麗しのスロベニア＆クロアチアのんびり旅【4】リュブリャナ～ポストイナ鍾乳洞～ザグレブへ

2009/06/10 - 2009/06/11

ブレッド湖のバスターミナルを２時すぎのバスに乗り、１時間40分ほどかかってリュブリャナ駅前に着きました。宿は駅から徒歩５分ほどと便利なホテルCityです。予定ではParkでしたが、私の出発後グレードアップホテルなのに安くできた、というのでTさんが変更してくれました。

リュブリャナは人口28万のスロベニアの首都ですが、こじんまりとした可愛い町です。夕方近くからと時間は短かったのですが、見所は徒歩圏内にあるので三本橋や竜の橋、リュブリャナ城などを日暮れまでに楽しむことができました。

翌日は朝からポストイナ鍾乳洞を路線バスで往復観光した後、ザグレブまで列車で移動。ザグレブでは翌日の準備（クーナやバスチケット入手など）に手間取ったり雷雨になったりで、結局宿泊しただけで町はほとんど見ないままブリトヴィツェに移動となりました。
この旅はほとんどきつい日程はないのですが、11日だけは予定通りに行かないとまずい、という日です。なのに朝からとんだ勘違いで焦るハメに・・・

6/10：ブレッド湖14:05→リュブリャナ15:45　市内観光
6/11：リュブリャナ8:00→ポストイナツアー10:00～11:30/12:10ポストイナ→リュブリャナ13:10/14:35(55)発→ザグレブ16:57(17:15)着　*(　)内は実際の時間

「クロアチア旅お役立ちサイト」
クロアチアバス時刻表検索：http://autobusni-kolodvor.com/en/timetable.aspx
ヤドロニヤ船便検索：http://www.jadrolinija.hr/default.aspx?dpid=1304
クロアチア情報：http://52croatia.wordpress.com/
クロアチア天気：http://www.weatheronline.co.uk/Croatia.htm

エリア リュブリャナ(スロベニア)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

リュブリャナ駅前風景。ブレッド湖からのバス代6.3E。

これはポストイナから戻りザグレブ移動までの間、駅前の緑地で昼食タイムの時に撮ったものです。よく見ると番号の札が下がっていますがこれが長距離バス乗り場のバス停ナンバーです。下からでは上を見ないと気づきません。

ブレッド湖から着いてすぐ、翌日のザグレブまでの時刻表を入手したり、ﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙのチケット売り場でポストイナへの時刻表を確認したりと準備万端、、のはずでしたが乗り場をターミナル前と思いこんですっかり間違えてました（汗）。

駅から続く並木道を５分ほど歩いて宿泊のシティホテルへ。２年ほど前に改築されたということできれいで朝食も充実、旧市街へも徒歩５分ほどで行けるので便利で快適なホテルでした。

チェックイン後早速町歩きに出かけます。
シティの近くにある大きなユニオンホテル。

ユニオンホテルの先に見えるピンクの建物はフランシスコ会教会、このあたから先に町の主な見所が集まっているので歩きやすい町です。

突き当たりにある町の中心広場、プレシェーレノフ広場。左手にあるのは１９世紀の詩人フランツェ・プレシェーレン像。周囲にフランシスコ教会、三本橋などがあって賑やかな広場です。

フランシスコ会教会階段からの広場。この日はイベントのためかテントがありました。広場の先にリュブリャニツァ川にかかる三本の橋が見えています。

帰りに見た広場ステージでのイベント。バレエ教室の公開レッスン中、といった感じ。

1646年〜1660年の間に建てられたという美しいフランシスコ会教会。

後の1736年にフランチェスコ・ロッバによって作られた主祭壇。このほかの内部も美しい装飾です。

天井画は１９世紀半ばにマテイ・ラングスによって彩色された新しいもの。

イタリアの影響を受けているという内部装飾は多くの宗教画などが飾られています。

小さいけれどひときわ目を引く聖母子像。

広場の先に流れる川沿いにはカフェバーが並んで大勢の人たちで賑わっています。ここは食事より飲んでる人がほとんどでした。

リュブリャナを代表する景観の一つ、三本橋。この橋や竜の橋などリュブリャナを代表する建物の多くがスロベニアの建築家ヨジェ・プレチニクによって設計された。国会議事堂など他に彼の作ったいろんな建物を見て回っても１日楽しめそう。

