おろしたワサビ」 を爪楊枝で、ゴマ粒ぐらいの量を舐めてから日本酒を飲ると、大変美味しいです。
お試しください。
店には地酒も置いてあります。 -
温かい蕎麦と、冷たい蕎麦を食べ比べてみました。
「それが名物の味」 と思えば、冷たい蕎麦の方が修善寺らしい味です。
温かい蕎麦の方は、しいたけのダシで、野菜が沢山入った "柔らかくて優しい味" でした。
そしてまた冷たい蕎麦の方を食べると、男性的で野性的な味がしました。
蕎麦自体の硬さというか、歯ごたえが違います。
味も、もちろん違いますが・・・そうですねぇ・・・ひとりで両方食べる事が出来れば、両方食べてみるのも悪くないと思います。
メニューは 「かけ」 と 「ざる」 の二種類しかありません。
5人連れが 「かけ」 を2つ、 「ざる」 を3つ注文していましたが、その時の店員さんの掛け声が
「かけに、ざるさん」
でした(笑 -
冷たい蕎麦。
蕎麦通なら、蕎麦の写真を見れば、だいたい味もわかりますでしょうか。
使ってある蕎麦の粉も、色で見当がつくと思います。
同行のおばちゃんは、(わたしもおばちゃんですが) 蕎麦の食べ歩きなら是非とも一緒にというタイプで、ラーメンよりも蕎麦派です。
食べ歩くなら、ラーメンよりも蕎麦!
蕎麦は奥が深いです。
同じ店でも季節、天候、時間によって、蕎麦そのものの味が違うので、飽きないですね。 -
冷たい蕎麦にも、温かい蕎麦にも、添えてある
「添え物」
は、サトイモの塩茹で、カボチャの煮物、茎ワサビの甘酢漬け (ワサビの茎を漬けたもの) それから季節のフルーツです。
今日は柿が添えてありました。
以前はみかんだったことがあります。 -
冷たい蕎麦には、
○ 山芋 (とろろ) が入った蕎麦猪口
○ 空の蕎麦猪口
ふたつの蕎麦猪口が添えてあります。
とろろの中にダシを入れ、ワサビもちょっと入れてつるっと食べ、空になったら温かい蕎麦も分けてもらって食べ、ワサビとダシでさっぱりともう一回。
冷たい蕎麦は歯ごたえがあって硬目なので、とろろと良く合います。 -
店内に掛けてあった 「書」 です。
店員さんに聞いたところでは、「水」 と書いてあるそうなんですが・・・
すごく達筆なのか、ヘタなのか、額に入っていなければ素人には判断できない 「いかにも」 という書でした。
店員さんとも気軽に会話をしましたが、外で並んでいるときも
「おたく、どちらから?」
「もう修禅寺のお庭はご覧になりました?」
「いかがでしたか?」
「これからどちらへ?」
など、楽しい会話が弾みました。 -
おなかが一杯になったところで、腹ごなし (?) に、105年ぶりに一般公開したという東海一の名庭園のある修禅寺に向かいます。
修善寺温泉の名前は、この修禅寺があるエリア全体をシュゼンジと呼んだところから、この土地の名がシュゼンジになったという事です。
修禅寺は、修善寺町の中央に位置しています。 -
現在の修禅寺は、禅宗の曹洞宗です。
仏教では、時々浄土宗のお寺が禅宗になったり、禅宗だったお寺が途中で真宗になったりすることが、たまにあります。
「宗教」という単語そのものが、「仏教」のことで、「仏教の中に10の宗教がある」という意味の「十宗一門」が、宗教の語源です。
明治になり、キリスト教やイスラム教などを含んだ『Various religion』(さまざまな宗教)の、『Religion』の部分をどう訳すか、という問題の結論が『宗教=Religion 』になったと、某有名な宗教家に直接伺ったことがあります。
仏教の中の宗門(浄土教、禅宗、天台宗など)は、当初は十の門しかなかったようですが、現在では数え切れないほどの『宗教』(仏経内の宗派、宗門の意味)に派生していますが、喩えて言うならば大学の中の部門のようなものだそうです。
だから、真言宗が天台宗に変わったりという宗派の変更は、喩えて言うなら同じ大学の中の物理学の研究室が、ある時期から数学の研究室に変わったり、文学の研究室が社会学になったりという程度の話らしいのです。
修禅寺の山門にある 「弘法大師」 の文字が刻まれた石塔を見ればわかるように、開山当時は真言宗でした。
修善寺町は、弘法大師の功徳にあやかった逸話が多い町です。 -
