2009/08/01 - 2009/08/01
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アルデバランさん
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職場の同僚、佐々木から今年も大学オケのサマーコンサートのチケット購入を頼まれた。
東京公演はスペイン旅行と重なりホッとしていたところ、静岡公演が富士市でもあるという…
そこで、妻とドライブを兼ねて途中寄り道しながら出かけることにした。
寄り道の組合せは静岡県長泉町のベルナール・ビュッフェ美術館、井上靖文学館そして富士宮市の養鱒場見学だ。富士宮では名物の焼きソバもあるし、これ以上奇妙な組合せは考えられないだろう…
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
-
ベルナール・ビュッフェ美術館は沼津、長泉、三島を一望できる愛鷹の丘陵にあり東名ICからも近い。
今週は伊豆縦貫道が沼津ICから三島の箱根山麓まで一部開通し、それを利用するとICからのアプローチも更に楽になった。
すぐ近くには竹類研究所もあり、前に行ったときは写真撮らなかったんで、ちょっと寄りたいと言う提案は妻に遭えなく却下される… -
美術館のあるクレマチスの丘は高台の広々とした区画の高級住宅地でもあるが、ウワサでは湿気対策が必要なくらい霧がよく発生するそうだ。コケなんぞ良く育っていい庭が出来そうだけど…
尤も、我輩のような貧乏人には縁が無い。 -
ヴァンジ彫刻美術館もあるが今回はパス。
有名なシェフのレストランもあるが、焼きソバと財布のためにこれもパス。
ビュッフェ美術館と井上靖文学館だけ見学することとする。 -
駐車場に車を止めて少し歩くと美術館だ。
早速、なにやら虫のオブジェが立っている。
虫だけに無視して進むことに… -
木立の中に売店、カフェレストランを兼ねた建物がありその奥に美術館の入口がある。
-
入口正面にはビュッフェと最愛の妻アナベルのポートレートが来る人を迎える。
-
では、早速入ってみましょう。
ドキドキ… -
「建物を手掛けられたのは有名な菊竹清訓先生ですよね…」と係りの人に言ったら、建築学科の学生がよく来るようで、写真OKの許可が出た。
こちらは新館の増築部分。
外光を取り入れ明るく温室のようだ。 -
こちらは旧館。
菊竹先生は箱根山麓の我輩が育った近くの裏山においても、ほぼ同時期に作品を手掛けられている。 -
ビュッフェの初期から晩年までの作品が、習作、小品、大作含め、これでもか、これでもかと展示されている。
でも、噂では一部に過ぎず倉庫にはまだまだ沢山の作品が保管されているとのことだ… -
お次は隣接する井上靖文学館。
そういえば湯ヶ島の洪作少年が育った旧居を訪れたときの写真、そのうちアップしよう… -
これ!これ!
井上靖といえば数ある作品のなかでも、一番思い入れのある「夏草冬濤」
“思ふどち、遊び惚けぬそのかみの、香貫、我入道、みなとまち、夏は夏草、冬は冬濤…”
うわー!泣けてくる! -
高校1年の時、前の席のH子の家は井上靖と親戚だとオヤジから聞いて双方のファンになりました…。
-
同じく高校の時、先生が講演を依頼に行き、すげなく断られたという話を聞いた。
「夏草冬濤」で洪作少年の沼中と我が母校は仲が悪く、湯ヶ島に帰るとき
我が母校の生徒に苛められた事が書かれており、きっと今でも恨んでいるんだと思ったもんだ… -
ビデオ映像でも紹介してました。
-
さらにこれだ!
“練習量がすべてを決する柔道”
旧制四高の寝技の高専柔道
「北の海」豪傑大天井先輩と洪作 -
富士山麓で忘れてならないのは焼きそば、白糸の滝、まかいの牧場…
いろいろあるけど、ニジマスの養殖を忘れる訳にはいかない。
管理釣り場での200匹の爆釣を目指す我輩にとってニジマスの生態研究はこの上ない有益情報だ。
妻は全く興味ないようだけど… -
入場料を払って…
おおっ!餌が!
これ!これ!この配合飼料が需要です。
この飼料でニジマスは育っているので、これをまねて水中で微妙にフヤケルような毛鉤をつくるのが、
爆釣の条件になると思うのであります… -
敷地の見取り図もありました。
どうやら、下のほうは研究エリアで公開されていないらしい… -
左手に萱葺きの大きな民家があるが、すこし傷んでいる。
旧鱒の家だ。新しい鱒の家は反対側にある。
池で水草を除去していたオッちゃんにいろいろヒアリング…
かつてここで鱒の料理を提供していたそうだ。
鱒料理は妻の機嫌が悪くなりそうなのでパス…
なんせ、釣ってくる度にブーブー言われるのだから… -
ここ数年、水量が極端に減ってしまい水草が出てしまう状態だったが、今年は事情が異なり溢れんばかりの水量だそうだ。
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ここは、駿河湾にそそぐ富士川に芝川町で合流する芝川の水源地で、富士山の伏流水があちこちで沸いている。
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養鱒池が沢山あり、3年以上の大きな鱒から当年孵化の小さな鱒まで池ごとに色々居る。
オッちゃんの話だとニジマスは2、30センチぐらいのは1年生でコスト的にこの段階で出荷するが、
稚魚みたいなもんで美味くない。刺身等で本当に美味いのは大きなニジマスだそうだ。 -
こちらは、アルビノ。
時々、管理釣り場にも混じっているが… -
ワシントン水車をはさんで、
下流に行くとこのように流れが速くなっている箇所もある… -
そして、その横には釣り場が…
1キロ1,700円(超過100gで120円)で釣った量だけ料金を払うシステムだ。
結構な値段だし、釣堀のようなところでお客さんは居るのかと思ったら、
雨模様のこんな天気でも1組ほど居ました… -
渓谷ではなく森の中の川という感じで、霧が立ちこめ幻想的な雰囲気でなかなかのものだ。
-
入口からかなり離れた所に建物があり、説明用なのか展示室もありました。
ここで、少々お勉強… -
中は開いていたけどスタッフとか係りの人はいませんでした。
ほんとはいろいろ聞きたかったけど… -
この他に印象深かったのは“放流アマゴは子孫を残せたか”というテーマの研究。
DNAを分析して今のアマゴは過去に放流した養殖アマゴのDNAをどれだけ受け継いでいるか…
結論は放流アマゴはあまり子孫は残せていないようです。
別ない言い方では在来種は放流による影響を受けていない? -
孵化の道具なども展示してありました。
-
雨が降り出してきた。
こんな場所、つき合わせてゴメン。
妻は全く興味ないようだ…
本当はもっと居たかったけど、そろそろ引き上げよう。
富士市のコンサート会場まで戻ることに… -
結局、焼きソバはあきらめ街道沿いの回転すしで腹を満たして、コンサート会場の富士市文化会館ロゼシアターに…
-
プログラムはブラームスの4番だ。
前プロはワーグナーの「さまよえるオランダ人」序曲とシューマン「序曲、スケルツォとフィナーレ」
最近の学生オーケストラは侮れないが、今日はどうだろうか… -
管楽器がふらついて、ちょっと冷や汗をかいたけど、堂々たるブラームスでした。
ちなみに前プロは1階の最前列で聞きました。
東京公演も聴きに行った妻によると、1ヶ月で少し上手くなったとのこと… -
演奏終了後に地元出身の団員の舞台挨拶があり、皆で歌を合唱して終了。
-
おまけ…
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