三本橋から見たリュブリャニツァ川。一つ東の橋が竜の橋。右側のプロムナードもプレチニクの設計でいろんなお店があるようです。

川向こうにリュブリャナ大聖堂の塔、高台にはリュブリャナ城が見えます。

では高台からの町の展望を、、と橋を渡ってリュブリャナ城を目指します。

お城の下の広場へと続く道の花屋さん。他はもう店じまいでここも最後に店じまい中。

ケーブルカー乗り場へ行く大聖堂裏手のヴォードニコフ広場。青果市場が開かれているが、この時間はすっかり店じまいでゴミが散乱、、

お城へは徒歩、観光列車などあるらしいけど当然早くて楽なケーブルカー。まだ新しいようで往復３ユーロ。

展望がきく所への入り口はどこ？と少々迷いつつ、、

左手の登り口へようやくこの展望台にたどり着き、、
ケーブルを降りてからの案内がちょっと分かりづらかった。

で、ここはリュブリャナ中心部が一望できる絶好の展望所です。

黄色い建物が宿泊したシティで、駅はまっすぐ行ったあたりです。

右下に竜の橋。

竜の橋の広い通りをまっすぐ行っても駅方面です。町の彼方にはユリアンアルプスも見えます。

お城は結婚式にも使用されるとのことで、この日中庭はテーブルセッティング中でした。

展望後またケーブルで下へ降りて大聖堂へ向かいます。

リュブリャナ大聖堂の重厚、かつ独特の装飾が施された扉。ピカピカ光っているのがドアノブです。

同じく大聖堂の扉。それぞれ意味がある彫刻画のようです。

大聖堂は外壁の装飾も凝ってます。

壮麗で美しい大聖堂内部。ちょうど夕方でお祈りに多くの人たちが来ていますので、後ろでお祈りとこっそり失礼して、、（スミマセン）。

天井画も素晴らしい。

竜の橋の下を観光船らしき船が通っていきます。

橋のたもとに２対、４匹の羽のあるドラゴンがいます。

ドラゴン後ろ姿。橋や町を守ってるのかと思いきや、尻尾の先が悪魔っぽいので悪い竜なのか！？

この後裏通りでイタリアンの店で夕食。スロベニアの物価は欧州の中でも安いと思います。

翌日はポストイナ往復後ザグレブ移動なので気合いを入れて早起き、７時35分のバスに乗ろうとチケットを買い、売り場前の指定の12番で待っていました。するときっかり35分にバスが12番に来たので乗ろうとすると「違う」と言われ、あっち、と顎をしゃくります。？？で焦りつつ問い直しますが行ってしまい、またチケット売り場へ行き、同じおばさまに「あーだ、こーだ」と必死で説明し、次の８時のバスに変更してもらいました。

また同じ所で待っていた私たちの所へ、さっきの切符売り場のおばさまが「やっぱり！」といった感じでやってきて、「ここは市内であなた達の乗り場はこっちよ！」と駅前まで行って頭上の12番を示したのでした。トホホ・・・

結果的に８時のバスでも十分OKだったのですが、この親切がなかったら次(8:35)では危なかったかもしれません。厳しい物言いのおばさまでしたが感謝で一杯、思わず抱きついてお礼を言うと苦笑してました^_^;

ポストイナまではバスで1時間ほど(6E)、着いてバス停近くのｺﾝﾊﾟｽ･ﾂｱｰｽﾞだと入場料割引というので19Eでチケット購入。工事中で掘り返してた道を通らせてもらい、鍾乳洞まで１Kmほど歩きます。


まっすぐ進むとホテルJamaの入り口に着きました。入り口はこの階段を登って先にありますが、10時のツアーまでまだ時間がありますのでこの左手奥でトイレを済ませておきます。

こちらがたしか入り口だと思います。小さな入り口ですが中は広く27Km！もあるそうです。鍾乳洞の中は8度くらいと寒いのでパーカーなどを着こんでおきます。特にトロッコに乗って走る時が寒いです。

実は私は鍾乳洞なら日本にもあるし、、とさほどの期待はなかったのですが、、ここは来てびっくり！良かったと思いました。　

ツアーはまずトロッコで鍾乳洞内を２Kmほど行ってから、次に徒歩で1.7Kmほどのハイライト部分をガイドツアーで見て回ります。このトロッコのスピードがかなりあってまさにインディ・ジョーンズの気分。走ってる間中頭の中でインディのテーマ曲が鳴り響いてました。通過する鍾乳洞は狭い所もありスリリングで冒険気分いっぱい。ここだけでも十分見ごたえがあります。