ふだんの修禅寺は、境内の中ならいつでも自由に拝観できます。
今回の、「秋の特別公開」 でなくても、そこそこの紅葉は楽しめますし、立派な建物はいつでも見学できます。
それは、無料です。
「東海第一園」 の見学は、11月21日から、11月30日までの 10日間限定、ということです。
見学料は200円 (庭園管理料の寄付という名目) ですが、払う価値は充分にあります。 -
お庭の入り口で 「庭園管理料の寄付金」 を集金 (?) している法被のオジさん達。
どうも僧侶という雰囲気ではない。
檀家さん? -
200円を払った時にもらった 「しおり」 です。
庭園についての説明書きは・・・
庭園が現在のかたちに整えられたのは、皇族で明治維新、戊辰戦争、西南戦争、日露戦争で武勲を上げ、また日本赤十字社などの総裁として社会福祉にも力を尽くされた小松宮彰仁親王の別邸 (静岡県三島市在住、現在は下賜され楽寿園という公園になっている) を明治38年に拝領、移築して修禅寺方丈および書院としたのを機に、達磨山山麓からの水を引き、大小の岩を積み滝や池を造り背後の山を借景とした、小規模ながら奥行きと高低の変化に富んだ回遊式庭園を造営したことが始まりです。
下賜された建物は老朽化のため、昭和の終わりに建て替えられましたが、庭園は当時のままの姿で残っています。
明治40年には大正天皇が東宮 (皇太子) にあった時、修禅寺においでになり、この庭園をご覧になり 「東海第一の庭園である」 と仰られたことから、以来 「東海第一園」 とよばれるようになりました。
----------- 原文ママ -------- -
あんまり前評判が高いと、実際に見てガッカリすることが多いのですが (期待の方が高すぎて、実際の風景が負けてしまう) 期待以上の見ごたえに圧倒され、感心しました。
現在、わたし自身も写真を見て 「美しかった庭」 の思い出を楽しんでいますが、やはり写真では物足りないです。
写真には写っていないボリュームや空気が、なまの景色、実際の風景にはあります。
素晴らしかったです。 -
前日の打ち合わせの電話で
「なにか持っていくものは?」
「カメラ」
と、確認したように、入浴用のタオルは忘れても、カメラは忘れてはいけません。
見知らぬ御仁とも旧知の仲のような会話を楽しみました。
御仁の奥様は7万円もするデジタル・カメラを購入し、写真を撮るのに夢中になって、ちっとも帰ろうとしないんだよと、笑っていました。 -
見えにくいのですが、建物の陰に大勢の観光客が居ます。
入場制限もせず、どんどん人を入れていたのでお庭の中には大勢の人が居ました。
でも平日ですよ?!
明日の土曜、あさっての日曜、最終日の月曜は、さぞかし混むに違いない。
それでも観覧の価値はあります。 -
優雅な池には丸々太った錦鯉がゆらゆら泳いでいました。
庭全体が広いので、他人のおしゃべりが気になりません。
騒がしい感じは全然なくて、大勢の人が庭を鑑賞しながら色んな会話をする様子も、賑やかで、華やかな感じでした。 -
どうしてこんなに色鮮やかなのかと驚くほどの、赤い紅葉と、松の青々とした緑が鮮烈で、陽を浴びると輝くような庭を歩く人々の
「ああ、すばらしい」
「なんて見事な」
「みてみて、綺麗!」
という声や会話が飛び交っていました。 -
樹齢はどれ程かと思うような、赤松の巨木の幹は直径が一メートル以上あったでしょうか・・・高さも見上げるほどで、ノーマルのカメラではファインダーの中に納まりませんでした。
写真の中央に見える大木が、赤松です。
てっぺんは見えません。
写っている樹形は、下半分です。 -
庭は変化に富み、高低差と奥行きのある造りなので、どこから写真を撮っても絵になります。
デジタル・カメラのバッテリーが尽きるまで、随分沢山の写真を撮りましたが、どの写真も素晴らしいです。
200枚以上の写真を撮りましたので、スライド・ショーで眺めて楽しんでいます。 -
全部の写真を掲載できないのが残念です。
普段は非公開なので、毎日観光客が訪れる観光庭園とは何処かが違う、荒れていない印象でした。 -
訪れた11月27日は風もなく穏やかな、とても暖かい日で、地元の人たちも
「今日はいい日だ」
と、笑顔でした。 -
なんと・・・滝が!