トロッコ下車後は各言語（英語）に別れてガイドツアーが始まります。でも大勢いるので適当にバラバラになってしまい、写真も禁止のところみんな撮っているのでフラッシュなしで撮っちゃいました。

どれがなんだかよく分かりませんがいろんな形があって、内部も規模が大きくさすがヨーロッパ一。
1mm成長するのに10〜30年もかかり、こうなるまでには10万年もかかったという遥かな年月に気が遠くなるよう、、

こちらがポストイナのシンボル。石灰分が多く含まれ、白くて美しい鍾乳石です。

10時から90分のツアー後出口へ。最後のコンサートホールという広場あたりでの目が退化した魚、というのは確認できず。

この後徒歩でポストイナのバスターミナルまで戻ると、予定より早い12時10分のバスがあったのでまた1時間でリュブリャナへもどりホテルで荷物をピックアップ。2時35分のザグレブ行き列車まで十分間に合い一安心。

リュブリャナ駅でザグレブ行きの時刻表を聞いた時、ホレッ、とくれたのはA5の紙１枚で、これにザグレブーリュブリャナ間発着全ての電車の時刻・値段が書いてありました！　ザグレブ行きは7本/日で、使えそうな午後は14:35と16:36（参考までに他は2:00・6:15・8:15・18:35・21:15)で、2時間半近くかかるので14時台の列車に間に合うのが目標だったのです。
料金12.2E。スロベニアの鉄道って安いのね、とビックリ。

時間まで最初の写真にあるように、駅前で、ゆっくりサンドイッチで昼食をとってからホームへ。
列車はベオグラード行きのICでしたが、20分ほど遅れて着きました。

途中駅のひとつ。国境を越えクロアチアに入りますので、Dobovaという駅で停車しパスポートチェックがあります。陸路列車なので電車マーク入りのスタンプを押してくれました。

席はコンパートメントで、相席になった地元クロアチア人男性からムリョト島がいい！と勧められました。

遅れた分だけ少し遅れてザグレブに着きました。
まずクロアチア通貨のクーナを入手して、と駅のATMで現地通貨引き出しに挑戦。これを慣れたTさんがやるも引き出せず、先に来てた日本人女性もできない、と困っています。私もやってみますがダメで、「こんなことは初めて」とTさんも困惑。後から来た男の子たちがやるとちゃんと出てきてます。アレッ？とＴさんが教わりながらやるとこの時だけできましたが、後は何度やってももうできませんでした。そんなこんなで時間をとってしまいましたが、やっとキオスクでトラムチケット(8ｸｰﾅ)入手。ちなみにこの時1Kn＝18〜19円くらい（キャッシング換算は19円）。

トラム乗り場からのザグレブ駅風景です。

ホテルはバスターミナル近くなのでまずそこへ行くつもりだったのになんだか風景が違う・・アララ、反対方向の町の中心部、イェラチッチ広場に来てしまいました。

観光スポットはこの付近にありますが、キャリーを持っては不自由です。せっかくだから、、と撮ったこの数枚の広場の写真が結局ザグレブ観光記念となりました。それにしてもこの派手な広告幕は雰囲気に合わないと思うのですが・・

広場東にザグレブ銀行。
広場の北側高台に観光スポットが点在してますが、トラムから見た駅前からの広い緑地帯も美しい景色でした。

また広場から駅方向へと戻るトラム（8Kn)でバスターミナルへ行き、そこで再度ATMでキャッシング。今度は簡単にできました。大きなターミナルで翌日のブリトピツェ行きのチケット入手のため、チケット売り場を探したら端っこの２階でした。無事７時半発のザグレブ→ブリトピツェのバスチケット購入(78Kn)し、慌てないよう反対側の乗り場まで行って確認！

なんだかんだで時間を取ってしまいました。そしてホテルに向かう途中にポツポツ雨が降り出して、着いたら雷雨の大降りになってしまいました。結局雨に降り込められ外出できず、夕食も持参の非常食で済ませました。

ホテルは翌朝早いから、とターミナルに徒歩5分ほどと近いシュレスコ。３階のテラス付きの所ですが雰囲気や食事などはいまひとつ。。。

その３階の風景、寂れた町はずれの雰囲気ですが、この先左に曲がると５分足らずで交通量の多い賑やかな大通りです。長距離バスターミナルに近い、というのが最優先で。
朝食も７時からのところ、15分前からOKだったのでBOXにしなくてすみましたが、ここのコーヒーはひどい味だった・・・

次は一番楽しみにしているプリトピツェです♪