達磨山から引いたという滝は、近くを流れる桂川よりも高い位置から、水が落ちています。
滝が流れ落ちたところにある池も、桂川よりも高い場所にあります。
この滝は、近くで現物を見ると、人造とは思えぬ大きさで水量も豊富で、豊かな天然の滝のようです。 -
白波を立てて流れる滝。
うまい具合に岩を組んであり、流れる水が砕け、滝のしぶきが白く、一幅の絵のようです。 -
庭園の高低差は、寺の屋根を見下ろすほどの高みに迄の小径があり、ダイナミックで雄大です。
-
陽の当たらないところは、日の当たらないように、それなりの風情と美しさがありました。
-
降り注ぐ太陽の光に輝く紅葉は、すばらしい。
-
今年はもう行く事はできないけれど、来年また特別公開があるようなら、是非また行きたいものです。
出来れば温泉宿に泊まって、ノンビリ過ごすのも悪くない。
修善寺の町は、さほど広くないのです。
ヘトヘトになるまで歩き回って観光する様な場所ではありません。
そうですね・・・温泉宿の窓から、景色を眺めてボーっとしたり、風呂に入ったり、散歩をしたり。
それ以外、他にすることがないような鄙びた山の中にある温泉地です。 -
お庭の写真は、もっと沢山ありますが、このへんで。
デジカメのバッテリーが尽きるまで、随分沢山の写真を撮りました。
ピンボケの写真を削除して、アルバム (ホルダー) にまとめ、時々スライドショーで眺めて楽しむのが趣味なのです。
そうすると一度の旅行で何倍もの楽みが出来ます。
眺めて楽しめる景色の写真を撮りに出かける、ロケ・ハンのような小旅行に行くのを楽しみ暮らす日々の日常が楽しくなりました。
最近 4travel に投稿することも覚えたので、益々お出かけが楽しくなりました。
わたしは、こういう楽しみ方をしているんだよと、同行のおばちゃんにも撮った画像のアルバムを (CDに焼いて) 当日のうちに差し上げましたところ・・・
今スライドショーを見てる、涙が溢れて止まらないと・・・速攻電話がありました。
そこまで感動してくれなくても・・・いや・・・そんなにお喜び戴けたのなら、それは良かった。 -
山門をくぐったところにある鐘楼。
お庭を見ることが出来なくても、充分楽しめます。
修善寺は温泉が噴出しているせいか、町全体が暖かいところです。
紅葉も12月の終わりごろまで楽しめます。 -
梅の頃、桜の季節にも来た事がありますが、それぞれの季節なりの風情があります。
冬はさすがに寂しい感じがしますが、温泉に入ると気持ちがいいのは、やっぱり冬ですね。
ふたりで5万円という高級旅館も立ち並んでいましたが、町を歩くと 「おひとり様7500円・空室あり」 という看板の出ていた旅館もありました。
二食ついて、温泉があって7500円か・・・悪くないなー。
家族で来ていたら、気まぐれに泊まってしまったかも。
有料道路を利用すれば、沼津インターから1時間ですので、伊豆半島の中でも日帰りが出来るエリアです。 -
御土産物屋さんが沢山ありました。
ワサビ染め、竹細工、和の小物、手工芸品などが主流です。
画像の店の前は駐車場になっており、いくらか買い物をすると駐車料金が無料になると書いてありました。
御土産物を買う予定があるなら、こちらの駐車場の方がいいかもしれません。
混雑している時期は、狭い車道を往来するのも大変です。
道がとても狭いんです。
ところが、その道をお客を乗せた旅館の大型ワゴン車が登っていくんだなぁ・・・。 -
修禅寺の庭園が一般公開されたので、そのために出かけた小旅行でしたが、紅葉の時期に訪れて楽しい場所だということがわかりました。
修善寺の紅葉は11月半ばから始まり、12月の下旬まで楽しめる、全国的にも遅い紅葉の名所です。
今年はまだ、一度も紅葉を見ていない、と思った初冬の頃に来ても、修善寺では見事な紅葉が楽しめます。
虹の郷に行けば、片道400円/7分・1kmの蒸気機関車に乗ったりして、一日 (?) 楽しめます。
娯楽施設で大人一人1000円 + 駐車料金
(普通車 300円オートバイ100円)
http://www.nijinosato.com/
修善寺自然公園もみじ林なら、駐車場代の300円だけで、入場料は無料です。
http://www.shuzenji.jp/kankou/meisho/momiji.htm -
修善寺に行くと『観光マップ』 というものをもらえます。
そのマップを見ながら修善寺の小さな町の中を散歩することができます。
修善寺に着いてすぐに停めた駐車場でもらった観光マップを頼りに指月殿という古ぼけた建物に辿り着きました。
観光マップは蕎麦を食べた店にも 「ご自由におとりください」 と、置いてありました。 -
指月殿とは、なんとあの北条政子が実子で二代将軍、頼家の菩提を弔うために建てた御殿だとのこと。
そうか、北条政子は伊豆の国生まれであった。
北条政子:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9D%A1%E6%94%BF%E5%AD%90 -
時の権力をほしいままに女帝として(尼将軍) 成り上がった北条政子が23歳で戦死してしまった息子を弔うために建てた庵としては、なんとも質素で素朴なものでした。
案外、政子は純朴でまっすぐな性格だったのかもしれない。
静御前の悲劇やロマンスなど当時の鎌倉幕府にまつわる物語は、現代に至ってなお生々しい情や息吹が感じられる。
その現場を発見したような錯覚に陥りました。 -
禅の世界で(禅の概念で)月という事象は空とか、悟りとかの象徴として表現されることが多いのです。
悟りのメタファーというか、場合によってはクリプトロジーとして、禅では 「月」 を使います。 -
修善寺を目指してドライブをし、修善寺に到着した後は修善寺町内で人に尋ねたり、会話したりして、一日の旅をアレンジできます。
修善寺の食べ物屋、お土産やさん、そこかしこで 「観光マップ」 を手に入れることができますので、その絵地図を見ながらブラブラと散歩をするのが楽しいです。
「虹の郷はどうでした?」
「お風呂はもう入りましたか?」
「このあたりの名物って、何ですか?」
「お泊りですか?」
「どちらから?」
のんびりと観光が出来ます。
町全体も、のどかです。
とにかく、出かけましょう!
沼津インターを出て、1時間で修善寺に到着します。 -
修善寺町を午後2時過ぎに出て、帰りは有料道路を使用せず、寄り道をしながら帰りました。
ちょうど今の紅葉が見事だと言う噂の「虹の郷」 にも行きましたが、入り口で引き返しました。
と、いうのは・・・虹の郷の紅葉祭は12月6日(日)まで、夜のライトアップは11月29日(日)まで開催しています。
毎年の恒例ですし、その後も紅葉は楽しめます。
一日で、何ヶ所もの紅葉を見てしまうと、どこの景色がどうだったのか、記憶が混乱してしまう事があるのです。
「せっかくイイモノを見たんだから、似たような別のモノは見ない方がいい」
と、いうことで、虹の郷に行くのは後日。
またの機会に、という事で合意し、入り口で引き返したと言う次第です。 -
伊豆の特産である近海魚の干物を見てまわり、漁師のオジさんとの会話を楽しみ、ショッピングを楽しみました。
決して安くはないんですけどね、鰺や鯖の天日干しは、とびきり旨いです。
安物を買うと、「近くのスーパーで買うのと変わらない」 ので、ご注意。 -
静岡県には 「スマル亭」 という立ち食い蕎麦屋チェーンがあり、ここは安くて、早くて、そこそこ旨いです。
「蕎麦の食べ歩き」 と決めて出発したオバちゃん二人は、「立ち食い蕎麦も、蕎麦のうち」 と、スマル亭に。 -
スマル亭は、最初に食券を買うシステムです。
桜えび・温かい・そば = 450円
「うまい蕎麦」 というものは高額な手打ち蕎麦ばかりではありません。
駅のホームの立ち食い蕎麦などの旨さには、それなりの味があります。
スマル亭の蕎麦は、冷凍の蕎麦を湯で戻し、ツユをぶっかけ、サクラエビかシラスのかき揚げを乗せただけのシンプルなものですが、
「いつ食べても、どの店で食べても、同じ味」
かき揚げを乗せない、ただの 「かけそば」 もあります。
温泉卵や、いなり寿司、おむすびなどもあります。
なんといっても安いのです。 -
日帰りの 「修善寺の紅葉を眺めて蕎麦三昧」 の旅は、これでオシマイです。
三昧、というワリには二回しか食べていません。
次回は・・・朝、昼、おやつと晩ご飯に蕎麦の食べ歩きなど・・・次のプランを練りながら、日々の暮らしを楽しみます。
画像は柿田川湧水公園で見かけた猫です。
大変毛並みが良く、野良猫のワリには動きが優雅だと思ったらオシャレな首輪をしていました。
写真を撮ったらフラッシュが光り、その光が猫の眼底に反射して、目が輝いて面白い絵になりました。
「次の旅は? どこに行く?」
猫が、呼んでいるようではありませんか。
------- ご精読、ありがとうございました。 -------
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